「ソップモエ」というのはチェンマイから南西に280km離れた辺境にあるカレン族が住む群の名前です。ソップモエアーツに一歩足を踏み入れた瞬間から感じる、洗練された格調と都会的なセンスから想像するのは難しいのですが、この店の製品は、山奥の村で昔ながらの暮らしをしている少数民族によって作られています。
ソップモエアーツは、40年前にソップモエに衛生普及活動のために入ったアメリカ人が、カレン族の自立支援プロジェクトとして村人が家族のために紡ぐ織物に着目したのが始まりだそうです。スウェーデン政府からの資金援助や英国人デザイナーの協力を得て、カレン族が代々受け継いできた技法により紡ぎ出される味わい深い表現と、モダンな品格が漂うヨーロピアンセンスが融合し、成熟したテイストを生み出しています。
1997年にオープンしたチェンマイ店につづき、翌年に進出したバンコク店で日本人をはじめとする世界各国の人々から注目を集めるようになり、いまや独特のブランドイメージを築いています。製品のデザインや品質はもちろん、店舗ディスプレイにも徹底したこだわりを持ち、いまや世界に通用するブランドとしての風格を備えているといってもいいでしょう。商品を手にとってみると、繊細で柔らかな質感とともに、色使いに対するセンスの高さに感嘆します。
おすすめしたいのが「シルク製スカーフ」(1,900バーツ)。鮮やかでありながら飽きのこない深みのある光沢感は、フォーマルにもカジュアルにも重宝することでしょう。「ティーマット」(320バーツ)、「テーブルランナー」(サイズによって480~2,200バーツ)は自宅用にコーディネートしたくなりますし、贈答には「コスメバッグ」(350バーツ)、「小銭入れ」(450バーツ)などが喜ばれるでしょう。
布製品と並ぶ主力商品である竹製バスケットにも注目です。写真にある「手提げバスケット」(1,900バーツ)は丈夫に竹を編み込み、時間をかけて薫製仕上げをしているため、独特の渋みある色合いに仕上がっています。
山岳民族のライフスタイルを再優先するコンセプトのため、大量生産は行わないそうです。現地でしか手に入らないレア感も魅力のひとつかも知れませんね。
クレジットカード(VISA/Master/JCB/AMEX)利用可。
アクセスは、ターペー門からソンテウで約15分。ピン川東岸のジャルンラート通りをナワラット橋から650メートル北上した右側にあります。
Sop Moei Arts ソップモエアーツ
Tui☆
(レストラン経営)
山岳民族の自立支援プロジェクトから「世界に通用するブランド」に成長!
- 投稿日2019/11/07
2019/10訪問
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エリアワット ケット
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住所
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アクセスターペー門から車で約15分
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電話番号+66-53-306123
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営業時間[日-金]10:00-18:00 [土]10:00-17:00 ※営業時間は頻繁に変更あり
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定休日無休
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公式サイト
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。
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