春便り

ヨーロッパの長ぁーい冬を終えて、
パリにもようやく春がやってきました。
ここ1〜2週間で急速に花々が咲き開き、丸裸だった木々にも葉がつきはじめました。
個人的には冬の灰色のパリのアンニュイな感じも好きなのですが、
この冬は大寒波にみまわれ本当に寒かったので、春がきたのがいつも以上に嬉しく感じます。


先週末はとても良く晴れて暖かかったので、カルチェ・ラタン(パリ5区)にある
植物園(Jardin des Plantes)にちょっと立ち寄ってみました。



そしてここには日本の桜の木があるんです！


(周りに人が多すぎて全体図が撮れなかったんですが、この桜の木は幹がとても短く花が目の高さに見られます。)

ついでにもう一本。



これは緋桜(ヒザクラ)という種類の桜だそうです。


この植物園は元々ルイ13世の時代、王様の主治医が薬草植物園として造られたもので、敷地内には大きな温室や動物園、国立自然史博物館もあり、天気の良い休日には家族ずれやカップルが沢山います。

こちらが国立自然史博物館↓。



とても混んでいたので中までは入りませんでしたが、中はこんな感じです。



そもそも子供にとても人気の場所なのですが、昨日(仏時間14日)から公開されている、日本でもお馴染みのリュック・ベッソン監督の新作映画『アデル　ファラオと復活の秘薬(仏題:Les aventures extraordinaires d'Adele Blanc-Sec』の撮影が行われたこともあり、いつも以上に沢山の人が訪れていました。



この映画は日本では7月公開だそうですので、博物館を見学してから
日本で映画を見るとまた違った感じで楽しめるかもしれませんね。


植物園(Jardin des Plantes)
メトロ又はRER :5・10号・RER C線Austerlitz、7号線Censier Daubenton
開園時間:毎日7時30分〜19時
*温室等の開園時間は季節により変わります。詳しくは↓
http://www.jardindesplantes.net/venir-au-jardin/toutes-les-informations-acces-horaires#paragraph-2　(仏語)

国立自然史博物館(Museum National d'Histoire Naturelle)
メトロ又はRER :5・10号・RER C線Austerlitz、7号線Place Monge、7・10号線Jussieu
*展示館により開館時間、料金等に違いがあります。詳しくは↓
http://www.mnhn.fr/museum/foffice/transverse/transverse/accueil.xsp(仏・英語)