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- ルーヴル美術館の違った見どころ
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エリア:
- ヨーロッパ>フランス>パリ
- テーマ:鑑賞・観戦
- 投稿日:2009/04/30 20:14
- コメント(0)
先日、ルーヴル美術館に行って来ました。
初めて旅行でパリを訪れた時から数えて、かれこれ5回目くらいですかね。
とは言え毎回その広さと人の多さに負けて、未だに見ていない場所があります。
しかもパリに来た友人を連れて行くと、モナリザやミロのヴィーナスなど、どうしても有名な作品を見るばかりで、同じ作品を何度も見ることになってしまいます。
ところが先日はあまりにも混み合っていたので、何となくフラっと混んでいない場所に避難したのですが、これが大正解でした。
行ったのは『アポロンのギャラリー』と呼ばれる細長い部屋。
豪華で綺麗な内装のわりには、同じ階にあるモナリザに人が殺到しているおかげか、見学している人は意外と少なかったです。
この『アポロンのギャラリー』についてちょっと調べてみました。↓
アポロンのギャラリーは、41の絵画、118の彫刻、28のタピスリーが天井や壁面を埋め尽くす世界に二つとない傑作と言われています。
このギャラリーは、アンリ2世の王妃カトリーヌ・ド・メディシスの命令でセーヌ川沿いにチュイルリー宮殿まで続くように建設が始められた大ギャラリーと、元々あったルーヴル宮をつなぐ為、息子であるシャルル9世の在位中に工事が始まりました。途中で一時中断されましたが、1654年アンリ4世が工事を再開させこのギャラリーが完成しました。
しかし残念なことに、1661年、ルイ14世の為に上演されたバレエの舞台装置から火災が起き、このギャラリーはほとんど焼けてしまいました。
その後1661年から1663年にかけて、王室の建築家であったル・ヴォーが再建し、このギャラリーはヴェルサイユ宮殿の鏡の回廊の先触れとされています。
更にこの部屋の素晴らしい装飾は、ルイ14世の第一画家で室内装飾家、美術理論家でもあったシャルル・ル・ブランが手がけたものです。
『アポロンのギャラリー』のアポロンはギリシャ神話の太陽神アポロンで、それはもちろん『太陽王』と呼ばれたルイ14世を示しています。
まぁ前説はこれくらいにしておきまして、このアポロンのギャラリーがどんなに豪華絢爛な部屋なのか見て下さい。

壁から天井から部屋中全てが絵画や彫刻で綺麗に装飾されています。
1861年からはルイ14世のコレクションを中心に、この装飾に負けないくらい豪華な宝飾品が展示されています。
有名なところで言うと、フランス国王の王冠として唯一保存されているルイ15世の王冠でしょうか。
しかし残念ながら現在はその王冠の装飾に使われた宝石類がヴェルサイユに出張しており、その代わりの宝石が飾られていたのですが、イマイチでした。
さてさて、じゃあタイトル画像は一体何なのか、見どころはどこなのかと言いますと、もちろん豪華な宝飾品も素晴らしいのですが、今回私が見つけたのは壁の上部にある装飾です。
このタイトル画像の丸いメダルのようなものの下を見ると『JVLIVS』と書かれています。
これは今のフランス語でいう『Juillet』つまり7月と書いてあるのです。
これに気が付いて、上を見ながら部屋中をグルっと一周してみると、1月から12月までちゃんとありました。
しかもその隣には十二宮図、つまり星座を示す彫刻がほどこされているんです。↓(ちなみにこれは私の星座、射手座です。)

月と星座が隣り合わせになってます。↓(9月と天秤座)

ルーヴルに行って人ごみに疲れたら、是非このアポロンのギャラリーに立ち寄って見て下さい。
そして自分や家族の星座や誕生月を見つけてみて下さい。なかなか楽しいですよ♪
まだまだ知らないことが沢山、見てない作品が山ほどあるルーヴル。
また機会を見つけて行ってみようと思います。
初めて旅行でパリを訪れた時から数えて、かれこれ5回目くらいですかね。
とは言え毎回その広さと人の多さに負けて、未だに見ていない場所があります。
しかもパリに来た友人を連れて行くと、モナリザやミロのヴィーナスなど、どうしても有名な作品を見るばかりで、同じ作品を何度も見ることになってしまいます。
ところが先日はあまりにも混み合っていたので、何となくフラっと混んでいない場所に避難したのですが、これが大正解でした。
行ったのは『アポロンのギャラリー』と呼ばれる細長い部屋。
豪華で綺麗な内装のわりには、同じ階にあるモナリザに人が殺到しているおかげか、見学している人は意外と少なかったです。
この『アポロンのギャラリー』についてちょっと調べてみました。↓
アポロンのギャラリーは、41の絵画、118の彫刻、28のタピスリーが天井や壁面を埋め尽くす世界に二つとない傑作と言われています。
このギャラリーは、アンリ2世の王妃カトリーヌ・ド・メディシスの命令でセーヌ川沿いにチュイルリー宮殿まで続くように建設が始められた大ギャラリーと、元々あったルーヴル宮をつなぐ為、息子であるシャルル9世の在位中に工事が始まりました。途中で一時中断されましたが、1654年アンリ4世が工事を再開させこのギャラリーが完成しました。
しかし残念なことに、1661年、ルイ14世の為に上演されたバレエの舞台装置から火災が起き、このギャラリーはほとんど焼けてしまいました。
その後1661年から1663年にかけて、王室の建築家であったル・ヴォーが再建し、このギャラリーはヴェルサイユ宮殿の鏡の回廊の先触れとされています。
更にこの部屋の素晴らしい装飾は、ルイ14世の第一画家で室内装飾家、美術理論家でもあったシャルル・ル・ブランが手がけたものです。
『アポロンのギャラリー』のアポロンはギリシャ神話の太陽神アポロンで、それはもちろん『太陽王』と呼ばれたルイ14世を示しています。
まぁ前説はこれくらいにしておきまして、このアポロンのギャラリーがどんなに豪華絢爛な部屋なのか見て下さい。

壁から天井から部屋中全てが絵画や彫刻で綺麗に装飾されています。
1861年からはルイ14世のコレクションを中心に、この装飾に負けないくらい豪華な宝飾品が展示されています。
有名なところで言うと、フランス国王の王冠として唯一保存されているルイ15世の王冠でしょうか。
しかし残念ながら現在はその王冠の装飾に使われた宝石類がヴェルサイユに出張しており、その代わりの宝石が飾られていたのですが、イマイチでした。
さてさて、じゃあタイトル画像は一体何なのか、見どころはどこなのかと言いますと、もちろん豪華な宝飾品も素晴らしいのですが、今回私が見つけたのは壁の上部にある装飾です。
このタイトル画像の丸いメダルのようなものの下を見ると『JVLIVS』と書かれています。
これは今のフランス語でいう『Juillet』つまり7月と書いてあるのです。
これに気が付いて、上を見ながら部屋中をグルっと一周してみると、1月から12月までちゃんとありました。
しかもその隣には十二宮図、つまり星座を示す彫刻がほどこされているんです。↓(ちなみにこれは私の星座、射手座です。)

月と星座が隣り合わせになってます。↓(9月と天秤座)

ルーヴルに行って人ごみに疲れたら、是非このアポロンのギャラリーに立ち寄って見て下さい。
そして自分や家族の星座や誕生月を見つけてみて下さい。なかなか楽しいですよ♪
まだまだ知らないことが沢山、見てない作品が山ほどあるルーヴル。
また機会を見つけて行ってみようと思います。

- 美術館の違った楽しみ方
-
エリア:
- ヨーロッパ>フランス>パリ
- テーマ:街中・建物・景色
- 投稿日:2009/04/20 23:03
- コメント(2)
1ヶ月ぶりのブログです。
しばらくバタバタしていて、気付けばもう4月も後半に入ってしまいました。
日本ではもう新年度が始まり、桜も散ってしまった頃ですかね。
パリもようやく少しずつ暖かい日が増えてきて、外に出るのが気持ち良い季節になりました。
さてさて、このタイトル画像を見て何だかすぐに分かった方。
素晴らしい!なかなかのパリ通ですね。
って、それほどマニアックなものではないです。
これはジョルジュ・ポンピドゥ国立美術文化センター(通称ポンピドゥ・センター)です。
私たちには奇抜な外観の美術館としてのイメージが強いポンピドゥ・センターですが、実際には国立近代美術館、産業創造センター、音響音楽研究所IRCAM、公共図書館が入っているそうです。
それにしても本当に異様と言うか、斬新と言うか、古い建造物が立ち並ぶパリの街でかなりの存在感を放っています。
前から見るとこんな感じ↓。

さてさて、このポンピドゥ・センターの最上階7階に『Georges(ジョルジュ)』と言うレストランがあります。
レストランと言っても日中はカフェとしてコーヒーを飲んだりスイーツを食べたりも出来ます。
周りがずっとガラス張りで出来ているので、なかなかの絶景です。が、あえてその写真は載せません。是非実際に行って見て、感激して下さい。笑
高すぎず低すぎず、エッフェル塔や凱旋門から見えるパリの姿とは、また一味違った景色が楽しめます。
夜はまだ行ったことがないのですが、綺麗な夜景が見れることは間違いないでしょう。
この一番上の右手奥がレストランになっています↓。

美術館や博物館などに併設されているカフェやレストランは意外とお勧めです。
おまけで作られた軽食コーナーのような感じではなく、ちゃんと美術館と合ったテーマで作られていることがほとんどなので、とってもオシャレです。
パリで一番新しいエッフェル塔の近くのケ・ブランリー美術館(2006年6月オープン)のレストラン『Les Ombres』も美術館の最上階にあり、エッフェル塔を間近に見ながら食事が出来るので大人気です。
美術館自体はアジア、オセアニア、アフリカ、アメリカの原始文明にスポットを当てているので、初めてパリにいらっしゃる方向きではないかもしれませんが、エッフェル塔へ行ったついでにレストランへ足を伸ばしてみるのもお勧めです。
美術館や博物館に併設されているカフェは高いから…とわりと避けてしまいがちですが、値段が高いだけの価値はあると思います!是非お試しあれ♪
しばらくバタバタしていて、気付けばもう4月も後半に入ってしまいました。
日本ではもう新年度が始まり、桜も散ってしまった頃ですかね。
パリもようやく少しずつ暖かい日が増えてきて、外に出るのが気持ち良い季節になりました。
さてさて、このタイトル画像を見て何だかすぐに分かった方。
素晴らしい!なかなかのパリ通ですね。
って、それほどマニアックなものではないです。
これはジョルジュ・ポンピドゥ国立美術文化センター(通称ポンピドゥ・センター)です。
私たちには奇抜な外観の美術館としてのイメージが強いポンピドゥ・センターですが、実際には国立近代美術館、産業創造センター、音響音楽研究所IRCAM、公共図書館が入っているそうです。
それにしても本当に異様と言うか、斬新と言うか、古い建造物が立ち並ぶパリの街でかなりの存在感を放っています。
前から見るとこんな感じ↓。

さてさて、このポンピドゥ・センターの最上階7階に『Georges(ジョルジュ)』と言うレストランがあります。
レストランと言っても日中はカフェとしてコーヒーを飲んだりスイーツを食べたりも出来ます。
周りがずっとガラス張りで出来ているので、なかなかの絶景です。が、あえてその写真は載せません。是非実際に行って見て、感激して下さい。笑
高すぎず低すぎず、エッフェル塔や凱旋門から見えるパリの姿とは、また一味違った景色が楽しめます。
夜はまだ行ったことがないのですが、綺麗な夜景が見れることは間違いないでしょう。
この一番上の右手奥がレストランになっています↓。

美術館や博物館などに併設されているカフェやレストランは意外とお勧めです。
おまけで作られた軽食コーナーのような感じではなく、ちゃんと美術館と合ったテーマで作られていることがほとんどなので、とってもオシャレです。
パリで一番新しいエッフェル塔の近くのケ・ブランリー美術館(2006年6月オープン)のレストラン『Les Ombres』も美術館の最上階にあり、エッフェル塔を間近に見ながら食事が出来るので大人気です。
美術館自体はアジア、オセアニア、アフリカ、アメリカの原始文明にスポットを当てているので、初めてパリにいらっしゃる方向きではないかもしれませんが、エッフェル塔へ行ったついでにレストランへ足を伸ばしてみるのもお勧めです。
美術館や博物館に併設されているカフェは高いから…とわりと避けてしまいがちですが、値段が高いだけの価値はあると思います!是非お試しあれ♪
1 - 2件目まで(2件中)


