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- フランス風キラキラネーム〜ローテーショントークの歌舞伎風も好きなんだ〜
-
エリア:
- ヨーロッパ>フランス
- テーマ:その他
- 投稿日:2014/01/24 22:07
- コメント(0)
書きたいことがいっぱいあるのに、異常に時間が無くて書けない…。
普段のミサから関わる神父、ムッシュー ディディエ。
この人が、めっちゃ感じが良いおっちゃんなのである。しかし、わたしの名前を毎回まちがえる。
コミコやらカミコやら。コミクやら(惜しい)。
以前、キムコと言われたときは心の中で冷静に "いや、それは冷蔵庫に入れる脱臭のやつや" と突っ込み、自分の関西人気質を再確認した次第である。
クミコ(わたしの本名)という名前は、日本人の典型的な名前やろと思っていたのだが、それでもやはり西洋人には馴染みがないらしく、とても間違えられる。
スターバックスで名前を間違えられるのはもう恒例行事である。
しかし、わたしの名前が難しいのなら、現代のキラキラネーム(またの名をDQNネーム)なんか外国人には難しすぎるのだろうなと思う。
あと20年もすれば、日本では改名したがる成人男女が沢山いるのではないかと思う。なので個人的に、改名行政手続き代行のような仕事が今後狙い目な気がしている。
フランスにも、キラキラネームのような珍しい名前を付ける若い親が増えているらしい。
しかし、フランス人の名前なんて元から "なんかこういう名前、ゲームの中で見たことある…" というファンタジーなものばかりである。
イリス、オーギュスタン、ナタナエル、マティアス らへんが、わたしの中で 珍しいなぁと思った名前である。
これらの名前を聞いたとき、
召喚士イリス、暗黒騎士オーギュスタン、ペガサス騎士ナタナエル、孤高の盗賊マティアス
みたいなイメージが頭に浮かび、自分の脳みそはとことん腐ってるなぁと思った。
実は暗黒騎士オーギュスタンはナタナエルのお兄ちゃんで、悪に堕ちた身であるが影ながらいつも弟を助けている設定である。アンパンマンでいうところのロールパンナみたいなポジションきぼんぬ!!
エステル(♀)とユーリィ(♂)とルカ(♂)という三兄弟に会ったときは、それ何て言うテイルズ?と思った。(しかしこの両親は弁護士と医者という真面目な人達で、絶対テイルズオブシリーズから影響なんて受けていないと思う)
名前だけでなく、苗字もめちゃくちゃかっこよかったりする。
以前、滞在許可書の手続きの際、プレフェクチュールでお世話になった係員の苗字がマクスウェルだった。
かっこよすぎるやろ。
あなた絶対、重力系の魔法使えますよね?と聞きたくなった。マクスウェル姓はイギリスのものだと思うんだが(ビートルズもバンバン マクスウェルシルバーハンマーって歌ってたし)、如何せん嫁ぎたくなるかっこよさである。まあその係員、女子やったけど。
探せば、アズナブールという苗字の人とかも居るんだろうな…。
ガンダム好きには堪らん苗字である。
まあそんなこんなで、フランスの名前はいちいちかっこええわけだ。
気の早い話だが、たまに2人で将来の子供の名前の話とかをする。これがむっちゃ面白い。
私は日本的な名前をファーストネームに持ってきて、セカンド•サードネームをフランス風にしたい。
もちろん、凸凹(テトリス)なんていうようなキラキラネームではなく、きちんとした日本の名前を付けたいのである。
『男の子だったら、とりあえず○○スケっていう風な、最後にスケがつく名前がいい!ソウスケ とか!!』
と言ったら、
『絶対ダメ!!!!』
と全否定された。理由を聞いたら、最後にスケってついたら、サスケっぽいじゃない!!!親がNARUTO好きだったんだなぁ〜て思われるのがオチだよ!!ということだった。
まさかのサスケェ…への展開。それは考えていなかった!!!
ソウスケは確かにサスケっぽいが、ユウスケとかコウスケとかコロスケとかノリスケはそんなことないと思うんだが。
とりあえず、なんちゃらスケは禁止らしい。
ちなみに婚約者は、フランス風の名前をファーストネームにして、セカンド以降を日本風にしたいらしい。
だって、マスターキートンだって、平賀キートン太一だったから〜 ということらしい。
まさかの浦沢直樹作品キタコレ。意味がわからない理論にワロタ。私のせいで、順調に彼も二次元脳になってきている。
彼的に、フランス風のクロードとかカミーユとかいう名前が熱いらしい。
しかしクロードと聞けばクロクロ(クロード=フランソワ、超人気だった歌手。最期はお風呂場でシャワー中に電球変えようとして感電死)を想像してしまうし、カミーユと聞けばガンダムしか思い浮かばない。最後には精神崩壊する感じですねわかります。カミーユとつけるなら、次に生まれてくる子はシロッコで。
そんな彼だが、1つだけファーストネームに持ってきてもいい、日本式の可愛い名前があるよ!!と言うので、それは何やと聞いたら自信満々に
フグっっっっ!!!!!
と答えた。
そう、フグである。漢字で書くと河豚。
もう、さすがとしか言いようがない。さすがの笑いのセンス。なかなかおもろい冗談言うやんけ〜!
なんていうか、吉本新喜劇のチンピラ三人組ローテーショントーク並の安定した面白さがあるね君は!!とか思ったら、彼は本気で言っていた。
(ちなみにこれがローテーショントーク。子供の頃から何回も見てきたはずやのに、声出して笑ったわ↓
http://touch.dailymotion.com/video/x662p4_ローテーショントーク-05-34_fun)
どうも、彼的にフグというものの存在が可愛くて仕方ないらしい。あのまん丸のフォルムとかヤバくね!?美しすぎじゃね!?ということだった。
あんたみたいな人がいるから、キラキラネームはなくならないんだっ!!って叫びたくなった。
もし子供にフグなんて名付けたら、あだ名はテトロドトキシン決定じゃないですかー。猛毒じゃないですかーやだー。
本当に、フグが可愛いと言う美意識に脱帽である。
なんで君がわたしを嫁に選んだかわかったわ!!丸顔だからですね!!くっそ!!
美容のために、ローテーショントークの練習でもしようと思う
普段のミサから関わる神父、ムッシュー ディディエ。
この人が、めっちゃ感じが良いおっちゃんなのである。しかし、わたしの名前を毎回まちがえる。
コミコやらカミコやら。コミクやら(惜しい)。
以前、キムコと言われたときは心の中で冷静に "いや、それは冷蔵庫に入れる脱臭のやつや" と突っ込み、自分の関西人気質を再確認した次第である。
クミコ(わたしの本名)という名前は、日本人の典型的な名前やろと思っていたのだが、それでもやはり西洋人には馴染みがないらしく、とても間違えられる。
スターバックスで名前を間違えられるのはもう恒例行事である。
しかし、わたしの名前が難しいのなら、現代のキラキラネーム(またの名をDQNネーム)なんか外国人には難しすぎるのだろうなと思う。
あと20年もすれば、日本では改名したがる成人男女が沢山いるのではないかと思う。なので個人的に、改名行政手続き代行のような仕事が今後狙い目な気がしている。
フランスにも、キラキラネームのような珍しい名前を付ける若い親が増えているらしい。
しかし、フランス人の名前なんて元から "なんかこういう名前、ゲームの中で見たことある…" というファンタジーなものばかりである。
イリス、オーギュスタン、ナタナエル、マティアス らへんが、わたしの中で 珍しいなぁと思った名前である。
これらの名前を聞いたとき、
召喚士イリス、暗黒騎士オーギュスタン、ペガサス騎士ナタナエル、孤高の盗賊マティアス
みたいなイメージが頭に浮かび、自分の脳みそはとことん腐ってるなぁと思った。
実は暗黒騎士オーギュスタンはナタナエルのお兄ちゃんで、悪に堕ちた身であるが影ながらいつも弟を助けている設定である。アンパンマンでいうところのロールパンナみたいなポジションきぼんぬ!!
エステル(♀)とユーリィ(♂)とルカ(♂)という三兄弟に会ったときは、それ何て言うテイルズ?と思った。(しかしこの両親は弁護士と医者という真面目な人達で、絶対テイルズオブシリーズから影響なんて受けていないと思う)
名前だけでなく、苗字もめちゃくちゃかっこよかったりする。
以前、滞在許可書の手続きの際、プレフェクチュールでお世話になった係員の苗字がマクスウェルだった。
かっこよすぎるやろ。
あなた絶対、重力系の魔法使えますよね?と聞きたくなった。マクスウェル姓はイギリスのものだと思うんだが(ビートルズもバンバン マクスウェルシルバーハンマーって歌ってたし)、如何せん嫁ぎたくなるかっこよさである。まあその係員、女子やったけど。
探せば、アズナブールという苗字の人とかも居るんだろうな…。
ガンダム好きには堪らん苗字である。
まあそんなこんなで、フランスの名前はいちいちかっこええわけだ。
気の早い話だが、たまに2人で将来の子供の名前の話とかをする。これがむっちゃ面白い。
私は日本的な名前をファーストネームに持ってきて、セカンド•サードネームをフランス風にしたい。
もちろん、凸凹(テトリス)なんていうようなキラキラネームではなく、きちんとした日本の名前を付けたいのである。
『男の子だったら、とりあえず○○スケっていう風な、最後にスケがつく名前がいい!ソウスケ とか!!』
と言ったら、
『絶対ダメ!!!!』
と全否定された。理由を聞いたら、最後にスケってついたら、サスケっぽいじゃない!!!親がNARUTO好きだったんだなぁ〜て思われるのがオチだよ!!ということだった。
まさかのサスケェ…への展開。それは考えていなかった!!!
ソウスケは確かにサスケっぽいが、ユウスケとかコウスケとかコロスケとかノリスケはそんなことないと思うんだが。
とりあえず、なんちゃらスケは禁止らしい。
ちなみに婚約者は、フランス風の名前をファーストネームにして、セカンド以降を日本風にしたいらしい。
だって、マスターキートンだって、平賀キートン太一だったから〜 ということらしい。
まさかの浦沢直樹作品キタコレ。意味がわからない理論にワロタ。私のせいで、順調に彼も二次元脳になってきている。
彼的に、フランス風のクロードとかカミーユとかいう名前が熱いらしい。
しかしクロードと聞けばクロクロ(クロード=フランソワ、超人気だった歌手。最期はお風呂場でシャワー中に電球変えようとして感電死)を想像してしまうし、カミーユと聞けばガンダムしか思い浮かばない。最後には精神崩壊する感じですねわかります。カミーユとつけるなら、次に生まれてくる子はシロッコで。
そんな彼だが、1つだけファーストネームに持ってきてもいい、日本式の可愛い名前があるよ!!と言うので、それは何やと聞いたら自信満々に
フグっっっっ!!!!!
と答えた。
そう、フグである。漢字で書くと河豚。
もう、さすがとしか言いようがない。さすがの笑いのセンス。なかなかおもろい冗談言うやんけ〜!
なんていうか、吉本新喜劇のチンピラ三人組ローテーショントーク並の安定した面白さがあるね君は!!とか思ったら、彼は本気で言っていた。
(ちなみにこれがローテーショントーク。子供の頃から何回も見てきたはずやのに、声出して笑ったわ↓
http://touch.dailymotion.com/video/x662p4_ローテーショントーク-05-34_fun)
どうも、彼的にフグというものの存在が可愛くて仕方ないらしい。あのまん丸のフォルムとかヤバくね!?美しすぎじゃね!?ということだった。
あんたみたいな人がいるから、キラキラネームはなくならないんだっ!!って叫びたくなった。
もし子供にフグなんて名付けたら、あだ名はテトロドトキシン決定じゃないですかー。猛毒じゃないですかーやだー。
本当に、フグが可愛いと言う美意識に脱帽である。
なんで君がわたしを嫁に選んだかわかったわ!!丸顔だからですね!!くっそ!!
美容のために、ローテーショントークの練習でもしようと思う

- 梅の香巻 は、煎餅界の福山雅治だと思っている
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エリア:
- ヨーロッパ>フランス
- テーマ:ウェディング
- 投稿日:2014/01/24 22:04
- コメント(0)
我々は市役所と教会の二箇所で結婚式を行う。
教会での挙式は義務ではないので、市役所での挙式のみのカップルも多い。
ちなみに、その後はレストランで皆でご飯食べて解散!という感じである。
教会で挙式をするにあたって、前以て改宗をする必要はない。
しかし、わたしは信仰心がないのに教会で結婚するのは抵抗があるので、洗礼受けるのを前提にして教会に通う日々である。
(改宗するには二年間ミサに通い、その後洗礼を受ける必要がある。元々、私は仏教徒でもないから改宗とは言わないんだが。)
聖書を開くのは学生時代ぶりであるし、祈りの言葉は覚えられないのでカンペ作成している。聖歌も毎度違うものを歌うので、まだ全然覚えられていないけど。
学生の時、キリスト教学の先生がめっちゃ好きで、毎回むちゃくちゃ前の席で『っかぁ〜!!イカす腰つきだねぇ兄ちゃん!!』とかいう煩悩丸出しで講義を受けていたのを懐かしみながら、日々勉強している。
教会での結婚式は、数々のステップを踏まなくては挙げることができない。
まず申請時に神官と面談、その後自分たちの結婚の日に立ち会ってくれる助祭と数回面談、決められた日 決められた教会でのミサへの参加、勉強会への参加、同じ典礼暦の期間内で挙式するカップル達との面談など。
準備を終え無事挙式した結婚後も、報告を兼ねて神官やその他カップルとの面談などがある。
めんどくせー!と思う人もいるかもしれないが、私は結構、この手順が好きである。
結婚を控えた他のカップル達と関わりあって言葉を交わすことはとても興味深いし、何より結婚というものに対して真っ直ぐ向き合うための心の準備が出来るからだ。
ちなみに神官や助祭との面談では
なぜ結婚するのか、
なぜ教会で結婚したいのか(特にわたしの場合は、仏教や神道でなく なぜキリスト教なのかをすごく聞かれた)、
なぜ市役所での結婚式だけでなく教会でも挙式したいのか、
結婚を通して何を伴侶に与えてやれるか、
どうして相手は自分を生涯の伴侶として選んだと思うか、
自分たちが誓う永遠の愛とは具体的に何なのか
こんなことを聞かれた。
伴侶となる人間の考えも聞けて、結構面白い。
教会での挙式に向けては着々と準備が進んでいるが、相変わらず市役所での行政手続きは滞っている。未だに市役所での結婚式の日程は決まってないでやんす。
二週間後のランデブーでは波乱がないよう祈るのみ。
教会の助祭の人も、私たちの地域の市役所は、この近辺で最も対応が悪くて有名 と言っていた…。
壁ドンしつつ堪えていこうと思う。
余談だが、戸籍にアポスティーユを付けてもらうために母が外務省大阪分室に直接赴いた旨を聞いて、あ〜やっぱり我々は親子ね〜…と、血の繋がりを感じた。
(郵送なんてまどろっこしいわ、直接行く方が早いし確実やわい!というノリで行ったらしい)
そういうのも考えたら、本当に、堪えて頑張ろう!という気持ちになる。
戸籍の翻訳を依頼した法定翻訳家の人にも、『手続き大変やろけど、頑張って』と励まされた。
ものすごくノロノロとした進みだが、いちいち手順を終えるたびに達成感みたいなものがある。
この、いちいち小さな感動を得られる というのは、この国の醍醐味である。
フランス式でなく日本式でやった方が簡単!!という声が多いし、ごもっとも!とは思う。
でもやはり、フランス式で結婚する…というのは一つの貴重な経験だと思う。
(というか私は極力、在日フランス大使館と関わりあいたくないだけだが。)
こういうことを乗り越えて、またフランスでの経験値が溜まっていくんだわ!そうなんだわ!!
って思いながら日々を暮らしている。
柿ピーの袋の後ろの、"けなげ組 " のイラストに心を励まされながら頑張っているよあたしゃ
教会での挙式は義務ではないので、市役所での挙式のみのカップルも多い。
ちなみに、その後はレストランで皆でご飯食べて解散!という感じである。
教会で挙式をするにあたって、前以て改宗をする必要はない。
しかし、わたしは信仰心がないのに教会で結婚するのは抵抗があるので、洗礼受けるのを前提にして教会に通う日々である。
(改宗するには二年間ミサに通い、その後洗礼を受ける必要がある。元々、私は仏教徒でもないから改宗とは言わないんだが。)
聖書を開くのは学生時代ぶりであるし、祈りの言葉は覚えられないのでカンペ作成している。聖歌も毎度違うものを歌うので、まだ全然覚えられていないけど。
学生の時、キリスト教学の先生がめっちゃ好きで、毎回むちゃくちゃ前の席で『っかぁ〜!!イカす腰つきだねぇ兄ちゃん!!』とかいう煩悩丸出しで講義を受けていたのを懐かしみながら、日々勉強している。
教会での結婚式は、数々のステップを踏まなくては挙げることができない。
まず申請時に神官と面談、その後自分たちの結婚の日に立ち会ってくれる助祭と数回面談、決められた日 決められた教会でのミサへの参加、勉強会への参加、同じ典礼暦の期間内で挙式するカップル達との面談など。
準備を終え無事挙式した結婚後も、報告を兼ねて神官やその他カップルとの面談などがある。
めんどくせー!と思う人もいるかもしれないが、私は結構、この手順が好きである。
結婚を控えた他のカップル達と関わりあって言葉を交わすことはとても興味深いし、何より結婚というものに対して真っ直ぐ向き合うための心の準備が出来るからだ。
ちなみに神官や助祭との面談では
なぜ結婚するのか、
なぜ教会で結婚したいのか(特にわたしの場合は、仏教や神道でなく なぜキリスト教なのかをすごく聞かれた)、
なぜ市役所での結婚式だけでなく教会でも挙式したいのか、
結婚を通して何を伴侶に与えてやれるか、
どうして相手は自分を生涯の伴侶として選んだと思うか、
自分たちが誓う永遠の愛とは具体的に何なのか
こんなことを聞かれた。
伴侶となる人間の考えも聞けて、結構面白い。
教会での挙式に向けては着々と準備が進んでいるが、相変わらず市役所での行政手続きは滞っている。未だに市役所での結婚式の日程は決まってないでやんす。
二週間後のランデブーでは波乱がないよう祈るのみ。
教会の助祭の人も、私たちの地域の市役所は、この近辺で最も対応が悪くて有名 と言っていた…。
壁ドンしつつ堪えていこうと思う。
余談だが、戸籍にアポスティーユを付けてもらうために母が外務省大阪分室に直接赴いた旨を聞いて、あ〜やっぱり我々は親子ね〜…と、血の繋がりを感じた。
(郵送なんてまどろっこしいわ、直接行く方が早いし確実やわい!というノリで行ったらしい)
そういうのも考えたら、本当に、堪えて頑張ろう!という気持ちになる。
戸籍の翻訳を依頼した法定翻訳家の人にも、『手続き大変やろけど、頑張って』と励まされた。
ものすごくノロノロとした進みだが、いちいち手順を終えるたびに達成感みたいなものがある。
この、いちいち小さな感動を得られる というのは、この国の醍醐味である。
フランス式でなく日本式でやった方が簡単!!という声が多いし、ごもっとも!とは思う。
でもやはり、フランス式で結婚する…というのは一つの貴重な経験だと思う。
(というか私は極力、在日フランス大使館と関わりあいたくないだけだが。)
こういうことを乗り越えて、またフランスでの経験値が溜まっていくんだわ!そうなんだわ!!
って思いながら日々を暮らしている。
柿ピーの袋の後ろの、"けなげ組 " のイラストに心を励まされながら頑張っているよあたしゃ

- さっきゆかりを床にぶちまけて、生きているのが辛い
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エリア:
- ヨーロッパ>フランス
- テーマ:留学・長期滞在
- 投稿日:2014/01/24 21:58
- コメント(0)
数年前、芸能人の田中好子さんが亡くなったときに、『え!すーちゃんが!?キャンディーズの中では一番長生きしそうな感じやったのに…』と思った。
人間、いつ何が起こるかわからないと改めて思ったものである。
先月の頭に、婚約者の父上殿が心筋梗塞で病院に運ばれた。
そのときになんと…ヨードアレルギーということを忘れていて、CTスキャンを受けてしまったらしい。(ヨード造影剤はわたしも怖い。体中が以上に熱くなり、動悸息切れが起きる)
これにより一時心停止するほどのアレルギーを起こし、ドラマとかでよくある
"離れてっ……ドン!!"みたいな電気心臓マッサージを受けたようだ。
後日、本人が、やっちまったよテヘペロみたいな具合に笑って話していた。
九死に一生スペシャルか。
あの番組を思い浮かべると、自然と渡辺篤史のナレーションが頭に響くのでスゴイわ。
一番驚いたのが、手術の二日後に退院させられていたことである。
フランスは術後の退院がすごく早いと聞いていたが、心臓の手術でもこんなに早いとは…。
この件で、ふと自分の親のことが頭に浮かんだ。
普通に考えて、かなり高い確率でわたしは親の最期に立ち合うことは出来ないだろうなぁ。
お通夜にはギリで間に合うだろうか。
さすがに直行便使うよな。
直行便当日券か。大人2人分なら往復60万円くらいになるだろうか。
とりあえずお通夜は兄や姉に全て任すとして、葬式はわたしも手伝わねば。葬式業者はきっと祖父のときと同じ○○だろうか。
いや、母のことだから、生前からもう全て自分で決めていそうだ。
四十九日の納骨にも当然帰国すべきだよな。
というか、わたしは、あと何回生きている親に会えるのだろう。
こんなことを考えたのである。
金のこと考えるなんて人格破綻してるわ!なんて思われるかもしれないが、きっと事が起きたその時、わたしは冷静に物事を考えられないと思う。
考えられるときに、下世話なリアルについて考えておくべきだと思う。
考えてみればみるほどに、本当に親不孝な娘である。
わたしが小学校高学年の頃、母が"末っ子と過ごす老後"というようなタイトルの本を読んでいた。
幼心に、おうwwwプレッシャーwwwと思った記憶がある。
後に姉から、単に末っ子のアンタが可愛くてしゃーないから ずっと一緒に居たいらしいで と言われた。
だが、わたしが結局 一番離れて暮らすことになってしまった。
自分が幸せであることが親にとっても幸せだ と、自分に言い聞かせることで心を軽くしようと試みるが、なんだかそれも卑怯な気がしてならない。
そんなことを悶々と考えていた折に、婚約者がポロっと
『君の手はタマネギの匂いがしみついてるね〜 毎日ご飯がんばって作ってくれてるからだね〜。』と言った。
母の手も、いつもタマネギの匂いがした。我が家のタマネギ使用頻度はものすごく高いからだ。
自分が、母と同じ手を持つようになった事実に、ものすごく胸が熱くなった。なんかそれだけで、心が楽になった。
母から教えてもらった料理を、おいしいと言われるといつも嬉しくなる。そしてそれが自分の築き上げていく家族の血肉になるわけで。それが、自分なりの親孝行な気がした。
国境を越えて、おいしいと言われている"オカンめし"は、すごい。
夏に日本に帰ったとき、ガラスばりの某クッキングスタジオの前を通った時に思ったことがある。
その日のメニューが入口に書かれていたのだが、アクアパッツァやらキノコのアヒージョといった、カタカナおしゃれ料理だった。ちなみに、白飯でなくパンで食べるようだった。
そこで教えてる小洒落た料理は、美味しいと思う。しかし、絶対母親から教えてもらう地味な料理の方が美味しいのに…とも思った。
自分が食べて育った味が、やはり一番美味しいものなのである。
それを再現できないと、結構辛いときがある。
そして、実家暮らしの女の子ほど料理教室に通う傾向があるように思う。
母親がよほどのメシマズだとか、若しくは あらかたの料理をマスターした上でさらにスキルアップするために通うというならわかるが、単純に料理が出来ないから通う…というのは勿体無い気がするのである。だって、家に料理のプロがいるのに。
(うちの姉2人も実家暮らしだったとき、お金を払って料理教室に通うけど 家では一切包丁を握らない という謎のスタイルを確立していた。)
親元を離れてしまって教えて貰えない…という人もいると思う。そういう人は、実家に帰った時、母親と一緒に台所に立ち、オカンめしのレシピを教わった方がいい。地元の友達と遊ぶのもいいけれど、母親と一緒に台所に立つというのはとても貴重な時間だということを知っていただきたい。
昨年私が日本を離れたとき、空港で母がくれた手紙の中に 『一緒に台所に立てた時間がとても幸せで、楽しかった』と書かれてあって号泣した。
母親にとっても、何かしら思うことのある貴重な時間になるはずである。
全く話が変わるのだが、そのクッキングスタジオの献立説明の横に"ワインに合うレシピ!仕事で疲れた彼の胃袋を、オシャレに掴もう☆"とかいう一言が書いてあって、ちょっと呆気にとられた。
この献立を考えた女性スタッフは、カフェ巡りと人間観察が趣味とか言ってしまうんだろうなというところまでは読めた。
男心って何かね。まずそこを考えなくてはいけないと思う。女子(キャピ)☆の考える最善は、時には男にとってありがた迷惑なんである。(出来たてを食べさせたい、レンジでチンした料理なんか食べさせたくない、だから彼が帰ってきてから食事を作るの私は!というのは、その最たるものであると思う。こういうオナゴが本当にいるらしい)
自分が男で、仕事で疲れて帰ってきた時に白飯でなくパンがさっと出てきたら発狂しそうなんだが。休みの日にオシャレ飯はいいけど、平日、仕事で帰ってきたときはやはり白いご飯が食べたくなると思う。オシャレ要素とかいらんので、ビール 冷やしトマト 豚汁 白飯 ぬか漬け(ちりめん山椒とかでもええ) ほっけ とかを、さっと出してくれる嫁が欲しいわ。
そもそも、日本人男性を夫にするんなら、白飯が進む料理を作ってなんぼだと思う。
得意料理が筑前煮、しかも家でヌカ床を育ててます っていう女の子の方が確実にモテるはずなので、みんなオカンにいろいろ教わってください。
親は大事にしましょう。
人間、いつ何が起こるかわからないと改めて思ったものである。
先月の頭に、婚約者の父上殿が心筋梗塞で病院に運ばれた。
そのときになんと…ヨードアレルギーということを忘れていて、CTスキャンを受けてしまったらしい。(ヨード造影剤はわたしも怖い。体中が以上に熱くなり、動悸息切れが起きる)
これにより一時心停止するほどのアレルギーを起こし、ドラマとかでよくある
"離れてっ……ドン!!"みたいな電気心臓マッサージを受けたようだ。
後日、本人が、やっちまったよテヘペロみたいな具合に笑って話していた。
九死に一生スペシャルか。
あの番組を思い浮かべると、自然と渡辺篤史のナレーションが頭に響くのでスゴイわ。
一番驚いたのが、手術の二日後に退院させられていたことである。
フランスは術後の退院がすごく早いと聞いていたが、心臓の手術でもこんなに早いとは…。
この件で、ふと自分の親のことが頭に浮かんだ。
普通に考えて、かなり高い確率でわたしは親の最期に立ち合うことは出来ないだろうなぁ。
お通夜にはギリで間に合うだろうか。
さすがに直行便使うよな。
直行便当日券か。大人2人分なら往復60万円くらいになるだろうか。
とりあえずお通夜は兄や姉に全て任すとして、葬式はわたしも手伝わねば。葬式業者はきっと祖父のときと同じ○○だろうか。
いや、母のことだから、生前からもう全て自分で決めていそうだ。
四十九日の納骨にも当然帰国すべきだよな。
というか、わたしは、あと何回生きている親に会えるのだろう。
こんなことを考えたのである。
金のこと考えるなんて人格破綻してるわ!なんて思われるかもしれないが、きっと事が起きたその時、わたしは冷静に物事を考えられないと思う。
考えられるときに、下世話なリアルについて考えておくべきだと思う。
考えてみればみるほどに、本当に親不孝な娘である。
わたしが小学校高学年の頃、母が"末っ子と過ごす老後"というようなタイトルの本を読んでいた。
幼心に、おうwwwプレッシャーwwwと思った記憶がある。
後に姉から、単に末っ子のアンタが可愛くてしゃーないから ずっと一緒に居たいらしいで と言われた。
だが、わたしが結局 一番離れて暮らすことになってしまった。
自分が幸せであることが親にとっても幸せだ と、自分に言い聞かせることで心を軽くしようと試みるが、なんだかそれも卑怯な気がしてならない。
そんなことを悶々と考えていた折に、婚約者がポロっと
『君の手はタマネギの匂いがしみついてるね〜 毎日ご飯がんばって作ってくれてるからだね〜。』と言った。
母の手も、いつもタマネギの匂いがした。我が家のタマネギ使用頻度はものすごく高いからだ。
自分が、母と同じ手を持つようになった事実に、ものすごく胸が熱くなった。なんかそれだけで、心が楽になった。
母から教えてもらった料理を、おいしいと言われるといつも嬉しくなる。そしてそれが自分の築き上げていく家族の血肉になるわけで。それが、自分なりの親孝行な気がした。
国境を越えて、おいしいと言われている"オカンめし"は、すごい。
夏に日本に帰ったとき、ガラスばりの某クッキングスタジオの前を通った時に思ったことがある。
その日のメニューが入口に書かれていたのだが、アクアパッツァやらキノコのアヒージョといった、カタカナおしゃれ料理だった。ちなみに、白飯でなくパンで食べるようだった。
そこで教えてる小洒落た料理は、美味しいと思う。しかし、絶対母親から教えてもらう地味な料理の方が美味しいのに…とも思った。
自分が食べて育った味が、やはり一番美味しいものなのである。
それを再現できないと、結構辛いときがある。
そして、実家暮らしの女の子ほど料理教室に通う傾向があるように思う。
母親がよほどのメシマズだとか、若しくは あらかたの料理をマスターした上でさらにスキルアップするために通うというならわかるが、単純に料理が出来ないから通う…というのは勿体無い気がするのである。だって、家に料理のプロがいるのに。
(うちの姉2人も実家暮らしだったとき、お金を払って料理教室に通うけど 家では一切包丁を握らない という謎のスタイルを確立していた。)
親元を離れてしまって教えて貰えない…という人もいると思う。そういう人は、実家に帰った時、母親と一緒に台所に立ち、オカンめしのレシピを教わった方がいい。地元の友達と遊ぶのもいいけれど、母親と一緒に台所に立つというのはとても貴重な時間だということを知っていただきたい。
昨年私が日本を離れたとき、空港で母がくれた手紙の中に 『一緒に台所に立てた時間がとても幸せで、楽しかった』と書かれてあって号泣した。
母親にとっても、何かしら思うことのある貴重な時間になるはずである。
全く話が変わるのだが、そのクッキングスタジオの献立説明の横に"ワインに合うレシピ!仕事で疲れた彼の胃袋を、オシャレに掴もう☆"とかいう一言が書いてあって、ちょっと呆気にとられた。
この献立を考えた女性スタッフは、カフェ巡りと人間観察が趣味とか言ってしまうんだろうなというところまでは読めた。
男心って何かね。まずそこを考えなくてはいけないと思う。女子(キャピ)☆の考える最善は、時には男にとってありがた迷惑なんである。(出来たてを食べさせたい、レンジでチンした料理なんか食べさせたくない、だから彼が帰ってきてから食事を作るの私は!というのは、その最たるものであると思う。こういうオナゴが本当にいるらしい)
自分が男で、仕事で疲れて帰ってきた時に白飯でなくパンがさっと出てきたら発狂しそうなんだが。休みの日にオシャレ飯はいいけど、平日、仕事で帰ってきたときはやはり白いご飯が食べたくなると思う。オシャレ要素とかいらんので、ビール 冷やしトマト 豚汁 白飯 ぬか漬け(ちりめん山椒とかでもええ) ほっけ とかを、さっと出してくれる嫁が欲しいわ。
そもそも、日本人男性を夫にするんなら、白飯が進む料理を作ってなんぼだと思う。
得意料理が筑前煮、しかも家でヌカ床を育ててます っていう女の子の方が確実にモテるはずなので、みんなオカンにいろいろ教わってください。
親は大事にしましょう。

- もやしさん、苗字変わるってよ。
-
エリア:
- ヨーロッパ>フランス
- テーマ:ウェディング
- 投稿日:2014/01/24 21:52
- コメント(0)
※だいぶまえに、別にやってるブログで書いた記事ですが気にせずお読み下さい
最近、英語の勉強を始めた。再開したと言う方が正しいだろうか。一応大学までは勉強していたんだし。
(といっく の有効期限なんぞ大昔に切れてしまったが。)
やはり英語は使いこなせるに越したことはないとヒシヒシ感じるからである。
あと、こっちで暮らすようになってから、二カ国語は話せて普通、三カ国語もそんなに大したことない、四•五カ国語が話せるくらいからスゴイ みたいなのをものすごく感じる。
ペっ(゜Д゜)!!
英語力を鍛えるために、家でも時々 英語で会話をふられる。果てしなく苦痛。しかも、『あ〜君の英語は、完璧にフランス語訛りついちゃってるね。矯正しないとね』とか言われるんである。
そのたびに、"あ〜つれ〜。俺の英語、フランス語訛りだわ〜。 つれ〜。"というような地獄のミサワ絵が脳内自動再生され、笑いを堪えるのに必死だ。
こんな感じの、ほんわか☆のほほんライフをもやしジャンキーは送っているヨ!と言いたいところだが、実際はザラキを唱えまくりな日々である。
先日、そう先週の木曜日のことである。忘れもしない。市役所に結婚式の手続きをしに行ってきた。
もしわたしが22代横綱 太刀山峯右エ門ばりの怪力を持っていたなら、きっと後世 この日のことを"血の木曜日"と社会の教科書に記され、さらにわたしの写真は授業に退屈した子供たちにラクガキなんかされちゃったりしたんだろうなと思う。
恐らく、以下から段々 普段以上に言葉遣いがキツくなると思われるが勘弁願いたい。
先週の木曜日は、結婚式の話し合い第二回目であった。当然、ランデブーはとってあった。予約票もきちんと持っていた。
予約票には、もちろん先週の木曜日の日付と時間も記載されていた。
なのに、市役所に行き窓口でランデブーを取ってる旨を言ったら
『はぁ?あなたたちの予約なんか入ってないわよ』
と言われたのである。
我々は予約票をみせ、んなわけねーべ、ここに書いてあんだろが と言っても、
『え〜…でも…ないし…。はぁ…。仕方ないわね、待合室で待ってて。』
という、しゃーねーから何とかしてやるよ的対応。
そしていざ、自分達の番が来ても、対応は最悪の最悪であった。対応した若いネエちゃんが本当に どないしたん? と言いたくなるくらい、キてた。
『あなたたちの予約は、先週の木曜日ってパソコンに入力されてるのよ!!何で来なかったの!!!
予約票は今日の日付!?はあ!?誰が書いたのよコレ!!!わたしは関係ないわ、わたしのミスじゃないもの!!!仕方ないから対応してあげるけど!!!!さっさと書類だして!!!!』
と、初っ端からブチ切れモード。
そしてここで書類を提出するも、思いっきり突き返された。
『なんで書類のオリジナルがないの!!!!こんなので対応できるわけないでしょ!!!』と。
フランスで日本人が結婚する際必要なのは、
※初婚の場合
出生証明書(Acte de Naissance)
独身証明書(Certificat de Célibat)
慣習証明書(Certificat de Coutume)
である(ほかにもあるが、とりあえず割愛)。
戸籍謄本と改製原戸籍を取り寄せ、それらを日本の外務省に送ってアポスティーユをつけてもらい、それをフランスに送ってもらった後に大使館か法定翻訳者に依頼してこの三つの書類を作成してもらう。
くっそめんどくせー上に、お金もかかるのである。しかも、これらの書類には有効期限があるため、この有効期限内に結婚が成立しなければ、全く同じ手順で書類を用意し 再提出しなくてはいけないのである。
フランスの市役所は仕事が遅いので、書類の有効期限内に結婚式を挙げられない国際カップルは結構いるようだ。
なので、以前、第一回目のランデブーの際に対応してくれた係員の人は、
『あなたたちの場合は、7ヶ月先に結婚式をしたいのね。なら、今から書類を全部提出したら結婚するまでに書類の有効期限が切れてしまうから、PACSを締結したときに使った書類のコピーを一先ず提出してくれたらいいわ。(※PACSのときも、アポスティーユ付き出生証明書と慣習証明書は作成しており、家にそのコピーがあったため)
結婚式の三ヶ月前までにオリジナルを作成して提出してくれたらいいから。法定翻訳、高いものね。何度も再提出するのはお金がもったいないし』
という神対応であった。だから、コピーを持ってきていたのである。
その旨を言っても、このクソあまは、
『そんなの知らない!!オリジナル以外は受け付けない!!わたしは!!わたしのミスじゃない!!そもそもコピー提出しろなんて言われて、それを鵜呑みにするのがおかしい!!常識で考えろ!!』と言うのである。
しかし、以前の係員の人が、予約票の裏に "必要な書類(コピーのみでOK)"と書いてくれていたのである。それを見せても、
『わたしは知らない!!わたしのミスじゃない、知るか!!とにかくコピーでは受け付けない!!出直してこい!!外国人と結婚したいなら我慢しろ!!!』
と言うのだ。ほんのり差別も感じた。ていうか、全く祝福とかする気ないね君。あと、わたしのミスじゃないって連呼しすぎ。
この、人によって言うことが違いすぎる対応、マニュアルなさすぎ、そもそもランデブーからしてこちらは全く悪くないのに"お前らアホか、しゃーないから対応したるわ"みたいな対応、当然 一切謝罪なし。
そしてひたすらヒステリーなこの女に対して、さすがの婚約者もぶち切れ。
『疲れたですぅ』なんていう、タラちゃんのような日本語をたまに口にしてわたしを和ます、異常なほど温厚な彼が切れたのである。ビックリした。温厚な人ほど、怒ると怖いというのはマジである。
どんだけ切れたかと言うと、市役所を出るときに壁ドンしたほどである。
彼が切れて、この女とものすごい口論になるも(間違いだらけの情報を寄越すお前らこそ何やねん、ていうかなんでそっちの数々のミスに対する謝罪がないねん という感じに切れていた)、この女は一切意見を変えないし謝罪もしないので 結局、後日再訪することになった。
この女が予約票を新しく記入しているときも、『ほ〜ら、日付を赤ペンで書いてあげたわよ、わかりやすいでしょ〜う?』と ほざいたので、ほんまに殴りとばしたくなった。
婚約者が壁ドンしてなかったら、わたしがしてたと思う。
その日は帰ってからも2人でひたすらムカムカしていたが、次の日の朝、顔を洗って鏡をみた時に ふと
"でもわたしはあの女より幸せな人生を送っているし、今後ももっと幸せになっていく自信がある。"と思った。
あの女から感じたのは、あの女の人生の不幸とか不満とかそういったものばかりである。
あの女は、綺麗な顔をしていた。しかし、指輪はしていなかった。当然、結婚してても指輪をしない人もいるが、若い人は結婚か婚約したら基本的に指輪をするものだと思う。
私生活が潤っていない中、自分はひたすら結婚で幸せいっぱいなカップル達のために働かなくてはいけない。なんと哀れだろうか!!
あの女が、老後 独りで、小さな古いアパートの一室で冷凍食品をチンして食べているとき、
わたしは孫と日当たりの良い一軒家の庭でガーデニングをしている。
『これ、何だと思う?これね、ミキプルーンの苗木!』
みたいなフレンチジョークをぶちかまして、孫たちをどっかん笑わせているのである。そして休憩がてらティータイムとかしちゃうのである。おやつはカントリーマアムだ。
そう、間違いなく、わたしはあの女より幸せになれる。
全ては想像にすぎないが、わたしはあの女より絶対に幸せな人生を送る。そう思う。
ぶっちゃけ、今後もあんな市役所に頭下げて結婚を依頼したくないんだが。
幸せなことなのだから、出来る限りネガティブな気持ちにならないよう気を強く持ちたい。
ちなみに、教会で結婚する日の日付はもう決まっている。たぶん、この調子だと、同日に市役所と教会で結婚式をするのはムリだろう…。市役所で結婚式をする日はあくまでも事務手続き という気概で行くと思う。もうジャージで行ってやろうかと思う。
"国際結婚に必要なのは、まず何よりも忍耐"という言葉が頭によぎりまくりである
最近、英語の勉強を始めた。再開したと言う方が正しいだろうか。一応大学までは勉強していたんだし。
(といっく の有効期限なんぞ大昔に切れてしまったが。)
やはり英語は使いこなせるに越したことはないとヒシヒシ感じるからである。
あと、こっちで暮らすようになってから、二カ国語は話せて普通、三カ国語もそんなに大したことない、四•五カ国語が話せるくらいからスゴイ みたいなのをものすごく感じる。
ペっ(゜Д゜)!!
英語力を鍛えるために、家でも時々 英語で会話をふられる。果てしなく苦痛。しかも、『あ〜君の英語は、完璧にフランス語訛りついちゃってるね。矯正しないとね』とか言われるんである。
そのたびに、"あ〜つれ〜。俺の英語、フランス語訛りだわ〜。 つれ〜。"というような地獄のミサワ絵が脳内自動再生され、笑いを堪えるのに必死だ。
こんな感じの、ほんわか☆のほほんライフをもやしジャンキーは送っているヨ!と言いたいところだが、実際はザラキを唱えまくりな日々である。
先日、そう先週の木曜日のことである。忘れもしない。市役所に結婚式の手続きをしに行ってきた。
もしわたしが22代横綱 太刀山峯右エ門ばりの怪力を持っていたなら、きっと後世 この日のことを"血の木曜日"と社会の教科書に記され、さらにわたしの写真は授業に退屈した子供たちにラクガキなんかされちゃったりしたんだろうなと思う。
恐らく、以下から段々 普段以上に言葉遣いがキツくなると思われるが勘弁願いたい。
先週の木曜日は、結婚式の話し合い第二回目であった。当然、ランデブーはとってあった。予約票もきちんと持っていた。
予約票には、もちろん先週の木曜日の日付と時間も記載されていた。
なのに、市役所に行き窓口でランデブーを取ってる旨を言ったら
『はぁ?あなたたちの予約なんか入ってないわよ』
と言われたのである。
我々は予約票をみせ、んなわけねーべ、ここに書いてあんだろが と言っても、
『え〜…でも…ないし…。はぁ…。仕方ないわね、待合室で待ってて。』
という、しゃーねーから何とかしてやるよ的対応。
そしていざ、自分達の番が来ても、対応は最悪の最悪であった。対応した若いネエちゃんが本当に どないしたん? と言いたくなるくらい、キてた。
『あなたたちの予約は、先週の木曜日ってパソコンに入力されてるのよ!!何で来なかったの!!!
予約票は今日の日付!?はあ!?誰が書いたのよコレ!!!わたしは関係ないわ、わたしのミスじゃないもの!!!仕方ないから対応してあげるけど!!!!さっさと書類だして!!!!』
と、初っ端からブチ切れモード。
そしてここで書類を提出するも、思いっきり突き返された。
『なんで書類のオリジナルがないの!!!!こんなので対応できるわけないでしょ!!!』と。
フランスで日本人が結婚する際必要なのは、
※初婚の場合
出生証明書(Acte de Naissance)
独身証明書(Certificat de Célibat)
慣習証明書(Certificat de Coutume)
である(ほかにもあるが、とりあえず割愛)。
戸籍謄本と改製原戸籍を取り寄せ、それらを日本の外務省に送ってアポスティーユをつけてもらい、それをフランスに送ってもらった後に大使館か法定翻訳者に依頼してこの三つの書類を作成してもらう。
くっそめんどくせー上に、お金もかかるのである。しかも、これらの書類には有効期限があるため、この有効期限内に結婚が成立しなければ、全く同じ手順で書類を用意し 再提出しなくてはいけないのである。
フランスの市役所は仕事が遅いので、書類の有効期限内に結婚式を挙げられない国際カップルは結構いるようだ。
なので、以前、第一回目のランデブーの際に対応してくれた係員の人は、
『あなたたちの場合は、7ヶ月先に結婚式をしたいのね。なら、今から書類を全部提出したら結婚するまでに書類の有効期限が切れてしまうから、PACSを締結したときに使った書類のコピーを一先ず提出してくれたらいいわ。(※PACSのときも、アポスティーユ付き出生証明書と慣習証明書は作成しており、家にそのコピーがあったため)
結婚式の三ヶ月前までにオリジナルを作成して提出してくれたらいいから。法定翻訳、高いものね。何度も再提出するのはお金がもったいないし』
という神対応であった。だから、コピーを持ってきていたのである。
その旨を言っても、このクソあまは、
『そんなの知らない!!オリジナル以外は受け付けない!!わたしは!!わたしのミスじゃない!!そもそもコピー提出しろなんて言われて、それを鵜呑みにするのがおかしい!!常識で考えろ!!』と言うのである。
しかし、以前の係員の人が、予約票の裏に "必要な書類(コピーのみでOK)"と書いてくれていたのである。それを見せても、
『わたしは知らない!!わたしのミスじゃない、知るか!!とにかくコピーでは受け付けない!!出直してこい!!外国人と結婚したいなら我慢しろ!!!』
と言うのだ。ほんのり差別も感じた。ていうか、全く祝福とかする気ないね君。あと、わたしのミスじゃないって連呼しすぎ。
この、人によって言うことが違いすぎる対応、マニュアルなさすぎ、そもそもランデブーからしてこちらは全く悪くないのに"お前らアホか、しゃーないから対応したるわ"みたいな対応、当然 一切謝罪なし。
そしてひたすらヒステリーなこの女に対して、さすがの婚約者もぶち切れ。
『疲れたですぅ』なんていう、タラちゃんのような日本語をたまに口にしてわたしを和ます、異常なほど温厚な彼が切れたのである。ビックリした。温厚な人ほど、怒ると怖いというのはマジである。
どんだけ切れたかと言うと、市役所を出るときに壁ドンしたほどである。
彼が切れて、この女とものすごい口論になるも(間違いだらけの情報を寄越すお前らこそ何やねん、ていうかなんでそっちの数々のミスに対する謝罪がないねん という感じに切れていた)、この女は一切意見を変えないし謝罪もしないので 結局、後日再訪することになった。
この女が予約票を新しく記入しているときも、『ほ〜ら、日付を赤ペンで書いてあげたわよ、わかりやすいでしょ〜う?』と ほざいたので、ほんまに殴りとばしたくなった。
婚約者が壁ドンしてなかったら、わたしがしてたと思う。
その日は帰ってからも2人でひたすらムカムカしていたが、次の日の朝、顔を洗って鏡をみた時に ふと
"でもわたしはあの女より幸せな人生を送っているし、今後ももっと幸せになっていく自信がある。"と思った。
あの女から感じたのは、あの女の人生の不幸とか不満とかそういったものばかりである。
あの女は、綺麗な顔をしていた。しかし、指輪はしていなかった。当然、結婚してても指輪をしない人もいるが、若い人は結婚か婚約したら基本的に指輪をするものだと思う。
私生活が潤っていない中、自分はひたすら結婚で幸せいっぱいなカップル達のために働かなくてはいけない。なんと哀れだろうか!!
あの女が、老後 独りで、小さな古いアパートの一室で冷凍食品をチンして食べているとき、
わたしは孫と日当たりの良い一軒家の庭でガーデニングをしている。
『これ、何だと思う?これね、ミキプルーンの苗木!』
みたいなフレンチジョークをぶちかまして、孫たちをどっかん笑わせているのである。そして休憩がてらティータイムとかしちゃうのである。おやつはカントリーマアムだ。
そう、間違いなく、わたしはあの女より幸せになれる。
全ては想像にすぎないが、わたしはあの女より絶対に幸せな人生を送る。そう思う。
ぶっちゃけ、今後もあんな市役所に頭下げて結婚を依頼したくないんだが。
幸せなことなのだから、出来る限りネガティブな気持ちにならないよう気を強く持ちたい。
ちなみに、教会で結婚する日の日付はもう決まっている。たぶん、この調子だと、同日に市役所と教会で結婚式をするのはムリだろう…。市役所で結婚式をする日はあくまでも事務手続き という気概で行くと思う。もうジャージで行ってやろうかと思う。
"国際結婚に必要なのは、まず何よりも忍耐"という言葉が頭によぎりまくりである

- 日本から持ち帰ったオニギリせんべい5袋、瞬殺
-
エリア:
- ヨーロッパ>フランス
- テーマ:留学・長期滞在
- 投稿日:2014/01/24 21:45
- コメント(0)
このところ自分の周りで色々な動きがあった。書きたいこと山盛りなのだが、少しずつ日を分けて書いていこうと思う。
ものすごく気分の落ち込んでいるときは、ものすごくしょーもないこと たった1つで泣きそうになる。
肩に鳥のフンが落ちてくるとか(クリーニングから帰ってきたばっかのコートなんですけど…)、
くっそバカにした顔でニーハオ〜と すれ違いざまに言われたりだとか、
お店で挨拶してもシカトされたりだとか、
送っていたはずの書類が紛失されていたりだとか。
まあ泣かんけどな。
こんなことで泣いていては生きていけない。
ときどき、自分の進むべき道とかがブレてしまう。
迷いをもっている自分に無性に腹が立つ。
そしてどんどん気持ちが落ちていく。
先日、CCIP( la Chambre de commerce et d’industrie de Paris Ile-de-France)主催のDFP(les diplômes de français professionnel)を受験しようと思ってソルボンヌ大学の講座を受講することに決めた。
この試験は、DELFやDALFと同じで、A1 A2 B1 B2 C1 というレベルがある。C2もあるっぽいが、講座の最上級レベルがC1までだったのでよくわからん。
ちなみにA1が初級。
とりあえずB2から始めたいなぁと思ったら、クラス分けテストの結果、いきなりC1のクラスに組み込まれてしまった。
くそである。何ぞこれ。
アジア人お得意の、ペーパーテストはくっそ出来ますが 討論はくっそ苦手です☆の典型であるわたし。(オーラルの試験もあったが、ただ世間話をしただけである。)
そんなわたしが最上級クラスなんかに組み込まれたらどうなることかは火を見るより明らかである。
そもそもこの試験を受けようと思ったきっかけは、いずれフランスで就職するときにこんなディプロムあったほうが箔がつくわよね〜とかいうくらいのものであった。
(実際、フランス社会で役に立つ知識ばかりが出題されるので就職には有利だと思う)
なのだが、クラスのメンバーのクオリティ高すぎてワロタ。オワタ\(^o^)/
まず、みんな既に経済学を一通り学んでます という状態。
母国で経済学のlicenceはとったから、フランスの大学でmasterとりたい
だとか、
挙句の果てにはグランゼコール入学を目指してる人までいた。エリートか。
みんな大志を抱きまくりで眩しい。
きっと彼らのクシャミは、ハッ…ハッ…アンビシャス!!!!
って感じなんだろうなと、自己紹介を聞きながらぼんやり思った。
いや、フランスだから、アンビシュー!!だろうか。はたまた、名詞でアンビション!!なのだろうか。聞いてみたいものである。
(こういった思考を抱く時点で、もうクラスの最下位決定である。)
そもそも、ケベック人 スイス人 スペイン人 イタリア人ばっかりというだけで、私にはそのクラスのレベルの高さ(とういうか、どんだけ討論尽くしになるか)はお察しであった。
こういった、経済やら商業の学問をフランスで高めたい人々に大人気の試験、DFP。
そんな事実は知りませんでしたよあたしゃ。就職目指してる人のための試験だと思ってたんだが。
誰かが自己紹介してるときも、みんな質問しまくり。あ〜あそこの学校で商業を勉強したのね〜!知ってるわそこ!とか。グランゼコールに受かったとして将来どんな職につきたいの?とか。母国でも経済学を活かした仕事してたの?とか。
ついにフられた自己紹介で、自分のショボさを露呈してしまうことになった。
しかもこの自己紹介では、自分が今まで勉強してきた分野について必ず言わなくてはならなかった。
あんまり覚えていないが、ザックリこんなことを言った。
続けていきたい勉強があるが色々迷っている、仮にその道を極めたところでそれで食っていけるかもわからない、とりあえずどう転んでも職を得られるようにこのディプロムを取ろうと思った、日本の大学で社会学の勉強はしたが全くそれを活かすことのない職についていた(これが一番の蛇足)
みたいなことを、くっそ正直に言ってしまった。もっとうまいこと言えよという感じである。
もっと、こう…フランスの経済に昔から興味があって〜とか。
無論、経済っぽい単語を一切組み込まなかった自己紹介だったので、学生からは質問とか全くされなかったよ!!このときの空気を思い出すだけで3キロくらい痩せれそうである。
ちなみに、空気読んだ先生が質問してくれたわ!!!憐れみなぞいらんよ!
まぁ毎日、ホテルの高嶋政伸口調で『姉さん大変なことになりました…』って頭の中で呟きながら授業を受けている。
これを機に、というか、改めて自分の宙ぶらりん具合が大変気持ち悪くなったのである。
勉強は続けたい。
でも学生を続けるなら、バイトしか出来ない。
もし本当にガッツリ勉強を続けるなら、まともに働けるのは、30歳頃になるような気がする。
イイ大人のくせして纏まったお金を稼げない自分というものが何だか気持ち悪い。
でも自分の力を試したい。
でもその分野で、自分の能力を否定されたらどうしよう。
何より、学生でいることを選んだら、妊娠出産のタイミングがわからない。
でも今、仮に就職出来たとして、産休が取れるようになってから子供が出来ても、本当に後悔はしないのだろうか。
子供が言い訳になったりはしないだろうか。
でも健康なうちに子供は産みたい。
この禅問答が、半年近く続いている。
当然、婚約者にも自分の考えは全て言っているが、この日も家に帰ってから、自分の中途半端さ気持ち悪いっすわーと喋った。
いつもこういうことを言うたびに、『学生だったら子供産んではいけないの?何のために保育所や託児所があると思う?うちの会社用の託児所なら学生のママでも大丈夫だと思うよ?』と言われる。
欲しいものはぜんぶ手に入れたらいいじゃない。
と、簡単にのたまう。
いつもは、そうは言うけどね…それは単なる理想に過ぎんやん…と思う。
素直にその考えを受け入れることができない。欲しいものはぜんぶ手に入れるという考えは、単なる甘えだと思ってしまうからだ。
この世は等価交換ってとある漫画でも言ってたじゃないか!!
でも、この日は何か違った。
たぶんもう、自分の中でもどうしたいかはわかっていたんだと思う。
与えられた言葉、赦し が、ありがたいと素直に思えた。
勉強したけりゃ5年でも10年でも続けなよ。
極端な話、医者になりたいと思えば今から勉強して医大入ればいいじゃん。弁護士になりたいと思えば、今から法学始めればいいじゃん。何だって出来るんだよ。10年経ってもまだ君は37歳だよ。若いね!!子供はもう2人はいるかな。
自分が本当に100%心の底から好きだと思える職業に就いてほしい。そんなものはこの世に存在しないかもしれないけど、理想に近付けていってほしい。
お金を稼ぐために働かないでほしい。
金額なんて重要じゃないんだよ。
L'épanouissement (才能の開花、自分が咲き誇る みたいなニュアンス)が何より大事なんだよ。
自分の経験に自信を持っているお母さんが、子供達の自慢にもなると思うよ。
伴侶の最善の幸せを願うのが夫婦なんだよ。
と言われた。
甘やかしすぎやで…とは思う。
当たり前に申し訳なさはある。
頼ってばかりいるのは自分の理想である"自律した女性("自立"は同音だが少し違う)"からも遠ざかる。
だからこそ、脳みそを余すことなく使って、学べることはぜんぶ詰め込んでいこうと思う。
早く、速く。
いまのわたしのクシャミは、アンビシュー!である。
ものすごく気分の落ち込んでいるときは、ものすごくしょーもないこと たった1つで泣きそうになる。
肩に鳥のフンが落ちてくるとか(クリーニングから帰ってきたばっかのコートなんですけど…)、
くっそバカにした顔でニーハオ〜と すれ違いざまに言われたりだとか、
お店で挨拶してもシカトされたりだとか、
送っていたはずの書類が紛失されていたりだとか。
まあ泣かんけどな。
こんなことで泣いていては生きていけない。
ときどき、自分の進むべき道とかがブレてしまう。
迷いをもっている自分に無性に腹が立つ。
そしてどんどん気持ちが落ちていく。
先日、CCIP( la Chambre de commerce et d’industrie de Paris Ile-de-France)主催のDFP(les diplômes de français professionnel)を受験しようと思ってソルボンヌ大学の講座を受講することに決めた。
この試験は、DELFやDALFと同じで、A1 A2 B1 B2 C1 というレベルがある。C2もあるっぽいが、講座の最上級レベルがC1までだったのでよくわからん。
ちなみにA1が初級。
とりあえずB2から始めたいなぁと思ったら、クラス分けテストの結果、いきなりC1のクラスに組み込まれてしまった。
くそである。何ぞこれ。
アジア人お得意の、ペーパーテストはくっそ出来ますが 討論はくっそ苦手です☆の典型であるわたし。(オーラルの試験もあったが、ただ世間話をしただけである。)
そんなわたしが最上級クラスなんかに組み込まれたらどうなることかは火を見るより明らかである。
そもそもこの試験を受けようと思ったきっかけは、いずれフランスで就職するときにこんなディプロムあったほうが箔がつくわよね〜とかいうくらいのものであった。
(実際、フランス社会で役に立つ知識ばかりが出題されるので就職には有利だと思う)
なのだが、クラスのメンバーのクオリティ高すぎてワロタ。オワタ\(^o^)/
まず、みんな既に経済学を一通り学んでます という状態。
母国で経済学のlicenceはとったから、フランスの大学でmasterとりたい
だとか、
挙句の果てにはグランゼコール入学を目指してる人までいた。エリートか。
みんな大志を抱きまくりで眩しい。
きっと彼らのクシャミは、ハッ…ハッ…アンビシャス!!!!
って感じなんだろうなと、自己紹介を聞きながらぼんやり思った。
いや、フランスだから、アンビシュー!!だろうか。はたまた、名詞でアンビション!!なのだろうか。聞いてみたいものである。
(こういった思考を抱く時点で、もうクラスの最下位決定である。)
そもそも、ケベック人 スイス人 スペイン人 イタリア人ばっかりというだけで、私にはそのクラスのレベルの高さ(とういうか、どんだけ討論尽くしになるか)はお察しであった。
こういった、経済やら商業の学問をフランスで高めたい人々に大人気の試験、DFP。
そんな事実は知りませんでしたよあたしゃ。就職目指してる人のための試験だと思ってたんだが。
誰かが自己紹介してるときも、みんな質問しまくり。あ〜あそこの学校で商業を勉強したのね〜!知ってるわそこ!とか。グランゼコールに受かったとして将来どんな職につきたいの?とか。母国でも経済学を活かした仕事してたの?とか。
ついにフられた自己紹介で、自分のショボさを露呈してしまうことになった。
しかもこの自己紹介では、自分が今まで勉強してきた分野について必ず言わなくてはならなかった。
あんまり覚えていないが、ザックリこんなことを言った。
続けていきたい勉強があるが色々迷っている、仮にその道を極めたところでそれで食っていけるかもわからない、とりあえずどう転んでも職を得られるようにこのディプロムを取ろうと思った、日本の大学で社会学の勉強はしたが全くそれを活かすことのない職についていた(これが一番の蛇足)
みたいなことを、くっそ正直に言ってしまった。もっとうまいこと言えよという感じである。
もっと、こう…フランスの経済に昔から興味があって〜とか。
無論、経済っぽい単語を一切組み込まなかった自己紹介だったので、学生からは質問とか全くされなかったよ!!このときの空気を思い出すだけで3キロくらい痩せれそうである。
ちなみに、空気読んだ先生が質問してくれたわ!!!憐れみなぞいらんよ!
まぁ毎日、ホテルの高嶋政伸口調で『姉さん大変なことになりました…』って頭の中で呟きながら授業を受けている。
これを機に、というか、改めて自分の宙ぶらりん具合が大変気持ち悪くなったのである。
勉強は続けたい。
でも学生を続けるなら、バイトしか出来ない。
もし本当にガッツリ勉強を続けるなら、まともに働けるのは、30歳頃になるような気がする。
イイ大人のくせして纏まったお金を稼げない自分というものが何だか気持ち悪い。
でも自分の力を試したい。
でもその分野で、自分の能力を否定されたらどうしよう。
何より、学生でいることを選んだら、妊娠出産のタイミングがわからない。
でも今、仮に就職出来たとして、産休が取れるようになってから子供が出来ても、本当に後悔はしないのだろうか。
子供が言い訳になったりはしないだろうか。
でも健康なうちに子供は産みたい。
この禅問答が、半年近く続いている。
当然、婚約者にも自分の考えは全て言っているが、この日も家に帰ってから、自分の中途半端さ気持ち悪いっすわーと喋った。
いつもこういうことを言うたびに、『学生だったら子供産んではいけないの?何のために保育所や託児所があると思う?うちの会社用の託児所なら学生のママでも大丈夫だと思うよ?』と言われる。
欲しいものはぜんぶ手に入れたらいいじゃない。
と、簡単にのたまう。
いつもは、そうは言うけどね…それは単なる理想に過ぎんやん…と思う。
素直にその考えを受け入れることができない。欲しいものはぜんぶ手に入れるという考えは、単なる甘えだと思ってしまうからだ。
この世は等価交換ってとある漫画でも言ってたじゃないか!!
でも、この日は何か違った。
たぶんもう、自分の中でもどうしたいかはわかっていたんだと思う。
与えられた言葉、赦し が、ありがたいと素直に思えた。
勉強したけりゃ5年でも10年でも続けなよ。
極端な話、医者になりたいと思えば今から勉強して医大入ればいいじゃん。弁護士になりたいと思えば、今から法学始めればいいじゃん。何だって出来るんだよ。10年経ってもまだ君は37歳だよ。若いね!!子供はもう2人はいるかな。
自分が本当に100%心の底から好きだと思える職業に就いてほしい。そんなものはこの世に存在しないかもしれないけど、理想に近付けていってほしい。
お金を稼ぐために働かないでほしい。
金額なんて重要じゃないんだよ。
L'épanouissement (才能の開花、自分が咲き誇る みたいなニュアンス)が何より大事なんだよ。
自分の経験に自信を持っているお母さんが、子供達の自慢にもなると思うよ。
伴侶の最善の幸せを願うのが夫婦なんだよ。
と言われた。
甘やかしすぎやで…とは思う。
当たり前に申し訳なさはある。
頼ってばかりいるのは自分の理想である"自律した女性("自立"は同音だが少し違う)"からも遠ざかる。
だからこそ、脳みそを余すことなく使って、学べることはぜんぶ詰め込んでいこうと思う。
早く、速く。
いまのわたしのクシャミは、アンビシュー!である。
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