1. 旅行比較サイト トラベルコ
  2. 特派員ブログ
  3. もやしジャンキーさん
  4. 留学・長期滞在の記事一覧
日経トレンディ総合力BESTに続きオリコン顧客満足度®でも1を獲得 [プレスリリース]

  海外エリア: ヨーロッパ > フランス の他のブログはこちら|

気にしたら負けや@フランス

~煎餅をかじるだけで異臭騒ぎになる、そんな素敵な国でわたしは今日も生きてゆく。~

プロフィール
ニックネーム:
もやしジャンキー
居住地:
ヨーロッパ>フランス>パリ
性別:
女性
年代:
30代
自己紹介:
高校生の時にyamakashiというフランス映画に惚れ込み(ロマンチックな映画でなく、思いっきりアクション映画)、フランスってむちゃくちゃな国だなー!!胸アツ!!と思い、一気にフランス好きに。いつか私はフランスに住むという夢を10年間持ち続け、2012年会社を退職しついに渡仏。現在は学生としてフランスで婚約者と共に暮らしている。
日本では社会の歯車よろしく働き尽くめであったが、こちらに来てからは日常が本当に穏やかに流れているように感じる。
しかし、お笑いの町尼崎出身&バリバリの体育会系人間なので、ありとあらゆる面にツッコミをいれる日々を送っている。

カレンダー
2月<2024年3月    
12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31

記事一覧

1 - 5件目まで(9件中)

NoPhoto
フランス焼き魚ロマンス
エリア:
  • ヨーロッパ>フランス
テーマ:留学・長期滞在 旅行準備 その他 
投稿日:2014/09/29 21:10
コメント(0)
※この記事は夏にかいたものです…


思いっきりバカンスモードに入り、気が抜けまくりである。
フランス紹介ブログとしては、恐らくバカンスの旅行について書くのが正しいのでしょうが、個人的に旅行についてのブログ記事は読むのも書くのもあまり好きではないので端折る。
このブログの基本はフランスでの日常生活をダラダラ書くことなので余計に。バカンス旅行という非日常な日々を過ごすにつれ、日常のありがたみを感じるし。


ただ、今回のバカンスで旅行して思ったのは、今後 長期の旅行時はぬか床を持っていこう…ということである。先日、一週間以上家を空けた。
直前までぬか床を持って行くことを試みていたが、夫による必死の説得(車の中は暑いから、ぬか床の発酵が進むんじゃないかな云々)を受け、しぶしぶぬか床は野菜を抜いた状態で冷蔵庫へ。
そして一週間後、家に帰ってすぐにしたことは ぬか床の状態確認とベランダのシソの安否確認である。
シソは大丈夫であったが、ぬか床の状態がやはりあまり良くなかった。
冷蔵庫のおかげでカビったりはしてなかったが、やはり一週間以上かき混ぜていなかったのでちょっと匂いが変なことに。
塩ととんがらしを足して1日4回混ぜることを数日続けたら元の状態に戻ったが、今後はこんな過ち繰り返すまい。
こんな具合に、私にとって日本食に家でありつく ということはものすごく重要なのである。
フランスに住んでいるんだからフランス流の食事をとることが正しいことなんだろうし、そうすることがこの国に住む礼儀なのだろうとも思う。
郷に入ればsois obéissant とも言うしな!!
しかし。フランス飯は美味いけど、やはり魂が求め 五臓六腑が震える味は日本食。気が付けば食にJAPANを求めてしまう。
私の血はダシで出来ているの(°∀°)!!


そんな私なので、この度迎えた誕生日のプレゼントとして夫にリクエストしていたのは"魚焼きグリル"であった。
そう、フランスの台所に魚焼きグリルはついていない。
故に、魚を焼くとしたらフライパン+クッキングシート、それかオーブンを使用する。しかし、それらでは魚焼きグリルで焼いた焼き魚特有のフワパリ感には遠く及ばぬ仕上がりになるのである。
んごおおおおおお魚焼きグリルで焼いたフワフワパリパリの塩サバにほかほかご飯と味噌汁とぬか漬けみたいな食卓を囲みたいおおおおおお!!!
と発狂することがままあるので、誕生日に魚焼きグリルを買うてちょ〜とお願いしていたのだ。
日本で買えば5000円前後だろうが、フランスで良いものをゲットしようとすると(というか日本から取り寄せしてねと言っていた)配送料やらかかって高くなるパターンなのでそこそこすると予想していた。
ちなみに、我が家には関西人らしくたこ焼き器もある。これまたガスで焼くめっちゃいいやつを日本から取り寄せたのだが、配送料が本体の3倍以上した。ドンマイ。


誕生日の二週間前くらいだっただろうか、夫が『誕生日プレゼントを買ってくるね』と言ってパリに出かけた。
帰って来た彼の手には、ものすごく大きな長方形の荷物。
狂喜乱舞する私。
ああ、パリの日本食品店で魚焼きグリルをゲットしてきてくれたのね!!!!!
魚焼きグリルがついに我が家に!!!!!
ついに来たか〜!!快適焼き魚ライフ!!!塩サバ白飯!!なんなら鶏の手羽先だって焼いちゃう!!あ〜コレがリア充というやつか〜!!もう毎日が絶対楽しくなるねコリャ!!!!


そしてわくわくしながら迎えた誕生日当日。いよいよ魚焼きグリルとご対面である。
いそいそと夫が私の前に包装紙でデコられた、三つのプレゼントを置いた。
二つは大きな長方形、そして一つはとても小さな箱だった。
私は魚焼きグリルさえあればそれだけで良いのに…!!感謝の気持ちで溢れた瞬間。

まずはこれを開けてよ!と一つ目の長方形なプレゼントを指差す夫。
持ってみると、軽かった。
これは魚焼きグリルではないのね、なるほどもう一つの長方形なプレゼントが魚焼きグリルで…まずは喜びのショートジャブお手並み拝見!バリバリっと包装紙を破ると、オシャンティな黒革の鞄。なかなか立派な誂えである。
そう、私はずっと有事の際(冠婚葬祭…というか主に葬式)で使えるための黒い服 黒い鞄 黒い靴を探していたのだ。社会人になった時、親に
"まずこの黒いグッズを揃えることが大人になるためのマナー"と言われていたので二十代前半に全て揃えてはいたが、もう三十路前だし それなりの上等なものに買い換えたいと思っていたところだったのだ。

ありがとう、これで…就職の面接とか葬式はばっちこいやね!!とお礼を言い、次に小さな箱のプレゼントを開けた。

真珠とサファイアのピアスであった。
ぃよっ!冠婚葬祭アイテムマスター!!とお礼を言った。我ながらわけわからん賛辞。そして実際には冠婚葬祭の葬では使わないだろうけど。


さあああああああ遂に念願の魚焼きグリルと対面の時!!!塩サバ白米はふはふ!!!この日のために、在仏日本人主婦の友である某オランダ水産会社の各種魚を取り寄せとったやで!!!!!銀ダラ西京味噌漬けファイア!!!!!


勢い良く包装紙を破ると、なんとそこにまた別の黒革の鞄があった。





…え??(゜Д゜)わいの魚焼きグリルちゃんはどこにあるのんけ??



夫曰く、一つ目の鞄とこの鞄で迷った挙句、二つとも買ってしまえ!ということになったようだ。
なんという…どんぶり買い(造語、雑な買い物 の意味)!!!!
うわあ素敵!!葬式の二つ三つが突然同じタイミングであろうとも、毎回違うデザインの鞄で参列出来るや!!という縁起でもないお礼を言った後に
『で、魚焼きグリルは…??』
と恐る恐る聞いたところ、

『え……あれ本気で言っていたの…!?あまりにロマンに欠けるリクエストだったから、冗談かと思ってた!!』
という我が耳を疑う返答であった。


私が食べ物に関して冗談を言ったことが未だかつてあっただろうか。
この、盛り上がりに盛り上がりまくった焼き魚と白米に対する思いはどこにぶつければいいのか。
この二週間トキメキまくったせいで、完全に誕生日の翌日の朝は焼き魚定食にする気マンマンだったんだが。
ていうか魚焼きグリルがロマンに欠けるとかディスってんじゃないわよ!!!!
あたいにとっちゃ、手塚治虫の火の鳥を一巻から改めて読み返すときに感じる"ここから始まる壮大な大河ロマン"みたいな!!むしろその10倍以上の強いトキメキを感じる代物なんですがっ!!!!!
あと手塚治虫漫画に出てくる、蓮っ葉な言葉使いの女の子達ってなんであんな可愛いんやろか。アタイなんてほっときゃいいのさ!!!みたいな喋り方をする子ほどピュアな法則!!!!





…と言いたい気持ちをぐっと堪えつつ、
なんだか今回のプレゼントはなんだか全体的にオナゴね☆めるしー!!!と言っておいたけども、やはり魚焼きグリル欲しいってばよ!!!自分で買うわよ!!!




…焼き魚を食べるときはどうぞこのような人間がいるということを思い出して味わって下さい。

そして、みなさん長期の海外旅行や留学に行かれる際は、事前に焼き魚を食べまくっといたほうがいいです。

NoPhoto
フランスで、夢だったアレをついに始めた。
エリア:
  • ヨーロッパ>フランス
テーマ:ウェディング 留学・長期滞在 その他 
投稿日:2014/06/18 23:07
コメント(4)
そんなこんなでマダムデビュー。
ようやくバタバタが終わり一呼吸…という間もなく、またまた試験シーズン突入で死んでいる。
しかも結婚式前に家族が持ってきてくれたモノで家があふれかえっている。
まじで片付かない。やはり引越しするほかないのだろうか。ウエディングドレスの置き場にも大変困っている。

さて、結婚式でたくさんの人々に祝ってもらえて十分幸せなのだが、さらにお祝いとして頂いたものが嬉しすぎてほくそ笑む日々。
何と、私的日本の三種の神器が揃ってしまったのである。

その三種の神器とは!!
土鍋セット、布団乾燥機、そしてカビにくいぬか床ができる某糠壺(商品の宣伝みたいになりそうだからあえて名前は書かない)
である!!

土鍋セットは、何かにつけ助けてもらっているフランス生活の大先輩から頂いたもので、もうこの冬が待ち遠しすぎる一品である。本当にありがたい。
フランスにおける土鍋がどれだけ貴重なものか!!!昨年、一時帰国する際、オシャレ大好きな姉からルク○ーゼの鍋を買ってきてよ、フランスなら安いでしょ と言われたが、もうアホかと。バカかと。あんなクソ重いものを持って帰れるわけないし、日本の土鍋の方がよっぽど価値あるわいと思ったものである。土鍋は日本の宝やで!!!!
ベランダですくすくと育っている春菊と水菜を見るたび、ほくそ笑んでしまう。夫は鍋料理を食べたことがないので、早くあの美味さを味わわせてやりたい。
真冬の熱々鍋にキンキンに冷えたビールの組み合わせ…。想像するだけで3キロ太れる!

そして布団乾燥機。母が日本から持って来てくれた。これは、ベッドマットが干せないこの国で大活躍なのだ。
今まで、ひたすらファブリーズを撒き倒して除菌を試みてきたが、やっぱり干さないから、なんか気持ち悪い。あと、たまに虫に刺されたみたいな跡が腕に出来たりする。
しかし、このバカみたいに重いベッドマットに布団乾燥機が効果覿面!!
しかも、靴を乾かす機能付きという優れた一品である。


そして最後のぬか床!!!!
フランスの気候にはぬか漬けは合わない、カビやすい などと方方で聞き、諦めていた。
しかし!このカビにくいぬか床なら、水が自動的に吸い上がってくるからカビにくいし、しかも毎日混ぜなくても大丈夫!という優れものなのである。
これが美味いのなんの。一番最初、ぬかを慣らすために漬けた捨て野菜ですら本気の美味さを発揮していた。もう毎日が楽しくて仕方ない。
日々、上がってきた水を捨てながら、漬かってゆく野菜の成長を見守る感じとかね。
酸っぱくなってきたときのために、膜を除去した卵の殻を砕いて準備しといたり、鷹の爪を用意したり…。ぬか床の手入れって、生き物を育てるのと同じ気分である。
フランスに来てから、趣味らしい趣味がなかったが、おかげで趣味はぬか漬けになった。
いやもう、まじで趣味はアクアリウムって言う人と同じである(果てしない乖離)。
夫曰く、ぬか床を混ぜたり、野菜を塩もみして仕込んでいるときの私は本当にニヤニヤ幸せそうにしているらしい。
あと、私はぬかの匂いが昔から大好きで、ぬか床をいじった後の母の手をくんかくんか嗅いで喜ぶという変わった子供であった。
なので、ぬか床を触った後の手を嗅いで あーめっちゃ良い匂いや…と喜んでいると、夫に『今まで僕があげたどんな香水よりも喜んでるね…』と落ち込まれた。

ぬか床をより美味しくするためには色んな野菜を漬けてぬかに味を移すことが重要らしく、色々な野菜を試すのも楽しい。ラディッシュとかセロリとか。
人参が嫌いなんだが、人参のぬか漬けをやったらあまりの美味さに驚いた。
きゅうりのぬか漬けに何ら劣らぬその味わい。
東の高校生名探偵が工藤新一なら、西は服部平次。それくらいの安定感である。

夫にぬか漬けを食べさせたら、『食べれんことはない』というコメントであった。
というわけで、現状、我が家でぬか漬けを進んで消費するのは私のみ。
だから、昨日なんか、長年の夢であった"きゅうりのぬか漬け丸かじり"をやってやった。おにぎり(具なし、塩すらなし)を片手に。
食べ物の美味しさに泣きそうになったのは生まれて初めてである。ものすごい贅沢。
喩えるならば、高見沢俊彦にヘアケアの秘訣を直伝してもらうような!!それくらいの贅沢!!!
実際、私は食べ物に関してはフランスで生きるメリットがあんまり無い。
パンより米だし、ワインより日本酒だし、チーズは嫌いだし。給食の6Pチーズとかドラえもんチーズですら食べれなかった私にとって、フランスのガチなチーズはマイクタイソンの本気のボディブローみたいなもんである。
そして、家族がフランスに来たとき、姉達は『美味しいパン屋に連れてってよ!パンオショコラが食べたーい☆失恋ショコラティエで出てたから』とか言っていたが、もうぶっちゃけ
ああ!?恋に破れたチョコレート職人があんだって?!?!って感じだった。そんなもんより私は米が食べたかったからだ。
そんな私なので、漬物がコンスタントに食べられる という状況は本当に嬉しいのだ。
きゅうりのQちゃん風漬物を、大鍋で大量に作り貯めしたりもする。


なんか後半はぬか漬け愛しか語っていないが、この三種の神器のおかげで、本当にフランス生活が快適になった。
日本にお住まいのみなさん。みなさんが普段食べたり、使ったりしてるものは、実はめちゃくちゃ素晴らしい価値のあるものなんだということを知っていただきたい。
フランスはパンが美味いだとかスイ〜ツが可愛いヨネ☆みたいなことを言われるけど(実際それらは事実ですが)、きゅうりのQちゃんがスーパーで安く手に入ることがめちゃくちゃ羨ましいと思っている人間も世界中にたくさんいるわけです。

とりあえず、女子はみんなぬか漬け始めましょう。合コンとかで、趣味はぁ…ぬか漬けで〜す☆きゃぴ☆って言ってみ。
もうモテる予感しかしない。

NoPhoto
フランスでカトリック挙式したい人向け情報(※フランスに住む人で)
エリア:
  • ヨーロッパ>フランス
テーマ:ウェディング 留学・長期滞在 
投稿日:2014/06/18 23:02
コメント(0)
※例のごとく、以前自分のブログにあげたものなので季節感おかしいです


先日、いきなり高熱が出たとき、体温がものすごく上がったせいか鼻血が出た。10分くらいティッシュで抑えても全く止まらんので、ふと "鼻血はティッシュで抑えるより流れるに任せて置いた方が早く止まる" というタモリさんか誰かの台詞を思い出し、洗面台の前で下を向いて鼻血を流れるに任せた。
鼻血を流しながら立っているのがあまりにもヒマで、色んなことに思いを巡らせてみた。そういや菊地桃子は結婚式が直前で延期になったときにストレスで血を吐いたんよなあ…
…なんか…
…私と桃子って似てるのかもなぁ…!
とか。
まあ私は鼻血なんだが。
喀血と鼻血、一字違うだけでなんでこんなにコメディになるのか。
そして菊地桃子といえばパテオだなぁ…などと、極限にどうでもいいことを考えていたらパタっと血が止まった。(後に、これがパテオの奇跡と語り継がれることになる


ことはない。 )


つーかパテオの結末知らんわ。当時幼稚園児だったわ。


とりあえず最近ものすごく切羽詰まっている。やることがいきなりドッと来た。
結婚式の準備やら勉強やら夏のバカンスシーズンに向けてのバイト探しやら。
<<南蛮平定のため、孟獲を7回ほど捕らえるだけの簡単なお仕事です。未経験者大歓迎☆諸葛孔明先生の言う通りに動いていただくだけでOK!>>っていうくらい簡単なバイトは無いだろうか。短期で。南蛮にて七縦七禽!!!



さて、今日は結婚式のことについて久々に書く。
教会で宗教的な挙式をする場合、宣誓書みたいなもの(lettre d'intentions)を神官に向けて書かないといけない。これは夫婦連名で作成してもいいけど、普通はやはり新郎新婦それぞれが一枚ずつ作成するのが理想らしいので、私たちもそれぞれで書くことに。
そして作成するにあたり、以下4点のことについて言及しないといけない。

- Liberté -(自由)
カップル間における自由や独立性について自分が思うことを書く。どういう風に相手の自由を尊重するかとか。あとこの結婚にどんな気持ちで臨んでいるのか。また、カップル間において自分は自由であるか

- Fidélité -(誠実)
相手に対してどのように自分の誠実さを貫くか、また自分達カップルにおける誠実さとは何か。(離婚に繋がる一番の原因は誠実さの欠如なので、神父さんにもここの部分をすごく深く突っ込まれる。彼だけを一生愛し抜けるかと。)

- Indissolubilité(解消不可能な事実)-
神の前で行うこの誓いが解消不可能であるという事実から、お互いを一生の伴侶だときちんと意識しているのか。30年後、50年後の自分達が寄り添って生活しているかどうか自分の思うことを書く


- Fécondité (夫婦間の生殖) -
2人とも子供を望んでいるか、どのように子供を育てていきたいか、また子供にもカトリックの教えの中で生きていって欲しいのか。



という感じで書いていく。
近くのフランス人に、indissolubilité (アンディッソリュビリテ)て言えるかどうか聞いて見て欲しい。絶対みんな、すんなり言えないから。神父さんすら噛み噛みである。
そしてfécondité (フェコンディテ)という言葉を初めて聞いたとき、なんかスパゲティの茹で方みたいね〜とか思った。
( °∀° ){アルデンテ!!!

結婚前に、全世界共通でカトリックの人々はコレを作成するんだと思う。とりあえず自分の思うことを書いたら、神父さんに見せに行く。
一度でOKは貰えんだろうと思ったらやはりダメだった。だいたいの部分は大丈夫だったが、最後のfécondité については自分達の欲しい子供の数を具体的に書かないといけなかった。
こうして紙に書いておくことで、結婚後に"紙には子供が欲しいって書いたけど、実は俺は子供なんていらないんだ"という事態になった場合、この宣誓書を証拠に裁判で勝てるからネ☆と神父さんに言われた。へえー。

教会で結婚するための手続き…というか道のりはとても長いけど、そういうのももうすぐ終わるんだなー。
個人的に、きちんとした信仰心がないなら教会で挙式する必要はないと思う。
ややこしいし、何よりもそれなりのフランス語力が求められるので。(DELF B2もしくはDALF C1くらいが妥当かと。特に結婚式の講習会の時、ディスカッションもするし。聖書という特殊な書き方をしている文章を耳で聞いて理解するのは本当に本当に難しい。そして最後に、このように文章を書く力も求められるし。)


市役所での行政手続きはもう全て終わったし、私達の結婚式に関する公示も既に行われた。(フランスでは市役所外で10日間の結婚の公示がされる。公示期間中は第三者がその結婚に対する異議を唱えることが出来るらしいけど、俺もあいつが好きだから異議アリ!とかでなく、あの人◯◯と結婚してないっけ?これは重婚ではないの?というような異議)
なので、いよいよである。本当に長い道のりであった…。


何はともあれ、やることがありすぎて、このバカンス中はほぼ家に閉じこもって終わるだろう。
手伝うよ〜と言ってくれる優しい友人達もいるのだが、いかんせん残っていることと言えば、自分達でやらなくてはいけないことばっかなのだ。この宣誓書のやり直しだとか、教会での結婚式のプログラム作り(日本語訳対応)だとか。
結婚式の準備もそうだが、結婚後の自分の人生の準備やらが同時進行なので吐きそうなんである。これについては、またそのうち書くが。


正直、ここ数日は自分がピリピリしているのがすごくわかるし、仕事で疲れて帰ってきた婚約者を精神的に労ってやっていないなとも感じる。
こう…なんか優しくないモノの言い方をしながら『あ〜こんな風に言っちゃダメだろ自分〜…』てリアルタイムで自省する。
そして彼に、怒った?と聞いても、ニコニコしながら、
『いや怒ってないよ、だってトゲのあることを言いながら自分で後悔したでしょ?君は自分で反省出来る人だから、僕が怒るまでもないでしょ。君は自分の過ちをすぐに見直せる、素晴らしい人間なんだから』
と返ってきた。
菩薩か貴様は!!!!!!
何か目頭が熱くなったわ!!!!
こうやって言われると、余計反省するしな!!作戦か!!!どこの軍師や!!!!


私も早く、立派な一国の軍師になりたいと思います。




このゴタゴタが終わったら、タモリさん風カレーに挑もうと思っている。じっくり煮てやる。

NoPhoto
フランスパンで膝を傷める日本人は私くらいだと思う
エリア:
  • ヨーロッパ>フランス
テーマ:留学・長期滞在 
投稿日:2014/01/24 22:33
コメント(0)
※この記事は前に自分のブログに書いたモノなので季節感がおかしいですが、気にせずお読みください



2014年は日本に帰ることは無いわ〜と今日、母親に電話した。
『ばか!!!』と一喝され申した。藤子不二雄の"まんが道"に出てくる、デラさんを彷彿とさせるような、ばか!!であった。
どうでもいいが、彼らがトキワ荘で作ったキャベツの味噌汁 白飯の晩飯がやたら美味そうで仕方なく、再現してみたけどそうでもなかった…という思いをしたのは私だけではないはずだ。ンマーーーイ!!



どうも母親は、日本でも何か結婚式っぽいことをするんだろうなと思っていたらしい。
だがしかし、フランス〜日本間で準備のやりとりするのが面倒くさい上に、日本は結婚に関する全てのことのビジネス色が強すぎて、どうもヤル気が起きないのである。
そして何より、やらないで済むことならもうやりたくない。その熱意と時間を勉強に注ぐんだお!!

和装での写真は2015年か2016年あたり、日本に帰ったら撮るわ〜と言うたら
『いや、2015年には妊娠してるから帰って来れないでしょ、2016年には赤ちゃん居るだろうから、結局飛行機乗れないじゃない!!』と言われた。
うーんこのプレッシャー!!!


今日はこの一年を振り返ろうと思う。
2013年、私はどえらい成長をした。
そう、わたしの成長っぷりが凄まじいと地元ではもっぱらの噂である。(てきとう)
もう自分でも驚くほどの成長をひしひしと感じている。
ああ、一皮剥けたなあって、つくづく思う。

どんな成長かって??








…パン屋で買ったバゲットを小脇に抱えて颯爽と歩けるようになっちゃったってばよ!!!
なんならたまに齧ったりしちゃう。
カッコよすぎてチビりそう!!


前までは、コレが出来なかったんである。
あたいが、そんな…パンを小脇に抱えて歩くなんて…。 てめえ!!イチビってんじゃねーぞバーロー!!とかいう怒号が飛んできたり、時計型麻酔銃で眠らされたりするんじゃなかろうかという勝手な不安意識が働き、前まではパン屋でパンを買ったらすぐ、 ばっきーっ!とバゲットを膝で半分に折り、買い物袋(フランスは日本以上にエコバッグ意識が強いの☆出来る女は、いつだってマイバッグ持参なんだモン!地球にも優しい女性だなんて素敵じゃナイ??うふふっ☆)にしまっていた。

小脇でパンを抱えることが出来るようになった今、膝の半月板あたりを痛めることなんてもう無いんだぜ!!!なんでパンが半分に折れてるの?なんて、ジュリアンに訝しがられることもないんだ!!SU☆TE☆KI!!


2014年の目標は、靴下の穴を繕わずにサッと捨てれるようになること!と言いたいところだが、それは勿体ない上に こっちの靴下は穴あいてしゃーないのでムリなんである。こないだスーパーで見つけてフンパツして買ったイタリア製の靴下は、一回履いただけでカカト怪しいんだが。7ユーロもしたんだが。もうあの国にはスパゲティ以外、何も期待しないことにする。
やはり靴下はメイドインジャポンに限る。

というのは冗談として、2014年の目標はマダムの品格 というか、エレガンスを追い求めたい。もうこう書いてる時点で無理クサさがぷんぷんしている。
と言うのも、私はフランスに来てからというもの、オシャレをほぼしなくなったからである。婚約者と週末どこかに行く時しかスカートやパンプスは履かない。日々、ジーパン(デニムと言わない時点で終わっている)にスニーカー、眉毛書くくらいの手抜き化粧。
アンジェラアキを目指しているのかもしれないがロッチの中岡みたいになってますよ的な感じである。
日本にいた頃は、それなりにマトモだったんだが。
ちゅうか、パリでオシャレすることが私にはマジで怖いんである。死活問題よね。すぐにスリの的になる気がして。
実際、パリの日本人観光客は一発で見抜ける。やたらオシャレで小綺麗、そして警戒心皆無。
以前メトロの中で、ガイドブック開いて日本語で談笑、短いスカートにヒールの高い靴、半開きのカバン という日本人女性2人組がいて、この人たちは囮捜査か何かをしてるんだろうかと思ったほどである。
だから、オシャレしてたら観光客と間違われて、スリの恰好の的になる気がして怖いのだ。

しかし、やはり、女性でいることを忘れてはいかんなと日々感じるのである。
教会での結婚講習会でも、『子供ができても、まず夫の妻であるという大前提を忘れてはいけない』と言われた。

クリスマス前、婚約者に何が欲しいか聞かれた時、わたしは寿命の長そうなブーツ と答えた。
すると彼は翌日、職場の女性社員達にリサーチしたらしく、『○○(イタリアの某有名靴ブランド)がとにかく質がよくて長年使えるらしい』といってきた。



違う!!


違うねん!!!!そんなオシャレ要素は一切求めてないねん!!
ブーツはブーツでもオシャレブーツでなく、アウトドア向けのブーツっていうか!!
がんがん歩きたおしても踵がちびらんような、なんならいっそ、踵に鉄板が入ってるような安全靴みたいなんが欲しいねん!!とにかく摩耗しないブーツが欲しいねや!!

と力説した。
彼は『きっと世間の女性はオシャレなブランドもののブーツを喜んで履くだろうに…!君ってやつぁ…!!オンリーワン!!!』みたいな謎の解釈をして感動していた。この一連の流れを、どうやら彼は同僚達に話したらしく、その次の日に、日頃から家族ぐるみで親しくしている婚約者の同僚の奥さんから電話がかかってきた。
『モヤシ!!あなた、もうすぐマダムになるのよ!?
安全靴なんて冗談言ってる場合じゃないの!エレガントな女性でいなきゃ、他人からリスペクトしてもらえないのよ!妻がエレガントでないと、夫自身も馬鹿にされるんだからっ!!』
と。

もう何にびっくりしたって、同僚の奥さんにまでこんなしょーもない話が広まっていることであった。サザエさんの世界か!!

しかし実際、きちんとした身なりをしていると、方々で扱い方の違いを感じるのはマジである。マダムどうぞ と言って道を譲って貰えたり、お店での対応も柔和だったり。若干の敬意を払ってもらえている気がする。
きったねー格好にすっぴんの時は、犬畜生のように扱われますし。
ある程度のオサレは必要なのだなぁと最近よく思う。
しかし、マトモな格好にシフトチェンジした瞬間、スリにあいそうで怖いが。
(なんせ未だにフランスで長財布すら使えないチキンなもんで。がま口使ってるだよ。実際、手練れのスリは会計時に財布を見てターゲット決めるらしい。)
やし実際、学校で勉強するだけなのにオシャレする必要性も感じんのだがなあ…。


まあ、2014年は、今よりちょっとオシャレしつつ、家には糠床を持った家庭的マダムになりたいと思う。


良いお年を〜

NoPhoto
さっきゆかりを床にぶちまけて、生きているのが辛い
エリア:
  • ヨーロッパ>フランス
テーマ:留学・長期滞在 
投稿日:2014/01/24 21:58
コメント(0)
数年前、芸能人の田中好子さんが亡くなったときに、『え!すーちゃんが!?キャンディーズの中では一番長生きしそうな感じやったのに…』と思った。
人間、いつ何が起こるかわからないと改めて思ったものである。

先月の頭に、婚約者の父上殿が心筋梗塞で病院に運ばれた。
そのときになんと…ヨードアレルギーということを忘れていて、CTスキャンを受けてしまったらしい。(ヨード造影剤はわたしも怖い。体中が以上に熱くなり、動悸息切れが起きる)
これにより一時心停止するほどのアレルギーを起こし、ドラマとかでよくある
"離れてっ……ドン!!"みたいな電気心臓マッサージを受けたようだ。
後日、本人が、やっちまったよテヘペロみたいな具合に笑って話していた。
九死に一生スペシャルか。
あの番組を思い浮かべると、自然と渡辺篤史のナレーションが頭に響くのでスゴイわ。

一番驚いたのが、手術の二日後に退院させられていたことである。
フランスは術後の退院がすごく早いと聞いていたが、心臓の手術でもこんなに早いとは…。


この件で、ふと自分の親のことが頭に浮かんだ。


普通に考えて、かなり高い確率でわたしは親の最期に立ち合うことは出来ないだろうなぁ。
お通夜にはギリで間に合うだろうか。
さすがに直行便使うよな。
直行便当日券か。大人2人分なら往復60万円くらいになるだろうか。
とりあえずお通夜は兄や姉に全て任すとして、葬式はわたしも手伝わねば。葬式業者はきっと祖父のときと同じ○○だろうか。
いや、母のことだから、生前からもう全て自分で決めていそうだ。
四十九日の納骨にも当然帰国すべきだよな。

というか、わたしは、あと何回生きている親に会えるのだろう。


こんなことを考えたのである。
金のこと考えるなんて人格破綻してるわ!なんて思われるかもしれないが、きっと事が起きたその時、わたしは冷静に物事を考えられないと思う。
考えられるときに、下世話なリアルについて考えておくべきだと思う。


考えてみればみるほどに、本当に親不孝な娘である。
わたしが小学校高学年の頃、母が"末っ子と過ごす老後"というようなタイトルの本を読んでいた。
幼心に、おうwwwプレッシャーwwwと思った記憶がある。
後に姉から、単に末っ子のアンタが可愛くてしゃーないから ずっと一緒に居たいらしいで と言われた。
だが、わたしが結局 一番離れて暮らすことになってしまった。
自分が幸せであることが親にとっても幸せだ と、自分に言い聞かせることで心を軽くしようと試みるが、なんだかそれも卑怯な気がしてならない。

そんなことを悶々と考えていた折に、婚約者がポロっと
『君の手はタマネギの匂いがしみついてるね〜 毎日ご飯がんばって作ってくれてるからだね〜。』と言った。

母の手も、いつもタマネギの匂いがした。我が家のタマネギ使用頻度はものすごく高いからだ。


自分が、母と同じ手を持つようになった事実に、ものすごく胸が熱くなった。なんかそれだけで、心が楽になった。
母から教えてもらった料理を、おいしいと言われるといつも嬉しくなる。そしてそれが自分の築き上げていく家族の血肉になるわけで。それが、自分なりの親孝行な気がした。
国境を越えて、おいしいと言われている"オカンめし"は、すごい。



夏に日本に帰ったとき、ガラスばりの某クッキングスタジオの前を通った時に思ったことがある。
その日のメニューが入口に書かれていたのだが、アクアパッツァやらキノコのアヒージョといった、カタカナおしゃれ料理だった。ちなみに、白飯でなくパンで食べるようだった。
そこで教えてる小洒落た料理は、美味しいと思う。しかし、絶対母親から教えてもらう地味な料理の方が美味しいのに…とも思った。
自分が食べて育った味が、やはり一番美味しいものなのである。
それを再現できないと、結構辛いときがある。
そして、実家暮らしの女の子ほど料理教室に通う傾向があるように思う。
母親がよほどのメシマズだとか、若しくは あらかたの料理をマスターした上でさらにスキルアップするために通うというならわかるが、単純に料理が出来ないから通う…というのは勿体無い気がするのである。だって、家に料理のプロがいるのに。
(うちの姉2人も実家暮らしだったとき、お金を払って料理教室に通うけど 家では一切包丁を握らない という謎のスタイルを確立していた。)

親元を離れてしまって教えて貰えない…という人もいると思う。そういう人は、実家に帰った時、母親と一緒に台所に立ち、オカンめしのレシピを教わった方がいい。地元の友達と遊ぶのもいいけれど、母親と一緒に台所に立つというのはとても貴重な時間だということを知っていただきたい。
昨年私が日本を離れたとき、空港で母がくれた手紙の中に 『一緒に台所に立てた時間がとても幸せで、楽しかった』と書かれてあって号泣した。
母親にとっても、何かしら思うことのある貴重な時間になるはずである。

全く話が変わるのだが、そのクッキングスタジオの献立説明の横に"ワインに合うレシピ!仕事で疲れた彼の胃袋を、オシャレに掴もう☆"とかいう一言が書いてあって、ちょっと呆気にとられた。
この献立を考えた女性スタッフは、カフェ巡りと人間観察が趣味とか言ってしまうんだろうなというところまでは読めた。
男心って何かね。まずそこを考えなくてはいけないと思う。女子(キャピ)☆の考える最善は、時には男にとってありがた迷惑なんである。(出来たてを食べさせたい、レンジでチンした料理なんか食べさせたくない、だから彼が帰ってきてから食事を作るの私は!というのは、その最たるものであると思う。こういうオナゴが本当にいるらしい)

自分が男で、仕事で疲れて帰ってきた時に白飯でなくパンがさっと出てきたら発狂しそうなんだが。休みの日にオシャレ飯はいいけど、平日、仕事で帰ってきたときはやはり白いご飯が食べたくなると思う。オシャレ要素とかいらんので、ビール 冷やしトマト 豚汁 白飯 ぬか漬け(ちりめん山椒とかでもええ) ほっけ とかを、さっと出してくれる嫁が欲しいわ。
そもそも、日本人男性を夫にするんなら、白飯が進む料理を作ってなんぼだと思う。
得意料理が筑前煮、しかも家でヌカ床を育ててます っていう女の子の方が確実にモテるはずなので、みんなオカンにいろいろ教わってください。
親は大事にしましょう。

1 - 5件目まで(9件中)


国一覧
ヨーロッパ
フランス(23)
テーマ一覧