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ジャスパー国立公園の中にある小さな町ジャスパーが大好きです。
<その1>
町からイエローヘッド・ハイウェイ(国道16号線)を東に4〜5キロでわき道を左に入り、北の方角に山が見える道路の路上駐車が、オーロラ観察と撮影のポイントです。
深夜にカメラをセットしていて、トランクに車のキーとカメラを入れたまま閉めてしまいました。
寒い夜道をとぼとぼと町まで歩いて帰る途中でオーロラが出始め、突如めったに見られない【オーロラ爆発】と呼ばれる空が割れるような「シュパッ・シュパッ」という音が聞こえるような錯覚がして、北の空から無数の光が私の頭上に飛んできました。 『ラッキー!』???
翌朝、車屋さんが 『ドアのロックは?』 『していません』 『それなら簡単』車に着くと彼は後部座席を倒してトランクの中のキーを取り出しました。 『はい、お代は50ドル頂きます』
(スキーなどの長い物が積めるように、トランクルームと座席が続いている)
<その2>
カナダの雪は走り易いので、つい油断をして深夜にわき道に入って立ち往生。
寒い夜道をとぼとぼと歩いて帰って翌朝、レッカー車の太った爺さんが『これは馬の通る道だ!なんでこんな道に入ったのか?』と、プンプン怒って小言を言い続けて作業をしています。
代金の90ドルにチップを乗せて100ドルを払う時に 『へまをやる者がいるからこそ、お前の仕事があるのじゃないか?』 と私 『それもそうだナ〜』 と爺さんにっこり。
<その3>
ジャスパーには【マーモット・ベースン】という、カナダ最高の雪質を誇るスキー場があります。
前の年にスキー場開きは毎年12月1日と聞いたので、翌年の12月の第1週に行きました。
ジャスパーに着くと雪は無く 『スキー場の事は、お天気と雪に聞いて下さい』
レイクルイーズ1か所だけ人工雪で滑れることが分り、片道200キロの道を3日間通いました。
<その4>
ジャスパー国立公園では、野生の動物(エルク・ビッグホーンシープ・ムース・マウンテンゴート・ブラックベアー・コヨーテなど)を多く見ることができます。
【ヘラジカのお母さん】
深夜に出没する連中が多いので、強力ライトを持って車でわき道を探索するのが面白いです。
(特に冬の前には栄養を付けるための動物が多く活動しています)
町からそんなに遠くない国道のわき道に入ると、約83.2キロの【ブラックベアー】が1頭、道のそばで野イチゴか何かの実らしきものを、むさぼるように食っていました。
【ブラックベアー】
車を止めてライトを当てても何食わぬ顔で食い続け、食事を終えた彼(彼女)は堂々した足取りで、振り向きもせずに森の中へ帰って行きました。
『もう少しいて欲しかったの?』 『俺も男だ!去る者は追わない!未練心は無い!』
<その1>
町からイエローヘッド・ハイウェイ(国道16号線)を東に4〜5キロでわき道を左に入り、北の方角に山が見える道路の路上駐車が、オーロラ観察と撮影のポイントです。
深夜にカメラをセットしていて、トランクに車のキーとカメラを入れたまま閉めてしまいました。
寒い夜道をとぼとぼと町まで歩いて帰る途中でオーロラが出始め、突如めったに見られない【オーロラ爆発】と呼ばれる空が割れるような「シュパッ・シュパッ」という音が聞こえるような錯覚がして、北の空から無数の光が私の頭上に飛んできました。 『ラッキー!』???
翌朝、車屋さんが 『ドアのロックは?』 『していません』 『それなら簡単』車に着くと彼は後部座席を倒してトランクの中のキーを取り出しました。 『はい、お代は50ドル頂きます』
(スキーなどの長い物が積めるように、トランクルームと座席が続いている)
<その2>
カナダの雪は走り易いので、つい油断をして深夜にわき道に入って立ち往生。
寒い夜道をとぼとぼと歩いて帰って翌朝、レッカー車の太った爺さんが『これは馬の通る道だ!なんでこんな道に入ったのか?』と、プンプン怒って小言を言い続けて作業をしています。
代金の90ドルにチップを乗せて100ドルを払う時に 『へまをやる者がいるからこそ、お前の仕事があるのじゃないか?』 と私 『それもそうだナ〜』 と爺さんにっこり。
<その3>
ジャスパーには【マーモット・ベースン】という、カナダ最高の雪質を誇るスキー場があります。
前の年にスキー場開きは毎年12月1日と聞いたので、翌年の12月の第1週に行きました。
ジャスパーに着くと雪は無く 『スキー場の事は、お天気と雪に聞いて下さい』
レイクルイーズ1か所だけ人工雪で滑れることが分り、片道200キロの道を3日間通いました。
<その4>
ジャスパー国立公園では、野生の動物(エルク・ビッグホーンシープ・ムース・マウンテンゴート・ブラックベアー・コヨーテなど)を多く見ることができます。
【ヘラジカのお母さん】
深夜に出没する連中が多いので、強力ライトを持って車でわき道を探索するのが面白いです。
(特に冬の前には栄養を付けるための動物が多く活動しています)
町からそんなに遠くない国道のわき道に入ると、約83.2キロの【ブラックベアー】が1頭、道のそばで野イチゴか何かの実らしきものを、むさぼるように食っていました。
【ブラックベアー】
車を止めてライトを当てても何食わぬ顔で食い続け、食事を終えた彼(彼女)は堂々した足取りで、振り向きもせずに森の中へ帰って行きました。
『もう少しいて欲しかったの?』 『俺も男だ!去る者は追わない!未練心は無い!』
- カナダのVIAレイル(ジャスパー駅にて)
-
エリア:
- 北米>カナダ>バンクーバー
- 北米>カナダ>ジャスパー
- テーマ:鉄道・乗り物
- 投稿日:2010/03/29 18:14
- コメント(0)
VIAレイルの中でも一番人気は、西のバンクーバーからジャスパーやウイニペグを経由して、東のトロントまで3泊4日かかって4,500キロ余りのカナダの大陸を横断する【カナディアン号】で、鉄道好きにはたまらない豪華観光列車です。
【ドーム】と呼ばれる2階の展望車からは左右の景色が見え、寝台車や高級レストラン並みの設備が整っていて、スナック売り場や車内販売もあり、多くの鉄道ファンの旅行客があります。
バンクーバーを夕刻に出発して、朝日が昇る頃にはカナディアンロッキーの雄大な景色を満喫することが出来ますが、この列車は予定通りに到着することが稀なことでも有名です。
朝9時半に列車でジャスパーに到着予定の友人達と合流するために、車でレイクルイーズを7時に出発して200キロの道を一生懸命走り、予定時刻にジャスパー駅に着きました。
【ジャスパー駅】
ところが到着予定時刻を過ぎても、駅には人もまばらで列車が着く様子もありません。
若くて美人の駅長さんに『どうかしたの?』と尋ねると『昨夜のバンクーバー出発が、たったの5時間送れたので、まだ5時間は来ないのよ〜』と笑顔のお答え。
5時間後に駅に戻ってみると、荷物を持った乗客が50人位集まってきました。
件の駅長さんがニコニコしながら『今、途中のカムループス駅から連絡が入ったので、まだ3時間は着きませんよ〜』『3時間後には着きますか〜?』また笑顔で『着くまで分りませ〜ん』
3時間後に再び駅に現れた乗客は、列車が来るのを「今か?今か!」と待っています。
待つことさらに30分余り、遠くでかすかにゴーゴーという音がして、その音がだんだんと大きくなってくるのを聞いた乗客約50名からは、盛大な拍手と歓声がわき起こりました。
機関車を2両連結した【カナディアン号】は、何事も無かったかのように只今到着致しました。
【ドーム】と呼ばれる2階の展望車からは左右の景色が見え、寝台車や高級レストラン並みの設備が整っていて、スナック売り場や車内販売もあり、多くの鉄道ファンの旅行客があります。
バンクーバーを夕刻に出発して、朝日が昇る頃にはカナディアンロッキーの雄大な景色を満喫することが出来ますが、この列車は予定通りに到着することが稀なことでも有名です。
朝9時半に列車でジャスパーに到着予定の友人達と合流するために、車でレイクルイーズを7時に出発して200キロの道を一生懸命走り、予定時刻にジャスパー駅に着きました。
【ジャスパー駅】
ところが到着予定時刻を過ぎても、駅には人もまばらで列車が着く様子もありません。
若くて美人の駅長さんに『どうかしたの?』と尋ねると『昨夜のバンクーバー出発が、たったの5時間送れたので、まだ5時間は来ないのよ〜』と笑顔のお答え。
5時間後に駅に戻ってみると、荷物を持った乗客が50人位集まってきました。
件の駅長さんがニコニコしながら『今、途中のカムループス駅から連絡が入ったので、まだ3時間は着きませんよ〜』『3時間後には着きますか〜?』また笑顔で『着くまで分りませ〜ん』
3時間後に再び駅に現れた乗客は、列車が来るのを「今か?今か!」と待っています。
待つことさらに30分余り、遠くでかすかにゴーゴーという音がして、その音がだんだんと大きくなってくるのを聞いた乗客約50名からは、盛大な拍手と歓声がわき起こりました。
機関車を2両連結した【カナディアン号】は、何事も無かったかのように只今到着致しました。
- パラオ初のディナークルーズ
-
エリア:
- ミクロネシア>パラオ共和国>パラオ(ベラウ)
- テーマ:ビーチ・島
- 投稿日:2010/03/29 11:56
- コメント(0)
パラオでディナークルーズが始まったことは、画期的とも驚異的とも思えます。
この大型客船【シーバード号】は宮城県の日本三景松島で観光船として就航していましたが、「何かパラオ観光の目玉を」と考えた偉大な人によって、様々な苦労の末に【宮城県の松島】から新転地の【パラオの松島】で就航することとなりました。
ディナークルーズでは、本格フランスコース料理とパラオの伝統的民族ダンスを楽しみ、ディナーの後では満天の星空や月夜の幻想的なクルーズを楽しむことができます。
(食事なしで乗船のみのコースもあります)
今までのパラオのナイトライフと言えば、街のレストランや居酒屋が定番でしたが、おかげで滞在中に1晩くらいはロマンチックな夜を過ごすことが出来そうです。
(Photo by IMPAC Palau)
この大型客船【シーバード号】は宮城県の日本三景松島で観光船として就航していましたが、「何かパラオ観光の目玉を」と考えた偉大な人によって、様々な苦労の末に【宮城県の松島】から新転地の【パラオの松島】で就航することとなりました。
ディナークルーズでは、本格フランスコース料理とパラオの伝統的民族ダンスを楽しみ、ディナーの後では満天の星空や月夜の幻想的なクルーズを楽しむことができます。
(食事なしで乗船のみのコースもあります)
今までのパラオのナイトライフと言えば、街のレストランや居酒屋が定番でしたが、おかげで滞在中に1晩くらいはロマンチックな夜を過ごすことが出来そうです。
(Photo by IMPAC Palau)
気温が40度近いバンコク郊外の広場で、音の悪い拡声器でおっちゃんが大声で何かを説明していて、群衆が熱心にそれを聞いています。
おっちゃんは片手にマイク、片手には活きの良い【コブラ】を持ちあげるようにしてアピールしていて、おっちゃんの足元には【マングース】が籠の中で勢い良く行ったり来たりしています。
【マングース】
私は『ハハーン!これはコブラとマングースを戦わせる見世物に違いない、今日は思いがけず面白いものを見ることができそうだ』と思って炎天下にもめげず頑張っていました。
【コブラは怖いので代わりにタイの風景です】
おっちゃんは小さな缶に入った軟膏のようなものを売り始め(買う人は意外に多い)販売が済むと片手にマイク片手にコブラの説明が始まり、マングースは籠の中でウロウロ・ウロウロ。
『今か!今か!』と待っている私を尻目に、同じことのエンドレスで5ラウンドが終了。
さすがの私も熱いやら・喉が渇くやら・腹が減るやらで、フラフラになってホテルに帰り鏡をみてびっくり、顔が日焼けで真黒になっていました。 (まるで私がガマの油のガマです)
現地旅行会社のガイドが笑って『絶対に戦わないですョ!若し戦わせたら薬売りのおっちゃんは、大切な商売道具のコブラかマングースのどちらかを失いますからネ』 『ナットク・ナットク』
おっちゃんは片手にマイク、片手には活きの良い【コブラ】を持ちあげるようにしてアピールしていて、おっちゃんの足元には【マングース】が籠の中で勢い良く行ったり来たりしています。
【マングース】
私は『ハハーン!これはコブラとマングースを戦わせる見世物に違いない、今日は思いがけず面白いものを見ることができそうだ』と思って炎天下にもめげず頑張っていました。
【コブラは怖いので代わりにタイの風景です】
おっちゃんは小さな缶に入った軟膏のようなものを売り始め(買う人は意外に多い)販売が済むと片手にマイク片手にコブラの説明が始まり、マングースは籠の中でウロウロ・ウロウロ。
『今か!今か!』と待っている私を尻目に、同じことのエンドレスで5ラウンドが終了。
さすがの私も熱いやら・喉が渇くやら・腹が減るやらで、フラフラになってホテルに帰り鏡をみてびっくり、顔が日焼けで真黒になっていました。 (まるで私がガマの油のガマです)
現地旅行会社のガイドが笑って『絶対に戦わないですョ!若し戦わせたら薬売りのおっちゃんは、大切な商売道具のコブラかマングースのどちらかを失いますからネ』 『ナットク・ナットク』
- ドゥマゲテのクマノミ城
-
エリア:
- アジア>フィリピン>ネグロス島
- テーマ:マリンスポーツ
- 投稿日:2010/03/24 16:37
- コメント(2)
クマノミ城は、フィリピンのネグロス・オリエンタル州の州都【ドゥマゲテ】の近くにあります。
比較的浅い造礁珊瑚の上はイソギンチャクだらけ、イソギンチャクにはクマノミだらけ、クマノミ団地かイソギンチャク畑か、これほどのクマノミの集結地帯を私は他に知りません。
他のドゥマゲテのダイビングスポットでは【アポ島】が一番良く知られています。
アポ島の周りの海は、ドゥマゲテにあるシリマン大学校の海洋学部が、政府と協力して魚のサンクチュアリとして管理され、ダイナマイトや水中モリを使う漁方を厳しく規制・監視をしていますので、魚影も濃くダイビングポイントとしては申し分ありません。
一つだけ腑に落ちないことは、ろくでもない欧米人ダイバーのアドバイスで【ダイビング用グローブ着用禁止】となっいて、ボートの上や水中で手袋を使っているのを金髪ダイバーが見つけると、血相を変えて飛んで来るというものです。
「ダイバーが手袋で珊瑚を掴み、珊瑚が壊れる」という理由なのだそうですが、ダイビンググローブは珊瑚を掴む目的で着用するのではなく、有毒の魚やクラゲ、他の危険な障害物などから水でふやけて柔らかくなるダイバーの手や皮膚を守る【ダイバーの必需品】です。
『珊瑚や岩を掴むな』と言えば済むことを、頭の悪い金髪がよその国へやってきて的外れのアドバイスをし、それに異論をとなえられないフィリピン人プロガイドダイバー達にも困ったものです。
比較的浅い造礁珊瑚の上はイソギンチャクだらけ、イソギンチャクにはクマノミだらけ、クマノミ団地かイソギンチャク畑か、これほどのクマノミの集結地帯を私は他に知りません。
他のドゥマゲテのダイビングスポットでは【アポ島】が一番良く知られています。
アポ島の周りの海は、ドゥマゲテにあるシリマン大学校の海洋学部が、政府と協力して魚のサンクチュアリとして管理され、ダイナマイトや水中モリを使う漁方を厳しく規制・監視をしていますので、魚影も濃くダイビングポイントとしては申し分ありません。
一つだけ腑に落ちないことは、ろくでもない欧米人ダイバーのアドバイスで【ダイビング用グローブ着用禁止】となっいて、ボートの上や水中で手袋を使っているのを金髪ダイバーが見つけると、血相を変えて飛んで来るというものです。
「ダイバーが手袋で珊瑚を掴み、珊瑚が壊れる」という理由なのだそうですが、ダイビンググローブは珊瑚を掴む目的で着用するのではなく、有毒の魚やクラゲ、他の危険な障害物などから水でふやけて柔らかくなるダイバーの手や皮膚を守る【ダイバーの必需品】です。
『珊瑚や岩を掴むな』と言えば済むことを、頭の悪い金髪がよその国へやってきて的外れのアドバイスをし、それに異論をとなえられないフィリピン人プロガイドダイバー達にも困ったものです。
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