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【餌付け(フーディング)は自然の生態系を崩すので、するべきではない】と言われます。
この広い太平洋の真ん中で、狭い場所の魚に少しくらいのソーセージやパンをあげても影響はないのではないかと、誰となく時々餌付けをしていました。
大きなナポレオンがボートが停まるのを待ちかねて来るようになり、ダイバー達が【ボナバルト】と名付けて親しんでいましたが、彼は突然そのポイントに姿を見せなくなりました。
実は、彼は現地のベテラン漁師に釣り上げられてしまったのです。
その日が漁師さんの家族にとっては、とてもハッピーな日になったことは確かです。
餌付けされた魚は簡単に釣れますので、なんと、ダイバーが漁師に協力していた訳です。
我々がダイビングで可愛いと思って見ている(ナポレオン、その他の魚やウミガメ)は島の人々にとっては大切な食べ物ですものネ〜。
この広い太平洋の真ん中で、狭い場所の魚に少しくらいのソーセージやパンをあげても影響はないのではないかと、誰となく時々餌付けをしていました。
大きなナポレオンがボートが停まるのを待ちかねて来るようになり、ダイバー達が【ボナバルト】と名付けて親しんでいましたが、彼は突然そのポイントに姿を見せなくなりました。
実は、彼は現地のベテラン漁師に釣り上げられてしまったのです。
その日が漁師さんの家族にとっては、とてもハッピーな日になったことは確かです。
餌付けされた魚は簡単に釣れますので、なんと、ダイバーが漁師に協力していた訳です。
我々がダイビングで可愛いと思って見ている(ナポレオン、その他の魚やウミガメ)は島の人々にとっては大切な食べ物ですものネ〜。
- カトマンズの商人その2
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エリア:
- アジア>ネパール>カトマンズ
- テーマ:世界遺産
- 投稿日:2010/03/19 16:49
- コメント(0)
『シャチョウサン、シャチョウサン』今度はなんだろう。
『白檀の木の‘たて笛’30ドルでどうだ』笛を吹きながら彼もまたカニ歩きでついてくる。
25ドル、20ドル、 「確かに白檀の香りはする」
15ドル、10ドル 「音もでてるし、どうせ土産も要る」
つい言ってしまった 『10ドル(1100円)なら』
『まいどおおきに!』そのうれしそうな顔を見れば、言葉はわからなくとも浪花商人よろしく、彼がそう言っているのは間違いない。
一緒に歩いていたTが『1000円でも売るんちゃうか、どや』いつのまにか、買う方も浪花商人のようになっている。
『まいど』全く躊躇することなくTからお金を受け取った彼と目が合った。
Tより高い買い物をさせられた私にこぼれるような笑顔で再び釣糸をたらす。
『あなたはとっても良い人』(当たり前だ、ここが日本なら差額を返してもらうところだ)
『高く買ってくれて私はうれしい。だから私もあなた喜ばしたい』
私は期待に胸を膨らます。私を出し抜いたつもりのTも横で聞き耳を立てる。
『喜んでくれ、あなたには特別にこの笛を3本10ドルで売ってあげよう。どうだ嬉しいだろう』
この底抜けの図々しさと人の良さは尊敬に値する。『ハハー、参りました』
ネパールは経済的には貧しい。国土もやせている。
しかしそこに住む人々の心は決して貧しくはない。彼らは決して我々に媚びたりはしない。
この国には伝統を大事にする文化・生活がある。だから、神々しいまでに美しいヒマラヤの山々と同じように、この国の人々の生き様は、見かけとは違って清々しく美しい。
(Contributed by Kozo Kawasaki)
『白檀の木の‘たて笛’30ドルでどうだ』笛を吹きながら彼もまたカニ歩きでついてくる。
25ドル、20ドル、 「確かに白檀の香りはする」
15ドル、10ドル 「音もでてるし、どうせ土産も要る」
つい言ってしまった 『10ドル(1100円)なら』
『まいどおおきに!』そのうれしそうな顔を見れば、言葉はわからなくとも浪花商人よろしく、彼がそう言っているのは間違いない。
一緒に歩いていたTが『1000円でも売るんちゃうか、どや』いつのまにか、買う方も浪花商人のようになっている。
『まいど』全く躊躇することなくTからお金を受け取った彼と目が合った。
Tより高い買い物をさせられた私にこぼれるような笑顔で再び釣糸をたらす。
『あなたはとっても良い人』(当たり前だ、ここが日本なら差額を返してもらうところだ)
『高く買ってくれて私はうれしい。だから私もあなた喜ばしたい』
私は期待に胸を膨らます。私を出し抜いたつもりのTも横で聞き耳を立てる。
『喜んでくれ、あなたには特別にこの笛を3本10ドルで売ってあげよう。どうだ嬉しいだろう』
この底抜けの図々しさと人の良さは尊敬に値する。『ハハー、参りました』
ネパールは経済的には貧しい。国土もやせている。
しかしそこに住む人々の心は決して貧しくはない。彼らは決して我々に媚びたりはしない。
この国には伝統を大事にする文化・生活がある。だから、神々しいまでに美しいヒマラヤの山々と同じように、この国の人々の生き様は、見かけとは違って清々しく美しい。
(Contributed by Kozo Kawasaki)
【エベレスト】
『シャチョウサン、シャチョウサン』
おかしなアクセントで、おそらく東南アジアでは共通語になっているであろう日本人観光客への呼称をささやきながら、青年が擦り寄ってくる。
ほこりっぽいカトマンズの町を、群れて歩く12名の中年グループの中から、どういう基準で選ぶのか私と2歳年上のTは頻繁に声をかけられる。
青年は大事そうに抱えたショルダーバッグを開け、新聞紙で幾重にも包まれた品物を、あたりを憚るようにこっそり見せながら『我が家の家宝だが訳あって売りたい。2万円で買ってくれないか?』
見れば材質はよくわからないが、手の込んだ竜の彫刻を周囲に施した、丼ぐらいの大きさの真っ黒い鉢である。
『何で出来てるの』(私)
『水牛の骨です』 と青年が答える。
『水牛の骨や言うとるで』(T)
『水牛は体も真っ黒やけど、骨まで黒いんか』(私)
嗚呼。こうなると旅行ボケだけかどうか疑わしい。 『骨は白いだろお!』
何となく良さそうに思えるが2万円は高い。貨幣価値は感覚的に20〜30倍。日本でなら40〜50万円の値打ち物、我々二人は「いくらなんでも高いよ」
「18,000円」、「16,000円」と値を下げながら、
片言の日本語と英語でカニのように横歩きしながらついて来る。
「14,000」、「12,000」、「10,000」 (もう少し下がれば買おうかな・・)
鍛えぬかれた蟹歩きで我々の前に回りこみ、何とか売り込もうとする。
彼が商いをはじめて10分近く過ぎた頃、露店の並ぶ境内のような広場に出た。市場だ。様々な品物が所狭しと積み上げられている。
ふと目をやると、くだんの彼の【家宝の鉢】が無造作に50個ほど重ねてある。思わず店主の老女に『これいくら?』
『800円だよ』出だしがこれなら売値は半値の4〜500円か。『ナニ〜』
我々二人は同時に振り向いたが、この時ばかりは真っ直ぐ走り去ったのか、青年の姿はカトマンズの街の埃と喧騒の中に消えていた。
(Contributed by Kozo Kawasaki)
『シャチョウサン、シャチョウサン』
おかしなアクセントで、おそらく東南アジアでは共通語になっているであろう日本人観光客への呼称をささやきながら、青年が擦り寄ってくる。
ほこりっぽいカトマンズの町を、群れて歩く12名の中年グループの中から、どういう基準で選ぶのか私と2歳年上のTは頻繁に声をかけられる。
青年は大事そうに抱えたショルダーバッグを開け、新聞紙で幾重にも包まれた品物を、あたりを憚るようにこっそり見せながら『我が家の家宝だが訳あって売りたい。2万円で買ってくれないか?』
見れば材質はよくわからないが、手の込んだ竜の彫刻を周囲に施した、丼ぐらいの大きさの真っ黒い鉢である。
『何で出来てるの』(私)
『水牛の骨です』 と青年が答える。
『水牛の骨や言うとるで』(T)
『水牛は体も真っ黒やけど、骨まで黒いんか』(私)
嗚呼。こうなると旅行ボケだけかどうか疑わしい。 『骨は白いだろお!』
何となく良さそうに思えるが2万円は高い。貨幣価値は感覚的に20〜30倍。日本でなら40〜50万円の値打ち物、我々二人は「いくらなんでも高いよ」
「18,000円」、「16,000円」と値を下げながら、
片言の日本語と英語でカニのように横歩きしながらついて来る。
「14,000」、「12,000」、「10,000」 (もう少し下がれば買おうかな・・)
鍛えぬかれた蟹歩きで我々の前に回りこみ、何とか売り込もうとする。
彼が商いをはじめて10分近く過ぎた頃、露店の並ぶ境内のような広場に出た。市場だ。様々な品物が所狭しと積み上げられている。
ふと目をやると、くだんの彼の【家宝の鉢】が無造作に50個ほど重ねてある。思わず店主の老女に『これいくら?』
『800円だよ』出だしがこれなら売値は半値の4〜500円か。『ナニ〜』
我々二人は同時に振り向いたが、この時ばかりは真っ直ぐ走り去ったのか、青年の姿はカトマンズの街の埃と喧騒の中に消えていた。
(Contributed by Kozo Kawasaki)
- タヒチのナイトツアー
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エリア:
- 南太平洋>タヒチ>パペーテ
- テーマ:ビーチ・島
- 投稿日:2010/03/18 15:00
- コメント(0)
パペーテの某高級ホテルのマネージャーから『今夜は私と割り勘でナイトクラブに行きませんか?』と、とても嬉しいお誘いがありましたので、二つ返事。
ナイトクラブは大きめの小屋に安物のバンドが入っていて、昔のディスコのようなビヤガーデンのようなところですが『ナナ!なんと美しいお嬢様方が大勢踊っているではありませんか!』
テーブルに着くとお嬢様方がこちらを見てウインクをしていて、手招きで飛んできてくれたお嬢様の美しい足を見て『世の中にはこれほど大きいハイヒールがあるのか!』と、びっくり仰天。
低音のフランス語を聞いて始めて、お嬢様だと思ったのはお兄様だったことに気が付きました。
【どうやらタヒチには、ホステスさんが働いているナイトクラブは無さそうでした】
お勘定はホストさん2名でお飲みになったシャンペン1本の1万円と、私と友人が呑んだビール4杯で8千円の合計1万8千円也、1人当たり9千円の割り勘でした。
こうして極めて健康的な、パペーテの夜が静かに更けて行きました。
ナイトクラブは大きめの小屋に安物のバンドが入っていて、昔のディスコのようなビヤガーデンのようなところですが『ナナ!なんと美しいお嬢様方が大勢踊っているではありませんか!』
テーブルに着くとお嬢様方がこちらを見てウインクをしていて、手招きで飛んできてくれたお嬢様の美しい足を見て『世の中にはこれほど大きいハイヒールがあるのか!』と、びっくり仰天。
低音のフランス語を聞いて始めて、お嬢様だと思ったのはお兄様だったことに気が付きました。
【どうやらタヒチには、ホステスさんが働いているナイトクラブは無さそうでした】
お勘定はホストさん2名でお飲みになったシャンペン1本の1万円と、私と友人が呑んだビール4杯で8千円の合計1万8千円也、1人当たり9千円の割り勘でした。
こうして極めて健康的な、パペーテの夜が静かに更けて行きました。
- パラオのジェリーフィッシュレイク
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エリア:
- ミクロネシア>パラオ共和国>パラオ(ベラウ)
- テーマ:マリンスポーツ 動物
- 投稿日:2010/03/18 14:08
- コメント(0)
名前の通りの【くらげの湖】へは離島までボートで行って、小さな桟橋から少し坂道を歩きます。
【このクラゲたちは世界不思議発見にも出演しました】
ちょうど良い塩加減の結構広い汽水湖の中には、ミズクラゲとタコクラゲの2種類のクラゲが、ひしめき合ってふわふわと浮かんでいる不思議な光景を見ることができます。
シュノーケルさえ出来る人であればダイバーでなくても問題ありませんし、10メートル防水のデジカメを持って行けば、何万匹ものクラゲが撮り放題です。
【このクラゲたちは世界不思議発見にも出演しました】
ちょうど良い塩加減の結構広い汽水湖の中には、ミズクラゲとタコクラゲの2種類のクラゲが、ひしめき合ってふわふわと浮かんでいる不思議な光景を見ることができます。
シュノーケルさえ出来る人であればダイバーでなくても問題ありませんし、10メートル防水のデジカメを持って行けば、何万匹ものクラゲが撮り放題です。
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