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- ブダペストのクリスマスマーケットもオープンしました!
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エリア:
- ヨーロッパ>ハンガリー>ブダペスト
- テーマ:買物・土産 お祭り・イベント グルメ
- 投稿日:2014/11/28 00:00
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11月28日、ブダペストのクリスマスマーケットもオープンしました。
市内に何箇所かあるのですが、ヴルシュマルティ広場と聖イシュトヴァン広場をご紹介します。
1. ヴルシュマルティ広場のクリスマスマーケット

広場の中心に飲食店が集まり、それを取り囲む様に民芸品等の屋台が並びます。

ジェルボー・カフェの横にステージがあり、こちらで民族音楽バンド、ジプシー楽団、クレズマー楽団、エスノ・ジャズなどの演奏が平日は16時から、土日は11時からあります。

飲食店ではハンガリー料理を満喫しましょう。冬の風物詩ホットワインも大人気です。

ヴルシュマルティ広場のクリスマスマーケットは12月24日の14時に一度終了します。
そして27日14時から再開して31日まで、飲食店のみ営業します。民芸品などの屋台はクリスマスイヴで終了です。ご注意ください。

2. 聖イシュトヴァン広場のクリスマスマーケット

こちらは広場の中心にアイススケートの小さなリンクがあります。その中心に青く輝くクリスマスツリーがあります。
(画像ではまだスケートリンクは準備中です)
鎖橋からズリニ通りを歩いてくると、クリスマスマーケットのゲートがあります。

その横には筆者のお気に入り、DiVinoワインバーの出店があります。ここのホットワインは100%一流ワイナリーのワインを使った本物です。

スケートリンクの回りに飲食店や民芸品他のお店が並びます。


聖イシュトヴァン大聖堂の前には、ベツレヘムが見られます(幼子イエスの生誕を祝う行事や遊戯の事をハンガリー語ではイエス生誕の地からベツレヘムと言います)。

聖イシュトヴァン広場のクリスマスマーケットも12月24日の14時に一度、閉まります。
27日から再開して31日の16時まで、また営業しますが、民芸品店が閉まるなどの特定のルールはありません。

欧州訪問の際には、ブダペストのクリスマス・マーケットもお見逃しなく!

- カボチャのオーブン焼き
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エリア:
- ヨーロッパ>ハンガリー>ブダペスト
- テーマ:グルメ
- 投稿日:2014/11/07 00:00
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11月3日のコラム「カボチャとお墓参りと万聖節」で触れた、カボチャのオーブン焼きを作ってみました。
まずはじめに水道水で外側を洗って、カットします。
スプーンで種の部分を抉り取ります。
種は乾燥させてからフライパンで焙って、中身を食べることも出来ます。
(ハンガリーでは、ピーナツ、アーモンド、ピスタチオに並んで、向日葵の種やカボチャの種の塩炒めをスナックとして売っています)
今回使用したのは、ひょうたん形のカボチャで、バターナッツ・スカッシュという品種です。
このあと、適度な大きさにカットします。
そのまま焼く人もいるらしいのですが、西洋のカボチャは日本のより味が薄いので、ネットでレシピを検索して参考にしてみました。
あるレシピサイトによると、ローズマリーまたはタイム、あるいは両方を使い、さらにエキストラ・バージン・オリーブオイルとニンニク、塩コショウをして、味付けするという、甘くないタイプのものがありました。
また別のサイトでは、ハンガリーで有名なアカシアの蜂蜜を塗ってから焼くという、普通に甘口タイプもレシピもありました。
今回は、塩味系統にしてみました。
しかし急に思い立ったので、ローズマリーもタイムも無かったので、緑のハーブということなので、ディル(イノンド)を「ニンニク塩」と混ぜて、カットしてオーブントレイ(アルミホイルを下に敷く)に並べたカボチャにふりかけました。オイルは今回は無しで焼いてみることにしました。
240℃で50分とありましたが、ガスレンジのオーブンなので温度が良くわからず、ちょっと適当です。
(蜂蜜を使う場合は、すぐに焦げてしまうので、180℃と温度を低く設定して、蜂蜜がキャラメル化したら焼きあがりだそうです)
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焼きあがりました。
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試食したところ、味がとっても薄かったです・・・残念。多分もっと大胆にハーブやニンニク塩をかければ良かったかもしれません。
そこで、大好物のパンプキンシードオイルと塩を少しかけて塩味系、あるいはアカシア蜂蜜をかけて食べています。
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この時期はたいていのレストランでカボチャを使った料理、ガチョウ肉の料理、新酒ワインの解禁特集など、その土地ならではの季節の食べ物が楽しめます。
ヨーロッパでも食欲の秋!ということで、旅行中は季節の美味しい食べ物にトライしましょう!

- カボチャとお墓参りと万聖節
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エリア:
- ヨーロッパ>ハンガリー>ブダペスト
- テーマ:その他
- 投稿日:2014/11/03 00:00
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ハンガリーでは本来のキリスト教(カトリック)の宗教行事として、11月1日の諸聖人の日(万聖節)と、11月2日の死者の日(万霊節)があり、11月1日はハンガリーの祝日にもなっています。
一般的には、この日は日本でいうお彼岸やお盆で、お墓参りをします。そのため都市部では墓地周辺の公共交通機関がお休み(11月1日)にも関わらず増便して運行されます。
普通は家族そろってお墓参りをして、お墓を綺麗に掃除して、お花を飾り、蝋燭に火を灯します。

下の画像は、筆者の友人が眠る墓地の礼拝堂横の十字架が、万聖節で献花、献灯されている様子です。

ハンガリーには元々ハロウィンは習慣としてありませんが、最近はパーティーイベントとして流行しています。本来ハロウィンは万聖節の前の晩(イヴ)という意味合いらしいですが、ケルト民族の風習と結びついたもので、キリスト教の公式行事ではないということです。
ハロウィンが娯楽としてハンガリーにも受け入れられつつあり、カボチャで作るジャック・オー・ランタン作りも、バレンタインのチョコレートの様に広まりつつありますが、もともと秋といえばカボチャを食べるもの。

この時期は季節の料理として、カボチャのスープが楽しみです。また大き目にカットしたカボチャを単純にオーブン焼きにしたものも、ほんのり甘い気軽なおやつとして人気があります。
また11月11日はハンガリーのソンバトヘイ生まれ(ローマ帝国パンノニア州サヴァリア市)で、フランス・トゥールの司教となった聖マルティヌスの日で、最近ではこの秋に取れたブドウによる新酒(ワイン)とガチョウ料理を楽しむのが、秋の年中行事となっています。
何にせよ実りの秋なのです。

- カフェ・ブダペストとエトヴォシ・ピーテルのオペラ
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エリア:
- ヨーロッパ>ハンガリー>ブダペスト
- テーマ:お祭り・イベント 鑑賞・観戦 歴史・文化・芸術
- 投稿日:2014/10/16 00:00
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皆さんカフェ・ブダペストはご存知ですか?
ブダペストの喫茶店やカフェの事ではありません。かつての「ブダペストの秋」こと現代芸術祭の名称です。
今年は10月3日から19日まで。もう終わっていますが、日本人が活躍した注目の公演をご紹介します。
今年70歳のハンガリー人作曲家で、クルターク、リゲティの次世代として、欧州で最も注目を集める現代作曲家、エトヴォシ・ピーテルのオペラ作品「レディ・サラシナ」のハンガリー初演です。
なぜハンガリー人なのにハンガリー初演なのかと言いますと、フランスのリヨン国立オペラ劇場からの委嘱作品だからなのです(世界初演2008年)。
エトヴォシにとっては1997年の「三姉妹」(チェーホフ原作)に次ぐ同オペラ劇場からの委嘱になります。
この注目作品のハンガリー初演が、10月17日と19日にリスト音楽院のショルティ・ホールにてありました。
この作品のフランスでの公演では、舞台監督に天児牛大(あまがつ うしお)、舞台美術に中西夏之(なかにしなつゆき)、衣装に山口小夜子(やまぐちさよこ)など、日本人が参加しています。
このハンガリー初演のスタッフはハンガリー人ですが、注目すべきは2人の日本人ソプラノ、
今井文音と吉田真樹子が出演することです。しかも本作の出演歌手はソプラノ2人、メゾソプラノ1人、バリトン1人というもの。主役と準主役です!
2人はこの春、リスト音楽大学オペラ科大学院を卒業したばかりですが、リストのオペラ科といえば入学条件に声楽科卒業資格が必要な名門ですので実力は折り紙つき。筆者は卒業(院)試験にあたるオペラ公演(現代オペラ盛り沢山)とアリア・コンサートにも行きましたが、素晴らしい歌声をもっています。
現代オペラというと敷居が高いかも・・・なんて難しく考えることはありません。
五感を澄ませて音に身を委ね、舞台の動きに集中しましょう。意味は後から考えれば良いのです。
このハンガリー初演には、作曲家本人も臨席していて、終演後のカーテンコールでは出演者を労っていました。私はちゃっかりチケットにサインを頂きました。
サインんをもらえるなら「三人姉妹」の初演版CD(リヨン国立オペラ座、指揮:ケント・ナガノ)を持ってくれば良かった!
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オペラ「レディ・サラシナ」(2007)
リヨン国立オペラ座の委嘱作品
世界初演
作曲:エトヴォシ・ペーテル(リヨン国立オペラ座からの依頼で「三姉妹」と本作を作曲した現在ヨーロッパで最も人気のある現代作曲家)
エトヴォシ自作の「As I Crossed a Bridge of Dreams(2001)」を基にオペラ化
更級日記の英語翻訳版(Ivan Morris)から、Mezei Mariaによる台本
Opera Comique公演の紹介ビデオ(オペラ・コミック公式)
作曲者エトヴォシ公式ページより作品紹介

- ユネスコ世界遺産 パンノンハルマ修道院
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エリア:
- ヨーロッパ>ハンガリー>パンノンハルマ
- テーマ:観光地 世界遺産 歴史・文化・芸術
- 投稿日:2014/09/11 00:00
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小高い丘の上にあるパンノンハルマのベネディクト派修道院は、10世紀後半(996年)に設立されました。
初代国王聖イシュトヴァーンの父ゲーザに招かれたベネディクト派の修道士らによって建てられて以来、中世ロマネスク様式にはじまり、ゴシック様式、オスマン帝国占領期、復活後のバロック建築、19世紀末の改修工事など、時代を超えて、規模を増してきました。
社会主義時代がおわり、再び全ての権利を取り戻した修道院は、かつて盛んであったラベンダーなどのハーブの庭やブドウ栽培とワイン醸造を復活させます。
今は亡きエゲルの偉大な醸造家ガール・ティボールがこのパンノンハルマ修道院ワイナリーの復活に、大いなる貢献をし、現在もその精神が引き継がれて素晴らしいワインを市場に提供するようになりました。
そんなパンノンハルマ修道院へ夏休みに1泊旅行してきました。
以下、その時の画像をお楽しみください。

この建物がビジターセンターです。入ってすぐにチケット売場があります。
入場券を購入したら、映写室でDVD(日本語字幕付きをお願いしましょう)で修道院の紹介ビデオを観賞することができます。
階段またはエレベーターで2フロアー上がって、画像の渡り廊下(道路の立体交差している)へと移動し、そのまま林の中へ進みます。
階段かスロープへとわかれ道になっていますが、修道院の建物まで到着したら、右に進みます。

蒙古軍やオスマン帝国などの対策に、中世の教会や修道院は、お城の様な防御壁を築きました。
この前の散歩道をさらに進むと、入口がありますので、そこでチケットを出して、イヤホンガイドを借ります。「ヤパーン」と言って、日本語に設定してもらいましょう。
ここも階段またはエレベーターを使い、修道院前の庭まであがります。

見きれていますが、右の階段を上がったドアが修道院内礼拝堂や回廊への出入り口です。
とろこどころに細いパネルがあって、番号が振ってあります。このそばに立つと自動的にオーディオガイドがスタートしますが、もしスタートしない場合は、番号を打ち込みましょう。
中の画像は実際に訪問したときのお楽しみということで、ここでは割愛しますが、図書館の画像だけ1つご紹介します。

ここにはハンガリー語で記された最古の文書が保管されています。1055年に書かれたティハニ修道院設立に関わるものです。

修道院の丘には、他にも関連施設があります。こちらは聖母マリア被昇天礼拝堂です。

ここは修道院ワイナリーです。最新設備をもつ醸造所では、パンノンハルマの丘陵地帯で栽培されたブドウから素晴らしいワインが作られています。
このテラスでゆっくりと景気を楽しみながら試飲をすることができます。

修道院の東側には中世から続くハーブ園があります。昔から修道士たちはここでハーブを栽培し、研究してきました。
現在では、ハーブティー、ラベンダーやハーブの石鹸など、毎日を健康に過ごすための商品を手工業の規模で行っています。
また画像に見える立方体の大き目の建物は、バイオマス工場となっています。

そしてこちらが最新施設である高級レストランのヴィアトルです。修道院見学後に如何でしょうか。
こちらからは見えませんが、南北サイドは全面ガラス張りで、景色を楽しみながらお食事ができます。
(結婚披露パーティーで貸切になることもあります)
公共交通機関で訪問する場合は、鉄道でブダペストとウィーンの中間点にあるジュール駅で下車。
駅のすぐそばにあるバスターミナルからパンノンハルマ行きのバスに乗ります。1時間に1本は出ています。
降りるバス停は「PANNONHALMA PIAC TER」で、ECSという町を通過後、線路を横切ってから3つ目のバス停です。
わからないときは、回りの人に聞いてみましょう。
お年寄りが多く降りるバス停は1つ手前の「SOCIALIS OTTHON」です。これは老人ホームみたいな施設です。釣られて降りてしまわないように注意しましょう。
おまけ

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