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- 白鳥麗子でございます!に出演してたときの彦摩呂は男前やったんやで
-
エリア:
- ヨーロッパ>フランス
- テーマ:ウェディング
- 投稿日:2014/01/24 22:19
- コメント(0)
先日、会社から帰ってくるなり
『さむーー!!今日むちゃくちゃさむいねーーー!ユニクロのハイテクなシャツ(ヒートテック)着てるのにめっちゃ寒いわーー!』
と婚約者が叫んだ。
ユニクロのシャツすらも効かない寒さだよぉとかいいつつ、カッターシャツをめくってヒートテックをわたしに見せてきた。
…お前なに着てんねん、それヒートテックちゃう、エアリズム(夏用のヒンヤリするやつ)や!!
節子もおはじき吐き出して叫ぶわ!!
そら寒いで。つーか手触りも生地の分厚さも全然違うでしょうよ…
笑いながら、うわぁそうなのー?今度からは気をつけよっと!!と言いながらも、頻繁にヒートテックとエアリズムを間違えている日々。
そんなお茶目街道を驀進する彼を激怒させる女性のことを皆さん覚えているだろうか。
そう、結婚手続きで訪れた市役所の女性職員のことである。
数週間前、ついに三度目のランデブー、再戦の日であった。
ちなみに、教会の神父さんですらこの市役所の職員に対して
『本当に…あそこの職員は…
ぴゅたーーーーん!!!!』
と言ってしまうほどである。
神に仕える人がそんな言葉を使ってはいけないと思うよ!!!!
(ぴゅたん!! は、フランス語で、とても汚くて教育的ではない言葉のことである。敢えて意味は書かない。だが、わたしは、街中で ピュタン!!という言葉を若者が呟いてるのを聞くたびに、なんか"萌え系擬人キャラ ぴゅタン☆" を想像して和むんだが。びんちょうタン みたいな。 )
まあそんな感じで、再戦の日は訪れた。市役所の受付でランデブーがある旨を伝えると、今回は大丈夫だった。きちんと部屋に通された。
だが。部屋で待っていたのは、前回と同じ女職員。あっちゃー。
開口一番、
『今回はきちんと約束の日に来たのね!!今回こそちゃんと書類持って来たでしょうね?』
と言いおった。
こいつの脳内では、前回のランデブーに関してのミスは私たちのせいになっているらしい。頭、大丈夫でせうか。
まあ職員は始めからそんなノリだったのだが、私は今回あることを決めていた。
それは、ずっと笑顔でいることである。幸福に暮らすことが最大の復讐である と言うように、自分がいかに幸せかを全面に顔で表してやるのだ。しかし、ただ笑顔でヘラヘラするのではなく、毅然とした態度で反論はする。そう決めていた。
また、私はフランスに来てから自分の中で勝手にゲームを作った。
自分が常に笑顔でいることで不快感100%な相手の態度が変わり、笑顔を見せるようになったら私の勝ち というものである。
ブスっとしてる人間にブスっとし返すと雰囲気が悪化するだけだし、お互い気分悪くなるだけなので。
これは完全自己満足だが、清々しくなるので結構オススメである。
ちなみに、彼は最初の時点で不快感マックスだった。
そして手続きが始まったわけだが、ほんまに何でこの人この仕事に就けたん?という感じであった。そんなに結婚式をさせたくないんかこの人は?と思えてくる。多分、移民が嫌いなんでしょうな。
まずは婚約者の書類チェックから。とにかく態度が悪い。あくびしながら書類チェックする始末。あくびを手で隠すマナーがない時点で、もう女としても人としてもイケてなさすぎる。
そして、変なところで突っかかってくる。
住所確認の書類、普通はEDF(電気とか水道)の明細でオッケーなはずなのに、この女職員はそれを受け付けない。きちんと最新の明細だったのに。ほかの書類を持ってこい!と言う。意味がわからなすぎる。
念のために彼は色々な書類を持って来ていたので、住宅保険か何かの証書でオッケーをもらっていた。無論、こちらの書類の日付はめっちゃ古い。住所証明の効力があるのかナゾ。
またこの書類は、念のために持ってきていただけなので、コピーをとってない。それを見た女職員はすかさず
『はぁ!?何でコピーとってないのよ!!』とブチ切れる。
(ちなみに、提出する予定だったEDFの最新の明細はきちんとコピーとってた。)
その後も、書類の住所の書き方が悪いだの何だの難癖つけられた。書き方が汚い!!と言って、書類を投げるように返してきたり。
とりあえず婚約者の書類は全て受理された。
ついに私の番が来た。脳内、遊戯王モードだった。
まず女職員が私に『あなたフランス語できるの?通訳とか用意してるの?』と言ってきた。
婚約者の対応で既に内心ムカついていたので、私は
俺のターン!!!と脳内で叫んでから
『やだ〜、フランス語できないのにフランス人と結婚するわけないじゃないですか〜!通訳なんかいりませんよ〜!』
とめっちゃ笑顔で答えた。
しかし内心、やっべーー!!!と思っていた。というのも、フランスで国際結婚するアメリカ人の友人♀が、結婚式の為に通訳を雇ったという話を聞いていたからである。彼女はフランス語ができるが、用心して雇ったそうだ。というのも、フランス語を理解しきれていないと判断されたら、結婚を受理してもらえない可能性があるらしいからだ。
通訳ナシで大丈夫だとは思うが、ちょっとどうしよっかな〜雇った方が安全なのかな〜と迷っていたのである。
しかしおもっくそ、通訳なんていらねえ!と言ってしまったので後には退けない。
ハラハラしながらも私の書類のチェックが進む。
ここで、女職員はトンチンカンなことを言い出す。
『はいー!必要書類の翻訳にアポスティーユがついてなーい!』
鬼の首をとったかのように嬉々としながら言っていた。
そう、UNOをやってるときに、"UNOって言ってなーい!!"って言うようなやつだ。
アポスティーユが翻訳につくわけないだろが。
アポスティーユを付与してもらうのは、戸籍原本である。アポスティーユ付きの戸籍原本を翻訳してもらうだけだ。というか、そもそも結婚に関する書類の翻訳は、アポスティーユが付いてないと大使館で受け付けすらしてもらえないと思う。
冷静にアポスティーユについて説明したら、『ふーん。あっそう! 』みたいな態度で、ほんまこいつはあかんわと思った。何もわかってない。
そして、次に、これまた変なところで突っかかって来た。
『確定申告の通知書を出しなさい』
と言ってきたのである。無論、そんなものは必要書類一覧表に記載されていなかった。
住所が確認したいから提出しろ、と言っていたが、それなら、水道料金の紙とかで良いはずである。なぜあえて確定申告の通知書なのか。
おそらく、"確定申告をしていません" という言葉が聞きたかったのであろうと思う。普通、収入のない外国人学生は確定申告をしないからであろう。そこをまたイビりたかったのではないかと思う。
しかし、わたしはここで、成歩堂 もやしになった。やっててよかった逆転裁判!!
く ら え !!!!!!
バシーン!!!!
確定申告の通知書を叩きつけた!!!!
そう、わたしは、昨年収入ゼロだったが、確定申告を今年の春にしていたのである。
というのも、収入のない外国人学生も確定申告をするのが義務になった という話を聞いたことがあり、本当かどうかわからず税務署に電話したら、『たとえ収入が無くても確定申告はして下さい』と言われたからである。(しかし、フランスの十八番 "担当する係員によって言うことが違う"である可能性もあった。本当は収入ゼロなら申告しなくていいのかもしれない…)
後々、確定申告してないことがどこかで問題になったら嫌だなぁと思ったので収入ゼロで念のため申告していたんだが、やっといて本当に良かった。
おそらく、ほとんどの学生は知らないだろうから確定申告なんてしてないだろうと思う。(住宅関連のアロカションをもらってる学生は、確定申告してないとアロカションを止められるみたいな話も聞いた。わたしは受給してないので詳しく知らんが。)
いかんせん、臆病な性格のおかげで助かった…と思った。
ちなみに、確定申告に関する書類を提出したときの女職員の反応は『ああ、あるの。ならいいわ』って感じだった。
そして最後に、宗教上の結婚式もするという申告をした流れから、神道と仏教の違いについて尋ねられた。
ぶっちゃけ、日本語でもうまく説明できない…とか思っていたら、
『あら〜あなたには難しすぎる質問だったかしら?説明できないの?私はこないだZENについての本を読んだから、なんなら説明してあげましょうか?』
と、この職員は言ってきた。
この瞬間に、はっは〜ん、こいつさては、BOBO(Bourgeois Boheme ブルジョワボヘミアン )かぶれ だな?
と思った。今までの対応で腹立ってたし、多分でまかせを言ってもわかるまいと思ったので適当に話した。というか何と無く、私のフランス語力を試されてる気がしたので、めっちゃ喋ってやろうと思ったのである。
神道の考えはとても繊細だから、あなたに理解してもらえるかわかりませんが…とさりげなく
m9(^Д^)9mプギャー!! プギャ--m9(^Д^)--!!
とバカにしつつの前置きをし、
神道は八百万の神を信じるアミニズムなのよ、仏教は一つの仏を信じるけど(うーんぶっちゃけわからないけど!!)、神道では全てのものに宿っている神を敬うのよ!!あなたが今持っているボールペン、それにも神は宿っているのよ!!
(ここらへんからもう話すネタがなく、適当にでっち上げる)
ええと…古事記って知ってますぅ?ほらー…あの〜…(※太安万侶の名前が出てこない…)あの…
…彦摩呂が編纂したやつよ!!!
щ(°∀°)щ{歴史の宝石箱やーーーー!!!
古事記は神道のことについて書いてるけど、同時に天皇の起源についても書いてるのよね!!!だから日本の民俗的な面が濃いっていうか!!ほら、仏教てやっぱインドから来たものだから!!それより日本の慣習に馴染んでるっていうか!!!仏教よりも古くからあるナチュラルな宗教っていうか!!なんていうかロハス!!!!!
ということをガーーっと喋った。
女職員の反応は、『ふ…ん…』て感じだった。
喋りながら、こんな出まかせがフランス語で言えるほど神経が図太くなったことに感動した。
щ(°∀°)щ{フランス語のIT革命やーーーー!!
神道や仏教とかについて真剣に研究してる方々に申し訳なさすぎるほど 適当なことを外国人に吹き込んでしまった。すまぬ!!
この後も、式当日の証人の身分証明書のコピーについてもいちいち文句言われたりした。
そして最後に、わたしの住所を確認しているときに 〜町 やら 〜市の発音がこの女職員には難しいらしくてうまくいかず、
『〜チョー、〜スィ』と発音しながら女職員がフフっと笑ったので、なんかもう勝手に
はいーー!笑ったのでわたしの勝ちーー!!!
と頭の中で叫んでいた。
とりあえず書類は全て受理され、数週間の審査(というか書類に不正がないかの確認)が終わり、本日 正式に結婚式の日程に関する通知を受けた。
この後も、結婚式の公示やら市長との面談(偽装結婚かどうか見抜くためだが、本当に面談するのかどうかは知らない)やら、まだまだ色々あるようだ。
とにかく本当に無事に申請を受理してもらえてよかった。希望通りの日程で挙式できるのも本当に嬉しい。
ちなみに、婚約者の友人はアフリカ系移民の女性との結婚申請を却下され(滞在許可証目的の偽装結婚を疑われたため。どうしても国籍による差別や偏見は存在する)、弁護士を雇ってようやく結婚できたらしい。それに比べれば、だいぶ簡単に済んだんだなと思う。
とりあえず、この日この女職員は、ある偉大な日本人の名を脳に刻んだ。
そう、HIKOMAROと…。
〜熱血市役所ウォーズ ぴゅタン☆ 申請編:完〜
『さむーー!!今日むちゃくちゃさむいねーーー!ユニクロのハイテクなシャツ(ヒートテック)着てるのにめっちゃ寒いわーー!』
と婚約者が叫んだ。
ユニクロのシャツすらも効かない寒さだよぉとかいいつつ、カッターシャツをめくってヒートテックをわたしに見せてきた。
…お前なに着てんねん、それヒートテックちゃう、エアリズム(夏用のヒンヤリするやつ)や!!
節子もおはじき吐き出して叫ぶわ!!
そら寒いで。つーか手触りも生地の分厚さも全然違うでしょうよ…
笑いながら、うわぁそうなのー?今度からは気をつけよっと!!と言いながらも、頻繁にヒートテックとエアリズムを間違えている日々。
そんなお茶目街道を驀進する彼を激怒させる女性のことを皆さん覚えているだろうか。
そう、結婚手続きで訪れた市役所の女性職員のことである。
数週間前、ついに三度目のランデブー、再戦の日であった。
ちなみに、教会の神父さんですらこの市役所の職員に対して
『本当に…あそこの職員は…
ぴゅたーーーーん!!!!』
と言ってしまうほどである。
神に仕える人がそんな言葉を使ってはいけないと思うよ!!!!
(ぴゅたん!! は、フランス語で、とても汚くて教育的ではない言葉のことである。敢えて意味は書かない。だが、わたしは、街中で ピュタン!!という言葉を若者が呟いてるのを聞くたびに、なんか"萌え系擬人キャラ ぴゅタン☆" を想像して和むんだが。びんちょうタン みたいな。 )
まあそんな感じで、再戦の日は訪れた。市役所の受付でランデブーがある旨を伝えると、今回は大丈夫だった。きちんと部屋に通された。
だが。部屋で待っていたのは、前回と同じ女職員。あっちゃー。
開口一番、
『今回はきちんと約束の日に来たのね!!今回こそちゃんと書類持って来たでしょうね?』
と言いおった。
こいつの脳内では、前回のランデブーに関してのミスは私たちのせいになっているらしい。頭、大丈夫でせうか。
まあ職員は始めからそんなノリだったのだが、私は今回あることを決めていた。
それは、ずっと笑顔でいることである。幸福に暮らすことが最大の復讐である と言うように、自分がいかに幸せかを全面に顔で表してやるのだ。しかし、ただ笑顔でヘラヘラするのではなく、毅然とした態度で反論はする。そう決めていた。
また、私はフランスに来てから自分の中で勝手にゲームを作った。
自分が常に笑顔でいることで不快感100%な相手の態度が変わり、笑顔を見せるようになったら私の勝ち というものである。
ブスっとしてる人間にブスっとし返すと雰囲気が悪化するだけだし、お互い気分悪くなるだけなので。
これは完全自己満足だが、清々しくなるので結構オススメである。
ちなみに、彼は最初の時点で不快感マックスだった。
そして手続きが始まったわけだが、ほんまに何でこの人この仕事に就けたん?という感じであった。そんなに結婚式をさせたくないんかこの人は?と思えてくる。多分、移民が嫌いなんでしょうな。
まずは婚約者の書類チェックから。とにかく態度が悪い。あくびしながら書類チェックする始末。あくびを手で隠すマナーがない時点で、もう女としても人としてもイケてなさすぎる。
そして、変なところで突っかかってくる。
住所確認の書類、普通はEDF(電気とか水道)の明細でオッケーなはずなのに、この女職員はそれを受け付けない。きちんと最新の明細だったのに。ほかの書類を持ってこい!と言う。意味がわからなすぎる。
念のために彼は色々な書類を持って来ていたので、住宅保険か何かの証書でオッケーをもらっていた。無論、こちらの書類の日付はめっちゃ古い。住所証明の効力があるのかナゾ。
またこの書類は、念のために持ってきていただけなので、コピーをとってない。それを見た女職員はすかさず
『はぁ!?何でコピーとってないのよ!!』とブチ切れる。
(ちなみに、提出する予定だったEDFの最新の明細はきちんとコピーとってた。)
その後も、書類の住所の書き方が悪いだの何だの難癖つけられた。書き方が汚い!!と言って、書類を投げるように返してきたり。
とりあえず婚約者の書類は全て受理された。
ついに私の番が来た。脳内、遊戯王モードだった。
まず女職員が私に『あなたフランス語できるの?通訳とか用意してるの?』と言ってきた。
婚約者の対応で既に内心ムカついていたので、私は
俺のターン!!!と脳内で叫んでから
『やだ〜、フランス語できないのにフランス人と結婚するわけないじゃないですか〜!通訳なんかいりませんよ〜!』
とめっちゃ笑顔で答えた。
しかし内心、やっべーー!!!と思っていた。というのも、フランスで国際結婚するアメリカ人の友人♀が、結婚式の為に通訳を雇ったという話を聞いていたからである。彼女はフランス語ができるが、用心して雇ったそうだ。というのも、フランス語を理解しきれていないと判断されたら、結婚を受理してもらえない可能性があるらしいからだ。
通訳ナシで大丈夫だとは思うが、ちょっとどうしよっかな〜雇った方が安全なのかな〜と迷っていたのである。
しかしおもっくそ、通訳なんていらねえ!と言ってしまったので後には退けない。
ハラハラしながらも私の書類のチェックが進む。
ここで、女職員はトンチンカンなことを言い出す。
『はいー!必要書類の翻訳にアポスティーユがついてなーい!』
鬼の首をとったかのように嬉々としながら言っていた。
そう、UNOをやってるときに、"UNOって言ってなーい!!"って言うようなやつだ。
アポスティーユが翻訳につくわけないだろが。
アポスティーユを付与してもらうのは、戸籍原本である。アポスティーユ付きの戸籍原本を翻訳してもらうだけだ。というか、そもそも結婚に関する書類の翻訳は、アポスティーユが付いてないと大使館で受け付けすらしてもらえないと思う。
冷静にアポスティーユについて説明したら、『ふーん。あっそう! 』みたいな態度で、ほんまこいつはあかんわと思った。何もわかってない。
そして、次に、これまた変なところで突っかかって来た。
『確定申告の通知書を出しなさい』
と言ってきたのである。無論、そんなものは必要書類一覧表に記載されていなかった。
住所が確認したいから提出しろ、と言っていたが、それなら、水道料金の紙とかで良いはずである。なぜあえて確定申告の通知書なのか。
おそらく、"確定申告をしていません" という言葉が聞きたかったのであろうと思う。普通、収入のない外国人学生は確定申告をしないからであろう。そこをまたイビりたかったのではないかと思う。
しかし、わたしはここで、成歩堂 もやしになった。やっててよかった逆転裁判!!
く ら え !!!!!!
バシーン!!!!
確定申告の通知書を叩きつけた!!!!
そう、わたしは、昨年収入ゼロだったが、確定申告を今年の春にしていたのである。
というのも、収入のない外国人学生も確定申告をするのが義務になった という話を聞いたことがあり、本当かどうかわからず税務署に電話したら、『たとえ収入が無くても確定申告はして下さい』と言われたからである。(しかし、フランスの十八番 "担当する係員によって言うことが違う"である可能性もあった。本当は収入ゼロなら申告しなくていいのかもしれない…)
後々、確定申告してないことがどこかで問題になったら嫌だなぁと思ったので収入ゼロで念のため申告していたんだが、やっといて本当に良かった。
おそらく、ほとんどの学生は知らないだろうから確定申告なんてしてないだろうと思う。(住宅関連のアロカションをもらってる学生は、確定申告してないとアロカションを止められるみたいな話も聞いた。わたしは受給してないので詳しく知らんが。)
いかんせん、臆病な性格のおかげで助かった…と思った。
ちなみに、確定申告に関する書類を提出したときの女職員の反応は『ああ、あるの。ならいいわ』って感じだった。
そして最後に、宗教上の結婚式もするという申告をした流れから、神道と仏教の違いについて尋ねられた。
ぶっちゃけ、日本語でもうまく説明できない…とか思っていたら、
『あら〜あなたには難しすぎる質問だったかしら?説明できないの?私はこないだZENについての本を読んだから、なんなら説明してあげましょうか?』
と、この職員は言ってきた。
この瞬間に、はっは〜ん、こいつさては、BOBO(Bourgeois Boheme ブルジョワボヘミアン )かぶれ だな?
と思った。今までの対応で腹立ってたし、多分でまかせを言ってもわかるまいと思ったので適当に話した。というか何と無く、私のフランス語力を試されてる気がしたので、めっちゃ喋ってやろうと思ったのである。
神道の考えはとても繊細だから、あなたに理解してもらえるかわかりませんが…とさりげなく
m9(^Д^)9mプギャー!! プギャ--m9(^Д^)--!!
とバカにしつつの前置きをし、
神道は八百万の神を信じるアミニズムなのよ、仏教は一つの仏を信じるけど(うーんぶっちゃけわからないけど!!)、神道では全てのものに宿っている神を敬うのよ!!あなたが今持っているボールペン、それにも神は宿っているのよ!!
(ここらへんからもう話すネタがなく、適当にでっち上げる)
ええと…古事記って知ってますぅ?ほらー…あの〜…(※太安万侶の名前が出てこない…)あの…
…彦摩呂が編纂したやつよ!!!
щ(°∀°)щ{歴史の宝石箱やーーーー!!!
古事記は神道のことについて書いてるけど、同時に天皇の起源についても書いてるのよね!!!だから日本の民俗的な面が濃いっていうか!!ほら、仏教てやっぱインドから来たものだから!!それより日本の慣習に馴染んでるっていうか!!!仏教よりも古くからあるナチュラルな宗教っていうか!!なんていうかロハス!!!!!
ということをガーーっと喋った。
女職員の反応は、『ふ…ん…』て感じだった。
喋りながら、こんな出まかせがフランス語で言えるほど神経が図太くなったことに感動した。
щ(°∀°)щ{フランス語のIT革命やーーーー!!
神道や仏教とかについて真剣に研究してる方々に申し訳なさすぎるほど 適当なことを外国人に吹き込んでしまった。すまぬ!!
この後も、式当日の証人の身分証明書のコピーについてもいちいち文句言われたりした。
そして最後に、わたしの住所を確認しているときに 〜町 やら 〜市の発音がこの女職員には難しいらしくてうまくいかず、
『〜チョー、〜スィ』と発音しながら女職員がフフっと笑ったので、なんかもう勝手に
はいーー!笑ったのでわたしの勝ちーー!!!
と頭の中で叫んでいた。
とりあえず書類は全て受理され、数週間の審査(というか書類に不正がないかの確認)が終わり、本日 正式に結婚式の日程に関する通知を受けた。
この後も、結婚式の公示やら市長との面談(偽装結婚かどうか見抜くためだが、本当に面談するのかどうかは知らない)やら、まだまだ色々あるようだ。
とにかく本当に無事に申請を受理してもらえてよかった。希望通りの日程で挙式できるのも本当に嬉しい。
ちなみに、婚約者の友人はアフリカ系移民の女性との結婚申請を却下され(滞在許可証目的の偽装結婚を疑われたため。どうしても国籍による差別や偏見は存在する)、弁護士を雇ってようやく結婚できたらしい。それに比べれば、だいぶ簡単に済んだんだなと思う。
とりあえず、この日この女職員は、ある偉大な日本人の名を脳に刻んだ。
そう、HIKOMAROと…。
〜熱血市役所ウォーズ ぴゅタン☆ 申請編:完〜

- マダムに向けての道は厳しいっす
-
エリア:
- ヨーロッパ>フランス
- テーマ:グルメ
- 投稿日:2014/01/24 22:14
- コメント(0)
先日の、市役所での結婚式手続き第二回目について書きたいのだが、書いててムカムカしてきたので、ちょっと気分を変えて別の話題について書きたい。この市役所バトルについてはイライラを抑えつつ書くので時間がかかりそうだ。
いやほんまに、こんなに誰かに対してムカついたり こいつ消えればいいのに…と思ったのは漫画"花より男子"の海ちゃん以来である。
あのキャラクターは強烈だった。たったの2巻分くらいしか登場してないのに、こんなに世間の女子から嫌われて記憶に残るキャラクターってそんなに居ないと思う。
なので今日は、フランスでの食事について書こうと思う。
フランス人をもてなす時の食事の準備というのが、わたしには大変難しい。お呼ばれしたときに『なんか日本っぽい前菜を作ってきてよ』とか言う難題をもちかけられることが多くて、大変戸惑うのだ。
『もやしジャンキーが食べたいものを持ってきてくれたらいいのよ!』とか言われるんだが、私の食べたいものはイカの沖漬けと白飯 とか、砂肝とかシラス大根とかイカナゴとかそういうものなんですがお前らはそれを食えるのかい?ていう。
そもそもこっちで見つけることが非常に困難なんだが。しかも私の周りのフランス人は日本酒が嫌いという。
なので、毎度毎度、試行錯誤して日本的なものを作るわけだが、まぁウケが悪いのよねー。
今まででウケが悪かったものランキング
三位 カボチャ炊いたやつ
二位 筑前煮
一位 茶碗蒸し
カボチャと醤油の組み合わせとかナイわ〜、筑前煮はなんか野菜が土臭いわ〜などと言われ、とにかく煮物は支持されない。
茶碗蒸しに至っては『甘くないフラン(プリン)とか意味がわからない』という、盛大な勘違いをされた。鶏肉とかシイタケが入ったデザートなんて斬新すぎるやろが…。
これはデザートではない!と言っても、味が薄すぎる!とか言われた。
ほんまに、バーロー!!である。
関西風だしの良さがわからんとか!!(私は、関西風だしが世界一美味いスープであると思っている)
つーか筑前煮の材料揃えるの、めっちゃ高かったっちゅーねん。
なぜか、手がかかってる料理ほどあんまりウケがよろしくない。
というか、私は、誰かを家に呼ぶときとかは前日の夜から下ごしらえをする。よし、美味いもん作るぞ!!みたいな気合がものすごい。
しかし、フランス友人達の家にお呼ばれをされたときは、『さっき買い物から帰ってきたばっかりなのよ〜。パパッと準備するから、アペリティフでも飲んでて!』みたいな感じなんである。しかも、友人達のパパッと作った料理がむちゃくちゃ美味い。なんなんすかアレは。
私には、これがむっさカッコよくて仕方ない。何、そのナチュラルさ。なんか気合入れまくりで前日から準備とかしちゃう自分ダセェ…とか思えてくる。
何だろう…"日本人好みのスパゲティ対決"で、気合を入れてウニやらなんやら贅をつくした和風スパゲティを準備して勝った気満々な山岡さんを、ものすごくシンプルなスパゲティで完膚無きまでに叩きのめした海原雄山…という、美味しんぼ第123話の展開を思い出すダサさ。
逆に、ウケが良いご飯は、鶏の照り焼きとか豚の生姜焼きとか豚の角煮とか唐揚げとかの、味付けしっかり系。まあ前菜ではないんだが。ウケる日本らしい前菜…というのが、私には本当に難しい。
今のところ、前菜として好評だったのは、フランス暮らしの大先輩に教えていただいたスモークサーモンの押し寿司くらいではなかろうか。あとちらし寿司とか。結局一番ウケるのは寿司なのか…。
以前、友人達と家でご飯を食べたとき、『今日の食事についてどうしても聞きたいことがあるの!!我が家でも食べたくて…』と言われ、
はっはーん、レシピが知りたいのかね?聞きたまえ聞きたまえ!
とか思ってたら
『枝豆ってどこで買えるの?』
とか聞かれた。
枝 豆 か よ!!
っていう。前菜ですらない、アペリティフに出した枝豆かよ。つーか冷凍なんですがそれは。
同様に、ニッ○イのコーンクリームコロッケについてもよく聞かれる。アレの美味さは国籍関係ないということですね。
なので、とりあえず、これはウケるんじゃないかという日本的前菜アイデアがあれば教えてください。
ちなみに婚約者に、どんな前菜がウケると思う?と聞いたら、
『ほら…お弁当にいれてくれる、ハーブが入った日本風のオムレツ!!あれ良いと思う!!』
と返ってきた。一瞬ワケがわからなかったが、シソ入りの出し巻き卵のことらしい。
なんやそのオシャレな言い回し笑。
いやほんまに、こんなに誰かに対してムカついたり こいつ消えればいいのに…と思ったのは漫画"花より男子"の海ちゃん以来である。
あのキャラクターは強烈だった。たったの2巻分くらいしか登場してないのに、こんなに世間の女子から嫌われて記憶に残るキャラクターってそんなに居ないと思う。
なので今日は、フランスでの食事について書こうと思う。
フランス人をもてなす時の食事の準備というのが、わたしには大変難しい。お呼ばれしたときに『なんか日本っぽい前菜を作ってきてよ』とか言う難題をもちかけられることが多くて、大変戸惑うのだ。
『もやしジャンキーが食べたいものを持ってきてくれたらいいのよ!』とか言われるんだが、私の食べたいものはイカの沖漬けと白飯 とか、砂肝とかシラス大根とかイカナゴとかそういうものなんですがお前らはそれを食えるのかい?ていう。
そもそもこっちで見つけることが非常に困難なんだが。しかも私の周りのフランス人は日本酒が嫌いという。
なので、毎度毎度、試行錯誤して日本的なものを作るわけだが、まぁウケが悪いのよねー。
今まででウケが悪かったものランキング
三位 カボチャ炊いたやつ
二位 筑前煮
一位 茶碗蒸し
カボチャと醤油の組み合わせとかナイわ〜、筑前煮はなんか野菜が土臭いわ〜などと言われ、とにかく煮物は支持されない。
茶碗蒸しに至っては『甘くないフラン(プリン)とか意味がわからない』という、盛大な勘違いをされた。鶏肉とかシイタケが入ったデザートなんて斬新すぎるやろが…。
これはデザートではない!と言っても、味が薄すぎる!とか言われた。
ほんまに、バーロー!!である。
関西風だしの良さがわからんとか!!(私は、関西風だしが世界一美味いスープであると思っている)
つーか筑前煮の材料揃えるの、めっちゃ高かったっちゅーねん。
なぜか、手がかかってる料理ほどあんまりウケがよろしくない。
というか、私は、誰かを家に呼ぶときとかは前日の夜から下ごしらえをする。よし、美味いもん作るぞ!!みたいな気合がものすごい。
しかし、フランス友人達の家にお呼ばれをされたときは、『さっき買い物から帰ってきたばっかりなのよ〜。パパッと準備するから、アペリティフでも飲んでて!』みたいな感じなんである。しかも、友人達のパパッと作った料理がむちゃくちゃ美味い。なんなんすかアレは。
私には、これがむっさカッコよくて仕方ない。何、そのナチュラルさ。なんか気合入れまくりで前日から準備とかしちゃう自分ダセェ…とか思えてくる。
何だろう…"日本人好みのスパゲティ対決"で、気合を入れてウニやらなんやら贅をつくした和風スパゲティを準備して勝った気満々な山岡さんを、ものすごくシンプルなスパゲティで完膚無きまでに叩きのめした海原雄山…という、美味しんぼ第123話の展開を思い出すダサさ。
逆に、ウケが良いご飯は、鶏の照り焼きとか豚の生姜焼きとか豚の角煮とか唐揚げとかの、味付けしっかり系。まあ前菜ではないんだが。ウケる日本らしい前菜…というのが、私には本当に難しい。
今のところ、前菜として好評だったのは、フランス暮らしの大先輩に教えていただいたスモークサーモンの押し寿司くらいではなかろうか。あとちらし寿司とか。結局一番ウケるのは寿司なのか…。
以前、友人達と家でご飯を食べたとき、『今日の食事についてどうしても聞きたいことがあるの!!我が家でも食べたくて…』と言われ、
はっはーん、レシピが知りたいのかね?聞きたまえ聞きたまえ!
とか思ってたら
『枝豆ってどこで買えるの?』
とか聞かれた。
枝 豆 か よ!!
っていう。前菜ですらない、アペリティフに出した枝豆かよ。つーか冷凍なんですがそれは。
同様に、ニッ○イのコーンクリームコロッケについてもよく聞かれる。アレの美味さは国籍関係ないということですね。
なので、とりあえず、これはウケるんじゃないかという日本的前菜アイデアがあれば教えてください。
ちなみに婚約者に、どんな前菜がウケると思う?と聞いたら、
『ほら…お弁当にいれてくれる、ハーブが入った日本風のオムレツ!!あれ良いと思う!!』
と返ってきた。一瞬ワケがわからなかったが、シソ入りの出し巻き卵のことらしい。
なんやそのオシャレな言い回し笑。

- フランス風キラキラネーム〜ローテーショントークの歌舞伎風も好きなんだ〜
-
エリア:
- ヨーロッパ>フランス
- テーマ:その他
- 投稿日:2014/01/24 22:07
- コメント(0)
書きたいことがいっぱいあるのに、異常に時間が無くて書けない…。
普段のミサから関わる神父、ムッシュー ディディエ。
この人が、めっちゃ感じが良いおっちゃんなのである。しかし、わたしの名前を毎回まちがえる。
コミコやらカミコやら。コミクやら(惜しい)。
以前、キムコと言われたときは心の中で冷静に "いや、それは冷蔵庫に入れる脱臭のやつや" と突っ込み、自分の関西人気質を再確認した次第である。
クミコ(わたしの本名)という名前は、日本人の典型的な名前やろと思っていたのだが、それでもやはり西洋人には馴染みがないらしく、とても間違えられる。
スターバックスで名前を間違えられるのはもう恒例行事である。
しかし、わたしの名前が難しいのなら、現代のキラキラネーム(またの名をDQNネーム)なんか外国人には難しすぎるのだろうなと思う。
あと20年もすれば、日本では改名したがる成人男女が沢山いるのではないかと思う。なので個人的に、改名行政手続き代行のような仕事が今後狙い目な気がしている。
フランスにも、キラキラネームのような珍しい名前を付ける若い親が増えているらしい。
しかし、フランス人の名前なんて元から "なんかこういう名前、ゲームの中で見たことある…" というファンタジーなものばかりである。
イリス、オーギュスタン、ナタナエル、マティアス らへんが、わたしの中で 珍しいなぁと思った名前である。
これらの名前を聞いたとき、
召喚士イリス、暗黒騎士オーギュスタン、ペガサス騎士ナタナエル、孤高の盗賊マティアス
みたいなイメージが頭に浮かび、自分の脳みそはとことん腐ってるなぁと思った。
実は暗黒騎士オーギュスタンはナタナエルのお兄ちゃんで、悪に堕ちた身であるが影ながらいつも弟を助けている設定である。アンパンマンでいうところのロールパンナみたいなポジションきぼんぬ!!
エステル(♀)とユーリィ(♂)とルカ(♂)という三兄弟に会ったときは、それ何て言うテイルズ?と思った。(しかしこの両親は弁護士と医者という真面目な人達で、絶対テイルズオブシリーズから影響なんて受けていないと思う)
名前だけでなく、苗字もめちゃくちゃかっこよかったりする。
以前、滞在許可書の手続きの際、プレフェクチュールでお世話になった係員の苗字がマクスウェルだった。
かっこよすぎるやろ。
あなた絶対、重力系の魔法使えますよね?と聞きたくなった。マクスウェル姓はイギリスのものだと思うんだが(ビートルズもバンバン マクスウェルシルバーハンマーって歌ってたし)、如何せん嫁ぎたくなるかっこよさである。まあその係員、女子やったけど。
探せば、アズナブールという苗字の人とかも居るんだろうな…。
ガンダム好きには堪らん苗字である。
まあそんなこんなで、フランスの名前はいちいちかっこええわけだ。
気の早い話だが、たまに2人で将来の子供の名前の話とかをする。これがむっちゃ面白い。
私は日本的な名前をファーストネームに持ってきて、セカンド•サードネームをフランス風にしたい。
もちろん、凸凹(テトリス)なんていうようなキラキラネームではなく、きちんとした日本の名前を付けたいのである。
『男の子だったら、とりあえず○○スケっていう風な、最後にスケがつく名前がいい!ソウスケ とか!!』
と言ったら、
『絶対ダメ!!!!』
と全否定された。理由を聞いたら、最後にスケってついたら、サスケっぽいじゃない!!!親がNARUTO好きだったんだなぁ〜て思われるのがオチだよ!!ということだった。
まさかのサスケェ…への展開。それは考えていなかった!!!
ソウスケは確かにサスケっぽいが、ユウスケとかコウスケとかコロスケとかノリスケはそんなことないと思うんだが。
とりあえず、なんちゃらスケは禁止らしい。
ちなみに婚約者は、フランス風の名前をファーストネームにして、セカンド以降を日本風にしたいらしい。
だって、マスターキートンだって、平賀キートン太一だったから〜 ということらしい。
まさかの浦沢直樹作品キタコレ。意味がわからない理論にワロタ。私のせいで、順調に彼も二次元脳になってきている。
彼的に、フランス風のクロードとかカミーユとかいう名前が熱いらしい。
しかしクロードと聞けばクロクロ(クロード=フランソワ、超人気だった歌手。最期はお風呂場でシャワー中に電球変えようとして感電死)を想像してしまうし、カミーユと聞けばガンダムしか思い浮かばない。最後には精神崩壊する感じですねわかります。カミーユとつけるなら、次に生まれてくる子はシロッコで。
そんな彼だが、1つだけファーストネームに持ってきてもいい、日本式の可愛い名前があるよ!!と言うので、それは何やと聞いたら自信満々に
フグっっっっ!!!!!
と答えた。
そう、フグである。漢字で書くと河豚。
もう、さすがとしか言いようがない。さすがの笑いのセンス。なかなかおもろい冗談言うやんけ〜!
なんていうか、吉本新喜劇のチンピラ三人組ローテーショントーク並の安定した面白さがあるね君は!!とか思ったら、彼は本気で言っていた。
(ちなみにこれがローテーショントーク。子供の頃から何回も見てきたはずやのに、声出して笑ったわ↓
http://touch.dailymotion.com/video/x662p4_ローテーショントーク-05-34_fun)
どうも、彼的にフグというものの存在が可愛くて仕方ないらしい。あのまん丸のフォルムとかヤバくね!?美しすぎじゃね!?ということだった。
あんたみたいな人がいるから、キラキラネームはなくならないんだっ!!って叫びたくなった。
もし子供にフグなんて名付けたら、あだ名はテトロドトキシン決定じゃないですかー。猛毒じゃないですかーやだー。
本当に、フグが可愛いと言う美意識に脱帽である。
なんで君がわたしを嫁に選んだかわかったわ!!丸顔だからですね!!くっそ!!
美容のために、ローテーショントークの練習でもしようと思う
普段のミサから関わる神父、ムッシュー ディディエ。
この人が、めっちゃ感じが良いおっちゃんなのである。しかし、わたしの名前を毎回まちがえる。
コミコやらカミコやら。コミクやら(惜しい)。
以前、キムコと言われたときは心の中で冷静に "いや、それは冷蔵庫に入れる脱臭のやつや" と突っ込み、自分の関西人気質を再確認した次第である。
クミコ(わたしの本名)という名前は、日本人の典型的な名前やろと思っていたのだが、それでもやはり西洋人には馴染みがないらしく、とても間違えられる。
スターバックスで名前を間違えられるのはもう恒例行事である。
しかし、わたしの名前が難しいのなら、現代のキラキラネーム(またの名をDQNネーム)なんか外国人には難しすぎるのだろうなと思う。
あと20年もすれば、日本では改名したがる成人男女が沢山いるのではないかと思う。なので個人的に、改名行政手続き代行のような仕事が今後狙い目な気がしている。
フランスにも、キラキラネームのような珍しい名前を付ける若い親が増えているらしい。
しかし、フランス人の名前なんて元から "なんかこういう名前、ゲームの中で見たことある…" というファンタジーなものばかりである。
イリス、オーギュスタン、ナタナエル、マティアス らへんが、わたしの中で 珍しいなぁと思った名前である。
これらの名前を聞いたとき、
召喚士イリス、暗黒騎士オーギュスタン、ペガサス騎士ナタナエル、孤高の盗賊マティアス
みたいなイメージが頭に浮かび、自分の脳みそはとことん腐ってるなぁと思った。
実は暗黒騎士オーギュスタンはナタナエルのお兄ちゃんで、悪に堕ちた身であるが影ながらいつも弟を助けている設定である。アンパンマンでいうところのロールパンナみたいなポジションきぼんぬ!!
エステル(♀)とユーリィ(♂)とルカ(♂)という三兄弟に会ったときは、それ何て言うテイルズ?と思った。(しかしこの両親は弁護士と医者という真面目な人達で、絶対テイルズオブシリーズから影響なんて受けていないと思う)
名前だけでなく、苗字もめちゃくちゃかっこよかったりする。
以前、滞在許可書の手続きの際、プレフェクチュールでお世話になった係員の苗字がマクスウェルだった。
かっこよすぎるやろ。
あなた絶対、重力系の魔法使えますよね?と聞きたくなった。マクスウェル姓はイギリスのものだと思うんだが(ビートルズもバンバン マクスウェルシルバーハンマーって歌ってたし)、如何せん嫁ぎたくなるかっこよさである。まあその係員、女子やったけど。
探せば、アズナブールという苗字の人とかも居るんだろうな…。
ガンダム好きには堪らん苗字である。
まあそんなこんなで、フランスの名前はいちいちかっこええわけだ。
気の早い話だが、たまに2人で将来の子供の名前の話とかをする。これがむっちゃ面白い。
私は日本的な名前をファーストネームに持ってきて、セカンド•サードネームをフランス風にしたい。
もちろん、凸凹(テトリス)なんていうようなキラキラネームではなく、きちんとした日本の名前を付けたいのである。
『男の子だったら、とりあえず○○スケっていう風な、最後にスケがつく名前がいい!ソウスケ とか!!』
と言ったら、
『絶対ダメ!!!!』
と全否定された。理由を聞いたら、最後にスケってついたら、サスケっぽいじゃない!!!親がNARUTO好きだったんだなぁ〜て思われるのがオチだよ!!ということだった。
まさかのサスケェ…への展開。それは考えていなかった!!!
ソウスケは確かにサスケっぽいが、ユウスケとかコウスケとかコロスケとかノリスケはそんなことないと思うんだが。
とりあえず、なんちゃらスケは禁止らしい。
ちなみに婚約者は、フランス風の名前をファーストネームにして、セカンド以降を日本風にしたいらしい。
だって、マスターキートンだって、平賀キートン太一だったから〜 ということらしい。
まさかの浦沢直樹作品キタコレ。意味がわからない理論にワロタ。私のせいで、順調に彼も二次元脳になってきている。
彼的に、フランス風のクロードとかカミーユとかいう名前が熱いらしい。
しかしクロードと聞けばクロクロ(クロード=フランソワ、超人気だった歌手。最期はお風呂場でシャワー中に電球変えようとして感電死)を想像してしまうし、カミーユと聞けばガンダムしか思い浮かばない。最後には精神崩壊する感じですねわかります。カミーユとつけるなら、次に生まれてくる子はシロッコで。
そんな彼だが、1つだけファーストネームに持ってきてもいい、日本式の可愛い名前があるよ!!と言うので、それは何やと聞いたら自信満々に
フグっっっっ!!!!!
と答えた。
そう、フグである。漢字で書くと河豚。
もう、さすがとしか言いようがない。さすがの笑いのセンス。なかなかおもろい冗談言うやんけ〜!
なんていうか、吉本新喜劇のチンピラ三人組ローテーショントーク並の安定した面白さがあるね君は!!とか思ったら、彼は本気で言っていた。
(ちなみにこれがローテーショントーク。子供の頃から何回も見てきたはずやのに、声出して笑ったわ↓
http://touch.dailymotion.com/video/x662p4_ローテーショントーク-05-34_fun)
どうも、彼的にフグというものの存在が可愛くて仕方ないらしい。あのまん丸のフォルムとかヤバくね!?美しすぎじゃね!?ということだった。
あんたみたいな人がいるから、キラキラネームはなくならないんだっ!!って叫びたくなった。
もし子供にフグなんて名付けたら、あだ名はテトロドトキシン決定じゃないですかー。猛毒じゃないですかーやだー。
本当に、フグが可愛いと言う美意識に脱帽である。
なんで君がわたしを嫁に選んだかわかったわ!!丸顔だからですね!!くっそ!!
美容のために、ローテーショントークの練習でもしようと思う

- 梅の香巻 は、煎餅界の福山雅治だと思っている
-
エリア:
- ヨーロッパ>フランス
- テーマ:ウェディング
- 投稿日:2014/01/24 22:04
- コメント(0)
我々は市役所と教会の二箇所で結婚式を行う。
教会での挙式は義務ではないので、市役所での挙式のみのカップルも多い。
ちなみに、その後はレストランで皆でご飯食べて解散!という感じである。
教会で挙式をするにあたって、前以て改宗をする必要はない。
しかし、わたしは信仰心がないのに教会で結婚するのは抵抗があるので、洗礼受けるのを前提にして教会に通う日々である。
(改宗するには二年間ミサに通い、その後洗礼を受ける必要がある。元々、私は仏教徒でもないから改宗とは言わないんだが。)
聖書を開くのは学生時代ぶりであるし、祈りの言葉は覚えられないのでカンペ作成している。聖歌も毎度違うものを歌うので、まだ全然覚えられていないけど。
学生の時、キリスト教学の先生がめっちゃ好きで、毎回むちゃくちゃ前の席で『っかぁ〜!!イカす腰つきだねぇ兄ちゃん!!』とかいう煩悩丸出しで講義を受けていたのを懐かしみながら、日々勉強している。
教会での結婚式は、数々のステップを踏まなくては挙げることができない。
まず申請時に神官と面談、その後自分たちの結婚の日に立ち会ってくれる助祭と数回面談、決められた日 決められた教会でのミサへの参加、勉強会への参加、同じ典礼暦の期間内で挙式するカップル達との面談など。
準備を終え無事挙式した結婚後も、報告を兼ねて神官やその他カップルとの面談などがある。
めんどくせー!と思う人もいるかもしれないが、私は結構、この手順が好きである。
結婚を控えた他のカップル達と関わりあって言葉を交わすことはとても興味深いし、何より結婚というものに対して真っ直ぐ向き合うための心の準備が出来るからだ。
ちなみに神官や助祭との面談では
なぜ結婚するのか、
なぜ教会で結婚したいのか(特にわたしの場合は、仏教や神道でなく なぜキリスト教なのかをすごく聞かれた)、
なぜ市役所での結婚式だけでなく教会でも挙式したいのか、
結婚を通して何を伴侶に与えてやれるか、
どうして相手は自分を生涯の伴侶として選んだと思うか、
自分たちが誓う永遠の愛とは具体的に何なのか
こんなことを聞かれた。
伴侶となる人間の考えも聞けて、結構面白い。
教会での挙式に向けては着々と準備が進んでいるが、相変わらず市役所での行政手続きは滞っている。未だに市役所での結婚式の日程は決まってないでやんす。
二週間後のランデブーでは波乱がないよう祈るのみ。
教会の助祭の人も、私たちの地域の市役所は、この近辺で最も対応が悪くて有名 と言っていた…。
壁ドンしつつ堪えていこうと思う。
余談だが、戸籍にアポスティーユを付けてもらうために母が外務省大阪分室に直接赴いた旨を聞いて、あ〜やっぱり我々は親子ね〜…と、血の繋がりを感じた。
(郵送なんてまどろっこしいわ、直接行く方が早いし確実やわい!というノリで行ったらしい)
そういうのも考えたら、本当に、堪えて頑張ろう!という気持ちになる。
戸籍の翻訳を依頼した法定翻訳家の人にも、『手続き大変やろけど、頑張って』と励まされた。
ものすごくノロノロとした進みだが、いちいち手順を終えるたびに達成感みたいなものがある。
この、いちいち小さな感動を得られる というのは、この国の醍醐味である。
フランス式でなく日本式でやった方が簡単!!という声が多いし、ごもっとも!とは思う。
でもやはり、フランス式で結婚する…というのは一つの貴重な経験だと思う。
(というか私は極力、在日フランス大使館と関わりあいたくないだけだが。)
こういうことを乗り越えて、またフランスでの経験値が溜まっていくんだわ!そうなんだわ!!
って思いながら日々を暮らしている。
柿ピーの袋の後ろの、"けなげ組 " のイラストに心を励まされながら頑張っているよあたしゃ
教会での挙式は義務ではないので、市役所での挙式のみのカップルも多い。
ちなみに、その後はレストランで皆でご飯食べて解散!という感じである。
教会で挙式をするにあたって、前以て改宗をする必要はない。
しかし、わたしは信仰心がないのに教会で結婚するのは抵抗があるので、洗礼受けるのを前提にして教会に通う日々である。
(改宗するには二年間ミサに通い、その後洗礼を受ける必要がある。元々、私は仏教徒でもないから改宗とは言わないんだが。)
聖書を開くのは学生時代ぶりであるし、祈りの言葉は覚えられないのでカンペ作成している。聖歌も毎度違うものを歌うので、まだ全然覚えられていないけど。
学生の時、キリスト教学の先生がめっちゃ好きで、毎回むちゃくちゃ前の席で『っかぁ〜!!イカす腰つきだねぇ兄ちゃん!!』とかいう煩悩丸出しで講義を受けていたのを懐かしみながら、日々勉強している。
教会での結婚式は、数々のステップを踏まなくては挙げることができない。
まず申請時に神官と面談、その後自分たちの結婚の日に立ち会ってくれる助祭と数回面談、決められた日 決められた教会でのミサへの参加、勉強会への参加、同じ典礼暦の期間内で挙式するカップル達との面談など。
準備を終え無事挙式した結婚後も、報告を兼ねて神官やその他カップルとの面談などがある。
めんどくせー!と思う人もいるかもしれないが、私は結構、この手順が好きである。
結婚を控えた他のカップル達と関わりあって言葉を交わすことはとても興味深いし、何より結婚というものに対して真っ直ぐ向き合うための心の準備が出来るからだ。
ちなみに神官や助祭との面談では
なぜ結婚するのか、
なぜ教会で結婚したいのか(特にわたしの場合は、仏教や神道でなく なぜキリスト教なのかをすごく聞かれた)、
なぜ市役所での結婚式だけでなく教会でも挙式したいのか、
結婚を通して何を伴侶に与えてやれるか、
どうして相手は自分を生涯の伴侶として選んだと思うか、
自分たちが誓う永遠の愛とは具体的に何なのか
こんなことを聞かれた。
伴侶となる人間の考えも聞けて、結構面白い。
教会での挙式に向けては着々と準備が進んでいるが、相変わらず市役所での行政手続きは滞っている。未だに市役所での結婚式の日程は決まってないでやんす。
二週間後のランデブーでは波乱がないよう祈るのみ。
教会の助祭の人も、私たちの地域の市役所は、この近辺で最も対応が悪くて有名 と言っていた…。
壁ドンしつつ堪えていこうと思う。
余談だが、戸籍にアポスティーユを付けてもらうために母が外務省大阪分室に直接赴いた旨を聞いて、あ〜やっぱり我々は親子ね〜…と、血の繋がりを感じた。
(郵送なんてまどろっこしいわ、直接行く方が早いし確実やわい!というノリで行ったらしい)
そういうのも考えたら、本当に、堪えて頑張ろう!という気持ちになる。
戸籍の翻訳を依頼した法定翻訳家の人にも、『手続き大変やろけど、頑張って』と励まされた。
ものすごくノロノロとした進みだが、いちいち手順を終えるたびに達成感みたいなものがある。
この、いちいち小さな感動を得られる というのは、この国の醍醐味である。
フランス式でなく日本式でやった方が簡単!!という声が多いし、ごもっとも!とは思う。
でもやはり、フランス式で結婚する…というのは一つの貴重な経験だと思う。
(というか私は極力、在日フランス大使館と関わりあいたくないだけだが。)
こういうことを乗り越えて、またフランスでの経験値が溜まっていくんだわ!そうなんだわ!!
って思いながら日々を暮らしている。
柿ピーの袋の後ろの、"けなげ組 " のイラストに心を励まされながら頑張っているよあたしゃ

- さっきゆかりを床にぶちまけて、生きているのが辛い
-
エリア:
- ヨーロッパ>フランス
- テーマ:留学・長期滞在
- 投稿日:2014/01/24 21:58
- コメント(0)
数年前、芸能人の田中好子さんが亡くなったときに、『え!すーちゃんが!?キャンディーズの中では一番長生きしそうな感じやったのに…』と思った。
人間、いつ何が起こるかわからないと改めて思ったものである。
先月の頭に、婚約者の父上殿が心筋梗塞で病院に運ばれた。
そのときになんと…ヨードアレルギーということを忘れていて、CTスキャンを受けてしまったらしい。(ヨード造影剤はわたしも怖い。体中が以上に熱くなり、動悸息切れが起きる)
これにより一時心停止するほどのアレルギーを起こし、ドラマとかでよくある
"離れてっ……ドン!!"みたいな電気心臓マッサージを受けたようだ。
後日、本人が、やっちまったよテヘペロみたいな具合に笑って話していた。
九死に一生スペシャルか。
あの番組を思い浮かべると、自然と渡辺篤史のナレーションが頭に響くのでスゴイわ。
一番驚いたのが、手術の二日後に退院させられていたことである。
フランスは術後の退院がすごく早いと聞いていたが、心臓の手術でもこんなに早いとは…。
この件で、ふと自分の親のことが頭に浮かんだ。
普通に考えて、かなり高い確率でわたしは親の最期に立ち合うことは出来ないだろうなぁ。
お通夜にはギリで間に合うだろうか。
さすがに直行便使うよな。
直行便当日券か。大人2人分なら往復60万円くらいになるだろうか。
とりあえずお通夜は兄や姉に全て任すとして、葬式はわたしも手伝わねば。葬式業者はきっと祖父のときと同じ○○だろうか。
いや、母のことだから、生前からもう全て自分で決めていそうだ。
四十九日の納骨にも当然帰国すべきだよな。
というか、わたしは、あと何回生きている親に会えるのだろう。
こんなことを考えたのである。
金のこと考えるなんて人格破綻してるわ!なんて思われるかもしれないが、きっと事が起きたその時、わたしは冷静に物事を考えられないと思う。
考えられるときに、下世話なリアルについて考えておくべきだと思う。
考えてみればみるほどに、本当に親不孝な娘である。
わたしが小学校高学年の頃、母が"末っ子と過ごす老後"というようなタイトルの本を読んでいた。
幼心に、おうwwwプレッシャーwwwと思った記憶がある。
後に姉から、単に末っ子のアンタが可愛くてしゃーないから ずっと一緒に居たいらしいで と言われた。
だが、わたしが結局 一番離れて暮らすことになってしまった。
自分が幸せであることが親にとっても幸せだ と、自分に言い聞かせることで心を軽くしようと試みるが、なんだかそれも卑怯な気がしてならない。
そんなことを悶々と考えていた折に、婚約者がポロっと
『君の手はタマネギの匂いがしみついてるね〜 毎日ご飯がんばって作ってくれてるからだね〜。』と言った。
母の手も、いつもタマネギの匂いがした。我が家のタマネギ使用頻度はものすごく高いからだ。
自分が、母と同じ手を持つようになった事実に、ものすごく胸が熱くなった。なんかそれだけで、心が楽になった。
母から教えてもらった料理を、おいしいと言われるといつも嬉しくなる。そしてそれが自分の築き上げていく家族の血肉になるわけで。それが、自分なりの親孝行な気がした。
国境を越えて、おいしいと言われている"オカンめし"は、すごい。
夏に日本に帰ったとき、ガラスばりの某クッキングスタジオの前を通った時に思ったことがある。
その日のメニューが入口に書かれていたのだが、アクアパッツァやらキノコのアヒージョといった、カタカナおしゃれ料理だった。ちなみに、白飯でなくパンで食べるようだった。
そこで教えてる小洒落た料理は、美味しいと思う。しかし、絶対母親から教えてもらう地味な料理の方が美味しいのに…とも思った。
自分が食べて育った味が、やはり一番美味しいものなのである。
それを再現できないと、結構辛いときがある。
そして、実家暮らしの女の子ほど料理教室に通う傾向があるように思う。
母親がよほどのメシマズだとか、若しくは あらかたの料理をマスターした上でさらにスキルアップするために通うというならわかるが、単純に料理が出来ないから通う…というのは勿体無い気がするのである。だって、家に料理のプロがいるのに。
(うちの姉2人も実家暮らしだったとき、お金を払って料理教室に通うけど 家では一切包丁を握らない という謎のスタイルを確立していた。)
親元を離れてしまって教えて貰えない…という人もいると思う。そういう人は、実家に帰った時、母親と一緒に台所に立ち、オカンめしのレシピを教わった方がいい。地元の友達と遊ぶのもいいけれど、母親と一緒に台所に立つというのはとても貴重な時間だということを知っていただきたい。
昨年私が日本を離れたとき、空港で母がくれた手紙の中に 『一緒に台所に立てた時間がとても幸せで、楽しかった』と書かれてあって号泣した。
母親にとっても、何かしら思うことのある貴重な時間になるはずである。
全く話が変わるのだが、そのクッキングスタジオの献立説明の横に"ワインに合うレシピ!仕事で疲れた彼の胃袋を、オシャレに掴もう☆"とかいう一言が書いてあって、ちょっと呆気にとられた。
この献立を考えた女性スタッフは、カフェ巡りと人間観察が趣味とか言ってしまうんだろうなというところまでは読めた。
男心って何かね。まずそこを考えなくてはいけないと思う。女子(キャピ)☆の考える最善は、時には男にとってありがた迷惑なんである。(出来たてを食べさせたい、レンジでチンした料理なんか食べさせたくない、だから彼が帰ってきてから食事を作るの私は!というのは、その最たるものであると思う。こういうオナゴが本当にいるらしい)
自分が男で、仕事で疲れて帰ってきた時に白飯でなくパンがさっと出てきたら発狂しそうなんだが。休みの日にオシャレ飯はいいけど、平日、仕事で帰ってきたときはやはり白いご飯が食べたくなると思う。オシャレ要素とかいらんので、ビール 冷やしトマト 豚汁 白飯 ぬか漬け(ちりめん山椒とかでもええ) ほっけ とかを、さっと出してくれる嫁が欲しいわ。
そもそも、日本人男性を夫にするんなら、白飯が進む料理を作ってなんぼだと思う。
得意料理が筑前煮、しかも家でヌカ床を育ててます っていう女の子の方が確実にモテるはずなので、みんなオカンにいろいろ教わってください。
親は大事にしましょう。
人間、いつ何が起こるかわからないと改めて思ったものである。
先月の頭に、婚約者の父上殿が心筋梗塞で病院に運ばれた。
そのときになんと…ヨードアレルギーということを忘れていて、CTスキャンを受けてしまったらしい。(ヨード造影剤はわたしも怖い。体中が以上に熱くなり、動悸息切れが起きる)
これにより一時心停止するほどのアレルギーを起こし、ドラマとかでよくある
"離れてっ……ドン!!"みたいな電気心臓マッサージを受けたようだ。
後日、本人が、やっちまったよテヘペロみたいな具合に笑って話していた。
九死に一生スペシャルか。
あの番組を思い浮かべると、自然と渡辺篤史のナレーションが頭に響くのでスゴイわ。
一番驚いたのが、手術の二日後に退院させられていたことである。
フランスは術後の退院がすごく早いと聞いていたが、心臓の手術でもこんなに早いとは…。
この件で、ふと自分の親のことが頭に浮かんだ。
普通に考えて、かなり高い確率でわたしは親の最期に立ち合うことは出来ないだろうなぁ。
お通夜にはギリで間に合うだろうか。
さすがに直行便使うよな。
直行便当日券か。大人2人分なら往復60万円くらいになるだろうか。
とりあえずお通夜は兄や姉に全て任すとして、葬式はわたしも手伝わねば。葬式業者はきっと祖父のときと同じ○○だろうか。
いや、母のことだから、生前からもう全て自分で決めていそうだ。
四十九日の納骨にも当然帰国すべきだよな。
というか、わたしは、あと何回生きている親に会えるのだろう。
こんなことを考えたのである。
金のこと考えるなんて人格破綻してるわ!なんて思われるかもしれないが、きっと事が起きたその時、わたしは冷静に物事を考えられないと思う。
考えられるときに、下世話なリアルについて考えておくべきだと思う。
考えてみればみるほどに、本当に親不孝な娘である。
わたしが小学校高学年の頃、母が"末っ子と過ごす老後"というようなタイトルの本を読んでいた。
幼心に、おうwwwプレッシャーwwwと思った記憶がある。
後に姉から、単に末っ子のアンタが可愛くてしゃーないから ずっと一緒に居たいらしいで と言われた。
だが、わたしが結局 一番離れて暮らすことになってしまった。
自分が幸せであることが親にとっても幸せだ と、自分に言い聞かせることで心を軽くしようと試みるが、なんだかそれも卑怯な気がしてならない。
そんなことを悶々と考えていた折に、婚約者がポロっと
『君の手はタマネギの匂いがしみついてるね〜 毎日ご飯がんばって作ってくれてるからだね〜。』と言った。
母の手も、いつもタマネギの匂いがした。我が家のタマネギ使用頻度はものすごく高いからだ。
自分が、母と同じ手を持つようになった事実に、ものすごく胸が熱くなった。なんかそれだけで、心が楽になった。
母から教えてもらった料理を、おいしいと言われるといつも嬉しくなる。そしてそれが自分の築き上げていく家族の血肉になるわけで。それが、自分なりの親孝行な気がした。
国境を越えて、おいしいと言われている"オカンめし"は、すごい。
夏に日本に帰ったとき、ガラスばりの某クッキングスタジオの前を通った時に思ったことがある。
その日のメニューが入口に書かれていたのだが、アクアパッツァやらキノコのアヒージョといった、カタカナおしゃれ料理だった。ちなみに、白飯でなくパンで食べるようだった。
そこで教えてる小洒落た料理は、美味しいと思う。しかし、絶対母親から教えてもらう地味な料理の方が美味しいのに…とも思った。
自分が食べて育った味が、やはり一番美味しいものなのである。
それを再現できないと、結構辛いときがある。
そして、実家暮らしの女の子ほど料理教室に通う傾向があるように思う。
母親がよほどのメシマズだとか、若しくは あらかたの料理をマスターした上でさらにスキルアップするために通うというならわかるが、単純に料理が出来ないから通う…というのは勿体無い気がするのである。だって、家に料理のプロがいるのに。
(うちの姉2人も実家暮らしだったとき、お金を払って料理教室に通うけど 家では一切包丁を握らない という謎のスタイルを確立していた。)
親元を離れてしまって教えて貰えない…という人もいると思う。そういう人は、実家に帰った時、母親と一緒に台所に立ち、オカンめしのレシピを教わった方がいい。地元の友達と遊ぶのもいいけれど、母親と一緒に台所に立つというのはとても貴重な時間だということを知っていただきたい。
昨年私が日本を離れたとき、空港で母がくれた手紙の中に 『一緒に台所に立てた時間がとても幸せで、楽しかった』と書かれてあって号泣した。
母親にとっても、何かしら思うことのある貴重な時間になるはずである。
全く話が変わるのだが、そのクッキングスタジオの献立説明の横に"ワインに合うレシピ!仕事で疲れた彼の胃袋を、オシャレに掴もう☆"とかいう一言が書いてあって、ちょっと呆気にとられた。
この献立を考えた女性スタッフは、カフェ巡りと人間観察が趣味とか言ってしまうんだろうなというところまでは読めた。
男心って何かね。まずそこを考えなくてはいけないと思う。女子(キャピ)☆の考える最善は、時には男にとってありがた迷惑なんである。(出来たてを食べさせたい、レンジでチンした料理なんか食べさせたくない、だから彼が帰ってきてから食事を作るの私は!というのは、その最たるものであると思う。こういうオナゴが本当にいるらしい)
自分が男で、仕事で疲れて帰ってきた時に白飯でなくパンがさっと出てきたら発狂しそうなんだが。休みの日にオシャレ飯はいいけど、平日、仕事で帰ってきたときはやはり白いご飯が食べたくなると思う。オシャレ要素とかいらんので、ビール 冷やしトマト 豚汁 白飯 ぬか漬け(ちりめん山椒とかでもええ) ほっけ とかを、さっと出してくれる嫁が欲しいわ。
そもそも、日本人男性を夫にするんなら、白飯が進む料理を作ってなんぼだと思う。
得意料理が筑前煮、しかも家でヌカ床を育ててます っていう女の子の方が確実にモテるはずなので、みんなオカンにいろいろ教わってください。
親は大事にしましょう。
11 - 15件目まで(23件中)


