記事一覧
6 - 10件目まで(23件中)
- フランス恋愛事情最終回〜しまじろうのおかげで、唐草ペイズリードットという言葉を覚えた人は多いはず〜
-
エリア:
- ヨーロッパ>フランス
- テーマ:その他 歴史・文化・芸術
- 投稿日:2014/05/21 23:01
- コメント(0)
〜前回のあらすじ〜
しまじろうのラムりんが解雇されたことは知っていたが、あのネコの三兄弟まで解雇されていたことは知らなくてショックを受けたもやしジャンキー。ラムりんの『怪しい…』が聞けなくなっただけで大打撃だというのに。しかも、今は3Dっぽい絵柄になっていると知ってさらにショック。あと、ラムりんの苗字は 牧場 らしい。貴重な脳の記憶機能がこんなこと費やされ、途方に暮れるもやしジャンキーであった…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
誰にも期待されていないけどサクサク書いていく、フランスの男女についてシリーズ第3段 最終回。
今回は日仏カップルあるあるベスト10を書いていく。後半は、日仏カップルというかジュリアンあるあるだけど。
1.洗い物戦争
日仏カップル三組に聞いて、三組とも「あるある!!」と答えたこの現象。
三組という、少ないサンプル数ではあるが、これは結構あるあるなことだと思って書く。
比較的 男性も積極的に家事育児に参加する、この国。
なので、晩御飯を作るのが女性の仕事ならば洗い物は男性の仕事 という風になる家庭が多い。(これは仏仏カップルでもそうだと思う)
しかしなぜか、すぐにはしない。
晩御飯食べる→すぐに片付け→綺麗な流し
というのが理想なのだが、なぜか翌朝にやりたがる。
ジュリアン曰く、『夜は寛ぐための貴重な時間だから』らしい。朝って時間ないから夜にやった方がええやろ…と思うんだが。
しかし、食器のある流しを見るのがものすごく嫌いな私。じゃあもう私がやんよ、洗い物嫌いじゃないし…ジュリアンは寛いでていいよ という風に言うと、
『君が洗い物までしたら、何もしてない僕はまるでテシュカンパクみたいじゃない!!明日の朝やるってば!!!』と言ってくる。
…亭主関白な。なんかテシュカンパクって中国のお酒みたいやな。とか冷静に思いつつ、キイイイイイイイイイイ!!となるんである。明日じゃなくて今やれや!!!!こびりつくやんけ!!!!である。
以前、晩御飯がカレーだったときは、どうしてもカレー皿を翌朝まで流しに放置されることに耐えられず、『日本にはな、明日やろうは馬鹿野郎という言葉があるんじゃ!!!今すぐやるか、私にやらせるか選ばんかい!!!』と言ったことがある。
するとジュリアンは、『え…アシタヤロウは…何?ちょっともっかい言って!なんかそれは使える言葉な気がする!!あ、ノートにメモ取りたいからちょっと待って!!!』と言って走って行った。
…真 面 目 か!!!
さすがや…さすがやで…この男の前では、全ての怒りやボケが殺されてしまうことは知っていたけど!!恐ろしい男や!!!
ちなみに、友人曰く、この洗い物戦争を回避するのに一番手っ取り早い方法は食洗機を買うことらしい。
今度、引越して大きな台所をゲットできたらぜひ食洗機を我が家に導入したい。
2.名前かぶりすぎ
現代っ子の名前は知らんが、三十代〜のフランス人の名前には、あまりバリエーションがない気がする。
故に、ジュリアンの周りにはやたらクリストフが多い。
ジュリアンには親友が2人いるが、その2人ともがクリストフ(1人は東京でバリバリのサラリーマン、もう1人はペルーでパン職人をしている)。
更に、職場にも3人ほどクリストフがいる。ややこしや。
故に、『今日クリストフから貰ったメールがさあ』みたいなことをジュリアンが言い出すと、まずそれはどのクリストフや?となるわけである。
なので、東京のクリストフが とか、ペルーのクリストフが とか、同僚のクリストフが とか、同じ会社だけど別のフロアで働いてるクリストフが とかいう接頭語が必要になるんである。
この年代、何があってそんなにクリストフが多いのか。誰か調べてくれ。
3.Couper les cheveux en quatre
直訳すると、"髪の毛を四つに切る"という意味のこの言葉。
これは、なぜ?なぜ?と質問ばかりしてくる人間のことを指す。日仏カップルあるあるというか、もうフランス人はたいがいこれですな。
なぜ日本人は働いてばかりなの?
え、有給とりにくいから?じゃあなぜ有給がとりにくいの?
なぜ上司に強く言わないの?
なぜ労基署にかけこまないの?
なぜ文句をカゲだけで言ってガマンするの?
というように。
逆に、日本人は"まああんまり突っ込んだところでなぁ…"とか、"仕方ないな"みたいな風に納得しすぎるのかなと思う。しかしフランス人は納得しなさすぎである。
4.どこでそれを覚えてん…という日本語
我が家での2人の会話は、九割九分フランス語である。故に、ジュリアンの日本語能力は正直どんなもんなのかいまいちわからない。ごくたまーに日本語を話すときも、いまいち助詞やら動詞の活用(未然形やら連用形やら、そういうの)がわかっていないようで、とても可愛い日本語になる。
ジュリアンはラテン系特有の、文法やるよりも会話や聞き取りで言語を覚えるタイプである。この手のタイプは、言語を覚えるスピードがものすごく早いがすぐに頭打ちになる…と個人的に思っている。この手の人間を見ると、大人しく文法をやれよ!!と叫びたくなるのである。
だがしかし、この手のタイプはめちゃくちゃ耳がいいので、一度聞いたことはすぐに覚えることができる。
コップを片手に『モウ一杯!!』や、2人で喋ってるときに私の携帯がなると携帯に向かって『モヤシチャンハ タダイマ オリマセン!!』とか言ったりする。
故に、どんどん変な語彙が増えていくのである。これに関しての話は、色々あり過ぎてめちゃくちゃ長くなるのでまた後日書きたい。
5.深い質問が多い
先ほども、やたら質問してくることが多いと書いたが、そんなこと考えたこともないわ…的な質問が多い。
例えば、将軍の起源ていつなの?とか 。江戸時代における将軍と天皇の力関係についてとか。醤油に山葵を溶かせば済む話なのに、なぜ寿司ネタに山葵を載せるのかとか。
知らんがな! と言いたくなる質問ばかりだが、知らんの一言で済ませると会話がそこで終わってしまうし、ただの頭の悪い人間だと思われてしまうので、とりあえずまず自分の意見を言ってから一緒にネットで調べるようにしている。おかげで、色々知識が増えたりもする。
6.それでいいの?と思えてくる働き方
日本の企業で働いた経験のある人なら、誰しもが疑問に思えるのがフランス人の仕事ぶり。
仕事中であろう時間にも関わらず、私用電話がガンガンかかってくる。
しかも内容は『元気?』とか『今なにしてるの?』とかである。逆に、何かのっぴきならぬ用事があるときに私が電話をかけ、ごめんね仕事中に〜と言うと『ああ、いいよ!今は同僚とコーヒー飲んでるだけだから!』とか言ったりする。あんたらいつ仕事してるんすか。
さらにすごい逸話がある。
一昨年の冬、ジュリアンは国外への一週間の出張を命じられた。それを聞いた瞬間、むっちゃええなー!軽い旅行やん!一緒に行きたいわ!と思った。しかしジュリアンは『いや、でも断るから。』と言いおった。…出張て断れるもんなん。
というのも、私は朝8時からの授業があり、そのためには6時半頃のバスに乗らなくてはいけなかった。冬のフランスの朝はとても暗い上に、そんな時間にバス停にいる人がほとんどいないので、そんなのは危険すぎる!と毎朝ジュリアンが駅まで車で送ってくれていたのである。だから、一週間も出張に行ったら婚約者を駅まで送れないから断る!と言ったらしい。社会ナメすぎぃ!!!!
そして本当にその出張を断われたジュリアンであったが、その代わりに真冬のブレストに三日間飛ばされるという仕打ちを受けた。案の定、嫌がらせされとるやんけ!!と思った。(※ブレストはフランスのブルターニュにある街で、いかんせんフランスの北西。しかも海沿い。真冬の寒さはすごい)
しかし、その出張を引き受けるときも、『わかりました、出張は行くけど、その代わりにかくかくしかじかなので三日間分の婚約者のタクシー代を会社が払って下さい』と言ったらしい。
どんだけ強気なん。
日本でこんなことを言ってしまったら、モンスター社員扱いであろう。
しかも、それは確かに問題だな!!とそれを承諾した上司と会社。日本では、社員の家族のために経費が落ちるとか考えられん。
しかし、当時は渡仏したてで日本での考えが抜けてなかった私は、そんなことで経費落とすなよ精神が働き、三日間ともバスを使って後にジュリアンに怒られた。しかし、多分今ならタクシー使うと思う。
昨年末にも、一週間の出張を断っていたので、今年はジュリアン嫌がらせでどこに飛ばされるんやろうとヒヤヒヤしている。
7.晩御飯が楽
日本に居た時の調子で晩御飯(一汁三菜)を用意すると、ものすごい顔をされる。誰かお客さん招待してるの…?と言ってきたりする。
フランスの家庭…特にジュリアンの実家の夕飯はとてもシンプルだったようで、一皿どーんと何か+サラダ+パン くらいでいいらしい。めちゃくちゃ楽だが、子供ができたらさすがにそれではマズイやろと思っている。
あと、食後のチーズとデザートは絶対である。
私の実家は食後のデザート文化がなかったので、これが結構つらい。というか、甘いものを食べる余裕がお腹にあるならもう一杯ご飯を食べろというトンデモ理論な家庭であった。
その結果、デザートよりもご飯をきちんと食べたいという体になってしまっているので、今でも全力でご飯を食べる。故にデザートの余裕がない。むしろ、フランス人て細い人でもデザートがっつり食べる人が多いので不思議で仕方ない。
8.蝉の声への反応
もうここらへんからはジュリアン限定あるあるだと思う。ご堪能下さい。
日本の蝉とフランスの蝉は違う。というか、フランスの蝉は鳴かない。むしろ、居るのかどうかよくわからない。
故に、日本の蝉の鳴き声を日本映画なんかで聞いたときの反応が凄まじい。
日本人の感覚からすれば、あんなに暑苦しくてうっとうしいもんはないが、ジュリアン的にはとても爽やかな鳴き声らしい。アブラゼミのミーンミンミンミンすら、爽やかメロディ☆のようで、よく真似をしている。
『にゃーんにゃんにゃんにゃんにゃー!!』と。
なぜネコ風味なのか。
それ微妙に違うで大将!と言うと、『ああ…蝉の鳴き声マスターしなくちゃ…』と言う。なぜ義務なのか。
時々、ジュリアンが すごいよ!マサルさん に出てきそうなキャラクターに思えて仕方がない。
9.日本の薬への不信感
日本の薬をバカにするフランス人は多い。あんなのは子供向けだね!というように。
というのも、フランスの薬はものすごく効き目が強いからだ。そしてものすごく安い。日本の風邪薬は1000円超えなんてザラであるが、こっちの国でそんなことをすると反乱が起きるだろう。
また、日本の薬局というのは、ダイ○クみたいな煩雑なものが多い。以前日本に帰ったときも、ジュリアンは頑なにそういった薬局で薬を買うことを拒否した。いわゆる、調剤薬局のような真面目な薬局しか信用できん!!らしい。なんで薬局でお菓子やらラーメンが売ってるのさ!!と怒っていた。確かにーーー!!
10.そのくせ、感動するポイントが変
フランスの薬は日本のものより優っている!!と豪語する中、日本の冷えピタと水枕に対しては大いなる敬意を払う。あとイソジンのうがい薬。
冷えピタとか天才的な発明品らしい。水枕も。
フランスで冷えピタ作ればガッチリ儲けられると思う。
あとミューズのような殺菌石鹸もほとんど存在しない。風邪を予防するという概念がないので、毎年冬になりガストロが流行するたびに
『あーさすがの天丼!!みんな身体はって笑いとりにきとるなぁ!!』と思う。
ミューズ売ろうぜミューズ。
いかがだっただろうか。
一つも当てはまらない!という日仏カッポーの方々もいるかもしれない。ていうか大半かもしれない。
何かもっと別なおもしろあるあるがあれば教えてください。
しまじろうのラムりんが解雇されたことは知っていたが、あのネコの三兄弟まで解雇されていたことは知らなくてショックを受けたもやしジャンキー。ラムりんの『怪しい…』が聞けなくなっただけで大打撃だというのに。しかも、今は3Dっぽい絵柄になっていると知ってさらにショック。あと、ラムりんの苗字は 牧場 らしい。貴重な脳の記憶機能がこんなこと費やされ、途方に暮れるもやしジャンキーであった…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
誰にも期待されていないけどサクサク書いていく、フランスの男女についてシリーズ第3段 最終回。
今回は日仏カップルあるあるベスト10を書いていく。後半は、日仏カップルというかジュリアンあるあるだけど。
1.洗い物戦争
日仏カップル三組に聞いて、三組とも「あるある!!」と答えたこの現象。
三組という、少ないサンプル数ではあるが、これは結構あるあるなことだと思って書く。
比較的 男性も積極的に家事育児に参加する、この国。
なので、晩御飯を作るのが女性の仕事ならば洗い物は男性の仕事 という風になる家庭が多い。(これは仏仏カップルでもそうだと思う)
しかしなぜか、すぐにはしない。
晩御飯食べる→すぐに片付け→綺麗な流し
というのが理想なのだが、なぜか翌朝にやりたがる。
ジュリアン曰く、『夜は寛ぐための貴重な時間だから』らしい。朝って時間ないから夜にやった方がええやろ…と思うんだが。
しかし、食器のある流しを見るのがものすごく嫌いな私。じゃあもう私がやんよ、洗い物嫌いじゃないし…ジュリアンは寛いでていいよ という風に言うと、
『君が洗い物までしたら、何もしてない僕はまるでテシュカンパクみたいじゃない!!明日の朝やるってば!!!』と言ってくる。
…亭主関白な。なんかテシュカンパクって中国のお酒みたいやな。とか冷静に思いつつ、キイイイイイイイイイイ!!となるんである。明日じゃなくて今やれや!!!!こびりつくやんけ!!!!である。
以前、晩御飯がカレーだったときは、どうしてもカレー皿を翌朝まで流しに放置されることに耐えられず、『日本にはな、明日やろうは馬鹿野郎という言葉があるんじゃ!!!今すぐやるか、私にやらせるか選ばんかい!!!』と言ったことがある。
するとジュリアンは、『え…アシタヤロウは…何?ちょっともっかい言って!なんかそれは使える言葉な気がする!!あ、ノートにメモ取りたいからちょっと待って!!!』と言って走って行った。
…真 面 目 か!!!
さすがや…さすがやで…この男の前では、全ての怒りやボケが殺されてしまうことは知っていたけど!!恐ろしい男や!!!
ちなみに、友人曰く、この洗い物戦争を回避するのに一番手っ取り早い方法は食洗機を買うことらしい。
今度、引越して大きな台所をゲットできたらぜひ食洗機を我が家に導入したい。
2.名前かぶりすぎ
現代っ子の名前は知らんが、三十代〜のフランス人の名前には、あまりバリエーションがない気がする。
故に、ジュリアンの周りにはやたらクリストフが多い。
ジュリアンには親友が2人いるが、その2人ともがクリストフ(1人は東京でバリバリのサラリーマン、もう1人はペルーでパン職人をしている)。
更に、職場にも3人ほどクリストフがいる。ややこしや。
故に、『今日クリストフから貰ったメールがさあ』みたいなことをジュリアンが言い出すと、まずそれはどのクリストフや?となるわけである。
なので、東京のクリストフが とか、ペルーのクリストフが とか、同僚のクリストフが とか、同じ会社だけど別のフロアで働いてるクリストフが とかいう接頭語が必要になるんである。
この年代、何があってそんなにクリストフが多いのか。誰か調べてくれ。
3.Couper les cheveux en quatre
直訳すると、"髪の毛を四つに切る"という意味のこの言葉。
これは、なぜ?なぜ?と質問ばかりしてくる人間のことを指す。日仏カップルあるあるというか、もうフランス人はたいがいこれですな。
なぜ日本人は働いてばかりなの?
え、有給とりにくいから?じゃあなぜ有給がとりにくいの?
なぜ上司に強く言わないの?
なぜ労基署にかけこまないの?
なぜ文句をカゲだけで言ってガマンするの?
というように。
逆に、日本人は"まああんまり突っ込んだところでなぁ…"とか、"仕方ないな"みたいな風に納得しすぎるのかなと思う。しかしフランス人は納得しなさすぎである。
4.どこでそれを覚えてん…という日本語
我が家での2人の会話は、九割九分フランス語である。故に、ジュリアンの日本語能力は正直どんなもんなのかいまいちわからない。ごくたまーに日本語を話すときも、いまいち助詞やら動詞の活用(未然形やら連用形やら、そういうの)がわかっていないようで、とても可愛い日本語になる。
ジュリアンはラテン系特有の、文法やるよりも会話や聞き取りで言語を覚えるタイプである。この手のタイプは、言語を覚えるスピードがものすごく早いがすぐに頭打ちになる…と個人的に思っている。この手の人間を見ると、大人しく文法をやれよ!!と叫びたくなるのである。
だがしかし、この手のタイプはめちゃくちゃ耳がいいので、一度聞いたことはすぐに覚えることができる。
コップを片手に『モウ一杯!!』や、2人で喋ってるときに私の携帯がなると携帯に向かって『モヤシチャンハ タダイマ オリマセン!!』とか言ったりする。
故に、どんどん変な語彙が増えていくのである。これに関しての話は、色々あり過ぎてめちゃくちゃ長くなるのでまた後日書きたい。
5.深い質問が多い
先ほども、やたら質問してくることが多いと書いたが、そんなこと考えたこともないわ…的な質問が多い。
例えば、将軍の起源ていつなの?とか 。江戸時代における将軍と天皇の力関係についてとか。醤油に山葵を溶かせば済む話なのに、なぜ寿司ネタに山葵を載せるのかとか。
知らんがな! と言いたくなる質問ばかりだが、知らんの一言で済ませると会話がそこで終わってしまうし、ただの頭の悪い人間だと思われてしまうので、とりあえずまず自分の意見を言ってから一緒にネットで調べるようにしている。おかげで、色々知識が増えたりもする。
6.それでいいの?と思えてくる働き方
日本の企業で働いた経験のある人なら、誰しもが疑問に思えるのがフランス人の仕事ぶり。
仕事中であろう時間にも関わらず、私用電話がガンガンかかってくる。
しかも内容は『元気?』とか『今なにしてるの?』とかである。逆に、何かのっぴきならぬ用事があるときに私が電話をかけ、ごめんね仕事中に〜と言うと『ああ、いいよ!今は同僚とコーヒー飲んでるだけだから!』とか言ったりする。あんたらいつ仕事してるんすか。
さらにすごい逸話がある。
一昨年の冬、ジュリアンは国外への一週間の出張を命じられた。それを聞いた瞬間、むっちゃええなー!軽い旅行やん!一緒に行きたいわ!と思った。しかしジュリアンは『いや、でも断るから。』と言いおった。…出張て断れるもんなん。
というのも、私は朝8時からの授業があり、そのためには6時半頃のバスに乗らなくてはいけなかった。冬のフランスの朝はとても暗い上に、そんな時間にバス停にいる人がほとんどいないので、そんなのは危険すぎる!と毎朝ジュリアンが駅まで車で送ってくれていたのである。だから、一週間も出張に行ったら婚約者を駅まで送れないから断る!と言ったらしい。社会ナメすぎぃ!!!!
そして本当にその出張を断われたジュリアンであったが、その代わりに真冬のブレストに三日間飛ばされるという仕打ちを受けた。案の定、嫌がらせされとるやんけ!!と思った。(※ブレストはフランスのブルターニュにある街で、いかんせんフランスの北西。しかも海沿い。真冬の寒さはすごい)
しかし、その出張を引き受けるときも、『わかりました、出張は行くけど、その代わりにかくかくしかじかなので三日間分の婚約者のタクシー代を会社が払って下さい』と言ったらしい。
どんだけ強気なん。
日本でこんなことを言ってしまったら、モンスター社員扱いであろう。
しかも、それは確かに問題だな!!とそれを承諾した上司と会社。日本では、社員の家族のために経費が落ちるとか考えられん。
しかし、当時は渡仏したてで日本での考えが抜けてなかった私は、そんなことで経費落とすなよ精神が働き、三日間ともバスを使って後にジュリアンに怒られた。しかし、多分今ならタクシー使うと思う。
昨年末にも、一週間の出張を断っていたので、今年はジュリアン嫌がらせでどこに飛ばされるんやろうとヒヤヒヤしている。
7.晩御飯が楽
日本に居た時の調子で晩御飯(一汁三菜)を用意すると、ものすごい顔をされる。誰かお客さん招待してるの…?と言ってきたりする。
フランスの家庭…特にジュリアンの実家の夕飯はとてもシンプルだったようで、一皿どーんと何か+サラダ+パン くらいでいいらしい。めちゃくちゃ楽だが、子供ができたらさすがにそれではマズイやろと思っている。
あと、食後のチーズとデザートは絶対である。
私の実家は食後のデザート文化がなかったので、これが結構つらい。というか、甘いものを食べる余裕がお腹にあるならもう一杯ご飯を食べろというトンデモ理論な家庭であった。
その結果、デザートよりもご飯をきちんと食べたいという体になってしまっているので、今でも全力でご飯を食べる。故にデザートの余裕がない。むしろ、フランス人て細い人でもデザートがっつり食べる人が多いので不思議で仕方ない。
8.蝉の声への反応
もうここらへんからはジュリアン限定あるあるだと思う。ご堪能下さい。
日本の蝉とフランスの蝉は違う。というか、フランスの蝉は鳴かない。むしろ、居るのかどうかよくわからない。
故に、日本の蝉の鳴き声を日本映画なんかで聞いたときの反応が凄まじい。
日本人の感覚からすれば、あんなに暑苦しくてうっとうしいもんはないが、ジュリアン的にはとても爽やかな鳴き声らしい。アブラゼミのミーンミンミンミンすら、爽やかメロディ☆のようで、よく真似をしている。
『にゃーんにゃんにゃんにゃんにゃー!!』と。
なぜネコ風味なのか。
それ微妙に違うで大将!と言うと、『ああ…蝉の鳴き声マスターしなくちゃ…』と言う。なぜ義務なのか。
時々、ジュリアンが すごいよ!マサルさん に出てきそうなキャラクターに思えて仕方がない。
9.日本の薬への不信感
日本の薬をバカにするフランス人は多い。あんなのは子供向けだね!というように。
というのも、フランスの薬はものすごく効き目が強いからだ。そしてものすごく安い。日本の風邪薬は1000円超えなんてザラであるが、こっちの国でそんなことをすると反乱が起きるだろう。
また、日本の薬局というのは、ダイ○クみたいな煩雑なものが多い。以前日本に帰ったときも、ジュリアンは頑なにそういった薬局で薬を買うことを拒否した。いわゆる、調剤薬局のような真面目な薬局しか信用できん!!らしい。なんで薬局でお菓子やらラーメンが売ってるのさ!!と怒っていた。確かにーーー!!
10.そのくせ、感動するポイントが変
フランスの薬は日本のものより優っている!!と豪語する中、日本の冷えピタと水枕に対しては大いなる敬意を払う。あとイソジンのうがい薬。
冷えピタとか天才的な発明品らしい。水枕も。
フランスで冷えピタ作ればガッチリ儲けられると思う。
あとミューズのような殺菌石鹸もほとんど存在しない。風邪を予防するという概念がないので、毎年冬になりガストロが流行するたびに
『あーさすがの天丼!!みんな身体はって笑いとりにきとるなぁ!!』と思う。
ミューズ売ろうぜミューズ。
いかがだっただろうか。
一つも当てはまらない!という日仏カッポーの方々もいるかもしれない。ていうか大半かもしれない。
何かもっと別なおもしろあるあるがあれば教えてください。
- フランス恋愛事情vol.2
-
エリア:
- ヨーロッパ>フランス
- テーマ:その他
- 投稿日:2014/05/21 22:53
- コメント(0)
※冬に自分のブログにアップした記事なので、若干季節感おかしいです。
〜前回のあらすじ〜
嫁入り道具にPSvitaをリクエストし、心の底からの情けない…という言葉を母からいただいたもやしジャンキー。FF10がやりたい。しかし雷を除けまくるミニゲームとか蝶々捕まえるやつとかのやりこみ要素を再びやることを考えたら若干ゲンナリ。
その一方、婚約者ジュリアンの女子力はやたら高いのであった…。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
こないだ週末にスーパーで買い物していたとき、出入口のところでボーイスカウトの子達が募金活動をしていた。
買い物中にジュリアンがファミリーパックのような大袋チョコを購入し、お店から出る時に『寒いけど頑張って、みんなで分けて!』と言ってチョコを渡していた。
この時点で、おお〜乙女のような優しさやなぁ!と思っていたが、その後、車の中で
『ああ…男の子達だったし、もっとお腹にたまるものをあげた方が良かったかなぁ…』と言っていたので、やはりオカン気質やなと思った。
というわけで、今回もフランスの男女について書く。
この国のカップルは、週末に何をしているのかというと、とてものんびり過ごしている。
公園や森を散歩したり美術館行ったり。
日本よりも無料で住民に開放されているものが多いので、とりあえず散歩してるイメージがある。
私たちも、週末はとりあえず土曜日はスーパーに行って一週間分買いだめをし、図書館に行くか森を散歩、夜は教会でミサ。
日曜日は早く起きれたらマルシェ、その後は少し遠出をしてこれまた森か湖畔に行き散歩、もしくは家でDVD、もしくはジョギング、もしくは2人でケーキ作り…とかそんなんである。
母からは、もうそれは引退した老夫婦の生活やで…と言われた。そんぐらいのっそりしている。
多分、自分たちの前世はナウシカに『森へお帰り』と言われた玉蟲だと思う。
そんくらい森に行く。秋冬にかけては狩猟シーズンで、鉄炮の音が聞こえてきて怖いから湖に行くことのほうが多いが。
そんな感じのカップルが多いと思う。
あとは友人宅で食事とか。
あと、夫婦や恋人で話し合う時間というのがものすごく多い。と思う。
我が家は2人ともほとんどテレビを観ない。ラジオ派である。昭和。
なので、晩御飯の時もテレビはつけず、2人でその日あったことなんかをひたすら話し合う(ジュリアン曰く、子供が生まれても晩御飯時分のテレビは許さんらしい)。
何をそんな話し合うことがあるんやーと思うかもしれないが、不思議なもんで話すことがあるもんである。
というか、やはりフランス人は話すことが大好きなので、そういう文化なんだろう。
郷に入ってはなんとやらである。
喋りが嫌いな人には少し辛い文化だと思う。
なんにしろ、フランス人の基本は、やっぱり質素 なのかなぁと思う。
当然、どういった生活をしているかは人によるだろうけど。
私はこっちに来てからの生活の方が好きである。
のっそり精神的に満たされる感じ。
ちょっと遠くの田んぼ見に行かない?みたいなノリで散歩に出る。
こっちの土地のデカさはハンパじゃない。
パリから少し車で離れるだけで、ビックリするほど広大な土地が広がっている。
春は、それこそ空の青と平原の緑、その二層がひたすらまっすぐ続いている中を歩く。
海や砂漠を初めて見た人はちびりそうになる というが、それに似たようなモノを覚える。
とにかくお金を使わずに週末を過ごせる。
そして何より、ジュリアンも図書館という空間が好きな人で良かったと本当に思う。
まあこんな感じで週末を過ごしている。
散歩している家族を見かけると何か和む。とにかくはしゃいでる子供がかわええ。
あと、フランスって平等社会だけど、やっぱり家では父親が結構強いのよね。
うちの義弟夫婦も、子供たちがイタズラとかしたら弟嫁さんが『こんなことして!!!お父さんに言うわよ!!』と言ったり、『うわああんごめんなさいパパーーー!』と、父親に怒られてるときはマジで怖がっていたり。
もっとそこらへん緩い(フランク)んかなと思っていた。
あと、ジュリアンの上司の家庭では、息子さんが20歳くらいでも『パパ!バーベキューの火がつかないよこっちに来て助けて!』と言ったり、『パパ!一緒にwiiしようよ!!』と言ったり、ものすごく仲良しこよし。
幼い頃はきちんと畏敬の対象なのに、大人になっても普通に仲良しな家庭が多い。それがすごいと思う。どんなマジック。
話は変わるが、以前、フランス男性はとても一途と書いた。だが当然、一途でない男性もいる。
最近では大統領がいろいろとやらかしてくれたが、私の周りは、フランス女性よりも男性がとても怒っている。
1人の女性に対して誠実じゃない男が国に対して誠実で居れるわけがない、とか、このせいでフランスのイメージが悪くなる!とか、これだから愛の国は〜とか言われるんだ!とか。
まあなんにしろ、国を問わず、誠実な男性を見つけるというのはとても大切なことである。
次回は、日仏カップルあるあるをお送りします
〜前回のあらすじ〜
嫁入り道具にPSvitaをリクエストし、心の底からの情けない…という言葉を母からいただいたもやしジャンキー。FF10がやりたい。しかし雷を除けまくるミニゲームとか蝶々捕まえるやつとかのやりこみ要素を再びやることを考えたら若干ゲンナリ。
その一方、婚約者ジュリアンの女子力はやたら高いのであった…。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
こないだ週末にスーパーで買い物していたとき、出入口のところでボーイスカウトの子達が募金活動をしていた。
買い物中にジュリアンがファミリーパックのような大袋チョコを購入し、お店から出る時に『寒いけど頑張って、みんなで分けて!』と言ってチョコを渡していた。
この時点で、おお〜乙女のような優しさやなぁ!と思っていたが、その後、車の中で
『ああ…男の子達だったし、もっとお腹にたまるものをあげた方が良かったかなぁ…』と言っていたので、やはりオカン気質やなと思った。
というわけで、今回もフランスの男女について書く。
この国のカップルは、週末に何をしているのかというと、とてものんびり過ごしている。
公園や森を散歩したり美術館行ったり。
日本よりも無料で住民に開放されているものが多いので、とりあえず散歩してるイメージがある。
私たちも、週末はとりあえず土曜日はスーパーに行って一週間分買いだめをし、図書館に行くか森を散歩、夜は教会でミサ。
日曜日は早く起きれたらマルシェ、その後は少し遠出をしてこれまた森か湖畔に行き散歩、もしくは家でDVD、もしくはジョギング、もしくは2人でケーキ作り…とかそんなんである。
母からは、もうそれは引退した老夫婦の生活やで…と言われた。そんぐらいのっそりしている。
多分、自分たちの前世はナウシカに『森へお帰り』と言われた玉蟲だと思う。
そんくらい森に行く。秋冬にかけては狩猟シーズンで、鉄炮の音が聞こえてきて怖いから湖に行くことのほうが多いが。
そんな感じのカップルが多いと思う。
あとは友人宅で食事とか。
あと、夫婦や恋人で話し合う時間というのがものすごく多い。と思う。
我が家は2人ともほとんどテレビを観ない。ラジオ派である。昭和。
なので、晩御飯の時もテレビはつけず、2人でその日あったことなんかをひたすら話し合う(ジュリアン曰く、子供が生まれても晩御飯時分のテレビは許さんらしい)。
何をそんな話し合うことがあるんやーと思うかもしれないが、不思議なもんで話すことがあるもんである。
というか、やはりフランス人は話すことが大好きなので、そういう文化なんだろう。
郷に入ってはなんとやらである。
喋りが嫌いな人には少し辛い文化だと思う。
なんにしろ、フランス人の基本は、やっぱり質素 なのかなぁと思う。
当然、どういった生活をしているかは人によるだろうけど。
私はこっちに来てからの生活の方が好きである。
のっそり精神的に満たされる感じ。
ちょっと遠くの田んぼ見に行かない?みたいなノリで散歩に出る。
こっちの土地のデカさはハンパじゃない。
パリから少し車で離れるだけで、ビックリするほど広大な土地が広がっている。
春は、それこそ空の青と平原の緑、その二層がひたすらまっすぐ続いている中を歩く。
海や砂漠を初めて見た人はちびりそうになる というが、それに似たようなモノを覚える。
とにかくお金を使わずに週末を過ごせる。
そして何より、ジュリアンも図書館という空間が好きな人で良かったと本当に思う。
まあこんな感じで週末を過ごしている。
散歩している家族を見かけると何か和む。とにかくはしゃいでる子供がかわええ。
あと、フランスって平等社会だけど、やっぱり家では父親が結構強いのよね。
うちの義弟夫婦も、子供たちがイタズラとかしたら弟嫁さんが『こんなことして!!!お父さんに言うわよ!!』と言ったり、『うわああんごめんなさいパパーーー!』と、父親に怒られてるときはマジで怖がっていたり。
もっとそこらへん緩い(フランク)んかなと思っていた。
あと、ジュリアンの上司の家庭では、息子さんが20歳くらいでも『パパ!バーベキューの火がつかないよこっちに来て助けて!』と言ったり、『パパ!一緒にwiiしようよ!!』と言ったり、ものすごく仲良しこよし。
幼い頃はきちんと畏敬の対象なのに、大人になっても普通に仲良しな家庭が多い。それがすごいと思う。どんなマジック。
話は変わるが、以前、フランス男性はとても一途と書いた。だが当然、一途でない男性もいる。
最近では大統領がいろいろとやらかしてくれたが、私の周りは、フランス女性よりも男性がとても怒っている。
1人の女性に対して誠実じゃない男が国に対して誠実で居れるわけがない、とか、このせいでフランスのイメージが悪くなる!とか、これだから愛の国は〜とか言われるんだ!とか。
まあなんにしろ、国を問わず、誠実な男性を見つけるというのはとても大切なことである。
次回は、日仏カップルあるあるをお送りします
- フランス恋愛事情 vol.1(多分。)
-
エリア:
- ヨーロッパ>フランス
- テーマ:その他
- 投稿日:2014/01/24 22:50
- コメント(1)
ようやく試験が終わった。
ようやく試験が終わった。
二回言ってしまうくらい安堵している。もはや合否とかどうでもよく、終わったことが嬉しくてしゃーない。
大学入試とか卒論の提出が終わったときと同じくらい、ホッとしている。もう二度とこんなタイトな予定で試験登録すまい。
この一〜二週間は、本当に家のことが適当になってしまい、彼に対してめちゃくちゃ申し訳なかった。
ゴホゴホと咳をしながら勉強していたとき、これが咳に効くらしいよ!と、はちみつホットミルクをそっとテーブルに置いてくれたり、毎晩 肩揉んだり足の裏のマッサージをしてくれたり、最後の方は毎日晩御飯を作ってくれたり。仕事終わりで疲れとったやろに。ありがたや。
フランス男性は、簡単にジュテ〜ムと言う、簡単に誰かと恋愛に落ちる… みたいなイメージがあるかもしれないが、実際はとても一途な人が多い。ものすごく、真剣に女性に尽くす。妻や恋人のためなら、花も嵐も踏み越えて!な人が本当に多い。友人夫婦とかを見ていても、奥さん達はみんな大事にされてるなあと思う。
毎日、仕事中でも電話をかけたりメールを何通も送ってくるのは普通だし(今何してる?元気?みたいな些細なメール)、自作ポエムが送られて来たり(仕事中に何やってんすか)、私が体調崩してるときは昼休みに家に帰ってきて病人食を作ってまた会社に戻って行ったり。
なんちゅーか
乙女かお前は。
とたまに思ったりするくらいである。
なんちゅー献身度。
ちなみにうちの母は、『あの人は私よりオカン度が高いから安心☆』と言っていた。
先にも書いたが、フランス人はジュテームという言葉を軽く口にしない。
Je t'aime という言葉はとても重い言葉だから らしい。その人の全てを受け入れて愛する というか。彼が私に対して初めてこの言葉を使ったのも、とても時間がかかった。
だから、逆に、簡単にジュテムジュテム言う男は信用してはいけないと思う。
顔のイイ男でなく、本当にイイ男を見極めないと痛い目みて終わりですぜ。
私にとってのイイ男理想像は、スラムダンクの木暮さん(メガネ君)である。
隠れた熱さを秘めながら周りをきちんと思いやり冷静に対応できる男。自分が主役でなくても精一杯動ける男。素敵やん!!!
スラムダンクの社会人編とかがあれば、一番女にモテるのは木暮さんだろうなと思う。ゴリは堅実なので早々に大学で出来た彼女とかと結婚しているだろうなと思う。
昔はミッチーかっこいい!とか思っていたが、あの人は就職とかしても、ことあるごとに昔のことを思い出したり自己嫌悪に陥ったり仕事のちょっとした成功を後輩に自慢したりするくせにメンタルは豆腐なんだろうなぁとかいう想像をしてしまうようになった。大人になったちゅうことやで。
まあそんなこんなで、フランス恋愛事情について前からずっと書きたかったので、時間のある今のうちに少しずつ書いていこうと思う。
とにかく、フランス人は本当にイチャコラしまくる。
先日、教会での結婚式準備会に行ったときも、も〜そらイチャイチャし過ぎですごかった。新婚さんいらっしゃい!!!
講義中も、女性は男性の肩に頭をもたげ、男性は女性の肩を寄せながら聞いたり。講義してる神父さんが少し息をついたら、その隙にキスしたり。
『あんたたちィ!!ちゃんと真面目に授業聴きなさいよね!!!』
というように叫びたくなる。クラスのモテナイ女子的な立場(ちびまる子ちゃんで言うところの前田さん)。
あと、人前でもラブラブな愛称で呼ぶのよねこの国の人たちは。
メジャーなやつは、
Mon cœur (モンクール、英語でいうところのマイハート)
Mon chéri/Ma chérie (モンシェリ/マシェリ …私の愛しい人)
Mon ange(モンナンジュ…マイエンジェル)
とかだろうか。上の二つが圧倒的に多いが。
こういった愛称を、人前で臆面もなく言われるとね…あたしゃ…キィィィィィアアアアアアアア!!!!!!
ってなるだよ。
ちなみに、モンシェリというのを聞いたら、ロードオブザリングのゴラム的に『いとしいしと!!!』という風に脳内変換されてしまう病気にかかっている。
とにかくなんかもう聞いてるのがこっぱずかしい。実際、彼も2人きりでいるときは私に対してこういった愛称を使うが、人前では絶対使わないので救われている。多分わたしのこういった性格をわかっているんだろう。
というか、前、こういう愛称文化は日本にないから馴染めんわ〜という旨を言ったことがある。
すると彼は、
『…任せて!日仏カップルなんだし、オリジナルな呼称を考えるよ!!』と言った。
その二日後くらいだっただろうか。
私が彼に紅茶を作って持って行ったら、
『メルシー!!KANAI !!!』
と言われた。
K A N A I。
家内キタコレーーーーーーー!!!
腹がよじれて、まどろみの剣 みたいにハラワタがぐりんぐりんうねるんちゃうかと思うくらい爆笑した。
あんたそんな言葉、どこで知ったんや。
家内という言葉は妻とか恋人に対する愛情に溢れまくった呼称だと思っていたらしい。
それは他人に紹介するときに使う言葉や。
未だに、彼の中で特別な呼称探しは続いているようだ。
毎度、予想出来ない彼の笑いのセンスに脱帽する日々である
ようやく試験が終わった。
二回言ってしまうくらい安堵している。もはや合否とかどうでもよく、終わったことが嬉しくてしゃーない。
大学入試とか卒論の提出が終わったときと同じくらい、ホッとしている。もう二度とこんなタイトな予定で試験登録すまい。
この一〜二週間は、本当に家のことが適当になってしまい、彼に対してめちゃくちゃ申し訳なかった。
ゴホゴホと咳をしながら勉強していたとき、これが咳に効くらしいよ!と、はちみつホットミルクをそっとテーブルに置いてくれたり、毎晩 肩揉んだり足の裏のマッサージをしてくれたり、最後の方は毎日晩御飯を作ってくれたり。仕事終わりで疲れとったやろに。ありがたや。
フランス男性は、簡単にジュテ〜ムと言う、簡単に誰かと恋愛に落ちる… みたいなイメージがあるかもしれないが、実際はとても一途な人が多い。ものすごく、真剣に女性に尽くす。妻や恋人のためなら、花も嵐も踏み越えて!な人が本当に多い。友人夫婦とかを見ていても、奥さん達はみんな大事にされてるなあと思う。
毎日、仕事中でも電話をかけたりメールを何通も送ってくるのは普通だし(今何してる?元気?みたいな些細なメール)、自作ポエムが送られて来たり(仕事中に何やってんすか)、私が体調崩してるときは昼休みに家に帰ってきて病人食を作ってまた会社に戻って行ったり。
なんちゅーか
乙女かお前は。
とたまに思ったりするくらいである。
なんちゅー献身度。
ちなみにうちの母は、『あの人は私よりオカン度が高いから安心☆』と言っていた。
先にも書いたが、フランス人はジュテームという言葉を軽く口にしない。
Je t'aime という言葉はとても重い言葉だから らしい。その人の全てを受け入れて愛する というか。彼が私に対して初めてこの言葉を使ったのも、とても時間がかかった。
だから、逆に、簡単にジュテムジュテム言う男は信用してはいけないと思う。
顔のイイ男でなく、本当にイイ男を見極めないと痛い目みて終わりですぜ。
私にとってのイイ男理想像は、スラムダンクの木暮さん(メガネ君)である。
隠れた熱さを秘めながら周りをきちんと思いやり冷静に対応できる男。自分が主役でなくても精一杯動ける男。素敵やん!!!
スラムダンクの社会人編とかがあれば、一番女にモテるのは木暮さんだろうなと思う。ゴリは堅実なので早々に大学で出来た彼女とかと結婚しているだろうなと思う。
昔はミッチーかっこいい!とか思っていたが、あの人は就職とかしても、ことあるごとに昔のことを思い出したり自己嫌悪に陥ったり仕事のちょっとした成功を後輩に自慢したりするくせにメンタルは豆腐なんだろうなぁとかいう想像をしてしまうようになった。大人になったちゅうことやで。
まあそんなこんなで、フランス恋愛事情について前からずっと書きたかったので、時間のある今のうちに少しずつ書いていこうと思う。
とにかく、フランス人は本当にイチャコラしまくる。
先日、教会での結婚式準備会に行ったときも、も〜そらイチャイチャし過ぎですごかった。新婚さんいらっしゃい!!!
講義中も、女性は男性の肩に頭をもたげ、男性は女性の肩を寄せながら聞いたり。講義してる神父さんが少し息をついたら、その隙にキスしたり。
『あんたたちィ!!ちゃんと真面目に授業聴きなさいよね!!!』
というように叫びたくなる。クラスのモテナイ女子的な立場(ちびまる子ちゃんで言うところの前田さん)。
あと、人前でもラブラブな愛称で呼ぶのよねこの国の人たちは。
メジャーなやつは、
Mon cœur (モンクール、英語でいうところのマイハート)
Mon chéri/Ma chérie (モンシェリ/マシェリ …私の愛しい人)
Mon ange(モンナンジュ…マイエンジェル)
とかだろうか。上の二つが圧倒的に多いが。
こういった愛称を、人前で臆面もなく言われるとね…あたしゃ…キィィィィィアアアアアアアア!!!!!!
ってなるだよ。
ちなみに、モンシェリというのを聞いたら、ロードオブザリングのゴラム的に『いとしいしと!!!』という風に脳内変換されてしまう病気にかかっている。
とにかくなんかもう聞いてるのがこっぱずかしい。実際、彼も2人きりでいるときは私に対してこういった愛称を使うが、人前では絶対使わないので救われている。多分わたしのこういった性格をわかっているんだろう。
というか、前、こういう愛称文化は日本にないから馴染めんわ〜という旨を言ったことがある。
すると彼は、
『…任せて!日仏カップルなんだし、オリジナルな呼称を考えるよ!!』と言った。
その二日後くらいだっただろうか。
私が彼に紅茶を作って持って行ったら、
『メルシー!!KANAI !!!』
と言われた。
K A N A I。
家内キタコレーーーーーーー!!!
腹がよじれて、まどろみの剣 みたいにハラワタがぐりんぐりんうねるんちゃうかと思うくらい爆笑した。
あんたそんな言葉、どこで知ったんや。
家内という言葉は妻とか恋人に対する愛情に溢れまくった呼称だと思っていたらしい。
それは他人に紹介するときに使う言葉や。
未だに、彼の中で特別な呼称探しは続いているようだ。
毎度、予想出来ない彼の笑いのセンスに脱帽する日々である
- 今日のオシャレポイントは、赤〜い尻尾がキャワワ☆な海老天だょ!鍋焼きうどんちゃん(18)
-
エリア:
- ヨーロッパ>フランス
- テーマ:グルメ
- 投稿日:2014/01/24 22:45
- コメント(0)
みなさんこんにちは。
今日は素敵なゲストにお越しいただいています。盛大な拍手とともにお迎え下さい。
加ト吉の冷凍さぬきうどんさんです!!
加ト吉『こんにちは!』
(ガヤ°∀°){キャー!!素敵ーっ!!抱いてーーっ!!!パチパチパチパチ!!!
お越しいただき、ありがとうございます。
改めてご紹介いたします!
透明感あるそのビジュアルと、芯のあるキャラクターでうどん界のプリンスとして君臨する、加ト吉冷凍さぬきうどんさんです!!
さて、老若男女問わず大人気の加ト吉さんですが、やはり主婦層からの支持は絶大ですね。何を隠そう、私も大ファンなんですよ!
加ト吉『ありがとうございます。冷凍という便利さと手軽さで、みなさんのお役に立ててとても嬉しいです。時間のないときは、釜玉うどんにしてもらえたらとても重宝すると思います。』
さて、皆さんに大人気な加ト吉さんですが、なんと海外にも進出されているとか!!すごいですねー。
加ト吉『はい。フランスでも、日本食のスーパーで地道に活動させてもらっています。ただ、5個入りで13ユーロくらいしてしまうのが、みなさんに申し訳ないです…今日のレートだと、1ユーロ141円ですし…。
日本では庶民的アイドルでやっていますが、やはり海外に出るとセレブアイドルとして紹介されてしまうのが難点ですね。現地の方々にもっと親しみを持ってもらいたいのですが…』
謙虚ですねー。日本でも、フランスの庶民的アイドルチーズグループPRÉSIDENT がやたら高かったりしますし、ポッと出の、よくわからないワイン達が3000円以上したりしますから、仕方ないことですよ!!
では、そんな加ト吉さんに歌っていただきましょう!"友達より大事なうどん" コミカルなダンスにもご注目下さい!
というわけで、加ト吉の冷凍さぬきうどんがくっそ高い国からお送りします。
みんなどーよ、元気かよ?
わたしはついに肋骨をやられてしまいましたよ。いてーよ。咳には気を付けろよみんな!
ぐったりしているときにも、さっと準備できてツルっといけるこの冷凍うどんは、私の中でめちゃくちゃ重宝する。
冷凍さぬきうどんが冷凍庫にあるこの安心感。
しかし如何せん高いんだよ。
が、こないだ婚約者にこの冷凍さぬきうどんを食べさせたら、
『かーーーっ!!何ていうんだろうこの感じ!!Trop croustillant !!!(歯ごたえありすぎ)』
と言い放ちよった。
前々から思っていたが、フランス人て柔らかいもんが好きな気がする。
だから顎が細いんか。
私の感覚でスパゲティーを茹でて食卓に出すと
『やっぱり日本人は、歯ごたえのあるものが好きなんだねー』
と言われる。
彼に任せて茹でてもらうと、めちゃめちゃ柔らかいパゲティーが出来るし。
レタスも、パリパリのやつよりサニーレタスみたいな柔らかいやつを好むし。
せんべいとか論外やし(まあこれは匂いも関係するが)。
何よりフランス人に物申したいことがある。
キュウリの皮を食え!!!!!!!!
フランス人はキュウリの皮をぜんぶ剥いて食べるのが普通(らしい)。
なので、こないだ教会での結婚式準備会のために大量のサラダを作ったわけだが、そのときキュウリは全部丸坊主にした。もったいないなーと思いながら皮を捨てたわ。さすがに皮だけでは食べれんし。
というか、キュウリの皮があってこそ美味しいやん?
皮がないとパリパリ感なくなるし味も薄くなるし。
皮のないキュウリなんて、頬っぺたを取ってしまった宍戸錠並に味がないと思うんだが。私だけか。
とりあえず、今後は婚約者には冷凍さぬきうどんは与えまい。普通の茹でうどんか素麺がいいらしい。
こんな素麺ジャンキーのための、揖保の糸寄付は常に受け付けております。
次回アイドルゲストは、キューピーマヨネーズさんです。
お楽しみに!!
(てきとう)
今日は素敵なゲストにお越しいただいています。盛大な拍手とともにお迎え下さい。
加ト吉の冷凍さぬきうどんさんです!!
加ト吉『こんにちは!』
(ガヤ°∀°){キャー!!素敵ーっ!!抱いてーーっ!!!パチパチパチパチ!!!
お越しいただき、ありがとうございます。
改めてご紹介いたします!
透明感あるそのビジュアルと、芯のあるキャラクターでうどん界のプリンスとして君臨する、加ト吉冷凍さぬきうどんさんです!!
さて、老若男女問わず大人気の加ト吉さんですが、やはり主婦層からの支持は絶大ですね。何を隠そう、私も大ファンなんですよ!
加ト吉『ありがとうございます。冷凍という便利さと手軽さで、みなさんのお役に立ててとても嬉しいです。時間のないときは、釜玉うどんにしてもらえたらとても重宝すると思います。』
さて、皆さんに大人気な加ト吉さんですが、なんと海外にも進出されているとか!!すごいですねー。
加ト吉『はい。フランスでも、日本食のスーパーで地道に活動させてもらっています。ただ、5個入りで13ユーロくらいしてしまうのが、みなさんに申し訳ないです…今日のレートだと、1ユーロ141円ですし…。
日本では庶民的アイドルでやっていますが、やはり海外に出るとセレブアイドルとして紹介されてしまうのが難点ですね。現地の方々にもっと親しみを持ってもらいたいのですが…』
謙虚ですねー。日本でも、フランスの庶民的アイドルチーズグループPRÉSIDENT がやたら高かったりしますし、ポッと出の、よくわからないワイン達が3000円以上したりしますから、仕方ないことですよ!!
では、そんな加ト吉さんに歌っていただきましょう!"友達より大事なうどん" コミカルなダンスにもご注目下さい!
というわけで、加ト吉の冷凍さぬきうどんがくっそ高い国からお送りします。
みんなどーよ、元気かよ?
わたしはついに肋骨をやられてしまいましたよ。いてーよ。咳には気を付けろよみんな!
ぐったりしているときにも、さっと準備できてツルっといけるこの冷凍うどんは、私の中でめちゃくちゃ重宝する。
冷凍さぬきうどんが冷凍庫にあるこの安心感。
しかし如何せん高いんだよ。
が、こないだ婚約者にこの冷凍さぬきうどんを食べさせたら、
『かーーーっ!!何ていうんだろうこの感じ!!Trop croustillant !!!(歯ごたえありすぎ)』
と言い放ちよった。
前々から思っていたが、フランス人て柔らかいもんが好きな気がする。
だから顎が細いんか。
私の感覚でスパゲティーを茹でて食卓に出すと
『やっぱり日本人は、歯ごたえのあるものが好きなんだねー』
と言われる。
彼に任せて茹でてもらうと、めちゃめちゃ柔らかいパゲティーが出来るし。
レタスも、パリパリのやつよりサニーレタスみたいな柔らかいやつを好むし。
せんべいとか論外やし(まあこれは匂いも関係するが)。
何よりフランス人に物申したいことがある。
キュウリの皮を食え!!!!!!!!
フランス人はキュウリの皮をぜんぶ剥いて食べるのが普通(らしい)。
なので、こないだ教会での結婚式準備会のために大量のサラダを作ったわけだが、そのときキュウリは全部丸坊主にした。もったいないなーと思いながら皮を捨てたわ。さすがに皮だけでは食べれんし。
というか、キュウリの皮があってこそ美味しいやん?
皮がないとパリパリ感なくなるし味も薄くなるし。
皮のないキュウリなんて、頬っぺたを取ってしまった宍戸錠並に味がないと思うんだが。私だけか。
とりあえず、今後は婚約者には冷凍さぬきうどんは与えまい。普通の茹でうどんか素麺がいいらしい。
こんな素麺ジャンキーのための、揖保の糸寄付は常に受け付けております。
次回アイドルゲストは、キューピーマヨネーズさんです。
お楽しみに!!
(てきとう)
- フランスパンで膝を傷める日本人は私くらいだと思う
-
エリア:
- ヨーロッパ>フランス
- テーマ:留学・長期滞在
- 投稿日:2014/01/24 22:33
- コメント(0)
※この記事は前に自分のブログに書いたモノなので季節感がおかしいですが、気にせずお読みください
2014年は日本に帰ることは無いわ〜と今日、母親に電話した。
『ばか!!!』と一喝され申した。藤子不二雄の"まんが道"に出てくる、デラさんを彷彿とさせるような、ばか!!であった。
どうでもいいが、彼らがトキワ荘で作ったキャベツの味噌汁 白飯の晩飯がやたら美味そうで仕方なく、再現してみたけどそうでもなかった…という思いをしたのは私だけではないはずだ。ンマーーーイ!!
どうも母親は、日本でも何か結婚式っぽいことをするんだろうなと思っていたらしい。
だがしかし、フランス〜日本間で準備のやりとりするのが面倒くさい上に、日本は結婚に関する全てのことのビジネス色が強すぎて、どうもヤル気が起きないのである。
そして何より、やらないで済むことならもうやりたくない。その熱意と時間を勉強に注ぐんだお!!
和装での写真は2015年か2016年あたり、日本に帰ったら撮るわ〜と言うたら
『いや、2015年には妊娠してるから帰って来れないでしょ、2016年には赤ちゃん居るだろうから、結局飛行機乗れないじゃない!!』と言われた。
うーんこのプレッシャー!!!
今日はこの一年を振り返ろうと思う。
2013年、私はどえらい成長をした。
そう、わたしの成長っぷりが凄まじいと地元ではもっぱらの噂である。(てきとう)
もう自分でも驚くほどの成長をひしひしと感じている。
ああ、一皮剥けたなあって、つくづく思う。
どんな成長かって??
…パン屋で買ったバゲットを小脇に抱えて颯爽と歩けるようになっちゃったってばよ!!!
なんならたまに齧ったりしちゃう。
カッコよすぎてチビりそう!!
前までは、コレが出来なかったんである。
あたいが、そんな…パンを小脇に抱えて歩くなんて…。 てめえ!!イチビってんじゃねーぞバーロー!!とかいう怒号が飛んできたり、時計型麻酔銃で眠らされたりするんじゃなかろうかという勝手な不安意識が働き、前まではパン屋でパンを買ったらすぐ、 ばっきーっ!とバゲットを膝で半分に折り、買い物袋(フランスは日本以上にエコバッグ意識が強いの☆出来る女は、いつだってマイバッグ持参なんだモン!地球にも優しい女性だなんて素敵じゃナイ??うふふっ☆)にしまっていた。
小脇でパンを抱えることが出来るようになった今、膝の半月板あたりを痛めることなんてもう無いんだぜ!!!なんでパンが半分に折れてるの?なんて、ジュリアンに訝しがられることもないんだ!!SU☆TE☆KI!!
2014年の目標は、靴下の穴を繕わずにサッと捨てれるようになること!と言いたいところだが、それは勿体ない上に こっちの靴下は穴あいてしゃーないのでムリなんである。こないだスーパーで見つけてフンパツして買ったイタリア製の靴下は、一回履いただけでカカト怪しいんだが。7ユーロもしたんだが。もうあの国にはスパゲティ以外、何も期待しないことにする。
やはり靴下はメイドインジャポンに限る。
というのは冗談として、2014年の目標はマダムの品格 というか、エレガンスを追い求めたい。もうこう書いてる時点で無理クサさがぷんぷんしている。
と言うのも、私はフランスに来てからというもの、オシャレをほぼしなくなったからである。婚約者と週末どこかに行く時しかスカートやパンプスは履かない。日々、ジーパン(デニムと言わない時点で終わっている)にスニーカー、眉毛書くくらいの手抜き化粧。
アンジェラアキを目指しているのかもしれないがロッチの中岡みたいになってますよ的な感じである。
日本にいた頃は、それなりにマトモだったんだが。
ちゅうか、パリでオシャレすることが私にはマジで怖いんである。死活問題よね。すぐにスリの的になる気がして。
実際、パリの日本人観光客は一発で見抜ける。やたらオシャレで小綺麗、そして警戒心皆無。
以前メトロの中で、ガイドブック開いて日本語で談笑、短いスカートにヒールの高い靴、半開きのカバン という日本人女性2人組がいて、この人たちは囮捜査か何かをしてるんだろうかと思ったほどである。
だから、オシャレしてたら観光客と間違われて、スリの恰好の的になる気がして怖いのだ。
しかし、やはり、女性でいることを忘れてはいかんなと日々感じるのである。
教会での結婚講習会でも、『子供ができても、まず夫の妻であるという大前提を忘れてはいけない』と言われた。
クリスマス前、婚約者に何が欲しいか聞かれた時、わたしは寿命の長そうなブーツ と答えた。
すると彼は翌日、職場の女性社員達にリサーチしたらしく、『○○(イタリアの某有名靴ブランド)がとにかく質がよくて長年使えるらしい』といってきた。
違う!!
違うねん!!!!そんなオシャレ要素は一切求めてないねん!!
ブーツはブーツでもオシャレブーツでなく、アウトドア向けのブーツっていうか!!
がんがん歩きたおしても踵がちびらんような、なんならいっそ、踵に鉄板が入ってるような安全靴みたいなんが欲しいねん!!とにかく摩耗しないブーツが欲しいねや!!
と力説した。
彼は『きっと世間の女性はオシャレなブランドもののブーツを喜んで履くだろうに…!君ってやつぁ…!!オンリーワン!!!』みたいな謎の解釈をして感動していた。この一連の流れを、どうやら彼は同僚達に話したらしく、その次の日に、日頃から家族ぐるみで親しくしている婚約者の同僚の奥さんから電話がかかってきた。
『モヤシ!!あなた、もうすぐマダムになるのよ!?
安全靴なんて冗談言ってる場合じゃないの!エレガントな女性でいなきゃ、他人からリスペクトしてもらえないのよ!妻がエレガントでないと、夫自身も馬鹿にされるんだからっ!!』
と。
もう何にびっくりしたって、同僚の奥さんにまでこんなしょーもない話が広まっていることであった。サザエさんの世界か!!
しかし実際、きちんとした身なりをしていると、方々で扱い方の違いを感じるのはマジである。マダムどうぞ と言って道を譲って貰えたり、お店での対応も柔和だったり。若干の敬意を払ってもらえている気がする。
きったねー格好にすっぴんの時は、犬畜生のように扱われますし。
ある程度のオサレは必要なのだなぁと最近よく思う。
しかし、マトモな格好にシフトチェンジした瞬間、スリにあいそうで怖いが。
(なんせ未だにフランスで長財布すら使えないチキンなもんで。がま口使ってるだよ。実際、手練れのスリは会計時に財布を見てターゲット決めるらしい。)
やし実際、学校で勉強するだけなのにオシャレする必要性も感じんのだがなあ…。
まあ、2014年は、今よりちょっとオシャレしつつ、家には糠床を持った家庭的マダムになりたいと思う。
良いお年を〜
2014年は日本に帰ることは無いわ〜と今日、母親に電話した。
『ばか!!!』と一喝され申した。藤子不二雄の"まんが道"に出てくる、デラさんを彷彿とさせるような、ばか!!であった。
どうでもいいが、彼らがトキワ荘で作ったキャベツの味噌汁 白飯の晩飯がやたら美味そうで仕方なく、再現してみたけどそうでもなかった…という思いをしたのは私だけではないはずだ。ンマーーーイ!!
どうも母親は、日本でも何か結婚式っぽいことをするんだろうなと思っていたらしい。
だがしかし、フランス〜日本間で準備のやりとりするのが面倒くさい上に、日本は結婚に関する全てのことのビジネス色が強すぎて、どうもヤル気が起きないのである。
そして何より、やらないで済むことならもうやりたくない。その熱意と時間を勉強に注ぐんだお!!
和装での写真は2015年か2016年あたり、日本に帰ったら撮るわ〜と言うたら
『いや、2015年には妊娠してるから帰って来れないでしょ、2016年には赤ちゃん居るだろうから、結局飛行機乗れないじゃない!!』と言われた。
うーんこのプレッシャー!!!
今日はこの一年を振り返ろうと思う。
2013年、私はどえらい成長をした。
そう、わたしの成長っぷりが凄まじいと地元ではもっぱらの噂である。(てきとう)
もう自分でも驚くほどの成長をひしひしと感じている。
ああ、一皮剥けたなあって、つくづく思う。
どんな成長かって??
…パン屋で買ったバゲットを小脇に抱えて颯爽と歩けるようになっちゃったってばよ!!!
なんならたまに齧ったりしちゃう。
カッコよすぎてチビりそう!!
前までは、コレが出来なかったんである。
あたいが、そんな…パンを小脇に抱えて歩くなんて…。 てめえ!!イチビってんじゃねーぞバーロー!!とかいう怒号が飛んできたり、時計型麻酔銃で眠らされたりするんじゃなかろうかという勝手な不安意識が働き、前まではパン屋でパンを買ったらすぐ、 ばっきーっ!とバゲットを膝で半分に折り、買い物袋(フランスは日本以上にエコバッグ意識が強いの☆出来る女は、いつだってマイバッグ持参なんだモン!地球にも優しい女性だなんて素敵じゃナイ??うふふっ☆)にしまっていた。
小脇でパンを抱えることが出来るようになった今、膝の半月板あたりを痛めることなんてもう無いんだぜ!!!なんでパンが半分に折れてるの?なんて、ジュリアンに訝しがられることもないんだ!!SU☆TE☆KI!!
2014年の目標は、靴下の穴を繕わずにサッと捨てれるようになること!と言いたいところだが、それは勿体ない上に こっちの靴下は穴あいてしゃーないのでムリなんである。こないだスーパーで見つけてフンパツして買ったイタリア製の靴下は、一回履いただけでカカト怪しいんだが。7ユーロもしたんだが。もうあの国にはスパゲティ以外、何も期待しないことにする。
やはり靴下はメイドインジャポンに限る。
というのは冗談として、2014年の目標はマダムの品格 というか、エレガンスを追い求めたい。もうこう書いてる時点で無理クサさがぷんぷんしている。
と言うのも、私はフランスに来てからというもの、オシャレをほぼしなくなったからである。婚約者と週末どこかに行く時しかスカートやパンプスは履かない。日々、ジーパン(デニムと言わない時点で終わっている)にスニーカー、眉毛書くくらいの手抜き化粧。
アンジェラアキを目指しているのかもしれないがロッチの中岡みたいになってますよ的な感じである。
日本にいた頃は、それなりにマトモだったんだが。
ちゅうか、パリでオシャレすることが私にはマジで怖いんである。死活問題よね。すぐにスリの的になる気がして。
実際、パリの日本人観光客は一発で見抜ける。やたらオシャレで小綺麗、そして警戒心皆無。
以前メトロの中で、ガイドブック開いて日本語で談笑、短いスカートにヒールの高い靴、半開きのカバン という日本人女性2人組がいて、この人たちは囮捜査か何かをしてるんだろうかと思ったほどである。
だから、オシャレしてたら観光客と間違われて、スリの恰好の的になる気がして怖いのだ。
しかし、やはり、女性でいることを忘れてはいかんなと日々感じるのである。
教会での結婚講習会でも、『子供ができても、まず夫の妻であるという大前提を忘れてはいけない』と言われた。
クリスマス前、婚約者に何が欲しいか聞かれた時、わたしは寿命の長そうなブーツ と答えた。
すると彼は翌日、職場の女性社員達にリサーチしたらしく、『○○(イタリアの某有名靴ブランド)がとにかく質がよくて長年使えるらしい』といってきた。
違う!!
違うねん!!!!そんなオシャレ要素は一切求めてないねん!!
ブーツはブーツでもオシャレブーツでなく、アウトドア向けのブーツっていうか!!
がんがん歩きたおしても踵がちびらんような、なんならいっそ、踵に鉄板が入ってるような安全靴みたいなんが欲しいねん!!とにかく摩耗しないブーツが欲しいねや!!
と力説した。
彼は『きっと世間の女性はオシャレなブランドもののブーツを喜んで履くだろうに…!君ってやつぁ…!!オンリーワン!!!』みたいな謎の解釈をして感動していた。この一連の流れを、どうやら彼は同僚達に話したらしく、その次の日に、日頃から家族ぐるみで親しくしている婚約者の同僚の奥さんから電話がかかってきた。
『モヤシ!!あなた、もうすぐマダムになるのよ!?
安全靴なんて冗談言ってる場合じゃないの!エレガントな女性でいなきゃ、他人からリスペクトしてもらえないのよ!妻がエレガントでないと、夫自身も馬鹿にされるんだからっ!!』
と。
もう何にびっくりしたって、同僚の奥さんにまでこんなしょーもない話が広まっていることであった。サザエさんの世界か!!
しかし実際、きちんとした身なりをしていると、方々で扱い方の違いを感じるのはマジである。マダムどうぞ と言って道を譲って貰えたり、お店での対応も柔和だったり。若干の敬意を払ってもらえている気がする。
きったねー格好にすっぴんの時は、犬畜生のように扱われますし。
ある程度のオサレは必要なのだなぁと最近よく思う。
しかし、マトモな格好にシフトチェンジした瞬間、スリにあいそうで怖いが。
(なんせ未だにフランスで長財布すら使えないチキンなもんで。がま口使ってるだよ。実際、手練れのスリは会計時に財布を見てターゲット決めるらしい。)
やし実際、学校で勉強するだけなのにオシャレする必要性も感じんのだがなあ…。
まあ、2014年は、今よりちょっとオシャレしつつ、家には糠床を持った家庭的マダムになりたいと思う。
良いお年を〜
6 - 10件目まで(23件中)