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- 【沼津市で初期古墳破壊の危機】
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エリア:
- 中部・東海>静岡>沼津
- テーマ:街中・建物・景色 その他 歴史・文化・芸術
- 投稿日:2015/06/10 14:12
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【沼津市で初期古墳破壊】
今回はちょっと失礼して京都の話題から離れます。^^
静岡県沼津市で邪馬台国と同じ時期の初期古墳が破壊の危機を迎えている。
沼津市の高尾山古墳は卑弥呼と同時代に築造され埋葬された、全長62メートルの大古墳である。
『武士の家計簿』などで有名な歴史学者の磯田道史氏によると「『魏志倭人伝』の記述にある、卑弥呼と戦っていた狗奴国の男王の古墳の可能性も否定できない」とのこと。
発掘調査の結果、北陸、滋賀、浜松など広い範囲から運ばれてきた外来土器が大量に出土した。卑弥呼が畿内にいたとして、それを東側から包囲する勢力が結集してこの高尾山古墳を作ったとも考えられる。
『魏志倭人伝』の記述どおり、卑弥呼はこの勢力と「もとより和せず」だったとしたら、今の沼津市には邪馬台国のライバルだった国があったという事になるのだが。。。
この大古墳が、沼津市の交通渋滞を緩和するための道路工事で破壊されようとしている。
この古墳は国道交差点に近く、現在の都市計画に基づく限り、この古墳を埋めてその上に道路を通すことも道路を迂回させることも出来ない。つまり破壊するしかないわけである。
沼津市当局(要するにお役人)によれば
「都市計画の変更や廃止は国からの補助金にも影響する。用地の再取得や補助金の返還もありうる」
だから古墳を破壊すると。
一番の問題は、工事の前に発掘調査をしたのではなく、工事を始めてから、破壊の前に調査したら「とてつもない価値のあるのが分かった」こと。
発掘調査は工事の前にしろよ、と言いたい。でないと受験日の前夜に初めて試験勉強をするようなものではないか。
磯田道史氏は「不便だがこれは日本国家誕生時の重要遺跡」であるから地域の誇りとして子供たちに語りたいと仰る。
さて、世界遺産の登録に関しては韓国のいちゃもんに「毅然としている」お上だが、その裏側ではわが国誕生に関わる遺産を破壊するか。
この古墳の運命や如何に?
今回はちょっと失礼して京都の話題から離れます。^^
静岡県沼津市で邪馬台国と同じ時期の初期古墳が破壊の危機を迎えている。
沼津市の高尾山古墳は卑弥呼と同時代に築造され埋葬された、全長62メートルの大古墳である。
『武士の家計簿』などで有名な歴史学者の磯田道史氏によると「『魏志倭人伝』の記述にある、卑弥呼と戦っていた狗奴国の男王の古墳の可能性も否定できない」とのこと。
発掘調査の結果、北陸、滋賀、浜松など広い範囲から運ばれてきた外来土器が大量に出土した。卑弥呼が畿内にいたとして、それを東側から包囲する勢力が結集してこの高尾山古墳を作ったとも考えられる。
『魏志倭人伝』の記述どおり、卑弥呼はこの勢力と「もとより和せず」だったとしたら、今の沼津市には邪馬台国のライバルだった国があったという事になるのだが。。。
この大古墳が、沼津市の交通渋滞を緩和するための道路工事で破壊されようとしている。
この古墳は国道交差点に近く、現在の都市計画に基づく限り、この古墳を埋めてその上に道路を通すことも道路を迂回させることも出来ない。つまり破壊するしかないわけである。
沼津市当局(要するにお役人)によれば
「都市計画の変更や廃止は国からの補助金にも影響する。用地の再取得や補助金の返還もありうる」
だから古墳を破壊すると。
一番の問題は、工事の前に発掘調査をしたのではなく、工事を始めてから、破壊の前に調査したら「とてつもない価値のあるのが分かった」こと。
発掘調査は工事の前にしろよ、と言いたい。でないと受験日の前夜に初めて試験勉強をするようなものではないか。
磯田道史氏は「不便だがこれは日本国家誕生時の重要遺跡」であるから地域の誇りとして子供たちに語りたいと仰る。
さて、世界遺産の登録に関しては韓国のいちゃもんに「毅然としている」お上だが、その裏側ではわが国誕生に関わる遺産を破壊するか。
この古墳の運命や如何に?
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