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エリア:
- 近畿 > 京都 > 洛東(祇園・清水)
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テーマ:
- 鑑賞・観戦
- / 歴史・文化・芸術
【三月南座花形歌舞伎】
今年も三月恒例になった南座の花形歌舞伎の初日に行ってきました。しかも今年は昼夜通しで観た。
何と今年は中村隼人、中村壱太郎、尾上右近の三人が出ずっぱり。南座正面の看板もこの三人です。
午前の部は前半が「河庄」で後半が「忍夜恋曲者」、午後の部は前半が「女殺油地獄」で後半が「忍夜恋曲者」。
「河庄」はみなさん役を自分の物にしていて非の打ち所がないと思います。これからさらに貫禄がついてきたら観客を圧倒するでしょう。
「女殺油地獄」は月並みですがクライマックスの殺しの場面が凄絶。何と言っても絶命したお吉の壱太郎さんが、どう見ても本物の死体のようにしか見えませんでした。お見事。
午前と午後で後半は同じ演目ですが、配役が滝夜叉姫は両方とも壱太郎さんで、大宅太郎光圀は午前(松プロ)が隼人さん、午後(桜プロ)は右近さんと、役者が変わります。そして何と演出もかなり違う。これは両方とも観る値打ちがありますね。
私は午後の演出のほうが良かった。何故かというと、お話の後半に登場する蝦蟇の活躍が午前よりも凄くて、外連味たっぷり。午前の蝦蟇は大人しすぎる。やはりここは「怪獣物」の面白さを出してくれた方が楽しい。
(月の前半は午前が松プロで午後が桜プロですが、15日からは午前と午後を入れ替えて上演します)
今年も三月恒例になった南座の花形歌舞伎の初日に行ってきました。しかも今年は昼夜通しで観た。
何と今年は中村隼人、中村壱太郎、尾上右近の三人が出ずっぱり。南座正面の看板もこの三人です。
午前の部は前半が「河庄」で後半が「忍夜恋曲者」、午後の部は前半が「女殺油地獄」で後半が「忍夜恋曲者」。
「河庄」はみなさん役を自分の物にしていて非の打ち所がないと思います。これからさらに貫禄がついてきたら観客を圧倒するでしょう。
「女殺油地獄」は月並みですがクライマックスの殺しの場面が凄絶。何と言っても絶命したお吉の壱太郎さんが、どう見ても本物の死体のようにしか見えませんでした。お見事。
午前と午後で後半は同じ演目ですが、配役が滝夜叉姫は両方とも壱太郎さんで、大宅太郎光圀は午前(松プロ)が隼人さん、午後(桜プロ)は右近さんと、役者が変わります。そして何と演出もかなり違う。これは両方とも観る値打ちがありますね。
私は午後の演出のほうが良かった。何故かというと、お話の後半に登場する蝦蟇の活躍が午前よりも凄くて、外連味たっぷり。午前の蝦蟇は大人しすぎる。やはりここは「怪獣物」の面白さを出してくれた方が楽しい。
(月の前半は午前が松プロで午後が桜プロですが、15日からは午前と午後を入れ替えて上演します)