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エリア:
- 北米 > アメリカ西部 > イエローストーン国立公園
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テーマ:
- 世界遺産
- / 自然・植物
- / 動物
つい先日秋真っ盛りとお伝えしたばかりですが、北方の秋はとても早くすぎていきます。
アスペンやコットンウッド、ウサギブラシやビッグセージなど、黄色い花や黄葉で黄色く彩られていた山々は、すでにそのほとんどが落葉して、冬の色合いへと変わり始めています。
公園の入り口付近でよくみかけられた俊足で知られるアンテロープは、体に脂肪がほとんどつかないので、すでにほとんどがもっと標高の低い地域へと移動しているのでしょう、見つけるのさえ難しくなりました。反対に、高いところにいたエルクたちはアンテロープのいた地域まで降りてきていて、今繁殖期の終盤戦。オスの笛のような鳴き声や、まだまだ力のあまったオスたちがお手合わせをしている姿にも出会いました。
もう通常なら大体勢力関係が決まってしまっているはずなので、今の時期に本気で戦う姿をみることはまれなのですが、なんだか最初は『まあ、ちょっと俺の強いところみせとこっか…』くらいの雰囲気ではじまったツノの突きあいは、なんだかだんだんお互いに引くに引けなくなり、必死の形相での必死の決闘へとなったのでした。
遠くでみていると単なるツノでの押し合いにしか見えないこの決闘ですが、双眼鏡でよくみれば、急所になる目をツノで突き通してやろうとしているのが見て取れます。
みなさんに音をお届けできないのでが残念ですが、私も始めて聞いた、このエルク2頭、口は閉じたままではありますが、強い力で何かを必死で押す時に人が出すのと同じような、苦しいようなつらいような『ミューミュー(いえ、適当な音がほんとは見つかりません、歯がゆいことに)』といった音をずっと出し合いつつ、同じ場所からあまり動かない…つまりは力が互角でずっと押し合っていました。見つめること10分…いや、それ以上でしょうか?
いったん勝負がついて、片方が鼻息をあらく、顔を上に持ち上げ、どんなもんだ!!!という態度を見せたかとおもいきや、また相手がツノをさげて挑み、またこんどは別の勝敗となるといった勝負が続きました。
もう、ほとんど相撲の世界でした。
何度目かの勝負のあと、次第に日も落ち、あたりが暗くなり寒くなってきたこともあって引き返したのですが、遠ざかる車の後部では、次のラウンドが開始されていました。
お客さまも『すごいものみちゃったねえええ』と大満足のご様子。
私もなんどかエルクの決闘シーンはみていますが、こんなに長くて、こんなに近いのは初めてでした。
翌日はグリズリーやコヨーテなど冬のイエローストーンをなんとか乗り切ろうとするいろんな野生動物たちに出会うこともできたのでした。こんな様子でイエローストーンの秋はすぎていこうとしています。
アスペンやコットンウッド、ウサギブラシやビッグセージなど、黄色い花や黄葉で黄色く彩られていた山々は、すでにそのほとんどが落葉して、冬の色合いへと変わり始めています。
公園の入り口付近でよくみかけられた俊足で知られるアンテロープは、体に脂肪がほとんどつかないので、すでにほとんどがもっと標高の低い地域へと移動しているのでしょう、見つけるのさえ難しくなりました。反対に、高いところにいたエルクたちはアンテロープのいた地域まで降りてきていて、今繁殖期の終盤戦。オスの笛のような鳴き声や、まだまだ力のあまったオスたちがお手合わせをしている姿にも出会いました。
もう通常なら大体勢力関係が決まってしまっているはずなので、今の時期に本気で戦う姿をみることはまれなのですが、なんだか最初は『まあ、ちょっと俺の強いところみせとこっか…』くらいの雰囲気ではじまったツノの突きあいは、なんだかだんだんお互いに引くに引けなくなり、必死の形相での必死の決闘へとなったのでした。
遠くでみていると単なるツノでの押し合いにしか見えないこの決闘ですが、双眼鏡でよくみれば、急所になる目をツノで突き通してやろうとしているのが見て取れます。
みなさんに音をお届けできないのでが残念ですが、私も始めて聞いた、このエルク2頭、口は閉じたままではありますが、強い力で何かを必死で押す時に人が出すのと同じような、苦しいようなつらいような『ミューミュー(いえ、適当な音がほんとは見つかりません、歯がゆいことに)』といった音をずっと出し合いつつ、同じ場所からあまり動かない…つまりは力が互角でずっと押し合っていました。見つめること10分…いや、それ以上でしょうか?
いったん勝負がついて、片方が鼻息をあらく、顔を上に持ち上げ、どんなもんだ!!!という態度を見せたかとおもいきや、また相手がツノをさげて挑み、またこんどは別の勝敗となるといった勝負が続きました。
もう、ほとんど相撲の世界でした。
何度目かの勝負のあと、次第に日も落ち、あたりが暗くなり寒くなってきたこともあって引き返したのですが、遠ざかる車の後部では、次のラウンドが開始されていました。
お客さまも『すごいものみちゃったねえええ』と大満足のご様子。
私もなんどかエルクの決闘シーンはみていますが、こんなに長くて、こんなに近いのは初めてでした。
翌日はグリズリーやコヨーテなど冬のイエローストーンをなんとか乗り切ろうとするいろんな野生動物たちに出会うこともできたのでした。こんな様子でイエローストーンの秋はすぎていこうとしています。
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