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1 - 5件目まで(5件中)
- オウルは夏真っ盛りです
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エリア:
- ヨーロッパ>フィンランド>オウル
- テーマ:街中・建物・景色 自然・植物 動物
- 投稿日:2011/06/27 11:14
- コメント(0)
こちら、オウルの気温は平均20度となり、夏がやってきました。町中の花壇にはチューリップやベコニアなどの花が飾られ、道端には多くの山草がさりげなく花を咲かせています。オウルの市庁舎の前にある花壇では、赤とオレンジのチューリップが見事に咲いています。
オウル市庁舎前
オウルの教会(Tuomiokirkkoトゥオミオキルッコ)とチューリップ花壇
こちらで見かける草花は、日本では山登りをしたときによく見られるスミレやサクラソウなど「山草」と呼ばれるものが多いです。オウルの気候は、ちょうど日本の高山の気候に似ており、気温の割には日差しが強く、実際の気温は20度でも体感温度としては25〜30度に感じます。草花だけでなく、空の色や、天気の変わりやすさも、日本のいわゆる「山の天気」そのものです。
道端の草花 クサフジ
道端の草花 カッコウソウ
庭ではリンゴの花が咲いています。
リンゴの花
オウル市街地そばでオウル川沿いにある公園(アイノランプイスト)では、カモやガチョウの親子を見ることができます。白鳥もつがいで飛来します。
公園のガチョウ
オウル川の噴水
天気がよいと、公園には散歩やピクニックを楽しむカップルや親子連れがたくさん訪れます。
オウル市街地にある交通公園も子供達でにぎわいます。オウルの交通公園は、子供の入場料2ユーロで、大人は無料です。営業時間は朝9時から夕方5時。足でこぐカートで、1日中遊ぶことができます。
オウル交通公園
ところで、先日ヘルシンキからフェリーに乗って、エストニアのタリンという街を訪れました。タリンはヨーロッパの中世時代、12〜18世紀にかけて栄えた街です。街全体が城壁で囲まれ、世界遺産として保存されています。エストニアは独自の文化を持つ民族国家ですが、中世の間は、時代に応じて、デンマーク、スウェーデン、ロシアの配下にあったため、タリンの街の教会や建物も、建設された年代によってそれぞれの外国の影響を受けています。
タリンの街に足を踏み入れると、その独特な中世の町並みから、まるでおとぎ話の世界にきたような錯覚を覚えます。
タリンの古い町並みの建物はレストランやショップ、アパート等として利用されています。一生に1度は旅をしてみる価値がある街と言えます。
物価はそれほど高くなく、どこでもユーロが使えるので、エストニアの紙幣に換金する必要はありません。ホテルもヘルシンキに比べると安いです。エストニア語は、フィンランド語にとてもそっくりなので、フィンランド語を勉強したことがあるひとなら現地語も大分理解できますが、英語で十分快適に観光ができます。
ヘルシンキからタリンへのフェリーはインターネットで簡単に予約ができます。日帰りでも十分楽しめます。
オウル市庁舎前
オウルの教会(Tuomiokirkkoトゥオミオキルッコ)とチューリップ花壇
こちらで見かける草花は、日本では山登りをしたときによく見られるスミレやサクラソウなど「山草」と呼ばれるものが多いです。オウルの気候は、ちょうど日本の高山の気候に似ており、気温の割には日差しが強く、実際の気温は20度でも体感温度としては25〜30度に感じます。草花だけでなく、空の色や、天気の変わりやすさも、日本のいわゆる「山の天気」そのものです。
道端の草花 クサフジ
道端の草花 カッコウソウ
庭ではリンゴの花が咲いています。
リンゴの花
オウル市街地そばでオウル川沿いにある公園(アイノランプイスト)では、カモやガチョウの親子を見ることができます。白鳥もつがいで飛来します。
公園のガチョウ
オウル川の噴水
天気がよいと、公園には散歩やピクニックを楽しむカップルや親子連れがたくさん訪れます。
オウル市街地にある交通公園も子供達でにぎわいます。オウルの交通公園は、子供の入場料2ユーロで、大人は無料です。営業時間は朝9時から夕方5時。足でこぐカートで、1日中遊ぶことができます。
オウル交通公園
ところで、先日ヘルシンキからフェリーに乗って、エストニアのタリンという街を訪れました。タリンはヨーロッパの中世時代、12〜18世紀にかけて栄えた街です。街全体が城壁で囲まれ、世界遺産として保存されています。エストニアは独自の文化を持つ民族国家ですが、中世の間は、時代に応じて、デンマーク、スウェーデン、ロシアの配下にあったため、タリンの街の教会や建物も、建設された年代によってそれぞれの外国の影響を受けています。
タリンの街に足を踏み入れると、その独特な中世の町並みから、まるでおとぎ話の世界にきたような錯覚を覚えます。
タリンの古い町並みの建物はレストランやショップ、アパート等として利用されています。一生に1度は旅をしてみる価値がある街と言えます。
物価はそれほど高くなく、どこでもユーロが使えるので、エストニアの紙幣に換金する必要はありません。ホテルもヘルシンキに比べると安いです。エストニア語は、フィンランド語にとてもそっくりなので、フィンランド語を勉強したことがあるひとなら現地語も大分理解できますが、英語で十分快適に観光ができます。
ヘルシンキからタリンへのフェリーはインターネットで簡単に予約ができます。日帰りでも十分楽しめます。
- タグ:
- フィンランド オウルの夏
- グランドティトン国立公園の川下り
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エリア:
- 北米>アメリカ西部>アメリカ西部その他の都市
- テーマ:観光地 自然・植物 動物
- 投稿日:2010/11/16 10:21
- コメント(0)
今年の夏、グランドティトン国立公園を訪れた際にスネーク・リバーのランチ・フロート(川下り)に参加してきました。この川下りはグランドティトンに行かれる方には是非にとお薦めしているアクティビティーです!
川下りは3時間コース、ランチ付きの4時間コース、ディナー付きの4時間コースがありますが、私はランチ付きの4時間コースに参加しました。
ジャクソン・レイク・ロッジにあるデスクでツアーのチェックインをして、送迎バスが来るのを待ちます。
今回はアメリカ人の3家族と私たち母娘の総勢14名(ほぼ定員)の参加でした。バスで5分程走りスネーク・リバーに到着。
まずは、ボートを前にキャプテンがライフジャケットの着方やボートの乗り方を説明してくれます。
ボートはゆ〜っくりと進むので、へりにまたがっても大丈夫とのことでした。
前と後ろにひとりずつキャプテンが立ち、ボートはティトン山脈を眺めながら、ゆったりと川を下っていきます。川からでないと見ることのできない景色は本当に素晴らしいです。皆、ティトンの景色を何枚もカメラに収めていました。
キャプテンが公園の歴史とか動物についていろいろと説明してくれるのですが、ものすごい早口だったので、残念ながら殆ど理解できず。。。(涙)
動物たちもたくさん見ることができました。鹿が前を横切った時はもう皆大声で大興奮です。中でも白頭ワシはやはり格好いいですね。
ボートはゆっくりと進むのですが、川の流れが結構あるので、キャプテンは方向修正が大変です。腕の筋肉はしゃがんでオールを漕ぎまくる為のものなのね、と納得です。(笑)
3時間ほどのフロート・トリップをのんびり楽しんだあとは、ランチが用意されていました。炭火で焼いたハンバーガーかホットドッグを選べます。これが結構おいしい!ベジタリアン用のバーガーもあり、事前に船の中でリクエストを聞いてくれます。
手のひらよりも多きなピーナッツ・クッキーももらっちゃいました。
その後再びバスでジャクソン・レイク・ロッジまで送ってくれ、ツアーは終了です。思った以上にボートに乗っている時間が長くて大満足です。
夏にグランドティトンに行かれる方は、是非川下りをお楽しみください!
基本的に景色を楽しむものなので、英語は話せなくても大丈夫ですが、どうしても心配という方はガイドと一緒にご参加くださいね。
川下りは3時間コース、ランチ付きの4時間コース、ディナー付きの4時間コースがありますが、私はランチ付きの4時間コースに参加しました。
ジャクソン・レイク・ロッジにあるデスクでツアーのチェックインをして、送迎バスが来るのを待ちます。
今回はアメリカ人の3家族と私たち母娘の総勢14名(ほぼ定員)の参加でした。バスで5分程走りスネーク・リバーに到着。
まずは、ボートを前にキャプテンがライフジャケットの着方やボートの乗り方を説明してくれます。
ボートはゆ〜っくりと進むので、へりにまたがっても大丈夫とのことでした。
前と後ろにひとりずつキャプテンが立ち、ボートはティトン山脈を眺めながら、ゆったりと川を下っていきます。川からでないと見ることのできない景色は本当に素晴らしいです。皆、ティトンの景色を何枚もカメラに収めていました。
キャプテンが公園の歴史とか動物についていろいろと説明してくれるのですが、ものすごい早口だったので、残念ながら殆ど理解できず。。。(涙)
動物たちもたくさん見ることができました。鹿が前を横切った時はもう皆大声で大興奮です。中でも白頭ワシはやはり格好いいですね。
ボートはゆっくりと進むのですが、川の流れが結構あるので、キャプテンは方向修正が大変です。腕の筋肉はしゃがんでオールを漕ぎまくる為のものなのね、と納得です。(笑)
3時間ほどのフロート・トリップをのんびり楽しんだあとは、ランチが用意されていました。炭火で焼いたハンバーガーかホットドッグを選べます。これが結構おいしい!ベジタリアン用のバーガーもあり、事前に船の中でリクエストを聞いてくれます。
手のひらよりも多きなピーナッツ・クッキーももらっちゃいました。
その後再びバスでジャクソン・レイク・ロッジまで送ってくれ、ツアーは終了です。思った以上にボートに乗っている時間が長くて大満足です。
夏にグランドティトンに行かれる方は、是非川下りをお楽しみください!
基本的に景色を楽しむものなので、英語は話せなくても大丈夫ですが、どうしても心配という方はガイドと一緒にご参加くださいね。
- タグ:
- グランドティトン国立公園 川下り フロート
- 晩秋のイエローストーン
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エリア:
- 北米>アメリカ西部>イエローストーン国立公園
- テーマ:世界遺産 自然・植物 動物
- 投稿日:2010/10/12 13:31
- コメント(0)
つい先日秋真っ盛りとお伝えしたばかりですが、北方の秋はとても早くすぎていきます。
アスペンやコットンウッド、ウサギブラシやビッグセージなど、黄色い花や黄葉で黄色く彩られていた山々は、すでにそのほとんどが落葉して、冬の色合いへと変わり始めています。
公園の入り口付近でよくみかけられた俊足で知られるアンテロープは、体に脂肪がほとんどつかないので、すでにほとんどがもっと標高の低い地域へと移動しているのでしょう、見つけるのさえ難しくなりました。反対に、高いところにいたエルクたちはアンテロープのいた地域まで降りてきていて、今繁殖期の終盤戦。オスの笛のような鳴き声や、まだまだ力のあまったオスたちがお手合わせをしている姿にも出会いました。
もう通常なら大体勢力関係が決まってしまっているはずなので、今の時期に本気で戦う姿をみることはまれなのですが、なんだか最初は『まあ、ちょっと俺の強いところみせとこっか…』くらいの雰囲気ではじまったツノの突きあいは、なんだかだんだんお互いに引くに引けなくなり、必死の形相での必死の決闘へとなったのでした。
遠くでみていると単なるツノでの押し合いにしか見えないこの決闘ですが、双眼鏡でよくみれば、急所になる目をツノで突き通してやろうとしているのが見て取れます。
みなさんに音をお届けできないのでが残念ですが、私も始めて聞いた、このエルク2頭、口は閉じたままではありますが、強い力で何かを必死で押す時に人が出すのと同じような、苦しいようなつらいような『ミューミュー(いえ、適当な音がほんとは見つかりません、歯がゆいことに)』といった音をずっと出し合いつつ、同じ場所からあまり動かない…つまりは力が互角でずっと押し合っていました。見つめること10分…いや、それ以上でしょうか?
いったん勝負がついて、片方が鼻息をあらく、顔を上に持ち上げ、どんなもんだ!!!という態度を見せたかとおもいきや、また相手がツノをさげて挑み、またこんどは別の勝敗となるといった勝負が続きました。
もう、ほとんど相撲の世界でした。
何度目かの勝負のあと、次第に日も落ち、あたりが暗くなり寒くなってきたこともあって引き返したのですが、遠ざかる車の後部では、次のラウンドが開始されていました。
お客さまも『すごいものみちゃったねえええ』と大満足のご様子。
私もなんどかエルクの決闘シーンはみていますが、こんなに長くて、こんなに近いのは初めてでした。
翌日はグリズリーやコヨーテなど冬のイエローストーンをなんとか乗り切ろうとするいろんな野生動物たちに出会うこともできたのでした。こんな様子でイエローストーンの秋はすぎていこうとしています。
アスペンやコットンウッド、ウサギブラシやビッグセージなど、黄色い花や黄葉で黄色く彩られていた山々は、すでにそのほとんどが落葉して、冬の色合いへと変わり始めています。
公園の入り口付近でよくみかけられた俊足で知られるアンテロープは、体に脂肪がほとんどつかないので、すでにほとんどがもっと標高の低い地域へと移動しているのでしょう、見つけるのさえ難しくなりました。反対に、高いところにいたエルクたちはアンテロープのいた地域まで降りてきていて、今繁殖期の終盤戦。オスの笛のような鳴き声や、まだまだ力のあまったオスたちがお手合わせをしている姿にも出会いました。
もう通常なら大体勢力関係が決まってしまっているはずなので、今の時期に本気で戦う姿をみることはまれなのですが、なんだか最初は『まあ、ちょっと俺の強いところみせとこっか…』くらいの雰囲気ではじまったツノの突きあいは、なんだかだんだんお互いに引くに引けなくなり、必死の形相での必死の決闘へとなったのでした。
遠くでみていると単なるツノでの押し合いにしか見えないこの決闘ですが、双眼鏡でよくみれば、急所になる目をツノで突き通してやろうとしているのが見て取れます。
みなさんに音をお届けできないのでが残念ですが、私も始めて聞いた、このエルク2頭、口は閉じたままではありますが、強い力で何かを必死で押す時に人が出すのと同じような、苦しいようなつらいような『ミューミュー(いえ、適当な音がほんとは見つかりません、歯がゆいことに)』といった音をずっと出し合いつつ、同じ場所からあまり動かない…つまりは力が互角でずっと押し合っていました。見つめること10分…いや、それ以上でしょうか?
いったん勝負がついて、片方が鼻息をあらく、顔を上に持ち上げ、どんなもんだ!!!という態度を見せたかとおもいきや、また相手がツノをさげて挑み、またこんどは別の勝敗となるといった勝負が続きました。
もう、ほとんど相撲の世界でした。
何度目かの勝負のあと、次第に日も落ち、あたりが暗くなり寒くなってきたこともあって引き返したのですが、遠ざかる車の後部では、次のラウンドが開始されていました。
お客さまも『すごいものみちゃったねえええ』と大満足のご様子。
私もなんどかエルクの決闘シーンはみていますが、こんなに長くて、こんなに近いのは初めてでした。
翌日はグリズリーやコヨーテなど冬のイエローストーンをなんとか乗り切ろうとするいろんな野生動物たちに出会うこともできたのでした。こんな様子でイエローストーンの秋はすぎていこうとしています。
- タグ:
- イエローストーン国立公園 エルク
- 国立公園記念クオーター
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エリア:
- 北米>アメリカ西部>イエローストーン国立公園
- テーマ:世界遺産 自然・植物 動物
- 投稿日:2010/08/16 14:57
- コメント(0)
2010年より『America the Beautiful Quarters? Program』として、アメリカの国立公園の記念クオーター(25¢)が発行されているのをご存知でしょうか?
その第一弾としてイエローストーンのクオーターが6月に発行されました。
バイソンと間欠泉がデザインされたとっても素敵なコインです。
他の国立公園のも集めたくなりますよね〜。
その第一弾としてイエローストーンのクオーターが6月に発行されました。
バイソンと間欠泉がデザインされたとっても素敵なコインです。
他の国立公園のも集めたくなりますよね〜。
- 5月のイエローストーン国立公園
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エリア:
- 北米>アメリカ西部>イエローストーン国立公園
- テーマ:世界遺産 自然・植物 動物
- 投稿日:2010/05/28 13:33
- コメント(0)
イエローストーン国立公園の現地ガイドからのレポートが届きました!
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先日アズトラベルからのお客様をご案内してイエローストーンをめぐってきました。
ちょうど5月はきびしい冬をのりきって新たな命の誕生の時期でもあり、反対にきびしい冬をなんとか乗り越えたものの、体力を維持できずに死んでいくものとのダイナミックな命の入れ替わりの時期でもあります。
そんなことで、今ちょうど野生動物観察には絶好のチャンスです。お客様はどうしてもオオカミが見たい!見られたらうれしい!という気もちで来られたのですけれど、オオカミだけでなくて本当にいろんな野生動物の生活を間近に見ていただくことができました。
エルクはまだ3月に抜け落ちたあとから生えてきたつのはベルベット状の茶色く輝く袋ヅノの状態で、その先端の丸さがなんだか愛らしくかんじられます。この時期のエルクは公園の中で、雪解けの下の新鮮な草が食べられる地域ではどこでも観察することが可能です。
さらにバイソンの群れも今年生まれたばかりの子どもたちが黒い大人のバイソンにまじって愛らしい茶色の姿で飛んだり跳ねたりしているのがみられます。こんな子どもが一番オオカミにも狙われるので、きっと親たちもはらはらしてそれを見守っているのでしょう。
巣穴にのこって肉を待つオオカミの子どもたちの餌として、生まれたばかりの子どもたちや冬の厳しさでよわったエルクやバイソンたちはオオカミの狩りの対象です。今回もオオカミに倒されたエルクやバイソンの死骸に訪れるオオカミたち、おこぼれにあずかるグリズリーベアやコヨーテ、そのまたおこぼれをなんとかすそから頂戴しようとするハクトウワシやワタリガラスの姿…そんな1つの死体をめぐる様々な命の駆け引きを次々に見ることができました。
おなじ丘を狙うの隣の望遠鏡の中では冬眠から覚めて子どもを連れたグリズリーが地面を掘って土の下の植物を食べています。
途中の丘ではブラックベアが一心不乱に地面を掻きつつ植物を食べている姿を肉眼ではっきり見ることができました。
ちなみにこれはたった1日のできどと。
ああ、いろいろ見られたなあ、よかったなあー!と思いつつ帰路に着くと、ビッグホーンシープの群れがちょうど水を飲みに、崖から降りてこようとしている場面にばったり遭遇。
実に9頭の群れがまったく間近に見られたのでした。『うわー大サービスだねえー!』との感想の声。
野生動物観察2日目には昨日見られた死体はほぼ食べつくされて、昨日のドラマはどこ吹く風で実に静かな状態になっています。反対に昨日なかった川の中ほどにまた新たなエルクの死体が見つかり、上空にはそれを知らせるかのように鳥たちが舞っています。
午前中は比較的静かにすぎたのですが、午後からはそれを覆すかのように、車の前を堂々と横切るコヨーテに3回も遭遇。
さらにはブラックベアの親子にも出会うことができました。たぶん人間のにおいを察知した母熊が登りなさいといったのでしょう。私たちが見たときには一瞬地面にいた小熊はその一瞬ののちにはもう細い樹木の枝の上。
母熊はしばらく小熊を安全な場所に置いておこうと心に決めたのか、小熊の避難している木の下をうろうろ草を食べたりしていたのですが、最後には木の下に寝そべって眠り始めました。動きが見えなくなったので私たちはその場を離れたのですが、その後一体どれくらい母熊はそこに寝ていたのでしょうね。そうこうするうちに5人ほどしかいなかった観客はさらに増えていましたので、母熊はさらに身動きがとれない状態だったのではなかろうか?と思われました。母の子どもへの愛情がよく観察できた時間でした。
最終日は間欠泉地域をめぐる旅。地熱が熱く、冬季に間欠泉地域で冬を過ごす動物たちが非常に多いことはわかっていますが、木道の周辺は人間のにおいがたくさん残っているからか、野生動物を間近でみることは少ない地域です。
お客様は最終日であることもあって、最後に一目オオカミを!と唱えておられたのですが、オオカミには残念ながらであうことはかないませんでしたが、あのイエローストーンで一番有名ではないかと思われる温泉、グランドプリズマティックを訪れたときに、私たちの目の前にコヨーテがてくてくと歩いて横切る姿が!
こんな場所でコヨーテを見たのは私にとっても初めての経験です。
トレイルの上にはさきほどコヨーテが残した温泉に濡れた足跡がきっちりついていました。
大型野生動物だけでなく、小鳥たちにとっても今は恋のシーズン。メスにささげる恋の歌…美しいさえずりも聞こえるし、雪解けからやっとがんばって花を咲かせる可憐な植物たちの姿も垣間見える時期です。
いろんな生の営みを観察できる今のイエローストーンの姿です。
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先日アズトラベルからのお客様をご案内してイエローストーンをめぐってきました。
ちょうど5月はきびしい冬をのりきって新たな命の誕生の時期でもあり、反対にきびしい冬をなんとか乗り越えたものの、体力を維持できずに死んでいくものとのダイナミックな命の入れ替わりの時期でもあります。
そんなことで、今ちょうど野生動物観察には絶好のチャンスです。お客様はどうしてもオオカミが見たい!見られたらうれしい!という気もちで来られたのですけれど、オオカミだけでなくて本当にいろんな野生動物の生活を間近に見ていただくことができました。
エルクはまだ3月に抜け落ちたあとから生えてきたつのはベルベット状の茶色く輝く袋ヅノの状態で、その先端の丸さがなんだか愛らしくかんじられます。この時期のエルクは公園の中で、雪解けの下の新鮮な草が食べられる地域ではどこでも観察することが可能です。
さらにバイソンの群れも今年生まれたばかりの子どもたちが黒い大人のバイソンにまじって愛らしい茶色の姿で飛んだり跳ねたりしているのがみられます。こんな子どもが一番オオカミにも狙われるので、きっと親たちもはらはらしてそれを見守っているのでしょう。
巣穴にのこって肉を待つオオカミの子どもたちの餌として、生まれたばかりの子どもたちや冬の厳しさでよわったエルクやバイソンたちはオオカミの狩りの対象です。今回もオオカミに倒されたエルクやバイソンの死骸に訪れるオオカミたち、おこぼれにあずかるグリズリーベアやコヨーテ、そのまたおこぼれをなんとかすそから頂戴しようとするハクトウワシやワタリガラスの姿…そんな1つの死体をめぐる様々な命の駆け引きを次々に見ることができました。
おなじ丘を狙うの隣の望遠鏡の中では冬眠から覚めて子どもを連れたグリズリーが地面を掘って土の下の植物を食べています。
途中の丘ではブラックベアが一心不乱に地面を掻きつつ植物を食べている姿を肉眼ではっきり見ることができました。
ちなみにこれはたった1日のできどと。
ああ、いろいろ見られたなあ、よかったなあー!と思いつつ帰路に着くと、ビッグホーンシープの群れがちょうど水を飲みに、崖から降りてこようとしている場面にばったり遭遇。
実に9頭の群れがまったく間近に見られたのでした。『うわー大サービスだねえー!』との感想の声。
野生動物観察2日目には昨日見られた死体はほぼ食べつくされて、昨日のドラマはどこ吹く風で実に静かな状態になっています。反対に昨日なかった川の中ほどにまた新たなエルクの死体が見つかり、上空にはそれを知らせるかのように鳥たちが舞っています。
午前中は比較的静かにすぎたのですが、午後からはそれを覆すかのように、車の前を堂々と横切るコヨーテに3回も遭遇。
さらにはブラックベアの親子にも出会うことができました。たぶん人間のにおいを察知した母熊が登りなさいといったのでしょう。私たちが見たときには一瞬地面にいた小熊はその一瞬ののちにはもう細い樹木の枝の上。
母熊はしばらく小熊を安全な場所に置いておこうと心に決めたのか、小熊の避難している木の下をうろうろ草を食べたりしていたのですが、最後には木の下に寝そべって眠り始めました。動きが見えなくなったので私たちはその場を離れたのですが、その後一体どれくらい母熊はそこに寝ていたのでしょうね。そうこうするうちに5人ほどしかいなかった観客はさらに増えていましたので、母熊はさらに身動きがとれない状態だったのではなかろうか?と思われました。母の子どもへの愛情がよく観察できた時間でした。
最終日は間欠泉地域をめぐる旅。地熱が熱く、冬季に間欠泉地域で冬を過ごす動物たちが非常に多いことはわかっていますが、木道の周辺は人間のにおいがたくさん残っているからか、野生動物を間近でみることは少ない地域です。
お客様は最終日であることもあって、最後に一目オオカミを!と唱えておられたのですが、オオカミには残念ながらであうことはかないませんでしたが、あのイエローストーンで一番有名ではないかと思われる温泉、グランドプリズマティックを訪れたときに、私たちの目の前にコヨーテがてくてくと歩いて横切る姿が!
こんな場所でコヨーテを見たのは私にとっても初めての経験です。
トレイルの上にはさきほどコヨーテが残した温泉に濡れた足跡がきっちりついていました。
大型野生動物だけでなく、小鳥たちにとっても今は恋のシーズン。メスにささげる恋の歌…美しいさえずりも聞こえるし、雪解けからやっとがんばって花を咲かせる可憐な植物たちの姿も垣間見える時期です。
いろんな生の営みを観察できる今のイエローストーンの姿です。
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- イエローストーン国立公園 オオカミ バイソン コヨーテ
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