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旅工房スタッフのよもやま旅ブログ

~〜南アジアや中近東などの愛すべきディープな国々についてお伝えしていきます〜~

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旅工房 秘境セクションのブログです。

インドやブータン、ネパールなどの南アジア方面と、トルコやモロッコ、ケニアなどの中近東やアフリカ方面といった少しディープな場所についてお伝えしていきます。
酒の肴になるようなことをゆるくお話できればと思います。

どうぞよろしくお願いします。

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タクツァン僧院登頂のポイント

2016/01/27 10:32
美しいマニ車
エリア:
  • アジア > ブータン > パロ
テーマ:
  • 観光地
  • / ハイキング・登山
  • / 自然・植物
クズザンポーラ!

ブータン観光のハイライトと言えば、
断崖絶壁に建っているタクツァン僧院。

タクツァン僧院の壮観

崖の上に佇む荘厳な様子がとても美しく
ヨーロッパや欧米の方などからは非常に人気が高いですが、
その立地から登頂までの険しい道のりが簡単に想像でき
よく「本当に登りきれるの?」という不安の声も耳にします。

高校から運動部に所属しておらず、体力に自信の無い自分が
実際に登ってみた感想をお伝えします!


まず、お勧めの装備がこちら。
・軽いウインドブレーカー(大事)
・デコボコの靴(大事)
・動きやすいパンツ(大事)
・日焼け止め(大事)
・タオル
・肩掛けor背負うタイプのバッグ
・カメラ
・飲み物
※僧院に入る際は襟付きのシャツなどを着用ください。

四季によって気温が変わるため、春や夏など気温が高いときには
インナーは半袖が良いかもしれません。

私は12月に登ったので、長袖のインナーを着用しましたが
この時期でさえ歩いていると汗だくになるほど暑くなりました。
(個人的に暑がりなこともあると思いますが…。)
そのため、脱いでもかさばらないようなウインドブレーカーがお勧めです。

また、タクツァン僧院の道なりはツルツルしている箇所がありますし、
道幅が狭い場所も多くありました。

ツルツル道

地味な写真ですが、こんな斜面が続きます。

少し過酷なツルツル道

ここがツルツルしていて怖かったです!

キラキラ女子

ブータン人の女性は、民族衣装のキラを着用してサラサラと登っていました。
なかには、サンダルを履いたおばさんも。
ブータン女性、恐るべし…。

はためくタルチョ

登頂途中、お経が書かれたタルチョ(ルンタ)という旗が
至る所に掛けられていました。
チベット仏教圏ならではの光景です。

タルチョ

タルチョの中に馬が書かれているものもあるのですが、
これはこの馬が風に乗ってお釈迦様の教えを
遠くまで届けてくれますようにとの願いが込めれているそうです。
ちょっとロマンチック。

青・白・赤・緑・黄と決まった順番で並んでおり、
自然界の五大要素である天・風・火・水・地を意味しています。
青空にはためく色々はとてもとても綺麗で、何度も目を奪われました。

そんなこんなで、スタート地点から1時間30分ほどで第一展望台に到着です。

第一展望台ではお茶を飲んだり、ご飯を食べることができます。
ここからでもタクツァン僧院は見ることができるのですが、
肉眼で2センチくらいの大きさでした。
疲れもそんなにないので第二展望台まで余裕で進めるな、という感覚です。

第一展望台

第二展望台までの道は今までと比べて少し急な場所が多く、
裏面がまっ平らのスニーカーで登っていたため、何度も転びかけました。
でこぼこ靴をお勧めする理由はここにあります。

第一展望台から第二展望台までは1時間ほどで、
前半の急な斜面を登り切ったら普通の道に戻ります。

美しいマニ車

第二展望台に到着するとこんなに近い距離から見ることができます。
ここまで来ると断崖絶壁に建っている凄まじさを感じます。

断崖絶壁のタクツァン僧院

この国に仏教を広めたと伝えられるパドマサンバヴァが、
虎の背中の上に乗って飛んできて、ここで瞑想したという伝説から
「虎のねぐら」という意味のタクツァンという名が付きました。

私たち観光客はこの角度の展望しか楽しむことができませんが、
右に90度移動した場所から僧院と崖を望むと
その伝説を証明しているかのように、虎の顔になっています。
これは、僧院の中にある写真でしか今は確認することができません。

興味があれば、第二展望台からもうひと踏ん張りして
僧院まで登り切りましょう。

崖

200段以上ある階段は疲れた体に堪えますが、
僧院のなかで人々が熱心に祈っている姿は
こんな大変な思いをしてまでも教えを大事にする
この国の信仰深さに触れる一番の時間になりました。


ちなみに、階段は片道30分ほどになります。
途中、僧院を支える崖を間近で望めたり、
厳かに流れる滝の音に耳を澄ませたりしていると
あっという間に到着です。

体力のない私も登り切れましたので、
今まで運動経験がある方なら尚更だと思います。


全体の感想としては、
心配するほど大変なものではなかったなというレベルです。
荘厳な僧院を目の前にすれば疲れは吹き飛びますし、
実物を見ることができた達成感の方が大きかったです。


夕方には「ドツォ」という
ブータン伝統の石焼き風呂にゆっくり浸かったためか、
心地好い疲労感で眠りに落ちました。
個人的には、タクツァン僧院登頂後のドツォを
とても強くお勧めしたいです。


ブータンは行った人しか表現できない不思議な魅力がある場所でした。

可愛い子ども

目の前に広がる穏やかな自然やスローペースな人々と触れ合っていると、
日々どことなく感じる息苦しさから解放された気分になります。

可愛い子ども

かつて「幸福な国」と世界から注目されていましたが、
最近では様々な問題も取り沙汰されています。

しかし、それでもブータンに行った身としては、
「今あるものを大切にする」というこの国の姿から
自分自身の幸せについて考える貴重な時間になりました。

ブータンに興味がある方はもちろん、
目まぐるしく過ぎる日々に疲れを感じている方など、
ブータンに行って一度深呼吸してみてはいかがでしょうか。
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