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- 【伏見の里の奇観・珍観・壮観】〜弾痕から酒蔵風○○まで〜
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エリア:
- 近畿>京都>伏見・京都市南部郊外
- テーマ:観光地 街中・建物・景色 歴史・文化・芸術
- 投稿日:2013/03/21 13:49
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さて、今回は私の地元でもある伏見を取り上げます。
以前(ツアーに「京都ミステリー紀行」というタイトルを付ける前)には伏見のコースを週に1回催行していたのですが、諸般の事情で定例のツアーとしてはお休みになり、予約だけになってしまいました。
その後、伏見でも変化があり、現在では「かつてのように桃の花が咲き誇る里にしよう」と桃の植樹を進める団体が出来るなど、いくつもの分野でプロジェクトが活発に推進されています。
今でこそ京都市伏見区ですが、昭和4年から6年まで、僅か2年間とはいえ「伏見市」であったわけです。
今ではお酒と坂本龍馬が突出して有名ですが、このブログではそれ以外の見所も含めて、何回かに分けて紹介します。
まずはインパクトのあるやつ。
弾痕です。
鳥羽伏見の戦いのときのものですね。この料理屋さんの格子を鉄砲玉がバババーッと横殴りにかすって行ったと。
こんなところに幕末が残っているのです。
次は遊郭。
伏見の中書島というのは遊郭の街で有名でした。江戸末期にはこの界隈に遊郭が30軒以上あった。普通の旅館の数も30軒以上だったといいますから、いかに遊郭の数が多かったかが分ります。公認のものが30件以上ですから、非公認のものを含めればもっと多くなるということ。
こういうのを取り上げるとフェミニスト系の人でネガティヴな発言をする方もおられますが、昭和33年まではこの施設は合法的に存在していたというのも事実です。そういう点も押えておいて貰いたい。
一転して今度は鉄橋。
宇治川にかかる近鉄電車の鉄橋です。
何処が特徴か分りますか。
よく見てください。120メートルほどある長い橋なのに、端から端まで橋脚がないのです。
戦前、この近くには陸軍工兵隊が駐屯していました。ために、この場所に橋脚が出来ると演習の邪魔になるとかで橋脚を作るわけにはいかなくなってしまった。
で、どうしたかというと、建築技術の粋をこらして橋脚無しの橋を完成させた。
必要は発明の母ということでしょうか。
さて次からは酒蔵関係。
立派な家ですが、月桂冠でお馴染みの大倉酒造の社長さんの本宅です。
今は住んでおられないようですが、家はちゃんと維持している。
もうひとつ。
こちらは月桂冠の旧本社。
今では「伏見夢百衆」というお店として利用され、定期的に落語会も開催しています。
さて、このブログの読者の方なら、ありきたりの酒蔵の写真は雑誌などで見飽きておられるでしょうから、変わったところでこんなのはどうですか。
これは公務員宿舎の側壁。
伏見ですから酒蔵のデザインになっていのですね。
まあ、ちょっと、安物の舞台の書割みたいな感じもしますが。
しかし、こういう面白いことが出来るということは、お役人の中にも遊び心のある人がいるということ。
さてさて、こちらのマンションはどうでしょう。
やはり酒蔵をイメージしたデザインになっています。
現代では伏見といえばどうしても「酒蔵」なのですね。
それが行き着く所まで行き着いたのが次です。
これは公園の公衆トイレ。
ついにトイレまで酒蔵のデザインになってしまいました。
まだまだ伏見には多種多様な景観があります。また紹介していきますので、よろしく。
最後の1枚は、十石船です。春と秋の観光シーズンにはこれが活躍します。
一度乗ってみては如何でしょうか。
以前(ツアーに「京都ミステリー紀行」というタイトルを付ける前)には伏見のコースを週に1回催行していたのですが、諸般の事情で定例のツアーとしてはお休みになり、予約だけになってしまいました。
その後、伏見でも変化があり、現在では「かつてのように桃の花が咲き誇る里にしよう」と桃の植樹を進める団体が出来るなど、いくつもの分野でプロジェクトが活発に推進されています。
今でこそ京都市伏見区ですが、昭和4年から6年まで、僅か2年間とはいえ「伏見市」であったわけです。
今ではお酒と坂本龍馬が突出して有名ですが、このブログではそれ以外の見所も含めて、何回かに分けて紹介します。
まずはインパクトのあるやつ。
弾痕です。
鳥羽伏見の戦いのときのものですね。この料理屋さんの格子を鉄砲玉がバババーッと横殴りにかすって行ったと。
こんなところに幕末が残っているのです。
次は遊郭。
伏見の中書島というのは遊郭の街で有名でした。江戸末期にはこの界隈に遊郭が30軒以上あった。普通の旅館の数も30軒以上だったといいますから、いかに遊郭の数が多かったかが分ります。公認のものが30件以上ですから、非公認のものを含めればもっと多くなるということ。
こういうのを取り上げるとフェミニスト系の人でネガティヴな発言をする方もおられますが、昭和33年まではこの施設は合法的に存在していたというのも事実です。そういう点も押えておいて貰いたい。
一転して今度は鉄橋。
宇治川にかかる近鉄電車の鉄橋です。
何処が特徴か分りますか。
よく見てください。120メートルほどある長い橋なのに、端から端まで橋脚がないのです。
戦前、この近くには陸軍工兵隊が駐屯していました。ために、この場所に橋脚が出来ると演習の邪魔になるとかで橋脚を作るわけにはいかなくなってしまった。
で、どうしたかというと、建築技術の粋をこらして橋脚無しの橋を完成させた。
必要は発明の母ということでしょうか。
さて次からは酒蔵関係。
立派な家ですが、月桂冠でお馴染みの大倉酒造の社長さんの本宅です。
今は住んでおられないようですが、家はちゃんと維持している。
もうひとつ。
こちらは月桂冠の旧本社。
今では「伏見夢百衆」というお店として利用され、定期的に落語会も開催しています。
さて、このブログの読者の方なら、ありきたりの酒蔵の写真は雑誌などで見飽きておられるでしょうから、変わったところでこんなのはどうですか。
これは公務員宿舎の側壁。
伏見ですから酒蔵のデザインになっていのですね。
まあ、ちょっと、安物の舞台の書割みたいな感じもしますが。
しかし、こういう面白いことが出来るということは、お役人の中にも遊び心のある人がいるということ。
さてさて、こちらのマンションはどうでしょう。
やはり酒蔵をイメージしたデザインになっています。
現代では伏見といえばどうしても「酒蔵」なのですね。
それが行き着く所まで行き着いたのが次です。
これは公園の公衆トイレ。
ついにトイレまで酒蔵のデザインになってしまいました。
まだまだ伏見には多種多様な景観があります。また紹介していきますので、よろしく。
最後の1枚は、十石船です。春と秋の観光シーズンにはこれが活躍します。
一度乗ってみては如何でしょうか。
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