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- 西域への入り口、陽関、玉門関(敦煌郊外)
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エリア:
- アジア>中国>敦煌(トンコウ)
- テーマ:観光地 歴史・文化・芸術
- 投稿日:2014/03/17 11:09
敦煌といえば、中国三大石窟の一つ、世界遺産「莫高窟」が有名ですが、郊外にも多くの見所が残っています。
その一つが「陽関」です。
敦煌の町からゴビ灘を駆け抜けた先にある「陽関」は、かつて西域との国境の役目を果たしていました。
唐代の詩人、王維は、遠い西域へ旅立つことへの恐れの気持ちを「西、陽関を出ずれば故人無からん」と詠んだそうです。
今では漢の時代ののろし台が残るだけの遺跡ですが、かつて鉄の武器を置いていた為、この辺りの土は赤く、2000年前の当時が偲ばれます。
展望台からは荒涼としたゴビ砂漠とオアシスが見下ろせ、ここから先は何もなくなるのだ…と感慨深くなります。
すぐ隣りには「玉門関」と呼ばれる関所跡が残ります。
当時は、重要な軍事施設としても使われていました。
当時、これらの関所を通り、異国へ旅立つというのは相当な覚悟と気力、体力、精神力が必要だったはずだとしみじみと感じます。
現代の私達は、当時に比べ気軽に訪れることができますが、それでも旅に出たいと思う人間の好奇心、探究心の強さは、今も昔も変わらないのかもしれません。
- タグ:
- ユーラシア旅行社 シルクロード 敦煌
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