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エリア:
- 中南米 > エクアドル > キト
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テーマ:
- 観光地
- / 街中・建物・景色
- / 歴史・文化・芸術
日曜日、お弁当をもって公園にピクニックに行ってきた。
エンリコ&ルーにヤナちゃんを誘って、前日からお弁当を作ってうきうき気分だったのだけど、当日になってルーが風邪を引いてしまい結局佐世保っ子と二人で行った。

お弁当作っちゃってたからね。
行った公園はマリスカルからタクシーで10分ほどのメトロポリタン公園。
キトを見下ろす高台の斜面に広がるユーカリの森の公園。
犬連れが多く、のどかな日曜の午後を家族で思い思い過ごしている。
広大な敷地の中には芝生の広場が何箇所かあり、BBQエリアやドッグラン、サッカー場なども点在している。
ユーカリの森の中には幾筋も小道が続いていて、自転車でダウンヒルを楽しんだり、散策を楽しんだりできる。



結局ぐるーっと2時間ほど歩き回った。
お弁当も食べ、公園を満喫しながら歩いていたら、公園の裏の道に出た。
すると、目の前に大きな敷地のお屋敷があり、こんなに緑に囲まれた立地に住めるのはどんな金持ちなのかと門から覗いてみたら、門扉に「グアヤサミンの家」ってスペイン語で書いてあった。

グアヤサミンの家。目の前が公園になっててかなりうらやましい立地。
グアヤサミンというのは、エクアドルで最も有名で最も成功した画家の名前。オレでも名前と作品は知っている、という人。
(「グアヤサミン」グーグル画像検索結果)
そんな人の家を偶然見つけてしまい、大収穫な散策となった。
佐世保っ子があまりグアヤサミンを知らなかったので、説明をしてあげた。
「こう、顔と手がゆがんでて、ちょっと暗いタッチの絵描く人。キトに美術館があるらしいんだけど、まだ一度も行ってないんだよねー。行ってみたいんだけど、どこにあるかわかんない」
などと説明しつつ、この敷地がどれだけ広いのか見てやろうとグアヤサミンの家の壁に沿って歩いていたら、家の隣に美術館があった。
「うぉ!これだよ!」

これがグアヤサミン美術館。
これは中に入ったときに撮った写真だが、外からチラっと建物が見えて分かった。
雑誌で見たときに、ナウシカの墓所みたいだな、と印象に残ってたので。
敷地と美術館は一つのブロックになっているらしく、美術館の入り口を探しながら歩いていたら、こんな景色が見れた。

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キト市街を東側から見た風景。
見晴らしのいい丘の上には高層マンション群が立ち並び600メートル下の谷底に川が流れている。
遠くの丸い丘の上にはパネシージョのマリア像も見え、その向こうの山々からは重たい雲が流れ降りてきている。
キトの中心地はこのマンション群の後ろに盆地のように横たわっている。
この、はじめてみる角度のキトに、改めて山岳都市という言葉を実感した。
キトの手近な絶景ポイントだ。

グアヤサミン美術館の外壁に描かれてた。「デリカテッセン」のワンシーンかな。

同じく落書きで。ちょっと気に入ったのでパチリ。
結局、ほぼ一回りして入り口を見つけ、大人4ドルを払って念願のグアヤサミン美術館に入った。

入り口、ではなくて画家の家へ通じる勝手口。



まだエントランス部分が建設中だった。後ろに見えるのはメトロポリタン公園。




「雄牛とコンドル」雄牛がスペインでコンドルが原住民というバトルな図。
英語のガイドが付いてくれたので一通りの解説が聞けた。
グアヤサミンの代表的な人物像は、一階に飾ってあり、写真は禁止だったのでお見せできないが、彼の人物像は力強く独特の色彩とディストーションで世界的にも有名らしい。
ピカソに影響され、カストロの肖像画も描き、ユネスコから「生涯をかけた平和活動」を表彰されたのだそうだ。
だけど、はっきり言うと、自分の好みの絵ではない。
南米の人々の差別や苦しみなどが、その人物像の歪んだ指や黒く塗りつぶされた目にぶつけられていて、ちょっと恐い。
ただ、オリジナルの、キャンバスに塗りこめられた絵の具の層を見ると、この画家が何を一生懸命表現しようとしていたのかが伝わってくるので、好みの絵ではなくとも一見の価値はある。
グアヤサミンは1999年に亡くなり、翌年この美術館が開いた。
美術館の隣には、彼の住居があり、美術館に面した裏庭が開放されていた。

プールあります。
仮面パーティが開催されたばっかりなのでは、と思われる証拠品があちこちにあった。(仮面とかカクテルテーブルとかまだくすぶっている焚き火とか)

クラシックカーが2台無造作にとめてあったり。
お屋敷とお城の中間くらいの規模。
でも、実は彼の家の隣に立ってた家の方が住みごこちがよさそうだった。

だれの家か知らないけど。
ついでにもう一枚

グアヤサミン美術館の近くにあった集合住宅。絵本から出てきたみたいな家。
住んだらすごい楽しそう。


