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- 【今日、京響】第704回定期演奏会(9月20日)
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エリア:
- 近畿>京都
- テーマ:鑑賞・観戦 歴史・文化・芸術
- 投稿日:2025/09/20 23:57
- コメント(0)
【今日、京響】第704回定期演奏会(9月20日)
(19日・20日共にチケット完売)
※プログラム※
L・ファランク:交響曲3番
リムスキー・コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」
(アンコール)
ドビュッシー:「ベルガマスク組曲」より第3曲「月の光」
指揮:沖澤のどか(京響常任指揮者)
ヴァイオリン独奏:石田泰尚
ルイーズ・ファランクという作曲家は知らなかったので、てっきり現代音楽の人かと思ったら「ショパンと同時代のフランスの女性作曲家」ということで、ちょっと驚いた。バリバリのクラシツク音楽ではないか。沖澤さんはフランス音楽の演奏に積極的だが、こういう埋もれた(と言っては悪いのかもしれないが)人や作品をとり上げてもらえるのがコンサートの醍醐味だろう。CDでは見つけても買うふんぎりがつくかどうか。^^
で、曲の前半はゆったりとしていて、後半は躍動感が出て来る。聴き易い良い曲だった。
後半の「シェエラザード」は過去に京響で3回聴いているはずだが、ヴァイオリンの独奏は今回の石田泰尚さんが一番良かった。音の細部まではっきりと聞こえてきた。やはり名手なのだ。
そして、何といってもこのスケールの大きい大曲の、迫力のある合奏の大音量の中でもちょっとした細かい音までしっかりと響いていたのが凄い。最後の方のトライアングルのお兄さん、ご本人は緊張の一瞬だったかもしれないが、綺麗に響いてました。^^
CDでは絶対に分からない演奏する楽団員の忙しさも目の当たりにできて、やはり生のコンサートに勝るものは無いという、楽しい時間を過ごせた。
明日から京響はこのプログラムでツアーに出て六ケ所を廻るが、兵庫、東京、青森はすでにチケット完売。その他の福井、長野、八戸はまだ間に合うかもしれません。
何はともあれ、どこのお客さんも皆さん大満足するでありましょう。
(19日・20日共にチケット完売)
※プログラム※
L・ファランク:交響曲3番
リムスキー・コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」
(アンコール)
ドビュッシー:「ベルガマスク組曲」より第3曲「月の光」
指揮:沖澤のどか(京響常任指揮者)
ヴァイオリン独奏:石田泰尚
ルイーズ・ファランクという作曲家は知らなかったので、てっきり現代音楽の人かと思ったら「ショパンと同時代のフランスの女性作曲家」ということで、ちょっと驚いた。バリバリのクラシツク音楽ではないか。沖澤さんはフランス音楽の演奏に積極的だが、こういう埋もれた(と言っては悪いのかもしれないが)人や作品をとり上げてもらえるのがコンサートの醍醐味だろう。CDでは見つけても買うふんぎりがつくかどうか。^^
で、曲の前半はゆったりとしていて、後半は躍動感が出て来る。聴き易い良い曲だった。
後半の「シェエラザード」は過去に京響で3回聴いているはずだが、ヴァイオリンの独奏は今回の石田泰尚さんが一番良かった。音の細部まではっきりと聞こえてきた。やはり名手なのだ。
そして、何といってもこのスケールの大きい大曲の、迫力のある合奏の大音量の中でもちょっとした細かい音までしっかりと響いていたのが凄い。最後の方のトライアングルのお兄さん、ご本人は緊張の一瞬だったかもしれないが、綺麗に響いてました。^^
CDでは絶対に分からない演奏する楽団員の忙しさも目の当たりにできて、やはり生のコンサートに勝るものは無いという、楽しい時間を過ごせた。
明日から京響はこのプログラムでツアーに出て六ケ所を廻るが、兵庫、東京、青森はすでにチケット完売。その他の福井、長野、八戸はまだ間に合うかもしれません。
何はともあれ、どこのお客さんも皆さん大満足するでありましょう。

- 【南座の「流白波燦星」(ルパン三世)を観ました】(感想です)
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エリア:
- 近畿>京都
- テーマ:鑑賞・観戦 歴史・文化・芸術
- 投稿日:2025/09/11 14:47
- コメント(0)
【南座の「流白波燦星」(ルパン三世)を観ました】
9月8日、南座の「流白波燦星」(ルパン三世)を観てきましたが、平日だというのにほぼ満員。やはり片岡愛之助の人気かと思ったのですが、終演後、外に出ると何やら旅行社の旗を持った人が何人かいて、どうやら団体客が何組も入っていたようです。
お話は、全部そろえば世界を征服できる力が得られるという二本の宝剣と「卑弥呼の金印」をめぐる争奪戦。石川五右衛門がまだルパンの仲間になる前という設定で、滝の下で水飛沫を上げながら繰り広げられるルパンと五右衛門の大立ち回りもあります。この後で仲間になるのですね。
全体を通しての特徴は随所に有名な歌舞伎作品のパロデイが入っていること。
最初、石川五右衛門が楼門の上で「絶景かな、絶景かな」と言うのはご存じ「楼門五三の桐」ですし、他に「助六」もあったし、ルパンと五右衛門の決闘は「三人吉三巴白波」の「大川端庚申塚の場」のパロデイだと思う。そして最後は「白波五人男」のパロデイで締め括り。しかも木の葉のような小判がブワーッと吹き出すという趣向もあって、隅から隅まで圧倒的な娯楽作品でした。やはり、こうでなくてはいけない。
演劇は娯楽です。^^
で、ちょっと面白かったことが二つ。
一つ目は、舞台が始まってしばらくしてから舞妓さんが2人、一階席の真ん中あたりに入って来ました。きっとお稽古がお終ってから大急ぎで来られたのでしょう。その時、愛之助さんがアドリブで台詞にサッと舞妓さんを入れて客席を沸かせました。あれは良かった。片岡愛之助さんは遊び心のある人なのです。
二つ目は、大谷廣松さんが傾城糸星と伊都之大王の二役なのですが、封印が解かれて糸星が大王に変身し、大立ち回りの後、大王が早変わりで糸星に戻ったのを、ほとんどのお客さんは気づいていなかったのではないか。
ひょっとして、団体で埋まるとこんな事になるのかと言うと、叱られてしまいますかね。f^_^;
何はともあれ、長丁場を退屈することなく楽しめて、終ったら「もう一回、観てみたい」と思わせる名演でした。
#ルパン歌舞伎
9月8日、南座の「流白波燦星」(ルパン三世)を観てきましたが、平日だというのにほぼ満員。やはり片岡愛之助の人気かと思ったのですが、終演後、外に出ると何やら旅行社の旗を持った人が何人かいて、どうやら団体客が何組も入っていたようです。
お話は、全部そろえば世界を征服できる力が得られるという二本の宝剣と「卑弥呼の金印」をめぐる争奪戦。石川五右衛門がまだルパンの仲間になる前という設定で、滝の下で水飛沫を上げながら繰り広げられるルパンと五右衛門の大立ち回りもあります。この後で仲間になるのですね。
全体を通しての特徴は随所に有名な歌舞伎作品のパロデイが入っていること。
最初、石川五右衛門が楼門の上で「絶景かな、絶景かな」と言うのはご存じ「楼門五三の桐」ですし、他に「助六」もあったし、ルパンと五右衛門の決闘は「三人吉三巴白波」の「大川端庚申塚の場」のパロデイだと思う。そして最後は「白波五人男」のパロデイで締め括り。しかも木の葉のような小判がブワーッと吹き出すという趣向もあって、隅から隅まで圧倒的な娯楽作品でした。やはり、こうでなくてはいけない。
演劇は娯楽です。^^
で、ちょっと面白かったことが二つ。
一つ目は、舞台が始まってしばらくしてから舞妓さんが2人、一階席の真ん中あたりに入って来ました。きっとお稽古がお終ってから大急ぎで来られたのでしょう。その時、愛之助さんがアドリブで台詞にサッと舞妓さんを入れて客席を沸かせました。あれは良かった。片岡愛之助さんは遊び心のある人なのです。
二つ目は、大谷廣松さんが傾城糸星と伊都之大王の二役なのですが、封印が解かれて糸星が大王に変身し、大立ち回りの後、大王が早変わりで糸星に戻ったのを、ほとんどのお客さんは気づいていなかったのではないか。
ひょっとして、団体で埋まるとこんな事になるのかと言うと、叱られてしまいますかね。f^_^;
何はともあれ、長丁場を退屈することなく楽しめて、終ったら「もう一回、観てみたい」と思わせる名演でした。
#ルパン歌舞伎

- 南座の「流白波燦星」(ルパン三世)を観てきました。
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エリア:
- 近畿>京都
- テーマ:鑑賞・観戦 歴史・文化・芸術
- 投稿日:2025/09/08 20:43
- コメント(0)
南座の「流白波燦星」(ルパン三世)を観てきました。
平日というのに南座はほぼ満員。やはり愛之助がルパン三世をやるというのでお客さんが来るのかな。
新作歌舞伎ですが随所に有名な歌舞伎作品のパロディが組み込まれていて、これもまた楽しめました。しかも何と結末は「白波五人男」のパロディで締め括るという愉快な趣向。
最後で小判が木の葉の如くブワーッと吹き出た。
で、私は1枚拾って帰りました。^^
舞台の感想は改めて書きます。

#ルパン歌舞伎
平日というのに南座はほぼ満員。やはり愛之助がルパン三世をやるというのでお客さんが来るのかな。
新作歌舞伎ですが随所に有名な歌舞伎作品のパロディが組み込まれていて、これもまた楽しめました。しかも何と結末は「白波五人男」のパロディで締め括るという愉快な趣向。
最後で小判が木の葉の如くブワーッと吹き出た。
で、私は1枚拾って帰りました。^^
舞台の感想は改めて書きます。

#ルパン歌舞伎

- 【今日、京響】第703回定期演奏会(8月30日)
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エリア:
- 近畿>京都
- テーマ:鑑賞・観戦 歴史・文化・芸術
- 投稿日:2025/09/03 11:15
- コメント(0)
【今日、京響】第703回定期演奏会(8月30日)
今回はヴァイオリン独奏が今年の3月、13歳でベルリン・フィルの定期演奏会にデビューしたというHIMARIだからか29日(金)の夜と30日(土)の昼の2回公演はどちらもチケット完売。転売疑惑まで出てチケットの購入に枚数制限がついてしまった。
※プログラム※
ドヴォルザーク:ロマンス
ヴィエニャフスキ:ファウスト幻想曲
(ソリストのアンコール・イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第6番 ホ長調 Op. 27 より)
※休憩※
モーツァルト:レクイエム
指揮:ヤン・ヴィレム・デ・フリーント(京響主席客演指揮者)
独奏:HIMARI(ヴァイオリン)
独唱:石橋栄美(ソプラノ)中島郁子(メゾ・ソプラノ)
清水徹太郎(テノール)平野和(バス・バリトン)
合唱:京響コーラス
前半の2曲はゆったりとしたドボルザークの「ロマンス」とどことなく不気味なところのあるヴィエニャフスキの「ファウスト幻想曲」だったが、両方ともヴァイオリン独奏の音がオーケストラに?み込まれることなくしっかりと聞こえてきた。まだ14歳だが物凄いヴァイオリニストなのだ。
だいたい、ヴァイオリンとピアノの世界には天才少年と天才少女が世界中に掃いて捨てるほどいるが、HIMARIは押しも押されもせぬ天才である。
私は五嶋みどりが16歳ぐらいのときにブラームスのヴァイオリン協奏曲を弾いたのを当時の京都会館で聴いたが、間違いなくHIMARIは五嶋みどりを越えると思う。これからもっと表現力がついてきたら世界の音楽史に残る日本人ヴァイオリニストになるだろう。
HIMARIオフィシャルウェブサイト(https://himari-info.com/)
HIMARIオフィシャルYouTube(https://www.youtube.com/@himariviolinofficial3104)
後半のモーツァルト「レクイエム」は合唱の人数も絞り込んでスケールの大きい演奏だった。
最初、舞台を見て指揮者の近くに椅子が無いので4人のソリストは何処に座るのかと思ったのだが、舞台の左右のそでに2人ずつ座った。自分が歌うときには静かに真ん中まで歩いて出てこなくてはいけないので何となく大変ではないかと思ってしまった。
この曲は井上道義指揮の京響でもトン・コープマン指揮のアムステルダム・バロツク管弦楽団でも聴いているが、どれも良い。やはり曲が良いのだ。
今回の指揮のデ・フリーントさんは来年3月で契約が終るはずだったのだが、2年間契約延長が発表された。ひょっとしたら、これが嬉しくてかなり気合の入った演奏になったのかもしれない。^^
ところで、この日、私の右隣に座った兄ちゃんは前半が終ったら帰ってしまったようだ。これまた、ひょっとしたら、HIMARIの追っかけマンだつたのかもしれない。アンコールの時オペラグラスで見てたもの。^_^
今回はヴァイオリン独奏が今年の3月、13歳でベルリン・フィルの定期演奏会にデビューしたというHIMARIだからか29日(金)の夜と30日(土)の昼の2回公演はどちらもチケット完売。転売疑惑まで出てチケットの購入に枚数制限がついてしまった。
※プログラム※
ドヴォルザーク:ロマンス
ヴィエニャフスキ:ファウスト幻想曲
(ソリストのアンコール・イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第6番 ホ長調 Op. 27 より)
※休憩※
モーツァルト:レクイエム
指揮:ヤン・ヴィレム・デ・フリーント(京響主席客演指揮者)
独奏:HIMARI(ヴァイオリン)
独唱:石橋栄美(ソプラノ)中島郁子(メゾ・ソプラノ)
清水徹太郎(テノール)平野和(バス・バリトン)
合唱:京響コーラス
前半の2曲はゆったりとしたドボルザークの「ロマンス」とどことなく不気味なところのあるヴィエニャフスキの「ファウスト幻想曲」だったが、両方ともヴァイオリン独奏の音がオーケストラに?み込まれることなくしっかりと聞こえてきた。まだ14歳だが物凄いヴァイオリニストなのだ。
だいたい、ヴァイオリンとピアノの世界には天才少年と天才少女が世界中に掃いて捨てるほどいるが、HIMARIは押しも押されもせぬ天才である。
私は五嶋みどりが16歳ぐらいのときにブラームスのヴァイオリン協奏曲を弾いたのを当時の京都会館で聴いたが、間違いなくHIMARIは五嶋みどりを越えると思う。これからもっと表現力がついてきたら世界の音楽史に残る日本人ヴァイオリニストになるだろう。
HIMARIオフィシャルウェブサイト(https://himari-info.com/)
HIMARIオフィシャルYouTube(https://www.youtube.com/@himariviolinofficial3104)
後半のモーツァルト「レクイエム」は合唱の人数も絞り込んでスケールの大きい演奏だった。
最初、舞台を見て指揮者の近くに椅子が無いので4人のソリストは何処に座るのかと思ったのだが、舞台の左右のそでに2人ずつ座った。自分が歌うときには静かに真ん中まで歩いて出てこなくてはいけないので何となく大変ではないかと思ってしまった。
この曲は井上道義指揮の京響でもトン・コープマン指揮のアムステルダム・バロツク管弦楽団でも聴いているが、どれも良い。やはり曲が良いのだ。
今回の指揮のデ・フリーントさんは来年3月で契約が終るはずだったのだが、2年間契約延長が発表された。ひょっとしたら、これが嬉しくてかなり気合の入った演奏になったのかもしれない。^^
ところで、この日、私の右隣に座った兄ちゃんは前半が終ったら帰ってしまったようだ。これまた、ひょっとしたら、HIMARIの追っかけマンだつたのかもしれない。アンコールの時オペラグラスで見てたもの。^_^
26 - 30件目まで(173件中)


