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- 【今日、京響】第709回定期演奏会(3月20日)
-
エリア:
- 近畿>京都
- テーマ:鑑賞・観戦 歴史・文化・芸術
- 投稿日:2026/03/20 21:08
- コメント(0)
【今日、京響】第709回定期演奏会(3月20日)
※プログラム※
指揮:沖澤のどか(京響常任指揮者)
歌手:隠岐綾夏(フィオルディリージ)
山下裕賀(ドラベッラ)
糸賀修平(フェランド)
大西宇宙(グリエルモ)
鵜木絵里(デスピーナ)
宮本益光(ドン・アルフォンソ)
合唱:京響コーラス(合唱指揮・森脇涼)
字幕:桂米團治(関西弁訳)
<曲目>
モーツァルト:歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」K.588 全2幕(演奏会形式)
今回は今年度の京響定期演奏会の最後を飾るに相応しいプログラムであった。
何といっても一番凄いのが歌は原語で字幕付きなのだが、その字幕が桂米團治師匠による「関西弁訳」なのである。もう聴く前から最高に面白い演奏会に決まっているのだ。なのでもちろんチケットは完売であった。
本番前には沖澤のどかさんと桂米團治師匠のプレトークがあった。「関西弁訳」に至る裏話などで盛り上がる。
ただ、関西弁訳とはいっても全編コテコテの関西弁ではなく、字幕の要所要所で関西弁が効果的に使われていて、やはり関西弁に馴れれていない人でも楽しめるようにはなっていた。アリアの中では源義経や静御前、冷泉家や藤間流が出て来る「意訳」も登場。何かこう、倍楽しめたような気がする。
しかし、字幕を気を取られ過ぎると肝心の演奏を聴くのがおろそかになってしまうので、この辺りの兼ね合いが難しい。私は途中で何回か字幕を見るのを止めて作品の演奏に集中した。それで正解だったと思う。
今回は「演奏会形式」とはいっても、歌手が定位置に立って歌うのではなく、ストーリーに合わせて動くのである。まあ、動くと言っても立つ位置が変わる程度なのだが、やはり二重唱では2人が離れているより一緒に立っている方が良い。そして歌手は6人とも凄く楽しそうに歌っていた。きっと練習の時から指揮者やオーケストラとの相性が良かったのだろう。
で、その演奏の内容なのだが、期待通りであった。序曲から一点の曇りもない。二管編成だが音がしっかりと広がって来る。冒頭で男性歌手の声が弱いと思ったが、長丁場なので力を溜めにかかったのだろう。尻上がりに良い声になった。
特に第二幕に入ってから、オーケストラの音に厚みが出たように感じたし、歌手の声にもずっと張りが出てきたと思う。盛り上がって気合が入って来たのか。
何はともあれ、休憩を挟んで3時間の長きにわたるコンサートだったのに、長いという気がしなかった。何もかもが充実していたからだろう。
午後2時半に開演して、終ってホールを出たら6時だった。来月からの新年度も京響のコンサートは素晴らしいものになると実感して帰路についた。めでたしめでたし。^^
※プログラム※
指揮:沖澤のどか(京響常任指揮者)
歌手:隠岐綾夏(フィオルディリージ)
山下裕賀(ドラベッラ)
糸賀修平(フェランド)
大西宇宙(グリエルモ)
鵜木絵里(デスピーナ)
宮本益光(ドン・アルフォンソ)
合唱:京響コーラス(合唱指揮・森脇涼)
字幕:桂米團治(関西弁訳)
<曲目>
モーツァルト:歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」K.588 全2幕(演奏会形式)
今回は今年度の京響定期演奏会の最後を飾るに相応しいプログラムであった。
何といっても一番凄いのが歌は原語で字幕付きなのだが、その字幕が桂米團治師匠による「関西弁訳」なのである。もう聴く前から最高に面白い演奏会に決まっているのだ。なのでもちろんチケットは完売であった。
本番前には沖澤のどかさんと桂米團治師匠のプレトークがあった。「関西弁訳」に至る裏話などで盛り上がる。
ただ、関西弁訳とはいっても全編コテコテの関西弁ではなく、字幕の要所要所で関西弁が効果的に使われていて、やはり関西弁に馴れれていない人でも楽しめるようにはなっていた。アリアの中では源義経や静御前、冷泉家や藤間流が出て来る「意訳」も登場。何かこう、倍楽しめたような気がする。
しかし、字幕を気を取られ過ぎると肝心の演奏を聴くのがおろそかになってしまうので、この辺りの兼ね合いが難しい。私は途中で何回か字幕を見るのを止めて作品の演奏に集中した。それで正解だったと思う。
今回は「演奏会形式」とはいっても、歌手が定位置に立って歌うのではなく、ストーリーに合わせて動くのである。まあ、動くと言っても立つ位置が変わる程度なのだが、やはり二重唱では2人が離れているより一緒に立っている方が良い。そして歌手は6人とも凄く楽しそうに歌っていた。きっと練習の時から指揮者やオーケストラとの相性が良かったのだろう。
で、その演奏の内容なのだが、期待通りであった。序曲から一点の曇りもない。二管編成だが音がしっかりと広がって来る。冒頭で男性歌手の声が弱いと思ったが、長丁場なので力を溜めにかかったのだろう。尻上がりに良い声になった。
特に第二幕に入ってから、オーケストラの音に厚みが出たように感じたし、歌手の声にもずっと張りが出てきたと思う。盛り上がって気合が入って来たのか。
何はともあれ、休憩を挟んで3時間の長きにわたるコンサートだったのに、長いという気がしなかった。何もかもが充実していたからだろう。
午後2時半に開演して、終ってホールを出たら6時だった。来月からの新年度も京響のコンサートは素晴らしいものになると実感して帰路についた。めでたしめでたし。^^
【ポルタのAI】
京都駅の地下街ポルタに案内のAIが登場した。
こちらから喋ればちゃんと答えてくれる。まあ、あまり複雑なことは答えられないと思うが。(今度、試してみる)
ちなみに「AIさくらさん」という名前が付いている。ひょっとして、秋には「AIもみじさん」に変わるのだろうか。
京都駅の地下街ポルタに案内のAIが登場した。
こちらから喋ればちゃんと答えてくれる。まあ、あまり複雑なことは答えられないと思うが。(今度、試してみる)
ちなみに「AIさくらさん」という名前が付いている。ひょっとして、秋には「AIもみじさん」に変わるのだろうか。

- 【今日、京響】第708回定期演奏会(2月14日)
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エリア:
- 近畿>京都
- テーマ:観光地 鑑賞・観戦 歴史・文化・芸術
- 投稿日:2026/02/14 20:53
- コメント(0)
【今日、京響】第708回定期演奏会(2月14日)
※プログラム※
指揮:ヤン・ヴィレム・デ・フリーント(京響首席客演指揮者)
<曲目>
シューベルト:交響曲 第4番 ハ短調 D.417 「悲劇的」
(休憩)
ブルックナー:交響曲 第3番 ニ短調 (初稿/1873年)
シューベルトの交響曲4番はフランス・ブリュッヘン指揮の18世紀オーケストラのCDで聴いたが、どんな曲か忘れていた。^^
なので初めて聴くような感じで楽しめた。「悲劇的」というタイトルが付いているが、そんなに悲劇的な感じも悲愴な感じも無くて、端正で聴き易い良い曲だと思った。
休憩後のブルックナーの3番は聴き馴れているハース版やノヴァーク版ではなく初稿を使用していたので、聴いていて「ここは全然違う」と思う事しきり。
CDではインバルが初稿を使っていたのではないかと思うのだが、インバルのブルックナー交響曲全集はすぐには取り出せない所にあるので今は確認できない。^^
それにしても、これがブルックナーが最初に世に出した交響曲3番かと思うと、弟子ではなくても「先生、ここはちょっと変えた方が……」と言ってしまいそうである。
しかし、そう言いたくなるのも京響の演奏が素晴らしいからだ。演奏が良すぎて曲自体の弱点まで明確に浮かび上がらせてしまったのだな。凄い!
この交響曲3番は、いつかまたハース版かノヴァーク版での演奏を京響で聴いてみたい。
ちなみに、このブルックナーの交響曲3番の日本初演は昭和37年(1962)5月23日、ハンス・ヨアヒム・カウフマン指揮の京響であった。
関西でブルックナーといえば朝比奈隆だが、実はブルックナーの交響曲全曲演奏は朝比奈&大フィルよりも京響の方が先なのである。しかし後が続かなかったのだな。
今回の交響曲3番も初演以来64年ぶりになる。
どんだけ間が空とんねやーっ。
それはそれとして、今年の京響でのブルックナーは10月に上岡敏之の指揮で交響曲6番が予定されている。これも今から楽しみだ。
ところで今日、私の左隣に座ったオジサンはブルックナーの総譜を見ながら聴いておられた。その総譜も所々鉛筆で書き込みがしてあり、音楽家か何処かの先生なのだろうか。これも凄い。
※プログラム※
指揮:ヤン・ヴィレム・デ・フリーント(京響首席客演指揮者)
<曲目>
シューベルト:交響曲 第4番 ハ短調 D.417 「悲劇的」
(休憩)
ブルックナー:交響曲 第3番 ニ短調 (初稿/1873年)
シューベルトの交響曲4番はフランス・ブリュッヘン指揮の18世紀オーケストラのCDで聴いたが、どんな曲か忘れていた。^^
なので初めて聴くような感じで楽しめた。「悲劇的」というタイトルが付いているが、そんなに悲劇的な感じも悲愴な感じも無くて、端正で聴き易い良い曲だと思った。
休憩後のブルックナーの3番は聴き馴れているハース版やノヴァーク版ではなく初稿を使用していたので、聴いていて「ここは全然違う」と思う事しきり。
CDではインバルが初稿を使っていたのではないかと思うのだが、インバルのブルックナー交響曲全集はすぐには取り出せない所にあるので今は確認できない。^^
それにしても、これがブルックナーが最初に世に出した交響曲3番かと思うと、弟子ではなくても「先生、ここはちょっと変えた方が……」と言ってしまいそうである。
しかし、そう言いたくなるのも京響の演奏が素晴らしいからだ。演奏が良すぎて曲自体の弱点まで明確に浮かび上がらせてしまったのだな。凄い!
この交響曲3番は、いつかまたハース版かノヴァーク版での演奏を京響で聴いてみたい。
ちなみに、このブルックナーの交響曲3番の日本初演は昭和37年(1962)5月23日、ハンス・ヨアヒム・カウフマン指揮の京響であった。
関西でブルックナーといえば朝比奈隆だが、実はブルックナーの交響曲全曲演奏は朝比奈&大フィルよりも京響の方が先なのである。しかし後が続かなかったのだな。
今回の交響曲3番も初演以来64年ぶりになる。
どんだけ間が空とんねやーっ。
それはそれとして、今年の京響でのブルックナーは10月に上岡敏之の指揮で交響曲6番が予定されている。これも今から楽しみだ。
ところで今日、私の左隣に座ったオジサンはブルックナーの総譜を見ながら聴いておられた。その総譜も所々鉛筆で書き込みがしてあり、音楽家か何処かの先生なのだろうか。これも凄い。

- 昨日の雪で紅梅も綿帽子を被ってました。^^
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エリア:
- 近畿>京都>洛東(祇園・清水)
- テーマ:観光地 街中・建物・景色 自然・植物
- 投稿日:2026/02/09 15:36
- コメント(0)
昨日の雪で紅梅も綿帽子を被ってました。^^

- 大山誠一郎の『死の絆』を読みました。
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エリア:
-
指定なし
- テーマ:書籍・CD・DVD
- 投稿日:2026/02/04 15:05
- コメント(0)
表題の作品を読みました。以下にその感想です。
『死の絆』
大山誠一郎(文藝春秋)
「赤い博物館」シリーズの三冊目。緋色冴子警視と寺田聡巡査部長のコンビももうお馴染みだが、今回は「異色作」もひとつ含まれている。
第1話「三十年目の自首」
犯行後30年も経ってから自首してきた男の意図は一体何なのか、という謎なのだが、残念ながら私はこの男に弟がいるという話が出た所で仕掛けの大筋が見えてしまった。しかも最後のオチまで分かってしまったのである。
大山誠一郎、破れたり。^^
第2話「名前の無い脅迫者」
冒頭の犯行シーンから読者を引っ掛けようとする作品だが、これが上手くいっている。私は騙された。^_^
思い込みを利用したトリックで、「おお、なるほどそうだったのか」と思ってしまう。
第3話「3匹の子ヤギ」
コンビニに立てこもった犯人が最後は「自殺」するのだが、これも真相は想像がついてしまった。
実は、ここまで読んで「このシリーズも勢いが弱って来たのか」と思ったのだが、次で巻き返すのだな。
第4話「掘り出された罪」
冒頭の犯行シーンで犯人は凶器のナイフをシャツにくるんで工事現場のコンクリートを流し込む地所に埋めた。それが18年ほどたってから掘り出されDNA鑑定の結果、警視庁の特命捜査対策室が再捜査することになったのだが、何とこの対策室の係長が緋色冴子に挑戦するのである。「あなたと再捜査を競ってみたい」と。
シリーズ初の推理合戦である。
もちろん多重推理で間違いの解決と正しい解決があるわけだ。間違いの方は私も想像したのだが、緋色冴子によって明かされる真相はシリーズ中の白眉とも言うべきものであった。何といっても長編でも使えるトリックを惜しげもなく使っている。シリーズ初の長編作品にしても良かったと思う。冒頭の犯行シーンもミスディレクションに一役買っているし、題名にも二つの意味がある。
本書の裏表紙に「シリーズ最高傑作」と記してあるが、3冊の中でこの本が最高なのではなく、3冊に収録された作品の中でこれが最高というのならその通りだと思う。短編ミステリのお手本のようになっている。
第5話「死の絆」
ホームレスと著名な国会議員が一緒に殺されるという不可解な事件の謎に緋色冴子が挑むのだが、冴子さんはアッと言う間に真相を見抜いたようで、凄いなあと思ってしまった。^^
第6話「春は紺色」
これはシリーズ中の異色作。
『赤い博物館』の「死に至る問い」に登場した兵頭警視正と偶然に再開した寺田聡は兵頭から冴子が警察大学時代に解決した事件の話を聞く。
警察大学の寮内で起きた奇妙な盗難事件、眼鏡とアイロンが盗まれるという珍事に冴子が指摘した真相は……男社会の警察大学の寮で男たちがたむろしている部屋に突然現れた冴子が真相を語る姿はまさに「神の立ち位置」ではないかと思わせるものがある。
冴子さんって、若い頃からこうだったのですね。変わっていないのである。これも凄い。栴檀は双葉より芳し、である。
http://sealedroom.blog.jp
『死の絆』
大山誠一郎(文藝春秋)
「赤い博物館」シリーズの三冊目。緋色冴子警視と寺田聡巡査部長のコンビももうお馴染みだが、今回は「異色作」もひとつ含まれている。
第1話「三十年目の自首」
犯行後30年も経ってから自首してきた男の意図は一体何なのか、という謎なのだが、残念ながら私はこの男に弟がいるという話が出た所で仕掛けの大筋が見えてしまった。しかも最後のオチまで分かってしまったのである。
大山誠一郎、破れたり。^^
第2話「名前の無い脅迫者」
冒頭の犯行シーンから読者を引っ掛けようとする作品だが、これが上手くいっている。私は騙された。^_^
思い込みを利用したトリックで、「おお、なるほどそうだったのか」と思ってしまう。
第3話「3匹の子ヤギ」
コンビニに立てこもった犯人が最後は「自殺」するのだが、これも真相は想像がついてしまった。
実は、ここまで読んで「このシリーズも勢いが弱って来たのか」と思ったのだが、次で巻き返すのだな。
第4話「掘り出された罪」
冒頭の犯行シーンで犯人は凶器のナイフをシャツにくるんで工事現場のコンクリートを流し込む地所に埋めた。それが18年ほどたってから掘り出されDNA鑑定の結果、警視庁の特命捜査対策室が再捜査することになったのだが、何とこの対策室の係長が緋色冴子に挑戦するのである。「あなたと再捜査を競ってみたい」と。
シリーズ初の推理合戦である。
もちろん多重推理で間違いの解決と正しい解決があるわけだ。間違いの方は私も想像したのだが、緋色冴子によって明かされる真相はシリーズ中の白眉とも言うべきものであった。何といっても長編でも使えるトリックを惜しげもなく使っている。シリーズ初の長編作品にしても良かったと思う。冒頭の犯行シーンもミスディレクションに一役買っているし、題名にも二つの意味がある。
本書の裏表紙に「シリーズ最高傑作」と記してあるが、3冊の中でこの本が最高なのではなく、3冊に収録された作品の中でこれが最高というのならその通りだと思う。短編ミステリのお手本のようになっている。
第5話「死の絆」
ホームレスと著名な国会議員が一緒に殺されるという不可解な事件の謎に緋色冴子が挑むのだが、冴子さんはアッと言う間に真相を見抜いたようで、凄いなあと思ってしまった。^^
第6話「春は紺色」
これはシリーズ中の異色作。
『赤い博物館』の「死に至る問い」に登場した兵頭警視正と偶然に再開した寺田聡は兵頭から冴子が警察大学時代に解決した事件の話を聞く。
警察大学の寮内で起きた奇妙な盗難事件、眼鏡とアイロンが盗まれるという珍事に冴子が指摘した真相は……男社会の警察大学の寮で男たちがたむろしている部屋に突然現れた冴子が真相を語る姿はまさに「神の立ち位置」ではないかと思わせるものがある。
冴子さんって、若い頃からこうだったのですね。変わっていないのである。これも凄い。栴檀は双葉より芳し、である。
http://sealedroom.blog.jp
36 - 40件目まで(221件中)


