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- かつての府立総合資料館の跡地が公園とモデルハウスになってました。^^
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エリア:
- 近畿>京都>洛北(上賀茂・比叡)
- テーマ:観光地 街中・建物・景色 歴史・文化・芸術
- 投稿日:2025/10/12 15:49
- コメント(0)
かつての府立総合資料館の跡地が公園とモデルハウスになってました。^^
恐らく暫定的な措置だと思いますが、別にこのままでも良いように思います。
モデルハウスはカフェかレストランにでも変えては如何。^^




恐らく暫定的な措置だと思いますが、別にこのままでも良いように思います。
モデルハウスはカフェかレストランにでも変えては如何。^^





- 【今日、京響】第705回定期演奏会(10月11日)
-
エリア:
- 近畿>京都>洛北(上賀茂・比叡)
- テーマ:観光地 鑑賞・観戦 歴史・文化・芸術
- 投稿日:2025/10/11 20:46
- コメント(0)
【今日、京響】第705回定期演奏会(10月11日)
※プログラム※
ピエルネ:「ラムンチョ」序曲
トマジ:バラード―サクソフォンと管弦楽のための
(休憩)
ショスタコーヴィチ:交響曲第10番
指揮:ピエール・デュムソー
サクソフォン独奏:上野耕平
今日は私には初めての指揮者がショスタコーヴィチをどのように聴かせてくれるのか、楽しみにして行った。
で、とにかくよく動く指揮者だった。^^
前半の2曲は初めて聴いたが、聴き易くて躍動感のある良い曲だった。
指揮のデュムソーはよく動き回るので、指揮台の背中側にバーが付けてあったのは良かったと思う。無かったら転げ落ちるかもしれない。
動きは大きいけれど指揮は緻密なのか、右腕をすっと上に伸ばして指揮棒の先がちょこっと動くと、打楽器のピアニッシモの音がほのかに、でも鮮明に聴こえてきた。
反対に打楽器がフォルテで鳴る時はデュムソーも足で指揮台を踏み鳴らして、全身で指揮をするタイプの人なのだな。
サクソフォン独奏の上野耕平さんも柔らかい音色でホールを包み込んだ。
後半、ショスタコーヴィチの交響曲10番では、デュムソーは第一楽章では指揮棒を使わなかった。全体を覆うあの暗いトーンを表現するためには指揮棒は無い方が良いのかもしれない。細部に拘らず、渾然一体とした音作りが必要なのである。
第一楽章の暗く、陰陰滅滅とした音楽の流れは私の近くの座席にいたオバチャンを熟睡させていたが、この曲の第一楽章は生きているのが嫌になるぐらい陰気にやるのが真骨頂というべきだ。
第二楽章からは指揮棒も使い、躍動感のある演奏になった。特に第二楽章のスケルツォは颯爽たるスピードで進む、まさに一糸乱れぬ快進撃。第一楽章では熟睡だったオバチャンも目覚めた。
ヴァイオリンの変幻自在とも言うべき音色の移り変わりなど、今日のヴァイオリンは忙しいなあと思う。これはCDでは分からない。実演だからこそ分かる。コンサートというのはやはり聴くだけではなく、見るものでもあるのだ。
今日の指揮者のデュムソーさんはまた聴いてみたい。
今日のコンサートは馴染みのない指揮者だったからか、あるいは曲が原因かもしれないが、チケットは完売ではなかった。しかし当日券がよく売れたのか会場はかなり埋まっていて、私の印象では8割は入っていたと思う。
※プログラム※
ピエルネ:「ラムンチョ」序曲
トマジ:バラード―サクソフォンと管弦楽のための
(休憩)
ショスタコーヴィチ:交響曲第10番
指揮:ピエール・デュムソー
サクソフォン独奏:上野耕平
今日は私には初めての指揮者がショスタコーヴィチをどのように聴かせてくれるのか、楽しみにして行った。
で、とにかくよく動く指揮者だった。^^
前半の2曲は初めて聴いたが、聴き易くて躍動感のある良い曲だった。
指揮のデュムソーはよく動き回るので、指揮台の背中側にバーが付けてあったのは良かったと思う。無かったら転げ落ちるかもしれない。
動きは大きいけれど指揮は緻密なのか、右腕をすっと上に伸ばして指揮棒の先がちょこっと動くと、打楽器のピアニッシモの音がほのかに、でも鮮明に聴こえてきた。
反対に打楽器がフォルテで鳴る時はデュムソーも足で指揮台を踏み鳴らして、全身で指揮をするタイプの人なのだな。
サクソフォン独奏の上野耕平さんも柔らかい音色でホールを包み込んだ。
後半、ショスタコーヴィチの交響曲10番では、デュムソーは第一楽章では指揮棒を使わなかった。全体を覆うあの暗いトーンを表現するためには指揮棒は無い方が良いのかもしれない。細部に拘らず、渾然一体とした音作りが必要なのである。
第一楽章の暗く、陰陰滅滅とした音楽の流れは私の近くの座席にいたオバチャンを熟睡させていたが、この曲の第一楽章は生きているのが嫌になるぐらい陰気にやるのが真骨頂というべきだ。
第二楽章からは指揮棒も使い、躍動感のある演奏になった。特に第二楽章のスケルツォは颯爽たるスピードで進む、まさに一糸乱れぬ快進撃。第一楽章では熟睡だったオバチャンも目覚めた。
ヴァイオリンの変幻自在とも言うべき音色の移り変わりなど、今日のヴァイオリンは忙しいなあと思う。これはCDでは分からない。実演だからこそ分かる。コンサートというのはやはり聴くだけではなく、見るものでもあるのだ。
今日の指揮者のデュムソーさんはまた聴いてみたい。
今日のコンサートは馴染みのない指揮者だったからか、あるいは曲が原因かもしれないが、チケットは完売ではなかった。しかし当日券がよく売れたのか会場はかなり埋まっていて、私の印象では8割は入っていたと思う。

- 京都駅の中にこんな店まで出来ている。立ち食い寿司
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エリア:
- 近畿>京都>洛中(京都駅周辺)
- テーマ:観光地 グルメ
- 投稿日:2025/10/09 15:17
- コメント(0)
京都駅の中にこんな店まで出来ている。
まあ、江戸時代の握り寿司というのは屋台で提供していて、今で言うファストフードだったわけだから、こういう立ち食い寿司というのは原点に戻ったということかもしれない。^^
まあ、江戸時代の握り寿司というのは屋台で提供していて、今で言うファストフードだったわけだから、こういう立ち食い寿司というのは原点に戻ったということかもしれない。^^

- 李龍徳の『あなたが私を竹槍で突き殺す前に』を読みました。
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エリア:
-
指定なし
- テーマ:書籍・CD・DVD 歴史・文化・芸術
- 投稿日:2025/10/08 14:06
- コメント(0)
表題の作品を読みました。
以下にその感想です。
『あなたが私を竹槍で突き殺す前に』
李龍徳[イ・ヨンドク](河出書房新社)
これは4年ほど前に読んだ純文学のほうの作品だが、感想を出そうかどうしようか迷っているうちに年が過ぎてしまった。でも最近になって文庫版が出たようである。
実はこの前にも同じ発想の作品を読んでいて、それが嶽本野ばらの『純愛』(新潮社)であった。何が共通かというと、両方とも
テロリストの犯行以前を描いている。
ということで、これならSRの会員でも「気分転換に純文学でも読もうか」と思ったとき楽しめるのではないかと考えたものの、結局、お蔵入りになっていたのを、現実が作品に追いついてきたので今頃になってアップします。^^
さて、いよいよ日本でも初の女性首相が誕生のようだが、実はこの作品でも日本初の女性首相が誕生しており、しかもその人が実は極右で「進歩的」な法律とコリアンヘイト法を通していく。そして締め付けられていく在日同胞の窮状と日本の現状を打開すべく、ついに在日三世の柏木太一が立ち上がる、というのが物語の本筋である。
さて、柏木は何かを企んでいるのだが、本人は「賢く戦う」と言っていて、それがどのようなものかが「謎」として物語全体を覆っている。そしてシンという武術の達人をはじめ、柏木の目的に合致する特技や性格の持ち主が集められていく。まるで「七人の侍」のようである。その計画は人の命を奪うものらしいのだが、何かが少し違うのだ。彼は一体何を企んでいるのか?
目的のために集められる人物たちや柏木の周りの人たちの生き様がしっかりと描かれ、この辺がエンタテインメントと純文学の違いか、読んでいて鬱陶しくないし、退屈しない。サイドストーリーもそれだけで中編をひとつ書けそうなネタである。
そして、いよいよクライマックス、柏木の真の計画が明らかになると私は「!?」と思ってしまった。斬新といえば斬新だし、回りくどいといえば回りくどい。どっちにしても「凄いなあ」と思った次第。
まあ、日本人から見ればテロリストだが、在日から見ればレジスタンスなのだろう。在日の残虐行為も普通に書いてあって、不思善悪なのかもしれない。
結末で柏木の計画は成功するものの想定外の事件が起きて……と、これは書かない方が良いだろう。
この作品で残念なのは非常に個性的で面白い女性首相が物語には登場しないことである。この人が一番興味深いのに。地の文でチョロッと出るだけ。ここがイマイチであるな。
ついでにもう一作、嶽本野ばらの『純愛』だが、エキセントリックな登場人物たちの普通の日常をじっくりと描き、テロに至る過程をたどっていくのだが、ちょっと長いので少しだけしんどかった。^^
読みごたえはあったけれど、最後のテロを実行に移すところがあまりにも唐突で、何か木に竹を接いだような感じになってしまったのが惜しい。
でも、最後まで読めたから、良い作品である。
ミステリを読むのに疲れたかなと思ったとき、気分転換にこんなのを読んでみるのも一興ではないでしょうか。
http://sealedroom.blog.jp
以下にその感想です。
『あなたが私を竹槍で突き殺す前に』
李龍徳[イ・ヨンドク](河出書房新社)
これは4年ほど前に読んだ純文学のほうの作品だが、感想を出そうかどうしようか迷っているうちに年が過ぎてしまった。でも最近になって文庫版が出たようである。
実はこの前にも同じ発想の作品を読んでいて、それが嶽本野ばらの『純愛』(新潮社)であった。何が共通かというと、両方とも
テロリストの犯行以前を描いている。
ということで、これならSRの会員でも「気分転換に純文学でも読もうか」と思ったとき楽しめるのではないかと考えたものの、結局、お蔵入りになっていたのを、現実が作品に追いついてきたので今頃になってアップします。^^
さて、いよいよ日本でも初の女性首相が誕生のようだが、実はこの作品でも日本初の女性首相が誕生しており、しかもその人が実は極右で「進歩的」な法律とコリアンヘイト法を通していく。そして締め付けられていく在日同胞の窮状と日本の現状を打開すべく、ついに在日三世の柏木太一が立ち上がる、というのが物語の本筋である。
さて、柏木は何かを企んでいるのだが、本人は「賢く戦う」と言っていて、それがどのようなものかが「謎」として物語全体を覆っている。そしてシンという武術の達人をはじめ、柏木の目的に合致する特技や性格の持ち主が集められていく。まるで「七人の侍」のようである。その計画は人の命を奪うものらしいのだが、何かが少し違うのだ。彼は一体何を企んでいるのか?
目的のために集められる人物たちや柏木の周りの人たちの生き様がしっかりと描かれ、この辺がエンタテインメントと純文学の違いか、読んでいて鬱陶しくないし、退屈しない。サイドストーリーもそれだけで中編をひとつ書けそうなネタである。
そして、いよいよクライマックス、柏木の真の計画が明らかになると私は「!?」と思ってしまった。斬新といえば斬新だし、回りくどいといえば回りくどい。どっちにしても「凄いなあ」と思った次第。
まあ、日本人から見ればテロリストだが、在日から見ればレジスタンスなのだろう。在日の残虐行為も普通に書いてあって、不思善悪なのかもしれない。
結末で柏木の計画は成功するものの想定外の事件が起きて……と、これは書かない方が良いだろう。
この作品で残念なのは非常に個性的で面白い女性首相が物語には登場しないことである。この人が一番興味深いのに。地の文でチョロッと出るだけ。ここがイマイチであるな。
ついでにもう一作、嶽本野ばらの『純愛』だが、エキセントリックな登場人物たちの普通の日常をじっくりと描き、テロに至る過程をたどっていくのだが、ちょっと長いので少しだけしんどかった。^^
読みごたえはあったけれど、最後のテロを実行に移すところがあまりにも唐突で、何か木に竹を接いだような感じになってしまったのが惜しい。
でも、最後まで読めたから、良い作品である。
ミステリを読むのに疲れたかなと思ったとき、気分転換にこんなのを読んでみるのも一興ではないでしょうか。
http://sealedroom.blog.jp

- 方丈貴恵の『アミュレット・ワンダーランド』を読みました。
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エリア:
-
指定なし
- テーマ:書籍・CD・DVD その他 歴史・文化・芸術
- 投稿日:2025/09/25 13:38
- コメント(0)
『アミュレット・ワンダーランド』
方丈貴恵(光文社)
2年前に出た『アミュレット・ホテル』の続編だが、前作を読んでいない人や「読んだけど忘れた」という人のために説明しておくと、アミュレット・ホテルというのは、本館は普通のホテルなのだが、会員制の別館は犯罪者専用になっているホテルである。そこで起きる事件の顛末を描くわけだが、登場人物のほとんど全部が犯罪者である。そこで起きる事件をホテル探偵の桐生が解決するわけだ。
Episode1「ドゥ・ノット・ディスターブ」
冒頭、ホテルのラウンジで盗難事件が起きるのだが、実はこれは本筋ではない。このプロローグ的な事件が解決した直後、殺人事件が発生する。
ホテルの一室から犯罪者向け動画共有サービス「シン・チューブ」のライヴ配信中だった犯罪者が殺されてしまう。有名な泥棒兄弟の末弟だった被害者は果たして兄に殺されたのか?
本格ミステリへのオマージュも散りばめられた一編だが、全てが明らかになると冒頭の事件も単なるプロローグではなかったこと分かる。巻頭を飾るに相応しい作品といえよう。
Episode2「落とし物合戦」
ラウンジのピアノの中に「落とし物」を見つけたという届け出があり、さらに自分が落とし主だという犯罪者が3人もやって来る。さて、どうなる?
Episode3「ようこそ殺し屋コンペへ」
アミュレット・ホテル別館で殺し屋コンペが行われるが、もちろんホテルに許可など取っていない。さらにこのコンペの標的にされたのがホテルのフロント係・水田であった。しかし次々と殺されて行くのはコンペに参加した殺し屋たち。水田の犯罪者としての過去も明かされ、最後は犯罪的にハッピーエンドになる。
Episode4「ボマーの殺人」
日本の詐欺王の一人息子とイタリア系犯罪組織「エピテル」の幹部の娘がアミュレット・ホテルで結婚式を挙げた。その披露宴の会場に爆弾が仕掛けられ、犯人はアミュレット・ホテルの所有権を要求。制限時間までに起爆を解除するコード番号を入力しないと大爆発が起きる。
犯人によって高層階と低層階が分断され、ホテル探偵の桐生は低層階で起きた殺人を解決して犯人から解除の番号を聞き出さなければならない。そして、被害者もコード番号を教えるダイイングメッセージを残していた。タイムリミットまでにその謎が解けるかという一編で、本書の締め括りにふさわしい内容である。
四編とも過不足ない仕上がりで、私は一気読みしてしまった。前作を読んでいないという方は、是非この機会に『アミュレット・ホテル』のほうも読んでいただきたい。^^
http://sealedroom.blog.jp
方丈貴恵(光文社)
2年前に出た『アミュレット・ホテル』の続編だが、前作を読んでいない人や「読んだけど忘れた」という人のために説明しておくと、アミュレット・ホテルというのは、本館は普通のホテルなのだが、会員制の別館は犯罪者専用になっているホテルである。そこで起きる事件の顛末を描くわけだが、登場人物のほとんど全部が犯罪者である。そこで起きる事件をホテル探偵の桐生が解決するわけだ。
Episode1「ドゥ・ノット・ディスターブ」
冒頭、ホテルのラウンジで盗難事件が起きるのだが、実はこれは本筋ではない。このプロローグ的な事件が解決した直後、殺人事件が発生する。
ホテルの一室から犯罪者向け動画共有サービス「シン・チューブ」のライヴ配信中だった犯罪者が殺されてしまう。有名な泥棒兄弟の末弟だった被害者は果たして兄に殺されたのか?
本格ミステリへのオマージュも散りばめられた一編だが、全てが明らかになると冒頭の事件も単なるプロローグではなかったこと分かる。巻頭を飾るに相応しい作品といえよう。
Episode2「落とし物合戦」
ラウンジのピアノの中に「落とし物」を見つけたという届け出があり、さらに自分が落とし主だという犯罪者が3人もやって来る。さて、どうなる?
Episode3「ようこそ殺し屋コンペへ」
アミュレット・ホテル別館で殺し屋コンペが行われるが、もちろんホテルに許可など取っていない。さらにこのコンペの標的にされたのがホテルのフロント係・水田であった。しかし次々と殺されて行くのはコンペに参加した殺し屋たち。水田の犯罪者としての過去も明かされ、最後は犯罪的にハッピーエンドになる。
Episode4「ボマーの殺人」
日本の詐欺王の一人息子とイタリア系犯罪組織「エピテル」の幹部の娘がアミュレット・ホテルで結婚式を挙げた。その披露宴の会場に爆弾が仕掛けられ、犯人はアミュレット・ホテルの所有権を要求。制限時間までに起爆を解除するコード番号を入力しないと大爆発が起きる。
犯人によって高層階と低層階が分断され、ホテル探偵の桐生は低層階で起きた殺人を解決して犯人から解除の番号を聞き出さなければならない。そして、被害者もコード番号を教えるダイイングメッセージを残していた。タイムリミットまでにその謎が解けるかという一編で、本書の締め括りにふさわしい内容である。
四編とも過不足ない仕上がりで、私は一気読みしてしまった。前作を読んでいないという方は、是非この機会に『アミュレット・ホテル』のほうも読んでいただきたい。^^
http://sealedroom.blog.jp
21 - 25件目まで(173件中)


