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京都ミステリー紀行

~楽しい古都ばかり話そう~

プロフィール

ニックネーム:
京都ミステリー
居住地:
京都府
性別:
男性
会社名:
京都ミステリー紀行
会社英字名:
Kyoto Mystery Trip
会社所在地:
京都府
会社電話番号:
090-3653-5729
業種:
現地ツアー企画・現地ガイドなど
自己紹介:
「京都ミステリー紀行」という観光案内をやっております。
よく「ミステリーツアー」と間違えられますが、一般に行われている「行き先や内容を告げずに参加者を募集する」いわゆるミステリーツアーとは違うので要注意。
京都ミステリー紀行とは。
「鵺池」「幽霊の子育て飴」など、京都に残された幽霊譚、怪奇譚を紹介するだけではなく、「菅原道真の怨霊伝説はインチキだった」「平清盛は悪い人ではなかった」「応仁の乱で京都は丸焼けにはなっていなかった」など、通説とは違うことや常識とは反対の説明をする異色のツアー。
『今昔物語』や『江談抄』のエピソードを語る他、『群書類従』や『古事類苑』に基づいた「真相の解明」も行うため、「面白くてためになる」とか「目からウロコの謎解きツアー」とも言われています。

最近、観光地域おこしへのお手伝いも始めました。

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記事一覧

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NoPhoto
顔見世興行の幕
エリア:
  • 近畿>京都>洛東(祇園・清水)
テーマ:観光地 鑑賞・観戦 歴史・文化・芸術 
投稿日:2025/12/04 14:27
コメント(0)
南座の顔見世興行の舞台には菊五郎さんと菊之助さんの襲名披露の幕が掛かってましたが、これを送ったMOYNATって、てっきり新興のIT企業かと思ったら、フランスの高級鞄屋さんだったのですね。知りませんでした。f^_^;
しかしこの絵は何でしょうか。何かの怪獣かとも思ったのですが、後ろが富士山なので、ひょっとしたら連獅子をモチーフにしているのかもしれません。
まあ、歌舞伎の世界でもこんなのもアリで良いと思います。^^

顔見世興行の幕

NoPhoto
【南座の顔見世興行】(12月1日)感想
エリア:
  • 近畿>京都>洛東(祇園・清水)
テーマ:観光地 鑑賞・観戦 歴史・文化・芸術 
投稿日:2025/12/03 13:45
コメント(0)
【南座の顔見世興行】(12月1日)
南座の吉例顔見世興行の初日(夜の部)を観てきました。^^
今年は八代目尾上菊五郎と六代目尾上菊之助の襲名披露公演を兼ねています。

第一「寿曾我対面」は菊五郎さんは出演せず、息子の六代目菊之助が菊若丸で登場。僅かな出番でしたが、堂々と務めていたのには驚きでした。早くも大物の風格が出ているのか?
愛之助さんが曾我五郎を演じていたのですが、どうもこの役は愛之助さんの個性というか、芸風と合わないような気がします。^_^

第二「口上」
菊五郎、菊之助の襲名披露の口上。

第三「弁天娘女男白波」(浜松屋見世先の場、稲瀬川勢揃いの場)
これはもう菊五郎さんを見せる芝居で、長丁場を全く退屈することなく観ました。^^
菊五郎さんの声はよく通り、弁天小僧が女装の時はどう見ても女性にしか見えません。芸の力は凄いです。
ただ、日本駄右衛門をやっていた幸四郎さんの声に何となく張りが無かったです。何日か勤めた後なら声に疲れが出たのかとも思うのですが、初日なのでどうしてなのかなと……。喉の調子が悪かったのでしょうか。良く分かりません。そして菊五郎さんが幸四郎さんに龍角散を勧めたかどうかも分かりません。^^

第四「三人形」
タイトルから人形ぶりでやるのかと思ったら、違いました。^^
しかし傾城の壱太郎さんはもう貫禄も出てきてますね。若衆の隼人さんガンバレ、と言ったら叱られるでしょうか。^^ 巳之助さんの奴はこの役を完全に自分のものにしているという感じ。

ところでこの初日の夜の部、一階席の最前列と二列目に綺麗どころが三人ほど来ていて、誰かお馴染みさんのご招待だなと思っていたのですが、第三の「弁天娘女男白波」が終ったらいなくなってました。
ははーん、これはひょっとして菊五郎さんのご招待だったのかなと。
三番目が終ったらもう出番はありませんので、いそいそと何処ぞのお茶屋に繰り出したか。^^
あるいは、愛之助さんのご招待だったか?
興味は尽きません。^_^

南座の顔見世興行1

南座の顔見世興行2

南座の顔見世興行3

NoPhoto
【今日、京響】第706回定期演奏会(11月29日)
エリア:
  • 近畿>京都
テーマ:鑑賞・観戦 歴史・文化・芸術 
投稿日:2025/11/29 21:08
コメント(0)
【今日、京響】第706回定期演奏会(11月29日)
※プログラム※
ロッシーニ:「アルジェのイタリア女」序曲
ハイドン:交響曲82番「熊」
(休憩)
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」

指揮:ジャン=クリストフ・スピノジ

今回は「いかにも」というプログラムだが、メインがあまりにもポピュラー過ぎたのか、チケットは完売にはならなかったようだ。そして奇しくもハイドンの交響曲では「熊」を取り上げ、流行の最先端を行ってしまった。まあ去年に今年のプログラムを作る段階で熊が話題になるとは誰も思わなかっただろうが。

何はともあれ、一曲目の「アルジェのイタリア女」だが、スピノジはこれのDVDを出しているのだな。わりと評価が高いようである。この人の十八番なのだろう。
しかし何といってもユニークだったのがハイドンの82番の第4楽章の終りのところ。スピノジがいかにもフィニッシユというポーズでオーケストラを止めたら会場から間髪入れずに拍手がパラパラと出たが、その直後に演奏再開。まだ終っていなかったのである。さらに2回、3回と同じことが繰り返されたが、流石にもう引っ掛かる人はいなかった。ただ、これで本当に終ったのかどうか分からないので拍手をしていいのやら、わるいのやら。最後は大向こうから「ボーッ」という声が掛かってスピノジが全合奏で「バンッ」と締めるとまた「ボーッ」と声が掛かりまた全合奏で……と、いつ終わるのかと思ったら、ようやく終りました。^^
これだけの遊び心がある演奏はそうそう聴けるものだはない。
しかし、どんな指揮者でもこんなことをやるのかな?

休憩を挟んでのベートーヴェンの交響曲6番は気楽に聴けたが、所々にスピノジの個性は出ていた。この曲はコンサートでも何度となく聴いたが、今日の演奏は弦の力強さが今までで一番だったと思う。

ところで、このスピノジ氏は指揮棒を使わない人だったが、途中で指揮らしい指揮もせず、後ろにある指揮台のバーを左手で摑んで寄りかかるようにして、右手を揺らして強弱と抑揚の指示だけをしているときもあった。中々の個性派なのだな。
また聴いてみたい。

NoPhoto
【市川團十郎特別公演】(令和7年10月17日)
エリア:
  • 近畿>京都>洛東(祇園・清水)
テーマ:観光地 鑑賞・観戦 歴史・文化・芸術 
投稿日:2025/10/23 14:55
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【市川團十郎特別公演】昼の部
令和7年10月17日。南座に市川團十郎特別公演を昼夜通しで観に行きました。
昼の部は通し狂言「三升先代萩」で、團十郎の一人七役。七役の中には乳人政岡という女の役も入ってます。これは観ないわけにはいきません。
全体としては何処からも後ろ指差されない立派な舞台でした。唯ひとつ、第二幕で珍しい演出だと思ったことがあったのですが、それについては夜の部で明らかになりました。
早替わりは堂に入ったもので「流石だなあ」と思ったのですが、團十郎がやる役の人物が同時に舞台に出る(代役は後ろ向きになっている)のですが、三人ほど纏めて登場する場面があり、こうなると後ろ向きの二人は代役というのが露骨になって、却って効果が薄れるのではないか。私は少し演出過剰ではないかと思いました。
でも、全体としては良かった。
ところでこの昼の部、ほぼ満員だったのですが、お客さんの大半が女性でした。
穿った見方をしますと、昼の部は12時開演で2時半過ぎに終ります。で、旦那さんが会社で汗水たらして働き、お昼はコンビニの弁当か松屋あたりの丼で済ましているとき、奥さんたちが南座に来ていてお昼は3000円の幕間弁当を召し上がっているのではないか。
こう考えると、何が男尊女卑で何がジェンダーフリーなのか分からなくなってきます。まあ、余談ですが。^^

【市川團十郎特別公演】夜の部
さて、夜の部の最初は「二人藤娘」で、これはもうどう考えても評判の映画「国宝」にあやかってます。これでお客さんを呼ぼうという松竹の思惑が透けて見えてるどころか、思惑を隠そうともしていないのが潔いです。
実際、私が切符を買おうとしたら何と夜の部だけ初日からずっと売り切れ。ようやく17日のが買えたのですが、人気映画の影響力は凄いなあと感心した次第。

で、その「二人藤娘」ですが、冒頭、場内を真っ暗闇に消灯して、緊張感を盛り上げてからパッと点灯すると二人の藤娘があでやかに、地方さんたちも綺麗に揃っている絢爛たる舞台が現れました。演出効果満点。
後はもう何も考えずに舞台を観ているだけで楽しめました。

この次は團十郎のご挨拶だったのですが、ここでプログラムには無い趣向がありました。
お客様を1人舞台に上げて「暫」の衣装を着ける体験をしてもらうという。
客席のあっちこっちから手が挙がったですが、選ばれたのは女子高生でした。よく見ると一階席に高校生がたくさん来ていて、学校の行事か何かなのか、一クラス分ぐいの人数が来てました。
ただ、この女子高生、ひょっとしたら藤娘の衣装を着させてもらえるのだと勘違いしたのかもしれません。それが「暫」の凄い衣装だったので、私の席からは彼女が苦笑いしたようにも見えました。
それでも大層な衣装を着け終ると、何かこう五月人形みたいに見えてしまった。^^
で、舞台上で衣装を着けるのを見せながら、團十郎さんがお話をしたり客席からの質問に答えたりしていたのですが、ここで昼の部で私が珍しい演出だと思ったのはハプニングというか、アクシデントというべきものだったのが明らかになりました。
團十郎さんが舞台に関するお話をしている中で、「実は今日の昼の部で……」という裏話があり、あれは演出ではなかったのが分かった。
しかしそういう事態があっても、何事も無かったように舞台を務めるのですから、プロだなあと思った次第。

さらにプログラムに無かった趣向で、次の「菅原伝授手習鑑」の「車引」の舞台設営を見せてくれました。大道具さんたちがこのように働くのかと、写真を撮りながら見てました。
本編は荒事が見せどころで、それは良かったのですが、海王丸と桜丸の演技は豪快というより喧しかったです。^_^

最後の「荒事絵姿化粧鑑」では團十郎さんが「暫」のメーキャップから衣装を着るまでを舞台の上で見せてくれました。白粉をはたいて煙のように粉を飛ばすのは「見せる」ための演出だったのでしょう。
衣装を全部着けた後は「暫」の豪快な場面を少し披露して終了。
昼夜通してすっかり堪能した1日でした。

NoPhoto
阿津川辰海の『最後のあいさつ』を読みました。
エリア:
    指定なし
テーマ:鑑賞・観戦 歴史・文化・芸術 
投稿日:2025/10/21 15:31
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『最後のあいさつ』
阿津川辰海(光文社)

人気テレビドラマで主役の警部補を演じていた俳優が妻殺しの容疑で逮捕されるが、推理で別の連続殺人の犯人が真犯人だと指摘する。果たしてこの「推理」は正しいのか? という、これが過去の事件。
ところが現代になって、このときの連続殺人と同じパターンの殺人事件が発生する。
作家の風見創は問題の俳優・雪宗衛をテーマにした作品に取り掛かるのだが、かつての関係者に取材を重ねていくにつれ何かが隠されているような展開になって行く。
雪宗は本当に無実なのか。過去と現在の殺人はどう絡むのか。
物語は悠揚迫らぬテンポで進み、文章の密度が濃いので読めども読めども先に進まないような感じがしてしまうが、内容も濃いので飽きずに読んでいける。
ただ、物語全体は作家の風見が雪宗衛という俳優の人間像に迫るというコンセプトなので過去の連続殺人や現代の新たな殺人が前面には出てこない。このあたりがサスペンスの薄い原因かもしれない。しかし、人間模様の「取材」を描くだけで最後まで飽きさせることが無いのは作者の筆力であろう。
もちろん、阿津川氏も取材だけで大事件の真相に迫るのは小説として弱いと思ったのか、後半で登場人物の1人が殺される。それでも警察の動きが描かれることは無いので話のテンポは変わらない。この一貫性は立派だと思う。並みの作家ならここで急展開して盛り上げる方向に進むだろろうが、阿津川氏はブレることなく終結へと進め、最後は「お約束」どおり関係者を集めての謎解きになるわけだ。

現代の事件の方は、一旦読むのを止めて結末近くになって分かることを登場人物に当てはめれば誰が犯人かは正解を出す読者もいるだろう。だから、余計なことは考えずに読み進むのが良い。
過去の事件で雪宗衛が果たした役割は何か。やはり犯人なのか、それとも……。これが最後の謎解きになるが、これの評価は人それぞれだろう。私は意外と「平均的な」落としどころだと思ってしまった。
それでも、この作品は今年のベストテン候補に間違いない。

http://sealedroom.blog.jp

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