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エリア:
- 近畿 > 京都 > 洛東(祇園・清水)
- 近畿 > 京都 > 洛中(四条河原町・二条城)
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テーマ:
- 観光地
- / 鑑賞・観戦
- / 歴史・文化・芸術
京都というのは「日本で初めて〇〇をやった」というのが多い。日本で初めて市電が走ったとか、日本で初めて水力発電所を作った(世界でも2番目)とか。さらには日本で初めて公立のオーケストラ、京都市交響楽団(京響)を作ったとか。珍しいのでは明治10年(1877)日本で初めて人を乗せた軽気球を飛ばせた(島津製作所)とか。
もちろん、日本で始めて小学校を作った(明治2年)のも京都ですが、日本で始めて映画が上映されたのも京都。
明治30年に日本で初めて映画が上映された場所が、木屋町通りにある立誠小学校の講堂でだった。残念ながら学校としては閉校になりましたが、校舎は残っています。
そこで、一体どんな映画が上映されたのかが気になるところですが、どうもストーリー性のあるものではなく、単に人や物が動いているだけの映像だったらしい。文字通りの「活動写真」だったか。
さて、この立誠小学校はすでに閉校になっていましたが、新たに映画学校・映画館として生まれ変わりました。
これは龍池小学校が漫画ミュージアムになったり、明倫小学校が芸術センターになったのと同じです。
建物はかつての小学校のまま。

前には高瀬川が流れている。

そして高瀬川を開削した角倉了以の顕彰碑も。

さらには「高瀬川の沿革」という大パネルまで。

門を入れば映画の看板。

教室がミニシアターになったのですね。とは言うものの、全教室ではなくひとつだけのようですが。
ここで3Dが観れるなんて思わないでください。確かめてはいませんが、無理でしょう。
だいたい3Dなんて、2時間ほども脳に正常ではない認識をさせるのですから、こればっかり観てるとそのうちパーになりますよ。やたらお金をかけてコケおどしのド派手な画面を見せるだけではスケールが大きいとはいわない。
スケールが大きいというのは、たとえば、アルフッド・ヒッチコックの「北北西に進路を取れ」や「引き裂かれたカーテン」でしょう。
このシネマではお金はなくてもアイデアはある、といったコケおどしではない作品を見せてもらいたいものです。
校舎(シアターというべきか)の中を歩いているとかつての校歌のパネルが。これを寄贈した卒業生たちは学校が閉校になって映画館になるとは夢にも思っていなかっただろうな。

ひとつだけ苦言を呈すると、トイレが一ヶ所しかないこと。あまりにもレトロな小学校の校舎をそのまま使っているので仕方ないのですが、いすせれ改善が必要になるでしょう。
さて、ここの特徴は映画学校も併設していること。
学校としては俳優・演技クラス、企画・脚本クラス、配給・宣伝クラスがある。配給と宣伝のノウハウも教えるというのがミソか。
各クラス8回〜15回の授業で、52500円〜115500円まで。まあ高いか安いかは私には分りません。この授業料を高くするのも安くするのも受講者のやる気次第でしょう。
しかし、募集期間の延長をしていたクラスもあるので、一般的には高く感じるのかな。それと、「卒業後」のアフターケアがどうなっているのか。
監督ではなく企画と脚本のコースがあるというのもいい。でも、演技や脚本は他にも学校がありますよね。大丈夫かな。
何はともあれ、ここから巣立った人たちによって京都が「日本のハリウッド」として再生する時が来るか?
もちろん、日本で始めて小学校を作った(明治2年)のも京都ですが、日本で始めて映画が上映されたのも京都。
明治30年に日本で初めて映画が上映された場所が、木屋町通りにある立誠小学校の講堂でだった。残念ながら学校としては閉校になりましたが、校舎は残っています。
そこで、一体どんな映画が上映されたのかが気になるところですが、どうもストーリー性のあるものではなく、単に人や物が動いているだけの映像だったらしい。文字通りの「活動写真」だったか。
さて、この立誠小学校はすでに閉校になっていましたが、新たに映画学校・映画館として生まれ変わりました。
これは龍池小学校が漫画ミュージアムになったり、明倫小学校が芸術センターになったのと同じです。
建物はかつての小学校のまま。

前には高瀬川が流れている。

そして高瀬川を開削した角倉了以の顕彰碑も。

さらには「高瀬川の沿革」という大パネルまで。

門を入れば映画の看板。

教室がミニシアターになったのですね。とは言うものの、全教室ではなくひとつだけのようですが。
ここで3Dが観れるなんて思わないでください。確かめてはいませんが、無理でしょう。
だいたい3Dなんて、2時間ほども脳に正常ではない認識をさせるのですから、こればっかり観てるとそのうちパーになりますよ。やたらお金をかけてコケおどしのド派手な画面を見せるだけではスケールが大きいとはいわない。
スケールが大きいというのは、たとえば、アルフッド・ヒッチコックの「北北西に進路を取れ」や「引き裂かれたカーテン」でしょう。
このシネマではお金はなくてもアイデアはある、といったコケおどしではない作品を見せてもらいたいものです。
校舎(シアターというべきか)の中を歩いているとかつての校歌のパネルが。これを寄贈した卒業生たちは学校が閉校になって映画館になるとは夢にも思っていなかっただろうな。

ひとつだけ苦言を呈すると、トイレが一ヶ所しかないこと。あまりにもレトロな小学校の校舎をそのまま使っているので仕方ないのですが、いすせれ改善が必要になるでしょう。
さて、ここの特徴は映画学校も併設していること。
学校としては俳優・演技クラス、企画・脚本クラス、配給・宣伝クラスがある。配給と宣伝のノウハウも教えるというのがミソか。
各クラス8回〜15回の授業で、52500円〜115500円まで。まあ高いか安いかは私には分りません。この授業料を高くするのも安くするのも受講者のやる気次第でしょう。
しかし、募集期間の延長をしていたクラスもあるので、一般的には高く感じるのかな。それと、「卒業後」のアフターケアがどうなっているのか。
監督ではなく企画と脚本のコースがあるというのもいい。でも、演技や脚本は他にも学校がありますよね。大丈夫かな。
何はともあれ、ここから巣立った人たちによって京都が「日本のハリウッド」として再生する時が来るか?