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京都ミステリー紀行

~楽しい古都ばかり話そう~

プロフィール

ニックネーム:
京都ミステリー
居住地:
京都府
性別:
男性
会社名:
京都ミステリー紀行
会社英字名:
Kyoto Mystery Trip
会社所在地:
京都府
会社電話番号:
090-3653-5729
業種:
現地ツアー企画・現地ガイドなど
自己紹介:
「京都ミステリー紀行」という観光案内をやっております。
よく「ミステリーツアー」と間違えられますが、一般に行われている「行き先や内容を告げずに参加者を募集する」いわゆるミステリーツアーとは違うので要注意。
京都ミステリー紀行とは。
「鵺池」「幽霊の子育て飴」など、京都に残された幽霊譚、怪奇譚を紹介するだけではなく、「菅原道真の怨霊伝説はインチキだった」「平清盛は悪い人ではなかった」「応仁の乱で京都は丸焼けにはなっていなかった」など、通説とは違うことや常識とは反対の説明をする異色のツアー。
『今昔物語』や『江談抄』のエピソードを語る他、『群書類従』や『古事類苑』に基づいた「真相の解明」も行うため、「面白くてためになる」とか「目からウロコの謎解きツアー」とも言われています。

最近、観光地域おこしへのお手伝いも始めました。

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京の五条の橋の上〜弁慶像の股間のモノは小さかった、そして戦いの本家争いとは?〜

2013/06/08 21:04
弁慶
エリア:
  • 近畿 > 京都
  • 近畿 > 京都 > 洛東(祇園・清水)
テーマ:
  • 観光地
  • / 街中・建物・景色
  • / 歴史・文化・芸術
民族のアイデンティティーとは何ぞや、と大上段に振りかぶってしまうと嫌われるかもしれませんが、要するに、どんなにカタカナ語やラテン文字の表記が増えても誰もが桃太郎や浦島太郎の話を知っている、これが民族のアイデンティテイーですね。
そこで今回は牛若丸と弁慶の話です。
牛若丸と弁慶

京都にお越しの方はもうご存知でしょうが、五条大橋のすぐ近くに牛若丸と弁慶の像があります。歌にあるとおりですね。
ところで、この弁慶像のほうですが、ちょっと悲哀に満ちている。何かと言うと、股間のモノなのです。
あまりにも小さい。写真でお分かりでしょうか。
弁慶

これでは弁慶さんが可哀そうではありませんか。別に信楽のタヌキ並みにしろとは言いませんが、もう少し「立派」なものを付けてあげればどうか。このスモールサイズはないやろう、と思います。

さて、これも「京都通」の方ならすでにご存知でしょうが、平安時代の五条通は今の通りではなく、もうひとつ北側の現在の松原通が五条通でした。豊臣秀吉が政権を取った時に名前が変わってしまったのですね。
秀吉は通りの名前を変えるつもりはなく、ただ橋を架け替えただけ。ところが橋の位置が変わっても京都の人はそれまでどおりその橋を「五条の橋」と言い続けた為、それに引っ張られて通りの名まで「五条通」に変わってしまったと。

そこで問題です。
今の五条通の商店街は当然といえば当然ですが牛若丸と弁慶がシンボルになっています。幟もそのデザインですね。
五条

これに対して平安時代の、本来の五条通でもある今の松原通でもやっぱり牛若丸と弁慶をシンボルにした旗を出しています。

これって、本家争い?
松原

まあどこぞのお家元や老舗会社のように「骨肉の争い」をしているわけではありませんが、むしろ「本家争い」を売り物にしたほうが話題性もあり、人も集まるのではないか、なんて無責任な事を考えている今日この頃です。

ところで、五条坂を上っていって清水寺に行く途中、やはり牛若丸と弁慶が登場します。『義経記』では五条通の対決では引き分けた牛若丸と弁慶が清水の舞台でリターンマッチをやって牛若丸が勝つことになっています。その関係でこんな人形も出来たのですね。
この人形は時間が来ると出てきて対決をします。電気仕掛けなのです。清水坂のどこにあるか、今度行かれる時に探してみては如何でしょうか。
清水坂
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