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エリア:
- 中南米 > エクアドル > キト
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テーマ:
- 観光地
- / 世界遺産
エクアドル大統領が働く建物の内部を見学してきた。
普通のシティツアー・コースだと、衛兵が立っている大統領府入り口まで行って、門の外から中を見るだけで終わりなのだが、今回初めて内部を見学する機会に見舞われた。
普段はこの衛兵と写真とっておしまい。
このときも、お客さんと一緒に門まで行って、衛兵と写真を撮って帰ろうとしたのだが、帰りがけにパリッとスーツを着こなしたお兄さんに英語で話しかけられた。
「君達日本人?良かったら、大統領の建物の中案内してあげるけど、見てかない?」
もう、オレがアレな女だったらきっとほいほいついてくね。って感じのルックスで、このセリフだ。
スーツの着こなしといい会話のスムースさといい、こぼれた笑顔の間から見え隠れさせる強大な権力へのバックステージパスといい、抗い難い刺激的な魅力を見せ付けられ、ほいほいついて行った。
話を聞くと、彼は5ヶ国語話せる大統領府専属の通訳兼ツアーガイドらしい。
オレより3ヶ国語だけ多く話せて、働いてる場所がちょっとファンシーなだけで、職種はだいたい同じ。

初めて入る内部。
重要な建物にはかならず中庭が2つあって噴水がある。
大統領府は、現在のラファエル・コレア大統領になって初めて一般公開されたようで、現在は公式行事に使われる2部屋を見ることができる。

一部屋目、おえらいさんたちを招いての晩餐会とかが行われる部屋。
キッチンが併設されてた。
流しそうめんにもってこいの長さ。

この部屋には祭壇も併設されている。
やはり食べる前にはみんなでお祈りをささげたりするのか。
祭壇のある部屋からテラスに出られる。

入れてくれたスーツの彼は他にも用事があるからとさっさと行ってしまい、中学生の集団にくっついていくことにされた。
写真は中学生引率のおっさん。
2部屋目は、大統領の公式行事に使われる部屋。
ここで大統領の任命式典やら、署名式などが行われる模様。

壁一面に歴代大統領の肖像画が掲げられていて、任期期間と存命期間が書かれてる。
ほとんどがデッド・プレジデントなのだが、エクアドルはアメリカ紙幣を使っているので、見覚えのある顔は一人もいない。

プレジデンシャル・生け花

正面階段の踊り場にあるこの壁画は、アマゾン川の源流を発見した時の探検の模様を描いているそう。
まあ、源流はエクアドルだけじゃないんだけどね。

エクアドルのホワイトハウス
ツアーが終わったあと、なぜか中学生達に写真を撮られまくられた。
気分は大統領。


