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エリア:
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テーマ:
- ホテル・宿泊
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スリランカが一般渡航客の入国を停止してから、早くも6か月が過ぎようとしています。
当初は、8月1日に観光客の入国受け入れが再開される予定でしたが、延期となっており、9/14現在、空港の再開日は明言されていません。
9/12付けのDaily FTでは「Airport reopening pushed back indefinitely(空港再開 無期限延期)」(←クリックすると該当記事にリンクします)というという、スリランカへの渡航を心待ちにしている方にとっては、何とも残念な見出しとなっています。
なぜこんなに空港の再開(入国受け入れ)が延びているのか。
それは上記の記事の本文にもありますが、COVID-19の拡散封じ込めと、世界の様々な地域で足止めされているスリランカ人を本国に送還することが、現在のスリランカ政府の最優先事項となっているためです。
現在、観光など一般渡航の入国の受け入れは停止されていますが、海外在住のスリランカ人や特別許可を得た方などの入国受け入れが続いています
日本からもこれまで、特別便により、スリランカ人やスリランカ永住者などが帰国しています。
現在海外からの帰国者は、空港でのPCR検査の結果が陰性でも、全員が2週間の指定隔離検疫施設の滞在が義務付けられています。
さらには検疫後も自宅で2週間の自己隔離検疫が課せられています。
これまでに3万人近い人がスリランカに帰国していますが、スリランカへの帰国を希望していながら帰国できていない人が、まだ5万人以上いると報道されています。
観光客を含む一般渡航の受け入れは、この本国送還の目途がつき次第ということになりそうです。
なかなか本国送還がスムーズにいかない要因は、海外からの帰国者の陽性率の高さにあるといわれています。
9/14(午前10時)の保健局の発表によると、スリランカにおける新型コロナウイルス感染症(Covid-19)の累計感染者数は3,234名。うち3,005名はすでに全快しており、9/14(10時)時点の現感染者数は217名となっています(累計死亡者数は12名)。
連日感染者が出ていますが、ほとんどが海外からの帰国者で、市中感染はここずっと報告されていません。
スリランカの感染者数推移は、保健局(健康増進局)のWebサイトで確認できます。COVID-19 Situation Report(←クリックするとサイトにリンクします)
例えば、9/12,13の週末2日間での新規感染者数は65名でしたが、その全員が海外からの帰国者でした。
隔離検疫施設も、感染者が治療を受ける指定病院も受け入れ数に限りがあるため、今後も人数を調整しながらの帰国受け入れになっていくのだと思われます。
上記の通り、海外からの帰国者は、全員が空港から直接に指定隔離検疫施設に送られるため、スリランカの国内での感染は抑えられている状況です。
そのため、国内はほぼ日常通りに戻っています。
コロンボなどの都市部では、マスクの着用や、飲食店やショップへの入店時の消毒もしくは手洗い、検温がまだ徹底されていますが、地方ではマスクの未着用の人の方が多い印象を受けます。
すでに6か月もの間、海外からの観光客が途絶えた状況で、スリランカ国内も約2か月間にわたり、外出禁止令が発令されたり移動の制限があったため、ホテルや観光地などは人がいない状況が続いていましたが、国内の感染が抑えられているのと、多くのホテルでスリランカ在住者向けに格安価格を出していたりするため、現在は国内旅行が復活しており、週末はホテルも満室に近かったり、観光地も混雑が見られます。
ただ、国内旅行は土日ならびに祝日に集中するため、平日は人の動きは少ないようです。ホテルも平日価格と週末価格の2段階で出すところが増えました。
利用客のほとんどが、外国人観光客で占めていたお店などは大きな影響を受けているようです。
日本にもショップを出しているSpa Ceylon(スパセイロン)や、人気のファブリックショップBarefoot(ベアフット)は、今まで特定の商品を除いてはセールを行ってきませんでしたが、日数や店舗限定ながらセールを行ったところからも伺い知れます。
日常生活においては、輸入品の食料品の値上がりが顕著です。
スリランカでは、海外からの仕送りならびに観光での収入が、外貨獲得の割合の上位を占めていました。
現在は、海外在住者も帰国が相次ぎ海外からの渡航客がいないため、外貨の収入が大きく落ち込んだ状況です。
それに対して、食料品などの生活必需品の輸入をするため、外貨の収支のバランスが大きく崩れた状況になっています。
大統領は、この機会に自国での生産力の強化を図ろうとしています。
食料でも工業製品などにおいても、自国で生産できるものは国内生産に切り替えていく方針を打ち出しています。
そのために、輸入制限をかけた品目(食料ではウコンや豆類、衣類ではインド製サリー布など)も多くなってきました。それが市場価格に反映された状況です。
新型コロナウイルスは世界的に大きな影響をもたらしていますが、スリランカも例外ではなく苦境に立たされている部分も多くあります。
内戦や津波、昨年の多発テロなど多くの困難を乗り越えてきたスリランカは、新型コロナウイルスも大きな打撃を受けています。
しかし、これをきっかけに輸入品目を見直したり、自給生産を強化したり、Eコマース(インターネット上で商品やサービスを売り買いすること)の普及や取り扱い企業が増えたり、前進する動きも多くあります。
この力こそがが、スリランカの強みや魅力につながっていくことでしょう。
空港の再開はまだ先になりそうですが、スリランカは早くに安全ならび衛生の手順書を発行し、周知してきました。
世界旅行・観光評議会(WTTC:World Travel and Tourism Council's)から「安全に旅行ができる国」としての認定を受けています。
いつでも安全に安心して旅行ができる準備はすでに整っていますので、一般渡航の受け入れが再開になりましたら、最初の旅行先として是非おいでください。
当初は、8月1日に観光客の入国受け入れが再開される予定でしたが、延期となっており、9/14現在、空港の再開日は明言されていません。
9/12付けのDaily FTでは「Airport reopening pushed back indefinitely(空港再開 無期限延期)」(←クリックすると該当記事にリンクします)というという、スリランカへの渡航を心待ちにしている方にとっては、何とも残念な見出しとなっています。
なぜこんなに空港の再開(入国受け入れ)が延びているのか。
それは上記の記事の本文にもありますが、COVID-19の拡散封じ込めと、世界の様々な地域で足止めされているスリランカ人を本国に送還することが、現在のスリランカ政府の最優先事項となっているためです。
現在、観光など一般渡航の入国の受け入れは停止されていますが、海外在住のスリランカ人や特別許可を得た方などの入国受け入れが続いています
日本からもこれまで、特別便により、スリランカ人やスリランカ永住者などが帰国しています。
現在海外からの帰国者は、空港でのPCR検査の結果が陰性でも、全員が2週間の指定隔離検疫施設の滞在が義務付けられています。
さらには検疫後も自宅で2週間の自己隔離検疫が課せられています。
これまでに3万人近い人がスリランカに帰国していますが、スリランカへの帰国を希望していながら帰国できていない人が、まだ5万人以上いると報道されています。
観光客を含む一般渡航の受け入れは、この本国送還の目途がつき次第ということになりそうです。
なかなか本国送還がスムーズにいかない要因は、海外からの帰国者の陽性率の高さにあるといわれています。
9/14(午前10時)の保健局の発表によると、スリランカにおける新型コロナウイルス感染症(Covid-19)の累計感染者数は3,234名。うち3,005名はすでに全快しており、9/14(10時)時点の現感染者数は217名となっています(累計死亡者数は12名)。
連日感染者が出ていますが、ほとんどが海外からの帰国者で、市中感染はここずっと報告されていません。
スリランカの感染者数推移は、保健局(健康増進局)のWebサイトで確認できます。COVID-19 Situation Report(←クリックするとサイトにリンクします)
例えば、9/12,13の週末2日間での新規感染者数は65名でしたが、その全員が海外からの帰国者でした。
隔離検疫施設も、感染者が治療を受ける指定病院も受け入れ数に限りがあるため、今後も人数を調整しながらの帰国受け入れになっていくのだと思われます。
上記の通り、海外からの帰国者は、全員が空港から直接に指定隔離検疫施設に送られるため、スリランカの国内での感染は抑えられている状況です。
そのため、国内はほぼ日常通りに戻っています。
コロンボなどの都市部では、マスクの着用や、飲食店やショップへの入店時の消毒もしくは手洗い、検温がまだ徹底されていますが、地方ではマスクの未着用の人の方が多い印象を受けます。
すでに6か月もの間、海外からの観光客が途絶えた状況で、スリランカ国内も約2か月間にわたり、外出禁止令が発令されたり移動の制限があったため、ホテルや観光地などは人がいない状況が続いていましたが、国内の感染が抑えられているのと、多くのホテルでスリランカ在住者向けに格安価格を出していたりするため、現在は国内旅行が復活しており、週末はホテルも満室に近かったり、観光地も混雑が見られます。
ただ、国内旅行は土日ならびに祝日に集中するため、平日は人の動きは少ないようです。ホテルも平日価格と週末価格の2段階で出すところが増えました。
利用客のほとんどが、外国人観光客で占めていたお店などは大きな影響を受けているようです。
日本にもショップを出しているSpa Ceylon(スパセイロン)や、人気のファブリックショップBarefoot(ベアフット)は、今まで特定の商品を除いてはセールを行ってきませんでしたが、日数や店舗限定ながらセールを行ったところからも伺い知れます。
日常生活においては、輸入品の食料品の値上がりが顕著です。
スリランカでは、海外からの仕送りならびに観光での収入が、外貨獲得の割合の上位を占めていました。
現在は、海外在住者も帰国が相次ぎ海外からの渡航客がいないため、外貨の収入が大きく落ち込んだ状況です。
それに対して、食料品などの生活必需品の輸入をするため、外貨の収支のバランスが大きく崩れた状況になっています。
大統領は、この機会に自国での生産力の強化を図ろうとしています。
食料でも工業製品などにおいても、自国で生産できるものは国内生産に切り替えていく方針を打ち出しています。
そのために、輸入制限をかけた品目(食料ではウコンや豆類、衣類ではインド製サリー布など)も多くなってきました。それが市場価格に反映された状況です。
新型コロナウイルスは世界的に大きな影響をもたらしていますが、スリランカも例外ではなく苦境に立たされている部分も多くあります。
内戦や津波、昨年の多発テロなど多くの困難を乗り越えてきたスリランカは、新型コロナウイルスも大きな打撃を受けています。
しかし、これをきっかけに輸入品目を見直したり、自給生産を強化したり、Eコマース(インターネット上で商品やサービスを売り買いすること)の普及や取り扱い企業が増えたり、前進する動きも多くあります。
この力こそがが、スリランカの強みや魅力につながっていくことでしょう。
空港の再開はまだ先になりそうですが、スリランカは早くに安全ならび衛生の手順書を発行し、周知してきました。
世界旅行・観光評議会(WTTC:World Travel and Tourism Council's)から「安全に旅行ができる国」としての認定を受けています。
いつでも安全に安心して旅行ができる準備はすでに整っていますので、一般渡航の受け入れが再開になりましたら、最初の旅行先として是非おいでください。
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