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- 村をぐるりと水で囲まれた栄州市ムソム村
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エリア:
- アジア>韓国>韓国その他の都市
- テーマ:観光地 歴史・文化・芸術 自然・植物
- 投稿日:2014/09/02 08:15
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慶尚北道栄州市にあるムソム村は、安東の河回村のように、村の三方が水で囲まれている村です。
洛東江の支流である乃城川と栄州川が交わりながら太白山と小白山を通り、村の三方を囲むように流れ、まるで陸地の中の島のようになっている、伝統を大切にしている村です。
ムソム村は、17世紀ごろ東側に潘南朴氏が入村し、晩竹齎(慶尚北道民俗資料第93号)を建てるなど村を形成してきた。西側の川向うに住んでいた宣城金氏もこの地に入り、以降、両家の集成村を形成してきた。
歳月の流れの中で、次第に人口が増え、一時は120以上の世帯の住民500人が住み繁栄したが、1960年代以降、工業化が進み、住民の離農が減り、村の消滅の危機に瀕します。
しかし、政府が実施した「嶺南北儒教文化圏のビジネスポリシー」にて、伝統的な村に指定され、昔の姿を取り戻し今に至ります。
ムソム村にある有名な文化財には、海遇堂古宅と晩竹斎古宅があり、これらの他にも 金圭鎮家屋や金渭鎮家屋など9つの文化財が慶尚北道文化財資料と民俗資料に指定されています。
海遇堂古宅は、慶尚北道民俗資料第92号に指定されており、ムソム村に入る水道橋を渡ってすぐ左側に見える家屋です。
潘南朴氏がこの村に入って建てた晩竹斎古宅は、ムソム村で最も古い韓屋です。
ムソム村でもう一つ見逃せないものは、約350年間に渡りムソム村と川の向こう側を結んでいる丸木橋です。
1979年に水道橋が架けられる前までムソム村唯一の通路としての役割を果たしていた丸木橋は、最近昔の姿そのままに復元され、毎年10月に開かれる「丸木橋祭り」のシンボルとなっています。
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