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旅倶楽部「こま通信」

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ミラノ大聖堂にて六本木合唱団のレクイエム

2010/11/28 00:41
レクイエム
エリア:
  • ヨーロッパ > イタリア > ミラノ
テーマ:
  • お祭り・イベント
  • / 鑑賞・観戦
ミラノ滞在たった一泊のその夜に、大聖堂で日本人の演奏会がある事を当日の朝に知った。

大聖堂へ行くとポスターが貼ってあり、錚々たるメンバーである。
「レクイエム」のポスター三枝成彰『レクイエム』曽野綾子のリブレット
指揮:大友直人 ソプラノ:中丸三千繪 テノール:樋口達哉 オーケストラ:日本フィルハーモニック アンサンブル管弦楽団

チャリティーコンサートであり、シンガーもオーケストラも基本的に自費で参加しているのだそうだ。しかも、入場料まで無料。これを千載一遇の機会というのだろう。行ってみることにする。

20時半開演とのこと。
19時から近くで簡単に食事を済ませて、20時には大聖堂前で開場を待とうと…
入場待ち行列おお、すでに長い行列が、美しくライトアップしたミラノ大聖堂の前に出来ている。

行列のうしろの方で並んでいると、突然大聖堂のもうひとつの扉が開く事になり、走って移動。イタリアらしい(笑)おかげでそこそこの席を確保できた。
コンサート開幕直前

大聖堂、あまりに残響時間の長い空間なので、音がどんな風に聞こえてくるのか少々不安を感じながら待つ。

時間となり、イタリア語で作曲の三枝成彰、作詞の曾野綾子、両氏も紹介があった。わざわざ日本から臨席されていたのである。

その後、日本語の上手なイタリア人神父が話はじめる。
「昨年ミラノの大司教が日本を訪問し、六本木合唱団の歌声を聞く機会があり、とても感激されました。『ミラノの大聖堂で歌いませんか』と申し出があり、今日が実現したのです」
「レクイエムは、苦しみの中で亡くなった人々を思う曲です。皆さんもご先祖様を思ってお聞き下さい」

静かで重々しく、荘厳にもりあがってゆく楽曲。歌声が大聖堂の中空で交じり合い、まさに大聖堂ならではの音響になってゆく。思ったとおり非常にライブな空間である。
大人数の男性コーラスの音圧はなかなか気持ちが良い。そこを切り込むように紅一点中丸さんの声が彩りになる。

ただ、その残響の長さ故、歌詞はほぼ聞き取れない。せっかく日本語詩なのだが・・・そこはとても残念に思わざるを得ない。席に置かれていたリーフレットにはイタリア語の翻訳だけ載せられていたが、日本語詩も是非ほしかった。

一時間半近くをノンストップで演奏。
未知の曲ゆえ、観客はどこで拍手を送るべきなのか、少々とまどっているように見える。
指揮の大友氏の肩が、ふうっとゆるくなり、前方から拍手が沸きあがってきた。
カーテンコール

明日11月26日はローマのバチカンでミサ曲を演奏するという事。我々はちょうど日本への飛行機に乗っている時間である。

タイミングよくミラノ大聖堂で日本人の奉納コンサートに出会えた事に感謝しよう。
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コメント
  • 私は大きなコンサートには行ったことはありませんが、文章を読ませていただいていると よく雰囲気が伝わりましたよ。レクイエムは友人がコーラスでよく聴かせてくれますが 聖堂ではその感動は想像を超えるものと思われます。  Posted by どりちゃん 【2011/03/31 12:50:50】
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