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旅倶楽部「こま通信」

~旅するように生きていこう~

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プロフィール

ニックネーム:
こまつうしん
居住地:
埼玉県
性別:
男性
年代:
60代
会社名:
旅倶楽部 こま通信
会社英字名:
会社所在地:
埼玉県
業種:
旅行業
自己紹介:
旅倶楽部「こま通信」代表

これまで三千日以上を旅してきて、より良い旅の為に《手造の旅》をはじめました。メンバーからの要望によって、一生モノの旅をつくっていきます。

《手造の旅》のご希望がありましたらご連絡ください。
komatsusin2@gmail.com

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ブレスレット
アミソスの宝
エリア:
  • 中近東>トルコ>サムスン
テーマ:観光地 歴史・文化・芸術 
投稿日:2013/05/06 09:43
コメント(0)
トルコ北東部、黒海沿いの大都市サムスンの古代名はアミソス。1995年の道路工事の際に発見されたポントス王国時代の墳墓から優れた金の副葬品が見つかった。それは「アミソスの宝」と呼ばれ、サムスンの小さな考古学博物館に展示されている。
●博物館はまったくそれと分からない小さな平屋
サムスン、考古学博物館外観
内部に入って料金を払うと(2013年4月現在3トルコリラでした)、すぐに全部の部屋が見渡せてしまう程度のひろさ。いちばん奥にそこだけ違う色のライトで「アミソスの宝」がそれと分かるように展示されている。
サムスン、考古学博物館内部
古代の邸宅からモザイクの床。アキレウスと彼を案じる母テティスの図
アキレウスとテティス

「アミソスの宝」でいちばん目立つのはこの冠
冠
黄金の葉っぱを組み合わせてある。

墳墓は5×5×2.5m。五つの部屋のうち三つが埋葬に使われており、男性一体女性二体だった。
墳墓内部見取り図
金貨が鋳造された年代から紀元前一世紀のミトリダテス六世の時代の人物と推察される。しかし、墳墓自体はそれより二百年程度前の時代に利用されている形跡があるという。誰かの墓を再利用したのかも。
ポントス王朝コイン
高位の人物でなければ、これだけの副葬品は持てなかっただろう。

女性二人は彼の奥方と娘だとされる。女性用らしい装飾品多数。
装身具細部を見ると技術の高さが分かる装身具細工拡大

ニケ女神
ニケ女神海の精ネーレイデスが海馬ヒッポカンポスに乗っている図がたくさんつなげられた大ぶりのネックレスの拡大
ネーレイデス


このブレスレットのデザイン感覚は現代でもそのまま通用するだろう
ブレスレット

観光都市でもないサムソンの小さな考古学博物館には、ほとんど日本人などやってこない。それでも、ちゃんと目を凝らせば、歴史ある街にはちゃんと見どころがある。
※ここだけ黄色の光が当てられていて、本来の色が分かりにくい。金製品をより誇らしく見せようとしているのだろうが、自然光のもとで見られるようにしてほしいものです。

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