記事一覧
1 - 5件目まで(16件中)

- Stay Safeシステム
-
エリア:
- アジア>スリランカ
- テーマ:買物・土産 ホテル・宿泊 その他
- 投稿日:2020/12/01 10:49
- コメント(0)
未だ世界で猛威を振るう新型コロナウイルス感染症(Covid-19)。
スリランカも10月に約2か月ぶりに国内陽性者が判明してから現在まで、連日感染者が報告されています。
スリランカ政府は、検疫ならびに疾病防止条例に、公共の場におけるフェイスマスクの着用やソーシャルディスタンシングの確保等の規則を追記する官報を発出しました。
そのため現在スリランカでは、公共の場への外出時はマスク着用が義務となっています。
現在、オフィスやショップ、レストランやホテルなど、建物に入るときは、入館前に手洗い(手洗い場が設けられていないところは消毒のみ)と消毒、検温のほかに、入館時間、入館者名と連絡先を記入する必要があります。

これらの情報の記入は、感染者が発覚した場合に移動経路を特定するためにも重要なことではありますが、ノート式記入の場合、ペンの共有や名前や住所、国民番号(外国人の場合はパスポート番号)などの個人情報が、多くの人の目に触れる状況にあることへの懸念もありました。
これらの懸念や、安全・正確かつ迅速な追跡を目的として、情報通信技術庁(ICTA)が「Stay Safe」という新システムを開発、11/7から施行されました。
多くの施設では現在このシステムに切り替えになっていっています。
これはホテルやレストラン、商業施設や会社などの団体側が初めに名称、住所、氏名、所有者の電話番号などの基本情報を登録し、その施設のQRコード(施設番号)を取得し、それを入り口などに掲示したものを、社員や客などの利用者入館者が入館時にその施設コードを登録することで、入館時間や利用者情報(利用者は初回のみ情報登録)がデータベースに送られるシステムです。
これにより、陽性と判明した者が同時間に同施設にいた場合は、通知や対応指示の通知が行くシステムとなっています。
利用者は入館時にQRコードを読み取ります。
スマートフォンなどの読み取りのツールがない場合は、記載されている施設番号をショートメールで送る方法もあります。

QRコードを読み取ると情報を登録する画面が開きます。
ここに電話番号と国民番号(外国人はパスポート番号)を入力して登録。

登録が完了すると、入館時間が表示されます。

退館時に、またQRコードにかざすと退出時間が記録されます。

最初に必須事項の登録作業がありますが、あとはQRコードにかざすだけ。
とても簡単なシステムです。
出入時間が記録されるのでより精度の高い追跡や特定ができるほか、利用者も記入のわずらわしさや、個人情報を誰もが閲覧できるノートに書くリスクもなくなります。
恐らくこのシステムは、海外からの観光客の受け入れを再開した後も続いていくと思われます。
スリランカも10月に約2か月ぶりに国内陽性者が判明してから現在まで、連日感染者が報告されています。
スリランカ政府は、検疫ならびに疾病防止条例に、公共の場におけるフェイスマスクの着用やソーシャルディスタンシングの確保等の規則を追記する官報を発出しました。
そのため現在スリランカでは、公共の場への外出時はマスク着用が義務となっています。
現在、オフィスやショップ、レストランやホテルなど、建物に入るときは、入館前に手洗い(手洗い場が設けられていないところは消毒のみ)と消毒、検温のほかに、入館時間、入館者名と連絡先を記入する必要があります。

これらの情報の記入は、感染者が発覚した場合に移動経路を特定するためにも重要なことではありますが、ノート式記入の場合、ペンの共有や名前や住所、国民番号(外国人の場合はパスポート番号)などの個人情報が、多くの人の目に触れる状況にあることへの懸念もありました。
これらの懸念や、安全・正確かつ迅速な追跡を目的として、情報通信技術庁(ICTA)が「Stay Safe」という新システムを開発、11/7から施行されました。
多くの施設では現在このシステムに切り替えになっていっています。
これはホテルやレストラン、商業施設や会社などの団体側が初めに名称、住所、氏名、所有者の電話番号などの基本情報を登録し、その施設のQRコード(施設番号)を取得し、それを入り口などに掲示したものを、社員や客などの利用者入館者が入館時にその施設コードを登録することで、入館時間や利用者情報(利用者は初回のみ情報登録)がデータベースに送られるシステムです。
これにより、陽性と判明した者が同時間に同施設にいた場合は、通知や対応指示の通知が行くシステムとなっています。
利用者は入館時にQRコードを読み取ります。
スマートフォンなどの読み取りのツールがない場合は、記載されている施設番号をショートメールで送る方法もあります。

QRコードを読み取ると情報を登録する画面が開きます。
ここに電話番号と国民番号(外国人はパスポート番号)を入力して登録。

登録が完了すると、入館時間が表示されます。

退館時に、またQRコードにかざすと退出時間が記録されます。

最初に必須事項の登録作業がありますが、あとはQRコードにかざすだけ。
とても簡単なシステムです。
出入時間が記録されるのでより精度の高い追跡や特定ができるほか、利用者も記入のわずらわしさや、個人情報を誰もが閲覧できるノートに書くリスクもなくなります。
恐らくこのシステムは、海外からの観光客の受け入れを再開した後も続いていくと思われます。
- タグ:
- スリランカ コロナウイルス Covid-19 追跡システム スリランカ旅行

- スリランカのお受験事情
-
エリア:
- アジア>スリランカ>スリランカその他の都市
- アジア>スリランカ>コロンボ
- テーマ:その他
- 投稿日:2020/10/22 15:35
- コメント(0)
現在スリランカでは、2か月ぶりの新型コロナウイルスの市中感染が広がりを見せており、感染者の多い地域は外出禁止令が課されるなど、感染の拡大を抑えようとしています。
そんな中、今月(10月)よりスリランカの奨学金試験ならびにAレベルの各種試験が始まっています。
本来は8月に行われるはずだった試験ですが、新型コロナウイル感染症(Covid-19)により延期されていました。
試験開始期間直前に、上述の通り市中感染ならびにクラスターが発生しましたが、試験結果により進路が決定されるため、これ以上の延期はできないと安全衛生の対策が取られる中での開始となりました。
写真はDaily Mirrorより
スリランカの教育制度は、日本の教育制度に置き換えると、
5歳の1月※から10歳まで小学校が5年間(1年生から5年生)、
※スリランカの学校は1月はじまり
10歳から14歳まで中学校が4年間(6年生から9年生)、
14歳から16歳まで中学校と高校の間(後期中等)が2年間(10,11年生)、
16歳から18歳まで高校が2年間(12,13年生)
という仕組みになっています。
スリランカの公立学校、国立大学の学費は無料となっています。
日本の試験制度にあたるのは、5年生から6年生に上がる年にシッシャッテと呼ばれる奨学金試験があります。
この奨学金試験で好成績を収めると、中学校から進学校に転校できたり奨学金を受けることができます。
次は11年生の12月にOレベル(G.C.E.O/L)と呼ばれる高校入学試験に相当する試験が行われます。
このOレベル試験で、ある程度の成績を収めたものだけが、12年生に進学できます。
次は13年生の8月(2020年はCovid-19の影響により10月実施)にAレベル(G.C.E.A/L)と呼ばれる大学入試試験に相当する試験があり、これに合格した者だけが大学への入学資格を与えられます。
約35万人いる学生のうち、Aレベルまで進めるのは約12万人、大学入学資格が与えられるのは約7万人ほどいるといわれていますが、大学の数が限られており(国立大は15校)そこから実際に大学に進めるのは約2万人といわれており、とても厳しい世界です。
1年生から5年までは家の近くの学校に通う子供が多いですが、シッシャッテで少しでも良い学校に入れるように、OならびにAレベル試験を突破できるようにと親も教育に力を入れており、学校が終わってからや休みの日に塾に通う子も多くみられます。
塾の講師は専門の人もいますが、学校の先生がアルバイトとして就業後に塾の講師を務めている人も多くいます。
スリランカを旅行で訪れた方は、「穏やかでのんびりした国。子供の笑顔がかわいらしい国」という感想を持たれる方が多いですが、教育事情はなかなか厳しい世界となっており、鬱やノイローゼになってしまう子供、自殺してしまう子供も少なくなく、スリランカの教育問題が浮き彫りになっています。
そんな中、今月(10月)よりスリランカの奨学金試験ならびにAレベルの各種試験が始まっています。
本来は8月に行われるはずだった試験ですが、新型コロナウイル感染症(Covid-19)により延期されていました。
試験開始期間直前に、上述の通り市中感染ならびにクラスターが発生しましたが、試験結果により進路が決定されるため、これ以上の延期はできないと安全衛生の対策が取られる中での開始となりました。
写真はDaily Mirrorよりスリランカの教育制度は、日本の教育制度に置き換えると、
5歳の1月※から10歳まで小学校が5年間(1年生から5年生)、
※スリランカの学校は1月はじまり
10歳から14歳まで中学校が4年間(6年生から9年生)、
14歳から16歳まで中学校と高校の間(後期中等)が2年間(10,11年生)、
16歳から18歳まで高校が2年間(12,13年生)
という仕組みになっています。
スリランカの公立学校、国立大学の学費は無料となっています。
日本の試験制度にあたるのは、5年生から6年生に上がる年にシッシャッテと呼ばれる奨学金試験があります。
この奨学金試験で好成績を収めると、中学校から進学校に転校できたり奨学金を受けることができます。
次は11年生の12月にOレベル(G.C.E.O/L)と呼ばれる高校入学試験に相当する試験が行われます。
このOレベル試験で、ある程度の成績を収めたものだけが、12年生に進学できます。
次は13年生の8月(2020年はCovid-19の影響により10月実施)にAレベル(G.C.E.A/L)と呼ばれる大学入試試験に相当する試験があり、これに合格した者だけが大学への入学資格を与えられます。
約35万人いる学生のうち、Aレベルまで進めるのは約12万人、大学入学資格が与えられるのは約7万人ほどいるといわれていますが、大学の数が限られており(国立大は15校)そこから実際に大学に進めるのは約2万人といわれており、とても厳しい世界です。
1年生から5年までは家の近くの学校に通う子供が多いですが、シッシャッテで少しでも良い学校に入れるように、OならびにAレベル試験を突破できるようにと親も教育に力を入れており、学校が終わってからや休みの日に塾に通う子も多くみられます。
塾の講師は専門の人もいますが、学校の先生がアルバイトとして就業後に塾の講師を務めている人も多くいます。
スリランカを旅行で訪れた方は、「穏やかでのんびりした国。子供の笑顔がかわいらしい国」という感想を持たれる方が多いですが、教育事情はなかなか厳しい世界となっており、鬱やノイローゼになってしまう子供、自殺してしまう子供も少なくなく、スリランカの教育問題が浮き彫りになっています。
- タグ:
- スリランカ 教育制度 Covid-19 お受験

- スリランカ集団感染の現状
-
エリア:
- アジア>スリランカ>スリランカその他の都市
- テーマ:その他
- 投稿日:2020/10/09 12:55
- コメント(0)
スリランカ国内では、10/3に約2か月ぶりに新型コロナウイルス陽性者が出ました。
スリランカでは連日陽性者は出ていますが、全員が海外からの帰国者で、空港でのPCR検査結果に関わらず全員が空港から指定隔離検疫施設(ホテル)に送られています。市中感染は約2か月にわたり0名が続いていました。
陽性が判明して、その方が所属していた縫製工場の従業員全員のPCR検査をしたところ、約1000名の工場従業員(寄宿舎)が陽性であること、家族など関係者からも陽性者が判明し、わずか4日間で1,034名の感染が報告されるなど、国内最大の集団感染発覚となっています(それ以前は海軍キャンプで起きた約950名の集団感染が最大でした)。
10/9現在、工場がある地域や、陽性者が多く出ている地域など1県(ガンパハ県)の18の警察管轄区に外出禁止令(食料品の買い物などでの外出も不可)が出ているほか、従業員ならび家族、関係者など5000名以上のPCR検査が行われ、隔離検疫施設輸送や自宅検疫など振り分けがされています。
また、工場など多くの人が働く場所では、無作為でのPCR検査が行われています。
10/3に陽性者の報告ならびに10/5に集団感染がおこったとの報道を受けて、スリランカ全土がまた外出禁止令が出るのではないかと、食料品の買い出しでスーパーが混雑し米や粉類がほぼ売り切れとなっていますが、現時点では外出禁止令は、上記の1県の中の18の警察管轄区に限られています。

スリランカ全土の学校や一部の公的機関は再び休校ならびに業務停止の措置が取られています。
外出禁止令が発令されていない地域での日常生活においては、保健省のガイドラインにより「営業停止」「制限付き(定員/収容人数の50%、75%など)営業」「通常営業(衛生ガイドライン遵守の上)」などカテゴリに分けられています。

経済活動を全面停止することなく、必要最低限の制限で、感染拡大の防止ならびに収束を図っていることがうかがえます。
外出禁止令地域の外の居住者に対しても、特にこの1週間は、国内の新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止する重要であるため、外出はなるべく必要最低限にとどめるほか、旅行や公共の場所を訪問する際には細心の注意をするように呼び掛けられています。
感染しても無症状である方が一定の割合でいるというこの新型コロナウイルス感染症。
今回もPCR検査により集団感染が発覚しました。
世界保健機関(WHO)は新型コロナウイルス感染者のうち4割ほどが無症状の感染者からうつされているとしています。感染しても30〜50%の方は症状が出ないということもあるため、無症状でも感染している方は多くいることが予想されます。
スリランカに限ったことではありませんが、マスク着用や手洗い消毒、人との距離の取り方など、一人一人が注意を心がけていくことが、とても重要であるようです。
スリランカにおける新型コロナウイルス感染症感染状況(10/7時点)

※PCR検査総数 303,381件
スリランカでは連日陽性者は出ていますが、全員が海外からの帰国者で、空港でのPCR検査結果に関わらず全員が空港から指定隔離検疫施設(ホテル)に送られています。市中感染は約2か月にわたり0名が続いていました。
陽性が判明して、その方が所属していた縫製工場の従業員全員のPCR検査をしたところ、約1000名の工場従業員(寄宿舎)が陽性であること、家族など関係者からも陽性者が判明し、わずか4日間で1,034名の感染が報告されるなど、国内最大の集団感染発覚となっています(それ以前は海軍キャンプで起きた約950名の集団感染が最大でした)。
10/9現在、工場がある地域や、陽性者が多く出ている地域など1県(ガンパハ県)の18の警察管轄区に外出禁止令(食料品の買い物などでの外出も不可)が出ているほか、従業員ならび家族、関係者など5000名以上のPCR検査が行われ、隔離検疫施設輸送や自宅検疫など振り分けがされています。
また、工場など多くの人が働く場所では、無作為でのPCR検査が行われています。
10/3に陽性者の報告ならびに10/5に集団感染がおこったとの報道を受けて、スリランカ全土がまた外出禁止令が出るのではないかと、食料品の買い出しでスーパーが混雑し米や粉類がほぼ売り切れとなっていますが、現時点では外出禁止令は、上記の1県の中の18の警察管轄区に限られています。

スリランカ全土の学校や一部の公的機関は再び休校ならびに業務停止の措置が取られています。
外出禁止令が発令されていない地域での日常生活においては、保健省のガイドラインにより「営業停止」「制限付き(定員/収容人数の50%、75%など)営業」「通常営業(衛生ガイドライン遵守の上)」などカテゴリに分けられています。

経済活動を全面停止することなく、必要最低限の制限で、感染拡大の防止ならびに収束を図っていることがうかがえます。
外出禁止令地域の外の居住者に対しても、特にこの1週間は、国内の新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止する重要であるため、外出はなるべく必要最低限にとどめるほか、旅行や公共の場所を訪問する際には細心の注意をするように呼び掛けられています。
感染しても無症状である方が一定の割合でいるというこの新型コロナウイルス感染症。
今回もPCR検査により集団感染が発覚しました。
世界保健機関(WHO)は新型コロナウイルス感染者のうち4割ほどが無症状の感染者からうつされているとしています。感染しても30〜50%の方は症状が出ないということもあるため、無症状でも感染している方は多くいることが予想されます。
スリランカに限ったことではありませんが、マスク着用や手洗い消毒、人との距離の取り方など、一人一人が注意を心がけていくことが、とても重要であるようです。
スリランカにおける新型コロナウイルス感染症感染状況(10/7時点)

※PCR検査総数 303,381件
- タグ:
- スリランカ コロナウイルス Covid-19
スリランカが一般渡航客の入国を停止してから、早くも6か月が過ぎようとしています。
当初は、8月1日に観光客の入国受け入れが再開される予定でしたが、延期となっており、9/14現在、空港の再開日は明言されていません。
9/12付けのDaily FTでは「Airport reopening pushed back indefinitely(空港再開 無期限延期)」(←クリックすると該当記事にリンクします)というという、スリランカへの渡航を心待ちにしている方にとっては、何とも残念な見出しとなっています。
なぜこんなに空港の再開(入国受け入れ)が延びているのか。
それは上記の記事の本文にもありますが、COVID-19の拡散封じ込めと、世界の様々な地域で足止めされているスリランカ人を本国に送還することが、現在のスリランカ政府の最優先事項となっているためです。
現在、観光など一般渡航の入国の受け入れは停止されていますが、海外在住のスリランカ人や特別許可を得た方などの入国受け入れが続いています
日本からもこれまで、特別便により、スリランカ人やスリランカ永住者などが帰国しています。
現在海外からの帰国者は、空港でのPCR検査の結果が陰性でも、全員が2週間の指定隔離検疫施設の滞在が義務付けられています。
さらには検疫後も自宅で2週間の自己隔離検疫が課せられています。
これまでに3万人近い人がスリランカに帰国していますが、スリランカへの帰国を希望していながら帰国できていない人が、まだ5万人以上いると報道されています。
観光客を含む一般渡航の受け入れは、この本国送還の目途がつき次第ということになりそうです。
なかなか本国送還がスムーズにいかない要因は、海外からの帰国者の陽性率の高さにあるといわれています。
9/14(午前10時)の保健局の発表によると、スリランカにおける新型コロナウイルス感染症(Covid-19)の累計感染者数は3,234名。うち3,005名はすでに全快しており、9/14(10時)時点の現感染者数は217名となっています(累計死亡者数は12名)。
連日感染者が出ていますが、ほとんどが海外からの帰国者で、市中感染はここずっと報告されていません。
スリランカの感染者数推移は、保健局(健康増進局)のWebサイトで確認できます。COVID-19 Situation Report(←クリックするとサイトにリンクします)
例えば、9/12,13の週末2日間での新規感染者数は65名でしたが、その全員が海外からの帰国者でした。
隔離検疫施設も、感染者が治療を受ける指定病院も受け入れ数に限りがあるため、今後も人数を調整しながらの帰国受け入れになっていくのだと思われます。
上記の通り、海外からの帰国者は、全員が空港から直接に指定隔離検疫施設に送られるため、スリランカの国内での感染は抑えられている状況です。
そのため、国内はほぼ日常通りに戻っています。
コロンボなどの都市部では、マスクの着用や、飲食店やショップへの入店時の消毒もしくは手洗い、検温がまだ徹底されていますが、地方ではマスクの未着用の人の方が多い印象を受けます。
すでに6か月もの間、海外からの観光客が途絶えた状況で、スリランカ国内も約2か月間にわたり、外出禁止令が発令されたり移動の制限があったため、ホテルや観光地などは人がいない状況が続いていましたが、国内の感染が抑えられているのと、多くのホテルでスリランカ在住者向けに格安価格を出していたりするため、現在は国内旅行が復活しており、週末はホテルも満室に近かったり、観光地も混雑が見られます。
ただ、国内旅行は土日ならびに祝日に集中するため、平日は人の動きは少ないようです。ホテルも平日価格と週末価格の2段階で出すところが増えました。
利用客のほとんどが、外国人観光客で占めていたお店などは大きな影響を受けているようです。
日本にもショップを出しているSpa Ceylon(スパセイロン)や、人気のファブリックショップBarefoot(ベアフット)は、今まで特定の商品を除いてはセールを行ってきませんでしたが、日数や店舗限定ながらセールを行ったところからも伺い知れます。
日常生活においては、輸入品の食料品の値上がりが顕著です。
スリランカでは、海外からの仕送りならびに観光での収入が、外貨獲得の割合の上位を占めていました。
現在は、海外在住者も帰国が相次ぎ海外からの渡航客がいないため、外貨の収入が大きく落ち込んだ状況です。
それに対して、食料品などの生活必需品の輸入をするため、外貨の収支のバランスが大きく崩れた状況になっています。
大統領は、この機会に自国での生産力の強化を図ろうとしています。
食料でも工業製品などにおいても、自国で生産できるものは国内生産に切り替えていく方針を打ち出しています。
そのために、輸入制限をかけた品目(食料ではウコンや豆類、衣類ではインド製サリー布など)も多くなってきました。それが市場価格に反映された状況です。
新型コロナウイルスは世界的に大きな影響をもたらしていますが、スリランカも例外ではなく苦境に立たされている部分も多くあります。
内戦や津波、昨年の多発テロなど多くの困難を乗り越えてきたスリランカは、新型コロナウイルスも大きな打撃を受けています。
しかし、これをきっかけに輸入品目を見直したり、自給生産を強化したり、Eコマース(インターネット上で商品やサービスを売り買いすること)の普及や取り扱い企業が増えたり、前進する動きも多くあります。
この力こそがが、スリランカの強みや魅力につながっていくことでしょう。
空港の再開はまだ先になりそうですが、スリランカは早くに安全ならび衛生の手順書を発行し、周知してきました。
世界旅行・観光評議会(WTTC:World Travel and Tourism Council's)から「安全に旅行ができる国」としての認定を受けています。
いつでも安全に安心して旅行ができる準備はすでに整っていますので、一般渡航の受け入れが再開になりましたら、最初の旅行先として是非おいでください。
当初は、8月1日に観光客の入国受け入れが再開される予定でしたが、延期となっており、9/14現在、空港の再開日は明言されていません。
9/12付けのDaily FTでは「Airport reopening pushed back indefinitely(空港再開 無期限延期)」(←クリックすると該当記事にリンクします)というという、スリランカへの渡航を心待ちにしている方にとっては、何とも残念な見出しとなっています。
なぜこんなに空港の再開(入国受け入れ)が延びているのか。
それは上記の記事の本文にもありますが、COVID-19の拡散封じ込めと、世界の様々な地域で足止めされているスリランカ人を本国に送還することが、現在のスリランカ政府の最優先事項となっているためです。
現在、観光など一般渡航の入国の受け入れは停止されていますが、海外在住のスリランカ人や特別許可を得た方などの入国受け入れが続いています
日本からもこれまで、特別便により、スリランカ人やスリランカ永住者などが帰国しています。
現在海外からの帰国者は、空港でのPCR検査の結果が陰性でも、全員が2週間の指定隔離検疫施設の滞在が義務付けられています。
さらには検疫後も自宅で2週間の自己隔離検疫が課せられています。
これまでに3万人近い人がスリランカに帰国していますが、スリランカへの帰国を希望していながら帰国できていない人が、まだ5万人以上いると報道されています。
観光客を含む一般渡航の受け入れは、この本国送還の目途がつき次第ということになりそうです。
なかなか本国送還がスムーズにいかない要因は、海外からの帰国者の陽性率の高さにあるといわれています。
9/14(午前10時)の保健局の発表によると、スリランカにおける新型コロナウイルス感染症(Covid-19)の累計感染者数は3,234名。うち3,005名はすでに全快しており、9/14(10時)時点の現感染者数は217名となっています(累計死亡者数は12名)。
連日感染者が出ていますが、ほとんどが海外からの帰国者で、市中感染はここずっと報告されていません。
スリランカの感染者数推移は、保健局(健康増進局)のWebサイトで確認できます。COVID-19 Situation Report(←クリックするとサイトにリンクします)
例えば、9/12,13の週末2日間での新規感染者数は65名でしたが、その全員が海外からの帰国者でした。
隔離検疫施設も、感染者が治療を受ける指定病院も受け入れ数に限りがあるため、今後も人数を調整しながらの帰国受け入れになっていくのだと思われます。
上記の通り、海外からの帰国者は、全員が空港から直接に指定隔離検疫施設に送られるため、スリランカの国内での感染は抑えられている状況です。
そのため、国内はほぼ日常通りに戻っています。
コロンボなどの都市部では、マスクの着用や、飲食店やショップへの入店時の消毒もしくは手洗い、検温がまだ徹底されていますが、地方ではマスクの未着用の人の方が多い印象を受けます。
すでに6か月もの間、海外からの観光客が途絶えた状況で、スリランカ国内も約2か月間にわたり、外出禁止令が発令されたり移動の制限があったため、ホテルや観光地などは人がいない状況が続いていましたが、国内の感染が抑えられているのと、多くのホテルでスリランカ在住者向けに格安価格を出していたりするため、現在は国内旅行が復活しており、週末はホテルも満室に近かったり、観光地も混雑が見られます。
ただ、国内旅行は土日ならびに祝日に集中するため、平日は人の動きは少ないようです。ホテルも平日価格と週末価格の2段階で出すところが増えました。
利用客のほとんどが、外国人観光客で占めていたお店などは大きな影響を受けているようです。
日本にもショップを出しているSpa Ceylon(スパセイロン)や、人気のファブリックショップBarefoot(ベアフット)は、今まで特定の商品を除いてはセールを行ってきませんでしたが、日数や店舗限定ながらセールを行ったところからも伺い知れます。
日常生活においては、輸入品の食料品の値上がりが顕著です。
スリランカでは、海外からの仕送りならびに観光での収入が、外貨獲得の割合の上位を占めていました。
現在は、海外在住者も帰国が相次ぎ海外からの渡航客がいないため、外貨の収入が大きく落ち込んだ状況です。
それに対して、食料品などの生活必需品の輸入をするため、外貨の収支のバランスが大きく崩れた状況になっています。
大統領は、この機会に自国での生産力の強化を図ろうとしています。
食料でも工業製品などにおいても、自国で生産できるものは国内生産に切り替えていく方針を打ち出しています。
そのために、輸入制限をかけた品目(食料ではウコンや豆類、衣類ではインド製サリー布など)も多くなってきました。それが市場価格に反映された状況です。
新型コロナウイルスは世界的に大きな影響をもたらしていますが、スリランカも例外ではなく苦境に立たされている部分も多くあります。
内戦や津波、昨年の多発テロなど多くの困難を乗り越えてきたスリランカは、新型コロナウイルスも大きな打撃を受けています。
しかし、これをきっかけに輸入品目を見直したり、自給生産を強化したり、Eコマース(インターネット上で商品やサービスを売り買いすること)の普及や取り扱い企業が増えたり、前進する動きも多くあります。
この力こそがが、スリランカの強みや魅力につながっていくことでしょう。
空港の再開はまだ先になりそうですが、スリランカは早くに安全ならび衛生の手順書を発行し、周知してきました。
世界旅行・観光評議会(WTTC:World Travel and Tourism Council's)から「安全に旅行ができる国」としての認定を受けています。
いつでも安全に安心して旅行ができる準備はすでに整っていますので、一般渡航の受け入れが再開になりましたら、最初の旅行先として是非おいでください。
- タグ:
- スリランカ コロナウイルス Covid-19 スリランカ観光 スリランカ旅行

- スリランカマスクコレクション
-
エリア:
- アジア>スリランカ>スリランカその他の都市
- テーマ:買物・土産 その他
- 投稿日:2020/07/03 15:16
- コメント(0)
いまだ連日ニュースになっている新型コロナウイルス感染症。
スリランカでは7/2の時点で、累計2054名の感染者(死亡者数は11名)が出ていますが、多くは海外からの帰国者ならびに海軍キャンプの従事者で、市中感染による数は半数にも満たしません。
現在の快復者総数は1827名で、現在治療中の人数は216名のみとなっており、スリランカでのコロナ終息が見えてきている状況です。
しかし、終息が見えてくると気が緩んでくるのも事実。
コロンボなどの都市部ではマスク着用者がほとんどですが、田舎では着用者の方が少ないとの状況も見受けられ、先週より改めて政府よりマスクの着用が義務化されました。マスクを所持していない人は、14日間の隔離検疫施設に送られます(実際は1日拘留後自宅検疫となるとのこと)。
感染拡大が危惧された3月当初は、マスクが手に入りにくく、ハンカチなどを三角布にして口を覆ってる人が多かったですが、現在はほぼすべての人がマスクを着用しています。
コロンボでは、使い捨ての不織布マスクと布製のマスクの着用者が半々ぐらいの割合です。
顔の半分を覆うマスク。縫製業が盛んなスリランカということもあり、様々なマスクが販売されるようになりました。
布マスクの販売を早くに始めたのは、フェアトレードショップのSelyn(セリン)。
カラフルなファブリックショップで、観光客にも人気のお店です。

外国人観光客に人気のファブリックショップBarefoot(ベアフット)もマスクの販売を始めました。
ベアフットのトレードマークでもあるカラフルな布地で、マスクがファッションの差し色にもなります。
SMLの三種のサイズで販売されていますが、とても人気でMサイズはいつも品切れになっているほどです。


メンズ洋品店では、ネクタイとマスクを共布で作ったシリーズも発表しています。

人数制限や規制があるものの、結婚式やパーティーなども解禁となりました。
しかしマスク着用は必須です。
花嫁花婿にとって、パーティー列席者にとって、せっかくおしゃれしてもマスクで台無し。でもちゃんとニーズに合わせたマスクも登場しています。

ドレスに合わせやすそうな淡い色合いのサテン布地やレース生地のマスク。
とてもエレガントです。

こちらもサテンの布地を使った光沢のあるマスク。男性やパーティー服に合いそうです。
マスク着用の生活。
気持ちが上向きになるようなマスクだと、着用も億劫でなくなりますね。
スリランカでは7/2の時点で、累計2054名の感染者(死亡者数は11名)が出ていますが、多くは海外からの帰国者ならびに海軍キャンプの従事者で、市中感染による数は半数にも満たしません。
現在の快復者総数は1827名で、現在治療中の人数は216名のみとなっており、スリランカでのコロナ終息が見えてきている状況です。
しかし、終息が見えてくると気が緩んでくるのも事実。
コロンボなどの都市部ではマスク着用者がほとんどですが、田舎では着用者の方が少ないとの状況も見受けられ、先週より改めて政府よりマスクの着用が義務化されました。マスクを所持していない人は、14日間の隔離検疫施設に送られます(実際は1日拘留後自宅検疫となるとのこと)。
感染拡大が危惧された3月当初は、マスクが手に入りにくく、ハンカチなどを三角布にして口を覆ってる人が多かったですが、現在はほぼすべての人がマスクを着用しています。
コロンボでは、使い捨ての不織布マスクと布製のマスクの着用者が半々ぐらいの割合です。
顔の半分を覆うマスク。縫製業が盛んなスリランカということもあり、様々なマスクが販売されるようになりました。
布マスクの販売を早くに始めたのは、フェアトレードショップのSelyn(セリン)。
カラフルなファブリックショップで、観光客にも人気のお店です。

外国人観光客に人気のファブリックショップBarefoot(ベアフット)もマスクの販売を始めました。
ベアフットのトレードマークでもあるカラフルな布地で、マスクがファッションの差し色にもなります。
SMLの三種のサイズで販売されていますが、とても人気でMサイズはいつも品切れになっているほどです。


メンズ洋品店では、ネクタイとマスクを共布で作ったシリーズも発表しています。

人数制限や規制があるものの、結婚式やパーティーなども解禁となりました。
しかしマスク着用は必須です。
花嫁花婿にとって、パーティー列席者にとって、せっかくおしゃれしてもマスクで台無し。でもちゃんとニーズに合わせたマスクも登場しています。

ドレスに合わせやすそうな淡い色合いのサテン布地やレース生地のマスク。
とてもエレガントです。

こちらもサテンの布地を使った光沢のあるマスク。男性やパーティー服に合いそうです。
マスク着用の生活。
気持ちが上向きになるようなマスクだと、着用も億劫でなくなりますね。
- タグ:
- スリランカ コロナウイルス Covid-19 マスク テキスタイル
1 - 5件目まで(16件中)



