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- スリランカ観光(観光ビザ)渡航のイロハ
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エリア:
- アジア>スリランカ>スリランカその他の都市
- テーマ:観光地 旅行準備 ホテル・宿泊
- 投稿日:2021/04/30 15:21
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スリランカは2021年1月21日より、一般入国の受け入れを再開しています。「観光ビザ」での渡航も可能となっています。
観光渡航に関して、様々な情報媒体で説明がありますが、必要滞在日数などまだまだ正確に伝わっていない部分も多くあるように感じますので、多くの方が疑問や不明瞭と思われる部分をQ&A方式で紹介していきたいと思います。
Q1. 14泊もしないとだめなの?
A1. スリランカへの渡航目的によって必要滞在日数が異なります(※下記はワクチン未接種の場合)。
●『スリランカに住む友人や知人に会いに行きたい』→最低14日間(13泊)のSafe&Secure Certificate LEVEL1ホテルの予約が必要です(14日目にホテルチェックアウトしてから会うことが可能です)。
●『ボランティアなどスリランカでフィールドワークをしたい』→最低14日間(13泊)のSafe&Secure Certificate LEVEL1ホテルの予約が必要です(14日目にホテルチェックアウトしてから自由な活動が可能です)。
●『承認観光地(APPROVED TOURIST SITES& ATTRACTIONS※)以外の場所に行きたい』→最低14日間(13泊)のSafe&Secure Certificate LEVEL1ホテルの予約が必要です(14日目にホテルチェックアウトしてから承認観光地以外の場所に行くことができます。
●『アーユルヴェーダホテルでアーユルヴェーダを受けたい』→日数制限はありません(3泊や4泊でも可能です)。但し、Safe&Secure Certificate LEVEL1のリストに入っているアーユルヴェーダホテルの予約が必要です(ホテル滞在中は承認観光地以外に行くことはできません。ホテルチェックアウト後は帰国便に合わせて空港に移動となります)。
●『リゾートホテルでのんびりすごしたい』→日数制限はありません(1泊や2泊でも可能です)。但し、Safe&Secure Certificate LEVEL1のリストに入っているホテルの予約が必要です(ホテル滞在中は承認観光地以外に行くことはできません。ホテルチェックアウト後は帰国便に合わせて空港に移動となります)。
●『世界遺産シギリヤロック※やポロンナルワ遺跡群※に行ったり、カウドゥッラ国立公園※でジープサファリをしたい』※いずれも承認観光地(APPROVED TOURIST SITES& ATTRACTIONS)→日数制限はありません(1泊や2泊でも可能です)。但し、滞在期間はSafe&Secure Certificate LEVEL1のリストに入っているホテルの予約が必要です(ホテル滞在中は承認観光地以外に行くことはできません。ホテルチェックアウト後は帰国便に合わせて空港に移動となります)。
上記をまとめると、スリランカ居住者と接点を持つ予定の方は最低13泊が必要で、ホテル滞在や承認観光地のみの滞在/観光を目的とした場合は最低宿泊日数はありません(スリランカ滞在数日間も可能)となります。
Q2. Safe&Secure Certificate LEVEL1ホテルって何?
A2. LEVEL1のホテルは政府「観光ビザ」での渡航など、観光局ルートでの渡航者専用のホテルで、COVID-19衛生ガイドラインに基づいた運営をしているホテルです。
ホテルでは、到着日のPCR検査結果が陰性の場合、プールやジム、スパなどのホテル設備を利用することが可能です。ビーチフロントホテルであればホテルのプライベートビーチに出ることも可能です。アーユルヴェーダホテルであれば、アーユルヴェーダドクターとの問診やトリートメントを受けることができます。
レベル1ホテルには、スリランカ在住者は宿泊したりレストランや宴会場の利用などで立ち入ることはできません。滞在中にスリランカ居住者が面会に訪問することもできません。
Q3. 承認観光地(APPROVED TOURIST SITES& ATTRACTIONS※)でスリランカ居住者と待ち合せや行動を共にすることは可能?
A3. いいえ。滞在14日未満の期間に承認観光地に行く場合は不可能です。
承認観光地には、
Q4. ワクチン接種をしたら渡航後の滞在条件は変わるの?
A4. はい。WHO承認のCOVID-19ワクチンを規定回数(2回接種が必要な場合は2回)接種後、かつ接種完了から2週間経過している方は、到着日のPCR検査結果が陰性の場合、2日目から行動に制限はありません。
最低1泊はSafe&Secure Certificate LEVEL1のリストに入っているホテルの予約が必要ですが、2日目以降は引き続きレベル1のホテルに滞在も可能ですし、リスト外のホテルや友人・知人の家への滞在も可能です。
ただし、ワクチン接種証明書の原本と写し(英訳)が必要です。またワクチン接種が1回、もしくは2回目の接種後2週間たっていない場合は、ワクチン未接種者とみなされます。
Q5. 海外在住のスリランカ国籍者またはスリランカの居住ビザを持っている場合はSafe&Secure Certificate LEVEL1には泊まれないの?
A5. 通常、海外在住のスリランカ国籍またはスリランカの居住ビザ保持者は、スリランカ到着後隔離検疫ホテルの滞在となります(LEVEL1ホテルとは異なります)が、Safe&Secure Certificate LEVEL1への滞在を希望する場合は、Safe&Secure Certificate LEVEL1ホテルへの滞在も可能です(要事前予約)。
ただし、観光渡航者用のガイドラインの適用ならびに遵守が求められます。実家に帰ったり、スリランカ居住者と接点を持つ予定の方は最低13泊が必要となります。現在、スリランカ帰国者やレジデンスビザ保持者向けの隔離検疫ホテルの場合は、7日間はホテル検疫で残りの7日間は自宅検疫になりますが、Safe&Secure Certificate LEVEL1での滞在の場合は13泊のホテルの予約が必要になります(自宅検疫は認められません)。
以上、疑問や不明瞭と思われる部分を取り上げてみました。下記は観光渡航の概略となります。
◆概略◆※ワクチン未接種者の場合
1. 最低宿泊制限はありません(短期観光渡航も可能)。しかし、スリランカ居住者と接点を持つ予定の方は最低13泊が必要となります。
2. 到着後、最大14日間(13泊)はSafe and Secureレベル1のホテルに滞在する必要があります(レベル1のホテルであれば、1か所でなく複数滞在が可能)。
※スリランカの滞在期間が1泊〜13泊の方は、宿泊は全てレベル1のカテゴリホテルから選択となります。
3. 上記滞在期間内にも、承認された16の観光地を訪れることが可能です。それ以外の場所への外出は不可となります(承認された観光地訪問以外、ホテル外に出ることはできません)。
4. ビザをオンライン申請時に、ビザ費用のほかに、PCR検査費用(PCRテスト1回につき40ドル)ならびに、COVID保険料(12ドル※)を支払う必要があります※1ヶ月間50,000ドルをカバー
滞在5泊未満:必要PCR検査回数1回、滞在5泊以上:必要PCR検査回数2回※
※帰国時に入国先(帰国先)や航空会社が入国前または搭乗前のPCR検査を要求している場合は、その要請内容に応じたPCR検査が必要となります。
◆観光ビザ(ETAビザ)発給条件◆
1. オンラインまたは駐日スリランカ大使館にて事前申請
2. ビザ申請時に受検回数分のPCR検査費用の支払いが完了していること
3. 必須Covid-19保険の加入料の支払いが完了していること
4. 最大14日間のSafe and Secureレベル1のホテルの予約が完了していること(最低宿泊制限はなし)
※上記は「観光ビザ」での渡航の場合のガイドラインとなっています。「ビジネスビザ」などには適用されません。
◆渡航前/入国審査◆
1. 出国の96間以内に認定医療機関にてPCR検査を受診し、陰性証明書(英語)を携帯
2. 入国時に、健康申告書(HDF: Health Declaration Form)の提出
◆◆スリランカ旅行計画◆◆
(ご注意)※現在発表のガイドラインに沿った内容になっていますが、規定は変わる場合があります。
※またホテルによっては、グループのみの受付ならびに最低宿泊制限などの規定を設けている場合があります。
1. 泊まりたいホテルから選ぶ
旅行期間が14泊以下の場合、Safe&Sacure認定ホテルのレベル1のホテルの滞在が必須となります。
現在(4/30時点)で187のホテルがレベル1として登録されています。レベル1のホテルは4,5つ星ならびにラグジュアリーホテルが多いので、ホテルへの宿泊(ホテルで過ごす)を目的とした旅も良いかもしれません。レベル1カテゴリのホテルであればホテルを変更することが可能ですので、複数のホテルに宿泊が可能です。※ホテルによっては最低宿泊制限を設けているところがあります。
2. 行きたい観光地から選ぶ
旅行期間が13泊以下の場合、現在16か所の観光地への訪問が可能になっています。そのリストから行きたい場所をピックアップして、それに合わせてその最寄りのレベル1ホテルを選ぶのがスムーズかと思います。
3. 旅行手配
観光地への移動やホテル間の移動は、各グループにつき個別の専用車が必要となります。
また、滞在が14泊以下の場合は公共交通機関は利用はできません。
観光地やホテル間移動時の食事場所ならびに、トイレ休憩場所も指定されていますので、ガイドラインを熟知している旅行会社または宿泊ホテルに依頼するのがベストです。
◆◆スリランカ旅のイメージ例(5泊6日の場合)◆◆
※記載観光地は訪問可能観光地をピックアップしていますが変わる場合があります。
1日目:
コロンボ空港到着。入国審査時に健康申請書(HDF)の提出(求められたら日本で受検したPCR検査の陰性証明の提出)、空港(または指定検査所)でのPCR検査。検査結果(陰性)が出たら、手配車(手配ガイド)と合流し、宿泊先に移動 [ダンブッラまたはシギリヤのレベル1ホテル泊]]
2日目:
遅めにホテルをチェックアウト後、ダンブッラまたはシギリヤのホテルに移動(トイレや食事休憩での下車は指定の箇所のみ) [ダンブッラまたはシギリヤのレベル1ホテル泊]
3日目:
◎世界遺産 ポロンナルワ観光

◎カウドゥッラ国立公園 ジープサファリ

ホテルに戻る [ダンブッラまたはシギリヤのレベル1ホテル泊]
4日目:
◎世界遺産 シギリヤロック観光

ホテルに戻る [ダンブッラまたはシギリヤのレベル1ホテル泊]
5日目:ホテルで2回目のPCR検査
6日目:検査結果に基づき、ホテルの担当医師よりチェックアウト許可書を受け取った後、ホテルをチェックアウトし、空港へ移動(※万が一陽性の場合はチェックアウトは認められません。症状に応じてホテル内隔離もしくは病院への移送となります)。
※あくまで一例です。ホテルによっては最低宿泊制限や最少宿泊人数を設けている場合があります。
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日程だけ見ると、今までのスリランカ旅行と変わりないように思えるかと思います。
ただ、承認観光地以外はホテルの外に出てはいけない決まりになっており、ホテルや観光地の移動間のトイレや食事休憩も、指定された場所のみとなります。またホテル滞在時も、夕食だけ外に食べに行くということもできません。
制限が多く、自由がなく窮屈に感じるかもしれませんが、本来は渡航後14日間は隔離検疫期間が課せられるところを、観光客には特例で観光や周遊ができるガイドラインになっています。
ホテルの滞在も、ホテル内のプールなどの施設は利用可能だったり、プライベートビーチがあるホテルであればビーチなど自由が与えられています。
現在日本も多くの場所で、緊急事態宣言が発されており、国内はおろか海外旅行など行ける状況ではありませんが、状況が改善して海外旅行に行きたいと思えた時、是非スリランカを選んでみてはいかがでしょうか。
また日本では、一般向けにワクチン接種はまだ始まっていませんが、夏頃までにはワクチン接種が始まるとの報道もあります。ワクチン接種後の渡航先としても是非スリランカを選んでみてください。
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- スリランカ道路事情【渋滞三要素】
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エリア:
- アジア>スリランカ
- テーマ:鉄道・乗り物 旅行準備 ドライブ
- 投稿日:2015/08/01 09:14
- コメント(0)
移動時間が分からなければ旅行計画が立てにくい。
移動時間を予測する手段は「距離」だろう。
では200kmの距離だったら、何時間かかると予測するだろうか。
時速40kmだったら5時間、50kmだったら4時間……実際は8時間。
これは、コロンボから山間部にあるバンダーラウェラという場所にバスで移動した場合の平均所要時間。と言っても悪路なわけではない。
スリランカは全土にバス網が発達していて、バスが走る区間に未舗装道路はほとんどない。
スリランカにおいて、移動にかかる時間を予測するには、距離だけでなく、利用道路、曜日や時刻、丘陵地帯が重要なカギとなってくる。利用道路。これは主要道路か否か。
スリランカの主要都市コロンボからコロンボ近郊の中都市に向かう道路は交通量が多く渋滞が発生しやすい。先にも述べたが、スリランカはバス網が発達しており、バスが頻繁に走っているため、バスが渋滞の要因ともなっている。
たとえばコロンボから空港へ向かう道、高速道路が開通したが、車が少ない時間などは高速を使わなくても1時間弱で行くことができる。しかし混雑時間では倍以上はかかってしまう。
コロンボと南西ゴールを結ぶゴールロードもコロンボ・モラトワ間は渋滞が激しい。コロンボ・キャンディ間も渋滞が起こりやすい。
渋滞が発生する曜日と時刻。これは予測がつきやすいのではないだろうか。平日の通勤時間帯。つまり朝は7時頃から9時頃まで、夕方は16時半頃から19時頃まで。
しかしスリランカの場合この時間帯に平日の13時半から14時半頃が加わる。これは学校渋滞。
スリランカの学校は7時半に始まり、13時半に終わる(年少は12時まで)。
都市部の子供たちは徒歩通学という子は少なく、たいていスクールバスや路線バスを利用したり、親が送り迎えをしている。13時半になるとあちらこちらで、白い制服の子供たちで溢れたスクールバス、子供を乗せたスリーウィール、乗用車を多く見かける。

最後に予測時間を大幅に遅らせる要因となるのが丘陵地帯。
スリランカは中央部に丘陵地帯が広がる。世界遺産の街キャンディや紅茶の産地ヌワラエリヤがある地帯だ。
丘陵地帯でつづらおりの道が続くため速度が出せない。大型のバスなど特に。
2車線のためバスが速度を落とすと後続の車も速度を落とさざるおえなくなる(反対車線に出て追い抜いて行く車が多いが)。いつの間にか渋滞になっている。
早く目的地に着きたいのに、なかなか時間通りにたどり着けなくてイライラすることもあるだろう。でもせっかくの旅行、周りの景色を眺めたり、露店で果物を買ってみたり、人の様子を観察したり、スリランカンタイムに浸ることが、旅を楽しむコツかもしれない。
時には動物が渋滞の原因にもなる。上記は飼い牛を移動させているところ。
道路標識は周辺にどのような動物が生息しているのかを教えてくれる。
道端でゾウに出会ったら、決して近づいてはいけない。特に赤ちゃんゾウを連れている群れや、単独のオス。
刺激せずゾウが自ら立ち去るのを待つ。
スリランカではゾウに攻撃されて亡くなる人が少なくないのだ。

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