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OTOA World information

世界80ヵ国・245都市、811拠点に広がるネットワークを活かし、現地の最新情報をご紹介していきます。
プロフィール

ニックネーム:
OTOA
居住地:
東京都
会社名:
(社)日本海外ツアーオペレーター協会
会社英字名:
OVERSEAS TOUR OPERATORS ASSOCIATION of JAPAN
会社所在地:
東京都
業種:
旅行業
自己紹介:
日本海外ツアーオペレーター協会(OTOA=OVERSEAS TOUR OPERATORS ASSOCIATION of JAPAN)とは、海外を訪れる日本人旅行者の皆様を現地で実際にお世話したり、海外旅行を企画販売する全国の旅行会社から依頼を受け、その旅行先の手配を専門に行う旅行会社。言うなれば海外旅行の現地手配サービスの専門集団です。
会員会社は134社(2008年4月01日現在)、賛助会員は71社(2008年4月01日現在)。旅行者の皆様にはふだん、海外での空港とホテル間の送迎、ガイド業務、ツアーデスクなどでお目にかかっています。また、皆様が海外で利用されるホテルや食事の手配をはじめ、日本と海外を結ぶさまざまな国際交流も私たちツアーオペレーターの大切な仕事です。
このような多くの会社で構成された社団法人 日本海外ツアーオペレーター協会は、世界80ヵ国・245都市、811拠点に広がるネットワークを活かし、現地の最新情報を入手して海外を訪れる皆様が安心して旅行を楽しめるよう安全対策に万全を期す一方、常に新しい旅行地の開拓と受入態勢の整備を図りながら、1人でも多くの日本人旅行者が海外でかけがえのない体験をできるようサポートしています。

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ナポリのクリスマス
イタリア / 2008年、イタリア各地のクリスマスの風物詩
エリア:
  • ヨーロッパ>イタリア>ナポリ
  • ヨーロッパ>イタリア>イタリアその他の都市
テーマ:お祭り・イベント 
投稿日:2008/12/01 11:29
イタリア各地ではクリスマス・シーズン到来いたしました。今回は各地のクリスマス情報をお届けいたします。

★クリスマス・マーケット (Mercatini di Natale)

北部トレンティーノ・アルト・アディジェ州のボルツァーノ(Bolzano)やメラーノ(Merano)等は、アルプス地方独特な華やかなクリスマス・マーケット(イタリア語でメルカティーニ・ディ・ナターレ)で賑わいます。特にボルツァーノのヴァルター広場(Piazza Walther)には80もの屋台が軒を連ね、クリスマスの飾り付けやプレゼント用品、クリスマス用のお菓子や食品が売られています。

又、ローマのナヴォーナ広場のクリスマス市では、お菓子やおもちゃ等の屋台がたち、ローマっ子、子供連れ、観光客で賑わいます。

 * ローマのクリスマスマーケット --- 2008年12月08日〜2009年1月06日

 * ボルツァーノのクリスマスマーケット --- 2008年11月02日〜12月23日
  URL http://www.bolzano-bozen.it/mercatino/index.html (イタリア語、ドイツ語)

 * メラーノとブレッサノーネのクリスマス・マーケット --- 2008年11月28日〜2009年1月06日
  URL http://www.christkindlmarkt.it (イタリア語、ドイツ語)


★プレゼピオ

イタリアでは、各地でクリスマスツリーの他、伝統的な「プレゼピオ」が教会等に飾られます。

プレゼピオとは、キリスト生誕の場面をテラコッタ製の人形で再現した飾りですが、教会等で飾られる大がかりなものだけでなく、多くの家庭でも飾られます。又、人形ではなく実際の人間がその様子を劇として再現する「人間プレゼピオ」(Presepio vivente)が、地方の村等で上演される事もあります。

プレゼピオで有名なのは、ローマ法王のおひざもと「バチカン」のサン・ピエトロ広場に飾られる巨大なプレゼピオ。又、ナポリの下町 サン・グレゴリオ・アルメーノ通り等では、家に飾るプレゼピオを買い求める人々でこの時期大変賑わいます。


★クリスマスツリー

イタリア各地の広場や駅には、大きなクリスマスツリーが飾られますが、ペルージャの北40km、マルケ州との境界に近いグッビオ(Gubbio)では、その背後にそびえ立つインジーノ山の斜面に毎年 200個の緑のライトで縁取られた巨大なクリスマスツリーが点灯されます。

点灯期間は2008年12月07日〜2009年1月10日
 URL http://www.alberodigubbio.com/ (イタリア語、英語、日本語他)

 ※問い合せ: グッビオ観光協会(Servizio Turistico Associato)
  TEL; 075-9220693


★クリスマス当日

12月24日の深夜には、バチカンを始めイタリア各地の教会でミサが行われ、クリスマスの12月25日と翌26日「サント・ステファノの日」の両日は、祝日となります。

この2日間、イタリアではどのオフィスも店も休みとなり、街は静かになります。

イタリア人にとって、クリスマスが一年で一番大切なイベントであるのは宗教的理由からばかりでなく、日本の元旦の様に普段は離れて暮らす家族が家に戻り、一緒に過ごす事もあります。

12月24日のイブの夕食と25日の昼食は、家族揃ってクリスマスの正餐としてご馳走を、ゆっくりと時間をかけていただきます。

ヴァティカン
タグ:
クリスマス クリスマスマーケット 

NoPhoto
メキシコ / メキシコの鉄人が行く! 旅日記 〜 「タイルの家」の物語−その7(最終回)
エリア:
  • 中南米>メキシコ>メキシコシティ
テーマ:世界遺産 
投稿日:2008/12/01 10:55
これまで6回にわたりお届けしてまいりましたメキシコが誇る文化遺産「タイルの家」の話も、大変残念ではありますが、今回が最終回となります。

前回のお話第6話はこちらから

ビベロ伯爵の報告書には、読む者に不思議な感じを起こさせる箇所が多々ありますが、ここで取り上げる日本の地名もその一つです。

彼は「江戸」を“Yendo”、駿河を“Surunga”と記録しているのです。

これは単に彼の聞き間違いなのでしょうか? もし聞き間違いではないとしたら、江戸(Edo)が“Yendo”、駿河(Suruga)が“Surunga”とした理由は何なのでしょうか?

それは、当時の日本人がこの様に発音していたからであって、彼の聞き取りは正しかったのです。

実は言葉の発音は不変ではなく、時代を経るにつれ変化するものなのです。では、ここにその有名な例を一つ挙げてみましょう。

現在の「母」=ハハはその昔「パパ」でありました。とは言っても別に性転換した訳ではなく、これは音韻変化の故なのです。

今の「ハ」の音ですが、平安・鎌倉時代には「パ」(Pa)と発音されておりました。それが室町時代に入り「フ」(f)と変化し、その後、江戸時代に「ハ」(ha)音になり現在に至っています。


では、テープレコーダーの無いこの時代の発音をいかにして突き止めたかというと、その方法は大きく分けて二つあるのです。

1) 一つは、古文書から現在の「ハ」音が記されている箇所を捜し出し、その発音についてコメントしている部分から、どんな音だったかを予測する方法です。例えば、古い「なぞなぞ」に「母には二度会えて、父には一度も会えないもの、なあに?」=答えは「唇」というのがあります。

つまり、唇は「母」を発音する時に、唇上下が二度触れ合う事から「母」の発音は「パパ」であったことがわかるのです。

2) 二つ目の方法は、室町時代以降のキリシタン宣教師である欧米人の日本語のローマ字表記の記録から、当時の発音を推測するものです。

室町時代の「ハ」音は全て「f」で書かれおり、その後、江戸初期の英国人 コックの日記には「h」で記されています。(「箱根」=“Hacomey”)

つまり現在の「ハ」音は「パ」→「フ」→「ハ」という変化の結果なのです。


同じ方法で「江戸」“Yendo”について見てみましょう。まず気付いた点としては、古代の日本には“e”音が三つあり、区別されて発音されていた事です。(ア行、ヤ行、ワ行の“e”、“Ye”、“We”)

平安時代の紀貫之の文には、ア行“e”を「衣」、ヤ行“Ye”を「江」と書き分けています。ワ行“We”も他の古文書によって書き分けが発見出来ます。

それが平安末期になりヤ行“Ye”に統一され、ア行とワ行の“e”、“We”の文字は消えしまっています。室町時代のキリシタン文献にも全て“Ye”で記録されております。この時代の政治の中心は関西にありましたので、ビベロ伯爵も中心地の発音に基づき“Ye‐ndo”と書き写したのでしょう。

それが今、何故“e”と発音されるようになったかは、中心地が江戸に移り関東方言の“e”に変化したからなのです。しかしこの発音は「ぞんざいな言い方」であってあまりマネすべきものではない、と当時の文献ではコメントしています。

紀貫之が“Ye”を「江」と書いている事から見ても「江戸」の「江」は“Ye”であったことがわかります。

次に“Ye‐ndo”の“ndo”、“Suru‐nga”の“nga”についてはどうかというと、上代から室町時代まで「ガ行」と「ダ行」は鼻音で発音され、“nga”、“ndo”が正音であったという記録があります。それが東国方言、かつ江戸庶民の「歯切れのいい」“ga”、“do”に変化し定着した模様です。


つまりは、ビベロ伯爵の書いた“Yendo”と“Surunga”の言い回しは、当時の正統な発音の記録であって、聞き間違いではありませんでした。

メキシコでは「屏風」(びょうぶ)を“Biombo”と言いますが、これはフィリピン経由でメキシコに渡った時の発音を、当時のまま残しているのかもしれません。又“Guarache”(ワラッチェ)も日本語の「わらじ」が語源であったかもしれないのです。

日本語も品物と共に海外へ渡ったのでしょうが、反対に日本へ入って来た言葉もあります。

1543年に種子島に火縄銃と共に漂着したポルトガル商人が、日本人が出会った初のヨーロッパ人であり、その後ポルトガル語が商品と共に輸入されました。間もなくフランシスコ・ザビエルを筆頭に、イエズス会派宣教師が来日し、ポルトガル語は当時の流行語になりました。

実は古い日本語だと思っていた言葉が、ポルトガル語だったりする事があるのです。例を挙げると「サラサ」、「ラシャ」、「じゅばん」、「こんぺいとう」等です。

その他には、今ではすっかり日本語になり漢字まで当てられていて、ポルトガル語だったとは知らずに使われている言葉もあります。例えば「合羽」(カッパ)、「歌留多」(カルタ)、「煙草」、「南瓜」(カボチャ)、「亜鉛」(トタン)、「カステラ」、「パン」、「フラスコ」、「ブランコ」もポルトガルから品物に伴って入ってきた言葉です。

又、ポルトガル語の中には今の私達の生活の中に生き、毎日使われているものもあります。それは「どうも、ありがとう」という言葉なのです。これは、ポルトガル語の

「ムート・オブリガード」から由来し、ポルトガル宣教師が盛んに言った事から室町時代の流行語になったらしいのです。

又、「ムート・オブリガード」は、武士語の「有難い」に発音も意味も似ている事から、すっかり日本語として定着し、現在ではポルトガル語と疑う事なく「どうも、ありがとう」と言い交わしているのです。


1590年に活字印刷機がポルトガルより持参され、ローマ字活字本が出版され始めます。1603年には、日本語・ポルトガル語辞典が宣教師により作成〜出版され、その後1630年にスペイン語に訳され、日西辞典となって世に出ています。

ポルトガル人のロドリゲスは、1577年に日本に来てから通訳として活躍し、日本語を体系的にまとめた「日本文典」を執筆、その後、マカオで日本語の方言も含め当時の日本語全般についてとりまとめた「日本小文典」を書いています。

杉田玄白の「蘭学事始」が世に出る200年以上も前の事でした。

おわり

(この記事は、メキシコ国立自治大学 教授 田中都紀代様がご寄稿くださいました)

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