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エリア:
- ヨーロッパ > ポルトガル > オビドス
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テーマ:
- 街中・建物・景色
ポルトガル中央部、大西洋岸から少し内陸に入ったところにある丘の上にオビドスという小さな町があります。人口は約3,000人なので、村と言った方が正確かもしれません。しかし、小さいながらもこの町は、ポルトガルで最も美しい町とも言われ、「女王の町」というあだ名があります。
オビドスの一帯には古代ローマ時代から大きな町がありましたが、現在の場所に本格的な町を築いたのはイベリア半島にやってきたイスラム教徒達でした。要害である丘の上に城壁に囲まれた町を築き、約400年に渡ってこの地を治めていました。
しかし、12世紀に入ってレコンキスタでキリスト教勢力がイベリア半島における勢力を盛り返すと、オビドスもポルトガルの初代国王アフォンゾ一世の手で陥落しました。最初にイスラム教徒、後にキリスト教徒の手に落ちたスペインのアンダルシア地方にある白い町と同じように、オビドスも白い家並みが並ぶ可愛らしい町でした。13世紀に入ってある時この町を訪れたアフォンゾ二世の王妃(女王)が一目でこの町を気に入りました。王は早速この町を王妃にプレゼントしました。以来、ポルトガルの王様はこの町を王妃に贈る習慣が生まれ、長い間王妃の直轄領であったためについたのが前述のあだ名「女王の町」です。
現在のオビドスを訪れると、女王が一目ぼれしたのも納得できます。町を囲んでいた城壁は比較的保存状態もよく、町をきれいにぐるっと囲んでいます。城門をくぐって町中を抜ける目抜き通りを歩くと、王妃が魅せられた白壁の家並み、そして王妃には見せられなかったかわいらしいお土産屋さんやカフェが並んでいます。小さな町で歩きやすいので、ツアーで訪れる場合には、通常自由時間を取って、自由に町の散策を楽しみます。必ず時間が取れるとは限りませんが、城壁に上って町を半周や一周する事も可能です。手すりがあまりないので、上る際は気を付ける必要がありますが。
小さな町で宿泊施設が限られているために一般的には近郊の他の町に泊まることも多いですが、ユーラシアの旅の10日間のツアーでは、今夏からこの町に泊まる日程でご案内しています。オビドスでの宿泊はきっといい思い出になるでしょう。
【ブログ:地中海欧羅巴くらぶより】
http://bit.ly/ayG16f
オビドスの一帯には古代ローマ時代から大きな町がありましたが、現在の場所に本格的な町を築いたのはイベリア半島にやってきたイスラム教徒達でした。要害である丘の上に城壁に囲まれた町を築き、約400年に渡ってこの地を治めていました。
しかし、12世紀に入ってレコンキスタでキリスト教勢力がイベリア半島における勢力を盛り返すと、オビドスもポルトガルの初代国王アフォンゾ一世の手で陥落しました。最初にイスラム教徒、後にキリスト教徒の手に落ちたスペインのアンダルシア地方にある白い町と同じように、オビドスも白い家並みが並ぶ可愛らしい町でした。13世紀に入ってある時この町を訪れたアフォンゾ二世の王妃(女王)が一目でこの町を気に入りました。王は早速この町を王妃にプレゼントしました。以来、ポルトガルの王様はこの町を王妃に贈る習慣が生まれ、長い間王妃の直轄領であったためについたのが前述のあだ名「女王の町」です。
現在のオビドスを訪れると、女王が一目ぼれしたのも納得できます。町を囲んでいた城壁は比較的保存状態もよく、町をきれいにぐるっと囲んでいます。城門をくぐって町中を抜ける目抜き通りを歩くと、王妃が魅せられた白壁の家並み、そして王妃には見せられなかったかわいらしいお土産屋さんやカフェが並んでいます。小さな町で歩きやすいので、ツアーで訪れる場合には、通常自由時間を取って、自由に町の散策を楽しみます。必ず時間が取れるとは限りませんが、城壁に上って町を半周や一周する事も可能です。手すりがあまりないので、上る際は気を付ける必要がありますが。
小さな町で宿泊施設が限られているために一般的には近郊の他の町に泊まることも多いですが、ユーラシアの旅の10日間のツアーでは、今夏からこの町に泊まる日程でご案内しています。オビドスでの宿泊はきっといい思い出になるでしょう。
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