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エリア:
- ヨーロッパ > イタリア > ナポリ
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テーマ:
- 歴史・文化・芸術
イタリア半島のかかとの部分、アドリア海とイオニア海に挟まれた半島東端の小さな町、オートラント。
ギリシャ人によって東方の文化がもたらされ、その後はイタリアのオリエントへの玄関口として、ビザンツやロンゴバルト諸侯が覇を競う要衝となりました。
11世紀半ば、ノルマン系の王がオートラントを支配すると、ロマネスク様式の大聖堂の建設が始まりました。
イタリア+ノルマン+ロマネスク教会といえば、シチリアのモンレアーレの大聖堂がピンと来ますが、ここも同じく。
天井ではなく床を、金色ではなく天然色であることの違いや、絵の表情の違いはありますけれども、教会内部の見所がモザイクという点が似ているなーと思うポイント。
さてそのモザイクですが、主題は二頭の象の背中から伸びる生命の樹。
アダムとイブの誕生から人間の失落、ノアの招命に始まり、様々な生き物、そしてキリスト教以前のヘレニズムの神々や、アレキサンダー大王などがおおらかに混ざり合っています。
宙に浮くことができない私たちには、納得いく写真をとるのはなかなか難しいのですが、これはまさにモザイクの傑作!
じっくり楽しみたい一枚です。
個人的にはこの腕の長ーいイブが好き。ヨガみたいなポーズも気に入りです。
【ブログ:ロマネスク通信より】
http://bit.ly/9kZlRm
ギリシャ人によって東方の文化がもたらされ、その後はイタリアのオリエントへの玄関口として、ビザンツやロンゴバルト諸侯が覇を競う要衝となりました。
11世紀半ば、ノルマン系の王がオートラントを支配すると、ロマネスク様式の大聖堂の建設が始まりました。
イタリア+ノルマン+ロマネスク教会といえば、シチリアのモンレアーレの大聖堂がピンと来ますが、ここも同じく。
天井ではなく床を、金色ではなく天然色であることの違いや、絵の表情の違いはありますけれども、教会内部の見所がモザイクという点が似ているなーと思うポイント。
さてそのモザイクですが、主題は二頭の象の背中から伸びる生命の樹。
アダムとイブの誕生から人間の失落、ノアの招命に始まり、様々な生き物、そしてキリスト教以前のヘレニズムの神々や、アレキサンダー大王などがおおらかに混ざり合っています。
宙に浮くことができない私たちには、納得いく写真をとるのはなかなか難しいのですが、これはまさにモザイクの傑作!
じっくり楽しみたい一枚です。
個人的にはこの腕の長ーいイブが好き。ヨガみたいなポーズも気に入りです。
【ブログ:ロマネスク通信より】
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