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ユーラシアの旅ブログinトラベルコちゃん

~世界130ヶ国を舞台に活躍するユーラシア旅行社添乗員の生の声をブログでお届け! ※毎週火曜・木曜更新!各記事は当社サイト内の7つのブログから転載しております。~

株式会社ユーラシア旅行社
ユーラシア旅行社は世界130ヶ国を舞台に、遺跡、自然、伝統文化、芸術などさまざまなテーマで、お客様の知的好奇心を満たす旅を提案しています。
プロフィール

ニックネーム:
ユーラシア旅行社
居住地:
東京都
会社名:
株式会社ユーラシア旅行社
会社英字名:
Eurasia Travel Co.,Ltd,
会社所在地:
東京都
会社電話番号:
03-3265-1691
業種:
旅行業
自己紹介:
世界130ヶ国を舞台にテーマ性の深いツアーに添乗するユーラシア旅行社の添乗員のブログから抜粋した記事を毎週火曜・木曜更新!

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モンレアーレの大聖堂
モンレアーレ(イタリア・シチリア島)
エリア:
  • ヨーロッパ>イタリア>イタリアその他の都市
テーマ:歴史・文化・芸術 
投稿日:2010/09/07 18:49
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シチリア島の州都パレルモから南に約10kmの地点にモンレアーレという小さな町があります。しかし小さな町でありながら、パレルモに劣らないぐらいの観光客の姿が見られます。それはこの町にある一軒のすばらしい建築に負うところが大きいでしょう。今日はそんなモンレアーレを紹介します。

モンレアーレの大聖堂

モンレアーレの町が築かれたのは、パレルモがアラブ人勢力に占拠され、キリスト教勢力が止むを得ず山間部に追われた9世紀ころだと言われています。アラブ人達がシチリア島を勢力下においていた約250年の間、この地はキリスト教信仰の中心だったのです。

その後12世紀に入って北方からやってきたノルマン人達によってシチリア島におけるキリスト教徒の主権が回復され、パレルモに壮大な大聖堂が建てられました。しかしながら、宗教勢力の力に対抗するかのように12世紀末に世俗の君主であったノルマン王によって建設されたのがモンレアーレの大聖堂です。この地を選んだ理由は、アラブ人の支配時代にこの場所が信仰の拠り所になっていたからではないかと考えられています。

モンレアーレの大聖堂

こうしてモンレアーレの町の大きさにそぐわない立派な大聖堂が建設されました。この大聖堂は、アラブ建築と西洋建築が融合した独特のノルマン様式で彩られ、今日でもイタリアで最も特異な大聖堂のひとつに数えられます。ファサードは、左右非対称の塔が立っていて奇異に映ります。内部は煌びやかなモザイクで彩られています。パレルモにある王宮内のパラティーナ礼拝堂も素晴らしいですが、モンレアーレの大聖堂も何ら見劣りしません。規模ではこちらが上でしょう。内部は東方教会と西方教会の建築様式が混ざったような形で壁から天井、後陣に至るまで黄金のモザイクが施されています。

大聖堂に付属して回廊もあります。この回廊もまたイタリアを代表する回廊のひとつです。その規模と建築において見る者の目を惹きつけずにはいられません。約230組の柱が50m四方の庭をぐるっと囲んでいて、どこから見ても絵になる場所です。回廊の上方には大聖堂のファサードにあったような塔がここでも見られます。

モンレアーレ大聖堂の回廊

大聖堂や回廊を出たら、町をちょっと覗いてみるのも良いかもしれません。かつてこの一帯はオレンジ、オリーブの栽培で栄えましたが、現在では陶芸が町の主力産業のひとつに成長しました。バスで訪れた際の駐車場から大聖堂がある町の中心に至る道にも陶芸店がたくさん並んでいます。以前にご紹介したトリナ・クリアも並んでいるのをよく見かけます。是非ウィンドウショッピングも楽しんでみて下さい。
タグ:
イタリア パレルモ モンレアーレ 

ベナレスにて
聖地ベナレス(インド)
エリア:
  • アジア>インド>ベナレス(ワーラーナシー)
テーマ:世界遺産 歴史・文化・芸術 
投稿日:2010/09/02 11:44
コメント(0)
先日米国の調査機関が発表したところによると、2025年にはインドが中国を抜いて世界一の人口を持つ国なるとの事であった。中国の出生率が下がっているのに対し、インドは未だ高い出生率を残している。中国では世界一の人口国でなくなる事を肯定的に捉える向きが多いようだが、インドではどうだろうか。今日はそんなインドの中でも有数の聖地であり、この国を代表する風景のひとつでもあるベナレスを紹介しよう。

ベナレスにて

ベナレスはインド北部、ガンジス河沿いに位置する人口300万人の大都市。歴史は紀元前にまで遡る古都だが、幾多もの戦乱を乗り越えて来た為、それ程古い遺物はあまり残っていない。この町の象徴はなんと言ってもガンジス河だろう。

聖なる河として信仰を集めて来たガンジス河の中でもベナレスの辺りは最も知られている聖地であり、巡礼者が絶える事はない。特に朝はこの河で沐浴している巡礼者や地元の人が数多く見られる。赤っぽい建築も少なくないせいか、朝焼けを浴びるベナレスの美しさは筆舌に尽くしがたい。ツアーでは通常早朝ボートに乗ってガンジスに繰り出してこの風景を見るのだが早起きの甲斐があるのは間違いない。

ベナレスにて

そしてベナレスは生者にとって聖地であるのと同時に死者にとっても大切な聖地である。死に至る時、ガンジス河畔で火葬の後に遺灰をガンジス河に流す事は死後の幸福に繋がるとされている故、それが実践されている例が多い。ベナレスには大きな火葬場が複数あるが、煙がほとんど絶えないという噂だ。ご存知の方も多いと思うが、一部の人は火葬に付さすにそのまま遺体を河に流す場合もある。インドの壮絶な死生観を垣間見る事ができる場所である。

ベナレスにて

余談だが、以前にインドに心酔している友人がここで沐浴に挑戦した事がある。結果は想像できるかもしれないが、帰国後1ヶ月下痢や熱が止まらなかったそうだ。インド人は不思議と免疫が出来ているが、きれい好きで衛生面では世界でも一、二を争う日本の人にはちょっと辛そうだ。旅行先としてのインドは好き嫌いが分かれる国だとも言われている。、そうであろう、前述の知人がその後何度かインドに行って免疫を作ったという風の噂を耳にした・・・。
タグ:
インド ガンジス ベナレス 

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