1. 旅行比較サイト トラベルコ
  2. 特派員ブログ
  3. 中南米
  4. メキシコ
  5. カンクン
  6. その他
  7. カンクン空港泊
日経トレンディ総合力BESTに続きオリコン顧客満足度®でも1を獲得 [プレスリリース]

中米トライアングル??

~中米トライアングル;メキシコ、グアテマラ、キューバの魅力を探る~

プロフィール

ニックネーム:
ますお めのす
居住地:
中南米>グアテマラ>グアテマラその他の都市
性別:
男性
年代:
70代
自己紹介:
あまりとりえのない人間ですが、唯一のよりどころとしてこれまで旅にその人生(生きがい?)を託してきました。その経験が少しでもお役に立つのなら、と思って登録いたしました(20年ほど前に一般旅行業務取扱主任試験(?)に合格したのですが結局それをいかす機会に恵まれなかったことを悔いている人生です。旅暦は45年約70ヶ国くらい?といったところです。)

カレンダー
2月<2024年3月    
12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31

カンクン空港泊

2015/09/29 16:48
カンクンビーチ
エリア:
  • 中南米 > メキシコ > カンクン
テーマ:
  • その他
前回、ベリーズ経由グアテマラinというタイトルで3回にわたって旅録を掲載してから、早、半年になろうとしています。その間特に新情報が入ってないのでネタ切れとなってて、非常に肩身が狭くなってます。そこで、またしても窮余の策で別のところで書いた情報を勝手に転載してしまうことにしました。しかし、それはわたしとしては、それほど反応はないだろうと思っていた記事だったのですが、意外とアクセスがあったので、もしかしたらここでも役に立つかもしれないと思ってのことです。そういう意味では前回の3回シリーズの続きの話だったので、初めからここにあわせて書き直して載せればよかったものをそこまで頭が回りませんでした。で、今回も横着してどうでもいい部分だけをカットして転載することにしました。ただ、文の流れがあるので多少それが残ってしまっていることはお許しください。タイトルは<カンクン空港泊について>でした、、


<< last dayはチェトマル〜カンクンだった。ほぼ予定通りきていた。ただ問題がひとつあって、そのための作戦は練っていた。それはカンクン発のフライトが早朝少し早すぎたことだった。これはわたしの便に限ったことではなく、大方のフライトの、特にアメリカ系の航空会社の便にその傾向があったのと、逆の視点でいうと格安ticketというのは、そういう条件が悪い便が故に安くなるという傾向もあった。なのでそれは承知の上でのことだったが、以前カンクン発の早朝便を利用したときは、ホテルからタクシーを使わざるを得なくて、それだとホテル一泊で3〜4時間しか寝られないのとタクシー代がバカにならなかった。例えばグアテマラシティ発着も早朝便が多かったのだけれど、その場合はシャトルがあってそれはそれほど負担にはならなかったし、カンクンの場合でも4:30発のADOのバスで間にあえば問題はなかった。7時台の離陸なら、そのバスが利用できたし、それを使ったこともあった。が、今回のAA便は6:00のフライトだったから、もしホテルに泊まるとすればタクシー利用しか手はなかった。そこで考えついたのが空港泊だった。最近、成田でもLCC専用ターミナルができ、空港泊の客のことも考えたつくりになっているというようなニュースを耳にしたことがあったが、今やわたしのような貧乏旅行者にとって、空港泊が可能かどうかの情報はたいへん重要になっている。もちろん可能でなくてもやってしまう、そういう経験を何度か積んでいたわたしだが、カンクンでそれが可能かどうかの情報はもっていなかった。しかし、そうするしかなかったのだ。いくら安宿でもカンクンの場合最低200ペソは下らなかったし(空港近くのホテルだとその10倍?)、タクシー代は今や350ペソくらいになっていた。それを空港泊にすれば、前日の夜のADO(最終22:00)が使えるので64ペソですむ、つまり少なくとも500ペソ以上の差は明白だったのだから、貧乏旅行者たるものに迷いはなかった。で、そのための対策としては1,カンクンに早く着きすぎても逆に時間が潰せなくなるので、できるだけ遅く(空港リムジンのある時間までに)到着すること。2,空港泊の場合、ほとんど睡眠は取れないから、前日は夜行バスなんかの利用はせず、どこかのホテルでゆっくり休んでおくこと。ということで前日の宿泊地としてはチェトマルがベストだったし、チェトマルを昼ころ発ってカンクンに夜着いて、そのまま空港行きのバスに乗れば一番よいのではないか?というプランを立てていた。ほぼ予定通りだった、といったのはそういう意味だったのである。


<途中省略>


それでも、やはり早く着きすぎてしまったのだった。カンクンのバスターミナルには待合室ともいえるスペースがかなり広くとってあったから、そこでどうするかを思案、まず、昼飯?(ほとんど一日何も口にしていなかった)、食事はその残金(省略部分に書かれているのだけれど残金がわずかになっていた)で何とかとれそうだった。安く食事のできるところは知っていた。が、荷を担いでそこまで行く気にはなれなかった。カンクンのターミナルには荷物預かり所があったので、いくらか聞きに行く。わたしの荷物だと1時間12ペソ(このとき1ペソ10円くらいか?)とのことだった。荷物を預けることは予定していたから問題は何時間預けられるかだった。1時間にするか2時間可能か?ともかく後払いだったから、荷を預けて以前にいったことのある中華屋へ。そこでは一品+チャーハンがセット料金で35ペソで食事ができた。帰りに7-11で飲み物が7ペソ、それでおおむね1時間は経過して、とりあえず荷物を引き取り、再び待合室の椅子でしばらく過ごす。空港行きバスは30分おきに出ており最終バスは22:00だった。最終バスでよかったのだけれど、あと4時間をどこでどう?、と考えると無銭で暇つぶしのできる場所なんてまったく思い浮かばなかった。そうなるとこの場と空港とどっちがbetterか?ということになって、なら、空港に行ってしまうか、となった。20時発のバスのticket(64ペソ)を購入すると残りは25ペソ(約250円?)となった。空港にいったら25ペソでは何も買えないことがわかっていたから、残された1時間半で、もっとも有効に25ペソを使い切るにはどうすればよいかを考える、そこの売店ですら、ほとんどその金額では何も購入することはできなかったからだ。飲み物でもアイスクリームでも何か一品は買えてもそれで終わりだった。ギリギリの有効活用?まず、明日の朝までの夜食と飲み物があればなんとかなるであろう‥、それが25ペソで可能か?しかし、それを物色に行こうにも大荷物で動けない。奥の手を出さざるを得なかった。そう、プンタ・ゴルダで使った手、そのためにわざわざ鎖と鍵を持ってきたのだった。こんな重いものは誰も持っていかないのはわかっていても、また持っていかれたとしてもたいしたものは入っていなかったから、そのまま放っておいてもよかったのだけれど、前にもいったが戻ってきたときの証明のようなものとして、一応鍵と鎖で椅子に縛り付けその場を離れた。向かった先は前にもいったことのあった、歩いて5分のところの公園Parque las Palapasだった。そこは土・日には公園内に設置されている舞台で催し物などが開催されてものすごい人となる庶民的な公園だったが、そこには数軒の屋台、といっても仮小屋風の店舗が常設されていて、何回か利用したことがあった。そこは最初の晩に泊まった安宿からも、以前に滞在したCasa Yoshidaからも近かった。思ったとおり、その日はウィークエンドではなかったが、数軒ある露店(常設屋台?)は全て営業しており、そこで販売されているものはどれも廉価でおいしそうだったが、そのなかの一軒の店で15ペソのトルタス(tortas;わかりやすくいうとタコスの具-牛・ブタ・鶏の選択ができる-をパンに挟んだもの)をテイクアウトにしてもらった。ま、他の場所だと20ペソはしたから、これを15ペソで手に入れられたのは大きかった。残りが10ペソになる。10ペソあれば7-11でもOXXOでも飲み物は手に入れられたから楽勝の気分だった。しかしADOターミナルの手前で寄ったOXXOで最後の10ペソで買ったjugo de naranja(オレンジジュース)は失敗だった。てっきり100%のオレンジジュースかと思ったのだが(よく見なかった)炭酸系のオレンジジュースだった。何故失敗だったかというと、結局それは飲みきれず、次の朝セキュリティチェックの手前で飲み残しを捨てざるを得なかったからだが、たったそれだけのことで有終の美を飾れなかったことに気を悪くするのだった。それでもそのときはメキシカンペソをすべて使い切っことで気分は上々、20時のバスで空港に向かったのだった。

今回は写真が少ないので、タイトル画像は昔撮ったカンクンビーチを使用、この写真もその当時(4年前ころ)のターミナル1だったか、2だったか?
ターミナル1?

カンクンのエアポートはターミナルが1,2,3とあってその順にバスは停まっていった。最後のターミナル3までいった乗客はわたしともう一人だけで、十数人いたそのバスの乗客は全て1,か2,で降りていた。どういうことかと訝しげに思いながらターミナル3で降りたのだけれどその訳はすぐにわかった。当然空港だからガードマンのような警備が何人もいて、一応のチェックを受ける。どこに行く?何時のどこの便?といったことを聞かれるのだけれど、その都度正直に答えてチェックポイントを通過、空港ロビーに入った。そのとき、そういうことだったのかとわかったのである。そこはほとんど無人の空間だったのだ。つまりその日の発着便は全て終了していたらしく、空港職員も航空会社職員も、当然チェックイン待ちの乗客も、従って売店の店員も誰もいない空間だったのである。ほとんど無人のエアポートターミナルというものをこのときはじめてみたような気がする。と同時にわたしの空港泊の計画が無残にも失敗だった可能性を見ていた。これはもっともやりにくい状況といってよかった。わたしの空港泊のイメージはそれまでの経験から以下のようなものだった。空港泊そのものは、24時間オープンのところでは暗黙の了解のようなものがあった。夜間の発着便、早朝の発着便はどこでも少なからずあったから、その利用客のためにオープンせざるを得なかったし、だから24時間オープンが普通だと思っていた。もちろん夜間・早朝の発着を禁じていて(あるいは制限していて)、その間は入場できないところも知っていたが、まさかカンクンがそうだとは思っていなかった。で、24時間オープンのところでは、普通にチェックイン待ちの乗客、あるいは座席で寝ながら朝を迎える乗客は少なからずいて(それを空港泊というのだが)わたしもその一人になるつもりだった。ところが、ここにはその他大勢がいなかったのである。で、まず思ったのは、ここは空港泊そのものが禁止なのか?、あるいは何時から何時の間は入場が禁止されるのか?、結論からいうとそのどちらでもなかった。だから結果的に空港泊はできたのだけれども、もちろんほとんど寝れなかったし、満足のゆく空港泊はできなかったのであった。では、何がどう、どこがどう、イメージと違ったのか。まず暗黙の公認(たとえ横になっていたとしても)とされる場所がなかったこと。同じ空港泊仲間が、- それでも真夜中になって他に2〜3人いたことを知るが - ほとんど見つけることができず共犯者のいない心細さがあったこと。夜半に空港職員から、わたしが見つけた隠れ場所<そういう場所を見つけていた>は一応禁止区域になっていると移動を命じられたこと。夜半中何かのアナウンスが途切れず、うるさくて結局眠れなかったこと。メキシコの夜行バスよろしく誰もいないターミナルなのに冷房が効きすぎ、旅行中一度も使わなかったダウンジャケットと何かのときのために持っていた銀マットが役に立ったという珍事などが挙げられる。で、ほとんど眠れなかったのであるが、それでも誰もいない空港ターミナルで心細くも一夜を過ごすことはできたのであった。


カンクン空港ターミナル3の誰もいない空港ロビー。そこで見つけた隠れ場所のようなところに篭り、その日の夕方最後の25ペソで仕入れたtortasとjugo de naranjaを撮る
カンクン空港ターミナル3


最後の30分はどうやら眠りに落ちたようで、気づいたときはすでに人だかりがあってチェックインは始まっていた。3時を過ぎていた。この人たちはいったいどこから、どうやって来たのかちょっと興味深かったが、それよりも逆に先を越されてしまって少し慌ててしまった。で、そのあとわたしも彼らの後に並んでチェックインしようと思ったとき、その夜半中<よなかじゅう>止まることのなかった安眠妨害のアナウンスの意味がわかったのであった。すべてのパセンジャーpassengerは自動チェックインを行ってくださいといっていたのである。そういえばなにやら訳のわからないものがズラーと立ち並んでいたのはもちろん見ていた。それがなんだかもわからずに‥、、どうやらそれが自動チェックインなるものらしかったが、いざそこで手続きをしようと思ったら、非常に簡単な英語またはスペイン語?いや、日本語もあったが、どうやったらいいのかがよくわからなかったのである。恥かしながら係りの人の説明でなんとかそこをクリア、その機械からボーディングパスが出てきたのであった(座席の変更も可能のようであったが、未だにその仕組みはわかっておらず、年寄りには機械よりも直接のマンツーマンのサポートのほうがよほど安心できると思わされた)。その後カウンターで荷物を預けることになったのだから、年寄りとしてはこういった機械化は反対で、今までどおりにしてくれないかと思ったものである。ま、そのあとは、おおむね順調で何事もなくダラスまで飛んだのだけれど、ダラスに着くと今度はイミグレが自動化されていたのに驚かされる。こちらのほうはおかげでほとんど並ぶことがなく、ま、そういう様々なところでの日進月歩は目覚しく、世界は確実に進化しているということを数時間の間に2回も経験させられたのであった。いつの世でもそうであるように、しかし年寄りにとっては、それほどありがたい進歩でないものも多く、逆に確実にとり残されていく実感を味わうばかりである。ともあれ帰国したその日は荒れ模様の天気で着陸に相当難儀したようで、ちょうどわれわれの前の便に、ちょっとしたアクシデントがあったようなニュースを帰宅した夜に見た。この荒天のため桜も散ってしまったと税関の職員が話してくれたのを、そのとき思い出していた‥、、>>


ま、余計な部分が気になるかもしれませんが、これがわたしのブログ‘last in Guatemala’<本年5月の記事>の最後で、そこから転載しましたした‥、、
  • この記事が参考になった人(0)

この記事は、参考になりましたか?
評価する 評価しない

コメント
コメント投稿
ニックネーム*
メールアドレス
※メールアドレスを記入すると、ブログ作者にのみ表示されます。
コメント(※300文字以内)*
  • ※ * は必須となります。
  • 利用規約をご確認のうえ、コメント投稿を行ってください。


国一覧
アジア
ネパール(3)
インド(1)
アフリカ
モロッコ(1)
中南米
グアテマラ(38)
メキシコ(15)
ベリーズ(6)
コロンビア(1)
北米
アメリカ西部(2)