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ユーラシアの旅ブログinトラベルコちゃん

~世界130ヶ国を舞台に活躍するユーラシア旅行社添乗員の生の声をブログでお届け! ※毎週火曜・木曜更新!各記事は当社サイト内の7つのブログから転載しております。~

株式会社ユーラシア旅行社
ユーラシア旅行社は世界130ヶ国を舞台に、遺跡、自然、伝統文化、芸術などさまざまなテーマで、お客様の知的好奇心を満たす旅を提案しています。
プロフィール

ニックネーム:
ユーラシア旅行社
居住地:
東京都
会社名:
株式会社ユーラシア旅行社
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Eurasia Travel Co.,Ltd,
会社所在地:
東京都
会社電話番号:
03-3265-1691
業種:
旅行業
自己紹介:
世界130ヶ国を舞台にテーマ性の深いツアーに添乗するユーラシア旅行社の添乗員のブログから抜粋した記事を毎週火曜・木曜更新!

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メロエ
スーダンの魅力
エリア:
  • アフリカ>スーダン>スーダンその他の都市
テーマ:観光地 歴史・文化・芸術 自然・植物 
投稿日:2010/11/15 13:36
コメント(0)
アフリカ一国土の広いスーダンの想い出です。

4WDに乗り、道なき道を行き過ごしたハプニングと感動の5日間の印象に残ったエピソードをご案内します。

一つ目はスーダンの人々についてです。彼らはとても正直で、その正直さゆえに、例えば私とガイドさんは意見がかみ合わないこともしばしばで、毎日話し合いを重ね、旅の終わり頃にようやく上手なコンビネーションが取れるようになりました。

クッル遺跡という、壁画が美しい色彩を残す、クシュ王国時代の王のお墓見学へ行く途中に私はなんと、ポケットに何気なく入れていた5ユーロ程のお金を落としてしまったのです。そのときは全く気がつかなかったのですが、子供達がわざわざ届けに来てくれました。スーダンの物価を考えれば、5ユーロは子供にとっては大金です。日本でもそうですが、拾ったものであれば、誰の物かわからないのですから、そのまま持っていってしまいそうなものです。

にもかかわらず数人の子供達は、わざわざ私にお金を届けに来てくれたのです。物凄く緊張した子供達からお金を受け取り「シュクラン(ありがとう)」と伝えると、はにかみながら去っていってしまいました。お金が戻ってきて嬉しかった、というよりも、なんだかとてもさわやかな気分になりました。

もう一つは遺跡の面白さです。砂に埋もれたメロエのピラミッドはエジプトほどの大きさはありませんが、入り口にローマ神殿のような付属物があります。内側のレリーフは、古代エジプトの神々が描かれています。地下にあった玄室の副葬品などは19世紀に盗掘にあって、何一つ残っていないそうです。また、「王の街」と呼ばれる遺跡には、アウグストゥス(初代ローマ皇帝)の彫像の頭部のみが発掘されています。これは国立博物館で見ることができます。当時の女王がローマとの戦いに勝ち、アウグストゥスの彫像の頭部だけを持ち帰ったそうです。これがどういう状態で発掘されたかは、現地に行ってからのお楽しみでお願いします。ローマから遙か遠く離れた地でローマ文化の残照に出会う。古代ローマとメロエ王国のかかわりが、発掘事業でもっと見えてくるのかもしれません。

メロエ以外にも古代ローマと古代エジプトの文化の融合が見られる遺跡がたくさんあります。私の個人的なお気に入りはナカ遺跡のアマニティリナス女王のレリーフです。ふくよかな女王のレリーフは、迫力があり、当時の彼女の権力がしのばれます。

豊かな古代文化遺産をもつ大きな国スーダン。ピラミッドの周りをゆっくり歩いて観光した時に感じた、渇いた熱い大地と風。メロエの夕日とピラミッドのコントラスト。スークで出会ったおじいさん。ナイル河を渡るフェリー。あらゆる風景が脳裏に焼きつき、離れません。
まだまだ語りつくせないことが沢山ありますが、この続きは又改めてご案内します。

クッル
スーダン1

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