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中米トライアングル??

~中米トライアングル;メキシコ、グアテマラ、キューバの魅力を探る~

プロフィール

ニックネーム:
ますお めのす
居住地:
中南米>グアテマラ>グアテマラその他の都市
性別:
男性
年代:
70代
自己紹介:
あまりとりえのない人間ですが、唯一のよりどころとしてこれまで旅にその人生(生きがい?)を託してきました。その経験が少しでもお役に立つのなら、と思って登録いたしました(20年ほど前に一般旅行業務取扱主任試験(?)に合格したのですが結局それをいかす機会に恵まれなかったことを悔いている人生です。旅暦は45年約70ヶ国くらい?といったところです。)

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サンペドロ 2,
サンペドロララグーナ San Pedro la Laguna サンフアンララグーナ San Juan la Laguna
エリア:
  • 中南米>グアテマラ>グアテマラその他の都市
テーマ:観光地 
投稿日:2012/11/27 09:07
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サンペドロララグーナはわたしがグアテマラ国内でもっとも長く滞在したところです。またLago湖岸の村の中でおそらくパナハチェルについで多くの観光客が訪れるところだと思います。では、なぜそんなに観光客に人気があるのかと考えてみると、パナハチェルの場合はそこがLagoの中心地的役割を果たし、グアテ市やアンティグアから一番近いという地の利があるのですが、その対岸にあるサンペドロララグーナへは直通のバスまたはシャトルもありますが多くの場合はパナハチェルからポートでサンペドロへわたります。なのでそんなに便のよい地ではない、が、たぶんそこがトゥトゥヒルの地であってパナハチェルのような雑多?で、俗っぽさがなく、より純粋なインディヘナの村であり、それが故によりのんびりできる地であるという情報がけっこう旅行者の間に広まっていったからではないかと想像します。そしてここ数年の間に旅行者用のホテルの数も増え、それがまたパナハチェルより安いとなると、そこに長期で滞在する人もでてきます。人々はトランキーロ(tranquiro、よく使われる言葉で静かとか穏やか、平和的・親和的?といった意味)で親切、物価が安く、風光明媚・気候温暖ということで住んでみたくなる条件がそろっているわけです。それでどんどん欧米系の長期滞在者が増えていった、、そのうち彼らがホテルやレストラン、カフェバーの経営に乗り出す、、で、その一帯が、もう数十年前にはやった欧米系の若者(いわゆるヒッピー的な)が多く滞在するフリーゾーンのような地になって、一部のグアテマラ人からは眉をひそめられるような一画も出現しています。しかし地元の人たちは寛容で、そんな彼らも受け入れてしまって、いい意味で発展しつつあり悪い意味では俗化の傾向を辿っている、といったところです。だから前回記した同じトゥトゥヒルの地サンチァゴアティトゥランとはだいぶ雰囲気が違っていて、男性で伝統衣装を身につけているのはほんの一握りの年寄りたちだけ、女性はそれでもほぼ全員コルテ(伝統衣装としてのスカート)を身につけているものの、ウィピル(同じく上衣)を着ているものはまったくいない、、一方ホテル・宿泊施設は多くあっても地元の人が営むみやげ物屋が少ないのもサンチャゴアティトゥランと趣を異にするところです。そしてその観光客のための旅行代理店が多くできてシャトルバスがアンティグアはじめ多くの地と行き来している、またその代理店を通して各種アトラクション、ボルカンサンペドロ(サンペドロ火山、3000m弱)やナリツインディヘナ(インディアンの鼻という名称の山、2500mくらい)といった山登り、カヌー・カヤック、カノピイ・乗馬体験といったツアーや催し物が企画・提供されていて観光客の誘致に必死です。まぁ、そういう意味ではほとんど仕事のなかったこの地にガイドという雇用を生みだしていることを思えば、地元にとっての観光化はひとつの必然だったかもしれません。

さて、そのサンペドロへの行きかた・交通を少し紹介しておきます。公共交通機関であるバス(通称チキンバス)はグアテ市とシェラ(Xela ケツアルテナンゴというこの国第2の都市)の間を一日数便運行があり、どちらも早朝から午前中にサンペドロを発ち、午後に戻ってくるといった感じです(グアテ市まで3時間半35Q、シェラまで2時間半25Q)。また一日一便だけサンペドロ〜サンティアゴアティトゥラン〜サンルーカストリマン〜コカレス経由でマサテナンゴという太平洋岸の大きな街まで行くバスが出ています(4時間 40Q)。シャトルバスはアンティグアとの間を一日2便(午前と午後)数社が運行しており、片道60〜100Q(エージェンシーによって違ったりする、またアンティグアからの値段と違うときもある)、特にアンティグアへは(行きも帰りも)チキンバスだとチマルテナンゴでの乗換えが必要なため、シャトルバスの利用が便利です。あとはランチャ(ボート)で、パナハチェルとの間を直行便(30分 25Q)と各駅(西側の村々をよってくる便、パナまでは同じく25Q、サンマルコス10Q、ツヌナ15Q、サンタクルスララグーナ20Q)がありますが、船頭によって言い値が違ったり、また船の場合は地元民との値段は最初から別設定となっています。サンチャゴアティトゥランとの間もスピードボートと普通のランチャがあってやはり値段は違うし地元民との料金も別設定になっています(スピードボート 30分25Q、普通便4〜50分15Q、それぞれ1時間おきくらいにある)。このサンペドロとサンチャゴアティトランの間はボルカンサンペドロを囲むように道がついてますが、湖岸沿いの道は人がやっと通れる、アップダウンはそれほどないが、ま、山道のようなもので、歩きだと4〜5時間はかかると思われます(ガイドなしでいったので半分くらい行って引き返した、よって踏破してないので正確のところはわかりません)。もう一本の道はサンペドロから3/4くらい(サンチャゴアティトランの手前5kmあたりまで)は立派な舗装道路が完成しているのですが、車の往来はほとんどない、で、この間バスもピックアップの行き来もないので不思議に思っていたら前述の一日一本のバス(朝5時発、午後3時に戻る)に乗ったときにそのわけがわかりました。未舗装部分は悪路も悪路で車がまともに通れる道ではなかったのです。いつになるかはわかりませんが、その部分が舗装されたときにはきっとバス・ピックアップの往来が実現すると思われますが、そのときはまた別の問題、つまりランチャ・ボートの業者との問題が生ずるのではないかと余計な心配をしてしまいます。それほど今はこの間の交通に船便の果たしている役割が大きい、、しかし利用者にとってはやはり船のほうが高くつくことには間違いありません。

そういう観点からいうと、サンペドロの姉妹村であるサンフアンララグーナへは、ま、距離が近いこともあってもっぱら1tトラックの荷台が、その交通手段となっています。この間の人の移動はけっこう多いので15分に一本の間隔でパルケセントラル中央公園の脇からピックアップトラックが出ていて15分2Qです。サンフアンララグーナは同じくトゥトゥヒルの村で、ここはホテルも少しありますが、サンペドロに比べると観光客は少なく、たいていはサンペドロに滞在していてここまで足を延ばすパターンが多いのですが、ま、あまり知られていないのでめったに会わない、、それでもここは独自の染織文化が育っており、他にはない淡い色あいの織物(敷物やバッグ、衣類等)が最近注目を集めています。それらを作る協同体組織がいくつかできていて、いずれも草木染・自然染織を売りにしており、その技術・方法を指導・育成しているのがグアテ市に住む日本人のK先生で、それをJaicaが支援しています。つまりわれわれ日本人とも少しばかりご縁があるということで、いや、その織物が素晴らしいので是非サンペドロまで来られた方は、一度ピックアップの荷台に揺られてサンフアンララグーナまで足を延ばしてみてください(歩いても3,40分で行けます)、、

<タイトル画像と下の写真はサンペドロララグーナ全景>
サンペドロ 1.

<パナハチェルドック;パナハチェル方面の船着場>
パナドック
<外国人経営者のカフェバーやレストランが並ぶ通り>
カフェブッダ
<サンペドロの裏山、ボルカンサンペドロ>
ボルカンサンペドロ
<同じくどこからでも見えるナリツインディヘナと街並み、三角にとんがった部分が鼻の先、つまり顔が上を向いている状態>
ナリツインディヘナ 2,
ナリツインディヘナ 1,
<ナリツインディヘナの麓の村サンフアンララグーナ>
ナリツインディヘナとサンフアン

サンフアンのお店
<上;K先生指導の作業場のあるお店の店頭、下;サンフアンはアーティストが多く住んでいて、街角には随所に壁画が描かれている、それを見るだけでも楽しい>
サンフアンの街角
<サンペドロの中央公園脇から出るグアテ市行きチキンバス>
Guate行きチキンバス
<サンペドロ〜サンフアン間を行き来するピックアップトラック>
ピックアップトラック

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