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中米トライアングル??

~中米トライアングル;メキシコ、グアテマラ、キューバの魅力を探る~

プロフィール

ニックネーム:
ますお めのす
居住地:
中南米>グアテマラ>グアテマラその他の都市
性別:
男性
年代:
70代
自己紹介:
あまりとりえのない人間ですが、唯一のよりどころとしてこれまで旅にその人生(生きがい?)を託してきました。その経験が少しでもお役に立つのなら、と思って登録いたしました(20年ほど前に一般旅行業務取扱主任試験(?)に合格したのですが結局それをいかす機会に恵まれなかったことを悔いている人生です。旅暦は45年約70ヶ国くらい?といったところです。)

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アティトゥラン湖の地図 
アティトゥラン湖Lago Atitlan 概要
エリア:
  • 中南米>グアテマラ>グアテマラその他の都市
テーマ:観光地 
投稿日:2012/11/05 00:11
コメント(0)
グアテマラの魅力を語る上で欠かせない存在としてインディヘナとその文化があります。インディヘナ・マヤ系先住民は全グアテマラ総人口1400万人の50%を越え、世界でもっとも先住民比率の高い国のひとつとしてボリビアと並び称されています。それがこの国をなんともおおらかな・優しく暖かい国民性と感じるゆえんのひとつではないかとわたしは思っております。そしてそのマヤ系インディヘナの種族?(スペイン語でraza、英語のrace)はその言語系統で分けられていますが、実に今現在20の言語が話されているのです。グアテマラの公用語はスペイン語ですが、各種族の村ではその種族言語が優先しています。その20のマヤ系先住民の歴史と現状については、それぞれに対スペイン征服者との攻防、その後の暗黒な時代がつづき、今なお差別があって諸権利が回復しているとはいえません。それでも今現在において、その言語人口の多い順に主なrazaをあげるとキチェQuiche、マムMam、カクチケルKaqchikel、ケクチKekchiがそれぞれ先住民全体の10%以上を越える大きな言語集団を形成し、彼らだけで全先住民の80%を占めると聞いています。キチェ語人口は200万人を越えているということです。その大手razaのキチェとカクチケルの確執については有名な史誌があるようです。

前置きが長くなりましたが、そのようにそれぞれの言語集団は今でもまとまったエリアで生活しておりキチェ県のように、その名が県名になっているところもあります。そしてその視点でこのアティトラン湖のあるソロラ県を見てみるととても面白いのです。それがこのアトゥティラン湖の特徴にもなっているともいえそうですが、その大手言語集団のひとつのカクチケルとこれもかつて王国を誇っていたトゥトゥヒルTzutujilがこの湖を二分しているのです。北から東のエリアがカクチケル、南から西のエリアがトゥトゥヒルのエリアとなっています。その湖岸の村から一山越えるとそこはキチェの村となっていて、実にうまくそれぞれがすみわけているのがわかります。それぞれの村の成り立ちについては調べてないのでわかりませんが、そこには興味のある歴史があると思われます。しかし現在は基本言語は違っても表面的には穏やかな関係にあるようです(カクチケルとトゥトゥヒルは言語的に近いようですが、今はスペイン語という共通語があるので)。そんなところがこの湖の美しさだけでない面白さかな?と思っております。

<言語集団によって衣装が違うが、例えば同じカクチケルでも村ごとに衣装が異なる。上3枚がカクチケル、下2枚はトゥトゥヒル>
村々で違う民族衣装
サンアントニオパロポ
ソロラの女性
サンタクララ・ラ・ラグーナ
典型的な男性の衣装

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