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エリア:
- ヨーロッパ > フランス > マルセイユ
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テーマ:
- 観光地
- / 街中・建物・景色
- / 歴史・文化・芸術
朝起きて窓から外を眺めてみると、目の前に一面、銀色の世界が広がっていました。マルセイユで雪が降ることは稀なので、とても驚きました。寒いのにベランダに出て、少しの間目下に広がる雪で覆われたマルセイユの町並みを見入ってしまいました。
ここ2週間ほど、寒波がヨーロッパを襲い、ベラルーシやポーランドなどでは日中気温が氷点下20度になるなど、極寒の毎日が続いており、多くの人が凍え死ぬという事態が発生しています。
しかも、この寒波はヨーロッパの対岸である北アフリカのマグレブ地方にまで達し、アルジェリアが雪で覆われ、ここでもまた凍死が相次いでいます。砂漠では温度差が激しいというものの、雪まで降るか・・・・・と信じられない思いでテレビ報道を見つめてしまいました。
フランスもご他聞に漏れずで、マイナス20度とはいかないにしても、北部や内陸地域では氷点下の気温が続いています。ホームレスのためのシェルターがここ数週間はフル稼働していますが、やはり凍死が相次いでいます。社会主義の国だというのに、貧困は社会にしっかり根を張っており、ホームレスには事欠きません・・・。
しかも驚きなのは、貧しいがために電気が使えず、家にいても氷点下の気温で生活する人がいるということです・・・。
原子力発電所が各地に多々設置されていることで世界に名を馳せているのだから、電気ぐらいは安価かつ十分に供給してもよさそうなものです。しかし、電気料金は日本のそれと大して変わらず、一般のフランス人にとっては割高だと考えられています。そのため、電気代を払えない人が各地で続出し、極寒のなかで生活することを余技なくされています。
先進国の一員であり、全ての国民に人間らしい生活を保障するべく過酷な平等主義を貫くフランスにおいて、電気代が払えずに氷点下のなかで生活を余儀なくされる人々が各地で見られるなんて・・・・。理論と現実の乖離が激しいこの国においては、あまり驚く現象でないのかもしれません・・・。
マルセイユでは、先週の頭まで日中気温が15度ぐらいの温暖な毎日が続いていました。しかし、それ以降、気温が急激に下がり、日中でも1-3度ぐらいにしか上がらない寒い毎日が続いています。先週の水曜日だったと思いますが、微かに雪がチラついたことがありました。でも、2分もしないうちに止んでしまいました。
そして、昨晩から降り積もった雪景色の登場です。朝起きた時には既にあかっていたので、雪が降っている光景を見ることはできませんでした。地中海を覆う雪景色というのも、これまたオツなものかもしれません。
確か6年程前にマルセイユで初めて雪が降り、子供達が大喜びしていたという話を聞いたことがあります。喜び勇んで雪の味見をした子供達もいたとか・・。南仏では雪が珍しいので、雪を始めてみる子供も多かったことだと思います。
でも、大人になると、車がスリップするだとか、交通渋滞が起きるだとか、寒さで風邪をひかないかなど現実的なことしか頭に浮かばなくなります・・・。
雪が美味しいと思う豊かな感性をいつまでも持ち続けたいものです・・・。
ここ2週間ほど、寒波がヨーロッパを襲い、ベラルーシやポーランドなどでは日中気温が氷点下20度になるなど、極寒の毎日が続いており、多くの人が凍え死ぬという事態が発生しています。
しかも、この寒波はヨーロッパの対岸である北アフリカのマグレブ地方にまで達し、アルジェリアが雪で覆われ、ここでもまた凍死が相次いでいます。砂漠では温度差が激しいというものの、雪まで降るか・・・・・と信じられない思いでテレビ報道を見つめてしまいました。
フランスもご他聞に漏れずで、マイナス20度とはいかないにしても、北部や内陸地域では氷点下の気温が続いています。ホームレスのためのシェルターがここ数週間はフル稼働していますが、やはり凍死が相次いでいます。社会主義の国だというのに、貧困は社会にしっかり根を張っており、ホームレスには事欠きません・・・。
しかも驚きなのは、貧しいがために電気が使えず、家にいても氷点下の気温で生活する人がいるということです・・・。
原子力発電所が各地に多々設置されていることで世界に名を馳せているのだから、電気ぐらいは安価かつ十分に供給してもよさそうなものです。しかし、電気料金は日本のそれと大して変わらず、一般のフランス人にとっては割高だと考えられています。そのため、電気代を払えない人が各地で続出し、極寒のなかで生活することを余技なくされています。
先進国の一員であり、全ての国民に人間らしい生活を保障するべく過酷な平等主義を貫くフランスにおいて、電気代が払えずに氷点下のなかで生活を余儀なくされる人々が各地で見られるなんて・・・・。理論と現実の乖離が激しいこの国においては、あまり驚く現象でないのかもしれません・・・。
マルセイユでは、先週の頭まで日中気温が15度ぐらいの温暖な毎日が続いていました。しかし、それ以降、気温が急激に下がり、日中でも1-3度ぐらいにしか上がらない寒い毎日が続いています。先週の水曜日だったと思いますが、微かに雪がチラついたことがありました。でも、2分もしないうちに止んでしまいました。
そして、昨晩から降り積もった雪景色の登場です。朝起きた時には既にあかっていたので、雪が降っている光景を見ることはできませんでした。地中海を覆う雪景色というのも、これまたオツなものかもしれません。
確か6年程前にマルセイユで初めて雪が降り、子供達が大喜びしていたという話を聞いたことがあります。喜び勇んで雪の味見をした子供達もいたとか・・。南仏では雪が珍しいので、雪を始めてみる子供も多かったことだと思います。
でも、大人になると、車がスリップするだとか、交通渋滞が起きるだとか、寒さで風邪をひかないかなど現実的なことしか頭に浮かばなくなります・・・。
雪が美味しいと思う豊かな感性をいつまでも持ち続けたいものです・・・。
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