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エリア:
- アジア > 中国 > 上海(シャンハイ)
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テーマ:
- 買物・土産
- / 観光地
- / 歴史・文化・芸術
写真はこちら:http://ameblo.jp/paris-marseille/entry-11026952043.html
ついに上海に到着しました!
妊娠3ヶ月は不安定だから旅行などは控えるようにと言われますが、妊娠が分かる前にブッキングしたことからキャンセルするのはあまりにも惜しく、結局、十分に注意して行くことになりました。べべが生まれたら、当分の間は遠出をすることは無理なので、この機会を逃すはずはありません。
中国東方航空(China Eastern)で上海紅橋(ホンチャオ)空港へ飛びました。関西空港から約2時間強、成田からは約3時間弱の飛行時間になります。
因みに、上海には二つ空港があり、もう一つは上海浦東(プートン)空港になります。ホンチャオ空港は主として国内線とアジアを中心とする近距離国際線に対応し、プートン空港は、長距離国際線に対応しています。拡大する中国の空のニーズに対応するべく、新たにプートン空港を建設したとのことでした。
中国東方航空の変貌振りには驚きました。SQやエミレイツのレベルには届かないものの、それでも、機内サービスといい、発着時間の正確さといい、格段の進歩を遂げていました。
今から15年程前に、北京に行く為に当航空を利用したことがありましたが、その時は、太っちょの見るからに逞しげなおばさんがCAを勤めており、苦虫を潰したような顔をしてのっしのっしと機内を我が物顔で歩き回って、機内食をぼいっ、ぼいっと投げるように配るのが当たり前でした。うるさくしたら中国語で怒鳴りつけられるのがオチ、歩いているのを呼び止めようものなら売られた喧嘩は受けて立とうの勢いで「何か用か!」と凄まれる始末。全くもって、顧客サービスもへったくれもありませんでした。
それが今では、花も滴る20代のうら若き乙女が優しい微笑みと供に温かく迎え入れてくれる航空会社となりました。目が合えばニッコリ笑顔、機内食サービスの際にも優しい心配りと温かい笑顔を決して忘れることはありません。アジア女性の微笑みは、最早、タイ女性だけのものではなくなったのです。
トレードマークとなる赤の制服も、当時は共産党の赤を髣髴させ、贅肉を束ねる巾着のように見えたのが、今では、躍動する中国のエネルギーを表現する赤、スラッとした色白美人が栄える制服として定着しています。
機内食も紙でできた弁当ボックスにビーフジャーキーと炭水化物となる何かが入っていた一昔前のものとは一変して、トレイで配られ、前菜からデザートまで一式提供されます。昔は、投げるように配るのがスタンダードだったようなので弁当ボックスになっていたのかもしれません。
東方航空への絶賛はこれぐらいにして、先へ進みましょう。
上海の空港ですが、10年ほど昔に完成したばかりで、最新のアメニティが搭載されている快適でモダーンな空港です。優先席なんていうデリカシーのある設備まで整えられており、しかもデザインが日本よりおっされ!
トイレなど、入ってびっくりです。ドアを開けると、ほのかな香水の香りが漂ってくるではありませんか!気のせいかと思って別のドアを開けても同じでした。いやはや、ここまで拘るかと思いましたが、さすがは共産党が全てを指導する中国、国家の威信にかけても世界で最も美しいトイレを実現するべく国家総動員をしたに違いありません。
空港から上海中心街に出るのに、電車やタクシーを使っても子一時間はかかります。成田と同じぐらいアクセスが悪いというのが難点ですが、拡大の一途にある上海市としては、市内に空港を設置するわけにもいかず、かの如く遠方に空港を設立することにしたといいます。
私は今回上海に来るのは初めてですので、昔との比較を述べることはできませんが、知り合いの話しでは、数年前と比較して様変わりしたとのことでした。しかし、昨年の上海万博までに主たる開発はほぼ完了しているので、今後において大きな変化はないだろうとのことでした。今後は、住宅の整備が進むだろうとのことでした。
開発が進み近代化するのは結構なことだとは思いますが、私のように歴史をこよなく愛する人間には、ちょっとばかり寂しい気持ちがしないでもありません。近代化がもたらす便利さにどっぷりつかっている自分のことを棚に上げて言うのもなんですけどね・・・・。
近代化は、その国特有の「国のにおい」を消し去ってしまうものでもあるからです。文化遺産などはそれなりに国で管理したり、世界遺産としての指定を受けて保護してはいるようですが、その国の文化とはこれらの偉大なる遺産に具現化されるものだけではありません。そこに住む人々の生活文化こそが、まさにその国をその国たらしめるものであり、昔ながらの路地や家並み、商店街の活気などが消えると供に消滅してしまうのです。
旅行が特別の意味を持って我々の心に残るのは、そこに住む人々の生活文化に触れるからではないかと思ったりします。同じ人間が異なる様式や美学でもって生活を営んでいるのを目の当たりにしたとき、我々は新鮮な驚きと好奇心を抱くものです。これこそ、まさに日常からの脱走であり、旅行の目的であるのではないかと思います。
上海は、幸運にも悠久とモダニティが同時に存在する大都会でした。
日光の反射で光り輝く近代ビルが立ち並ぶ地区から少し離れた場所に、古臭い二階建て建築が連なる商店街があったりします。上海の昔ながらの建築様式だとのことで、このような場所は市内の各地で散見されます。一部は政府が保護しているとのことですが、これらの多くはいずれ取り壊される運命にあるとのことでした。
以下は上海にある問屋街にあるお店の一つです。中国人は、「〜世界」とか「〜宇宙」とかいう名前が好きですよね。やはり中華思想が支配する国だけあって、自分や自分の店が世界や宇宙の中心であるという発想になるのでしょうか。日本人には思いも呼ばない発想です。でも、見習わなければなりません!
以下にある写真は、上海でも前衛芸術や商品を中心に販売する地域で見られる建物です。以下のような建物の1階がショップとして利用され、芸術作品から小物類各種がところ狭しと販売されています。ショップ内はほぼ全て撮影禁止でしたので、残念ながらこちらでお見せすることはできません。
一部外から密かに撮ることができましたが、あまりよく見えませんね・・(涙)。
また、元英国やフランス租借地で見られる建築には、華洋折衷となった建物も見られます。このような混淆は建築に限らず、洋服や小物類のデザインにおいても頻繁に見られるものでした。
時計台がトレードマークの元英国租借地、別名バンド地域は、華洋折衷のビルが立ち並び、夜景となるとその華やかさは上海随一となるのではないでしょうか。川を挟んで対面にある上海のランドマーク、テレビ塔と並んで、上海の夜景を代表するものです。因みに、「華麗なる一族」とかいうドラマの収録が行われた銀行もここにあります。
元フランス租借地は、今では「新天地」と呼ばれ、ヨーロッパのプロムナードを彷彿させる一角に様変わりしていました。ここには、上海ではあまりお見かけしないフランス人観光客も見られました。
日本租借地もありますが、殆どが壊されてしまって原型をわずかに残すのみとなっていました。「横浜橋」がまだ健在で、唯一当時の面影を残していると言いたいところですが、周囲が全て様変わりしているので、この橋だけで当時を偲ぶことは不可能です。他の租借地は美しく整備されているのに、日本人街だけこのような状態とは、日中関係の厳しさがこのあたりであからさまなのか・・・・と勘ぐりたくなりました。
日本のたこ焼き屋さんです。まだ行ったことがありませんが、帰る前には一度は寄って味見をしてみたいものです。20年ほど昔の途上国では、日本料理といっても「なんちゃって」ものが氾濫していました。しかし、上海ぐらいになれば、日本料理のレベルも本国相当まで到達していると信じています。
こちらは、上海ヒルズに入っているおすし屋さん!ローカル風味も取り入れ、柔軟なメニュー設定になっているようです。何しろ、カリフォルニア・ロールなどもあるわけですから、上海ロールがあってもおかしくありません。中華のおかずが上に乗った巻きも好評だとのことです。
この上海ヒルズには、日本のお店も数多く出展しており、なかにはABCクッキングまで入っているのには驚きでした。上海ネーズが夫や彼氏のハートを射止める、もしくはキープするべく楚々として料理に励んでいましたよ。
最後に、上海の各地で見られるお茶のチェーン店。中国人はコーヒーよりもお茶のほうを好むとのことで、コーヒーチェーンの代わりにお茶のチェーンが登場していました。忙しいけれども健康と美容のためにお茶を欠かすことができない上海人のニーズをスマートに満たしたお店といえます。
ついに上海に到着しました!
妊娠3ヶ月は不安定だから旅行などは控えるようにと言われますが、妊娠が分かる前にブッキングしたことからキャンセルするのはあまりにも惜しく、結局、十分に注意して行くことになりました。べべが生まれたら、当分の間は遠出をすることは無理なので、この機会を逃すはずはありません。
中国東方航空(China Eastern)で上海紅橋(ホンチャオ)空港へ飛びました。関西空港から約2時間強、成田からは約3時間弱の飛行時間になります。
因みに、上海には二つ空港があり、もう一つは上海浦東(プートン)空港になります。ホンチャオ空港は主として国内線とアジアを中心とする近距離国際線に対応し、プートン空港は、長距離国際線に対応しています。拡大する中国の空のニーズに対応するべく、新たにプートン空港を建設したとのことでした。
中国東方航空の変貌振りには驚きました。SQやエミレイツのレベルには届かないものの、それでも、機内サービスといい、発着時間の正確さといい、格段の進歩を遂げていました。
今から15年程前に、北京に行く為に当航空を利用したことがありましたが、その時は、太っちょの見るからに逞しげなおばさんがCAを勤めており、苦虫を潰したような顔をしてのっしのっしと機内を我が物顔で歩き回って、機内食をぼいっ、ぼいっと投げるように配るのが当たり前でした。うるさくしたら中国語で怒鳴りつけられるのがオチ、歩いているのを呼び止めようものなら売られた喧嘩は受けて立とうの勢いで「何か用か!」と凄まれる始末。全くもって、顧客サービスもへったくれもありませんでした。
それが今では、花も滴る20代のうら若き乙女が優しい微笑みと供に温かく迎え入れてくれる航空会社となりました。目が合えばニッコリ笑顔、機内食サービスの際にも優しい心配りと温かい笑顔を決して忘れることはありません。アジア女性の微笑みは、最早、タイ女性だけのものではなくなったのです。
トレードマークとなる赤の制服も、当時は共産党の赤を髣髴させ、贅肉を束ねる巾着のように見えたのが、今では、躍動する中国のエネルギーを表現する赤、スラッとした色白美人が栄える制服として定着しています。
機内食も紙でできた弁当ボックスにビーフジャーキーと炭水化物となる何かが入っていた一昔前のものとは一変して、トレイで配られ、前菜からデザートまで一式提供されます。昔は、投げるように配るのがスタンダードだったようなので弁当ボックスになっていたのかもしれません。
東方航空への絶賛はこれぐらいにして、先へ進みましょう。
上海の空港ですが、10年ほど昔に完成したばかりで、最新のアメニティが搭載されている快適でモダーンな空港です。優先席なんていうデリカシーのある設備まで整えられており、しかもデザインが日本よりおっされ!
トイレなど、入ってびっくりです。ドアを開けると、ほのかな香水の香りが漂ってくるではありませんか!気のせいかと思って別のドアを開けても同じでした。いやはや、ここまで拘るかと思いましたが、さすがは共産党が全てを指導する中国、国家の威信にかけても世界で最も美しいトイレを実現するべく国家総動員をしたに違いありません。
空港から上海中心街に出るのに、電車やタクシーを使っても子一時間はかかります。成田と同じぐらいアクセスが悪いというのが難点ですが、拡大の一途にある上海市としては、市内に空港を設置するわけにもいかず、かの如く遠方に空港を設立することにしたといいます。
私は今回上海に来るのは初めてですので、昔との比較を述べることはできませんが、知り合いの話しでは、数年前と比較して様変わりしたとのことでした。しかし、昨年の上海万博までに主たる開発はほぼ完了しているので、今後において大きな変化はないだろうとのことでした。今後は、住宅の整備が進むだろうとのことでした。
開発が進み近代化するのは結構なことだとは思いますが、私のように歴史をこよなく愛する人間には、ちょっとばかり寂しい気持ちがしないでもありません。近代化がもたらす便利さにどっぷりつかっている自分のことを棚に上げて言うのもなんですけどね・・・・。
近代化は、その国特有の「国のにおい」を消し去ってしまうものでもあるからです。文化遺産などはそれなりに国で管理したり、世界遺産としての指定を受けて保護してはいるようですが、その国の文化とはこれらの偉大なる遺産に具現化されるものだけではありません。そこに住む人々の生活文化こそが、まさにその国をその国たらしめるものであり、昔ながらの路地や家並み、商店街の活気などが消えると供に消滅してしまうのです。
旅行が特別の意味を持って我々の心に残るのは、そこに住む人々の生活文化に触れるからではないかと思ったりします。同じ人間が異なる様式や美学でもって生活を営んでいるのを目の当たりにしたとき、我々は新鮮な驚きと好奇心を抱くものです。これこそ、まさに日常からの脱走であり、旅行の目的であるのではないかと思います。
上海は、幸運にも悠久とモダニティが同時に存在する大都会でした。
日光の反射で光り輝く近代ビルが立ち並ぶ地区から少し離れた場所に、古臭い二階建て建築が連なる商店街があったりします。上海の昔ながらの建築様式だとのことで、このような場所は市内の各地で散見されます。一部は政府が保護しているとのことですが、これらの多くはいずれ取り壊される運命にあるとのことでした。
以下は上海にある問屋街にあるお店の一つです。中国人は、「〜世界」とか「〜宇宙」とかいう名前が好きですよね。やはり中華思想が支配する国だけあって、自分や自分の店が世界や宇宙の中心であるという発想になるのでしょうか。日本人には思いも呼ばない発想です。でも、見習わなければなりません!
以下にある写真は、上海でも前衛芸術や商品を中心に販売する地域で見られる建物です。以下のような建物の1階がショップとして利用され、芸術作品から小物類各種がところ狭しと販売されています。ショップ内はほぼ全て撮影禁止でしたので、残念ながらこちらでお見せすることはできません。
一部外から密かに撮ることができましたが、あまりよく見えませんね・・(涙)。
また、元英国やフランス租借地で見られる建築には、華洋折衷となった建物も見られます。このような混淆は建築に限らず、洋服や小物類のデザインにおいても頻繁に見られるものでした。
時計台がトレードマークの元英国租借地、別名バンド地域は、華洋折衷のビルが立ち並び、夜景となるとその華やかさは上海随一となるのではないでしょうか。川を挟んで対面にある上海のランドマーク、テレビ塔と並んで、上海の夜景を代表するものです。因みに、「華麗なる一族」とかいうドラマの収録が行われた銀行もここにあります。
元フランス租借地は、今では「新天地」と呼ばれ、ヨーロッパのプロムナードを彷彿させる一角に様変わりしていました。ここには、上海ではあまりお見かけしないフランス人観光客も見られました。
日本租借地もありますが、殆どが壊されてしまって原型をわずかに残すのみとなっていました。「横浜橋」がまだ健在で、唯一当時の面影を残していると言いたいところですが、周囲が全て様変わりしているので、この橋だけで当時を偲ぶことは不可能です。他の租借地は美しく整備されているのに、日本人街だけこのような状態とは、日中関係の厳しさがこのあたりであからさまなのか・・・・と勘ぐりたくなりました。
日本のたこ焼き屋さんです。まだ行ったことがありませんが、帰る前には一度は寄って味見をしてみたいものです。20年ほど昔の途上国では、日本料理といっても「なんちゃって」ものが氾濫していました。しかし、上海ぐらいになれば、日本料理のレベルも本国相当まで到達していると信じています。
こちらは、上海ヒルズに入っているおすし屋さん!ローカル風味も取り入れ、柔軟なメニュー設定になっているようです。何しろ、カリフォルニア・ロールなどもあるわけですから、上海ロールがあってもおかしくありません。中華のおかずが上に乗った巻きも好評だとのことです。
この上海ヒルズには、日本のお店も数多く出展しており、なかにはABCクッキングまで入っているのには驚きでした。上海ネーズが夫や彼氏のハートを射止める、もしくはキープするべく楚々として料理に励んでいましたよ。
最後に、上海の各地で見られるお茶のチェーン店。中国人はコーヒーよりもお茶のほうを好むとのことで、コーヒーチェーンの代わりにお茶のチェーンが登場していました。忙しいけれども健康と美容のためにお茶を欠かすことができない上海人のニーズをスマートに満たしたお店といえます。
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