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フランス紀行

~フランスの社会・生活・文化に関する情報や日本社会との比較分析、世界各地を旅して発見した面白い情報をお届けします。~

プロフィール

ニックネーム:
Neomars
居住地:
ヨーロッパ>フランス>マルセイユ
性別:
女性
会社名:
Tabet International en France
会社英字名:
Tabet International en France
会社所在地:
ヨーロッパ>フランス>マルセイユ
業種:
現地ツアー企画・現地ガイドなど
自己紹介:
単なるスポット紹介やグルメを堪能することだけに飽き足らない旅慣れた日本人が欲している情報とは何か・・・。それは、「現地とコネクトすること」ことができる情報提供ではないかと思っています。表層に現れる現象の根拠を歴史的、文化的、社会的価値観の観点から探り、ついでに辛口ジョークや捻りの利いたブラックジョークも交えながら、「なるほど・・」と納得しながらクックックゥと笑って楽しんで頂ける情報提供をお約束します!

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夕暮れの南フランス
夕暮れの南フランス
エリア:
  • ヨーロッパ>フランス>マルセイユ
テーマ:街中・建物・景色 留学・長期滞在 自然・植物 
投稿日:2012/08/28 19:48
コメント(0)
蜩の 鳴きごえ閑ずむ 夕空に 名残惜しげな かすれ雲かな

夕暮れの南フランス

夏場のフランスで夕暮れ時となるのは、場所によっても若干の違いがありますが、ほぼ夜の9時過ぎになります。

6月が最も日が長いようで、南フランスでは夜の10時ぐらいになってようやく薄暗くなり、日の入りの始まりとなります。

8月末の現在では、日は確実に短くなっており、8時半ぐらいになると薄暗くなります。日本で夜8時過ぎといえば真っ暗ですが、ここでは、暮れなずむ時間となります。

しかし、ここでは、夕暮れがあまりにもあっけなく終わるような気がします。

日本人は、夕焼け小焼けなど夕暮れを形容する様々な言葉があることからも、、夕暮れという現象に関心を払い、「果てゆく」一日を感傷でもって捉えていたような気がします。

実際に、日本の夕暮れは気候のせいか、一日の他のどの時間にも見られない面持ちを呈します。

日が傾き、青かった空が徐々に茜に染まり、なうらびれた鈍色の陽光と混じりながら闇と化していくのを見ていると、なんとも言えない切ない気持ちになります。

「ああ、一日が終わってしまう・・・・」という、愁いを帯びた思いは、多くの日本人が感じる気持ちだと思います。

朽ちゆくものに対して「もののあはれ」を感じる日本人の心に、夕暮れはジーンと響いてくるようです。

この日本の夕暮れと対照的なのが、ここ南仏の夕暮れのような気がするのです。

先にも書きましたが、晴天に陰りが見えたかと思いきや、いきなり夜の帳がドーンと下り、あたりを漆喰の闇に包み込んでしまうのが南フランスの夕暮れです。

南フランスの気候と同様に、一日も明るいか暗いかどちらかの両極端で動きます。

日中、これでもかとボルテージ最高の状態で燦々と照りつけたため、一日が終わる頃には疲労困憊し、太陽も取るもの取らずそそくさと家路に着いてしまう・・・という感じです。

で、夕暮れもそこそこ、あっけなく日が暮れる・・・という現象になるような気がします。

そのため、ここに住んでいると、若干ウエットな感傷に浸ることのできる日本の夕焼けが恋しくなります。

ただ、紺碧の空が深いブルーに染まっていく過程はとても美しいと思います。乾いた気候でないと、このような空の色は出ないのではないかと私は勝手に理解していますが・・・。

ということで、ここで夕暮れ時が来たのを知る唯一の手段は公園の賑わいになります。

子供の笑い声に満ち溢れていた公園は、午後の7時を過ぎるから静かになり、8時には閑散とします。

夏休みが終わって学校が始まる9月になると、もっと早く静かになります。

南フランスにも爽やかな秋の訪れが予感されます。
タグ:
南フランス 南仏 マルセイユ フランス観光 リゾート 

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ボンジュール
フランスの挨拶
エリア:
  • ヨーロッパ>フランス>パリ
テーマ:観光地 街中・建物・景色 留学・長期滞在 
投稿日:2012/08/28 17:39
コメント(0)
目が合えば にっこり笑って ボンジュール さらりと過ぎる やさしい時間

ボンジュール

フランスに住み始めた外国人が最初に驚くのが、フランス人は知らない人に対しても「ボンジュール」と笑顔で挨拶をするということ。

個人主義、無愛想、神経質などなど、親しげな言動とはかけ離れたイメージが定着しているフランス人ですが、挨拶に関しては別のようです。

もしかしたら、個人主義で、無愛想で、神経質だからこそできることかもしれませんが・・・。それぞれが自分可愛さのために、公共の場を少しでも心地よい空間にしようという各自の努力の表れということでしょうか。

お店でも、入る時には「ボンジュール」、出る時には「オボワール:さようなら」を欠かしません。店員や店主と知り合いでもなんでもないのに、既に知り合いであるかのように、目を見て笑顔で挨拶をします。

道を歩いている時でも、目が合えば、にっこり笑って挨拶を交わします。もちろん、知り合いでない人にでも。

交差点で信号待ちの時には、ボンジュール以上の会話に発展することもよくあります。私のようにベビーカーを押している者であれば、赤ちゃんの話題で盛り上がったりします。

そして信号が青に変われば、「オボワール:さようなら」「ヴー・パッセ・ラ・ボンジュルネ:よい一日でありますように」など、ありきたりの別れの挨拶をさらりと交わして、それぞれの道を急いでいきます。

何でもないちょっとしたことですが、気持ちが和らぎ、優しい気持ちで心が満たされるのが感じられます。

みなさんも、フランスに来られた時には、目が合えば、微笑みを湛えて「ボンジュール」と言ってみてください。相手も同じように、控えめだけど温かみのある笑顔で「ボンジュール・マダム/ムッシュー」と返してくれるはずです。

心と心がさらりと触れ合う優しい時間。ボンジュールの魔法というところでしょうか。
タグ:
フランス パリ フランス語 文化 ライフスタイル 

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