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中米トライアングル??

~中米トライアングル;メキシコ、グアテマラ、キューバの魅力を探る~

プロフィール

ニックネーム:
ますお めのす
居住地:
中南米>グアテマラ>グアテマラその他の都市
性別:
男性
年代:
70代
自己紹介:
あまりとりえのない人間ですが、唯一のよりどころとしてこれまで旅にその人生(生きがい?)を託してきました。その経験が少しでもお役に立つのなら、と思って登録いたしました(20年ほど前に一般旅行業務取扱主任試験(?)に合格したのですが結局それをいかす機会に恵まれなかったことを悔いている人生です。旅暦は45年約70ヶ国くらい?といったところです。)

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グアテマラへの道 6) メキシコシティから その1、パレンケ→フローレス

2012/10/10 06:38
Torres de Satelite
エリア:
  • 中南米 > メキシコ > パレンケ
  • 中南米 > グアテマラ > フローレス
テーマ:
  • 旅行準備
最初に少し愚痴らせてください。上記タイトルで5000字くらい、5時間もかかって書き上げた最新レポートが更新・登録できずに消えてしまった、、たぶん同じものは書けそうもないし、これまでの経験から最初に書いたものよりできのよいものが書けるとも思えない、、何より気力が失せてしまった、、せめて途中でも保存できる機能があるといいな、と思っているのはわたしだけでしょうか‥??、、ということで以下再挑戦です。

今は現地時間10月9日の午後4時ころですが、ここグアテマラ、サンペドロララグーナ San Pedro la Lagunaには10月6日に着きました。日本を出てからちょうど4週間、約一ヶ月の旅でした。ここが一応の目的地で、ここで家を借りて少しのんびりするつもりで、まずは旧知の定宿である安宿に荷を降ろしました。そこは一泊200円くらいのところで、もう古すぎて誰も泊まるものがいないといったようなところです。で、とりあえずそこを仮宿にして貸家を探したのですが、去年あたり何軒かあったのが、なかなか適当な物件が見つけられなかった。さりとてWiFiもつながらない宿にいてもしようがないので、どうかずっといてくれと懇願されたのですが、非情にも昨日近くのWiFiがつながる宿に引っ越してきてしまった。また、そこが一泊600円で3食付という安さ、これなら貸家は諦めて当分ここでグアテマラ報告を書くには最適ではないかと、今日からこのブログを書き始めた矢先、どうしたもんか、そのブログは露と消えてしまったのでした、、

さて、前回からの続きですが、グアテマラへの道 その3)メキシコ経由は、いうまでもなく、ひとつの例外メキシコのカンクン、チェトマル Chetumal→ベリーズ→グアテマラを除けば、ほとんどはメキシコシティからのルートとなります。そしてそれを大きく分けるとだいたい三つのルートに絞られてきます。1,は今回われわれが通ったルートでメキシコ・パレンケからフローレスに抜けるルートです。2,はこれが陸路でもっともポピュラー?一般的といえるサンクリストバル デ ラス カサスからコミタン、シウダ クアウテモックを経由してグアテマラ・ラメシア、ウエウエテナンゴへ向かう道です。そして3,は太平洋岸の辺境の街タパチュラからグアテマラに入国する道ですが、これはグアテマラ側がエル カルメンとシウダ テクン ウマンの二つのルートに分かれます。ということでメキシコの出国ルートは以上の三つといってよいかと思われますが、そのおのおのについては日本の著名なガイドブックに詳しく書いてありますので、それとダブらないように、もう少し具体的に、また多少実際が違ってきていることなどもあるので、そんなところを触れておきたいと思っております。

パレンケ→フローレスルートの魅力は何といっても、世界遺産のマヤ遺跡を連続して見られるルートということになります。このパレンケ遺跡もティカル遺跡もマヤの歴史上そしてマヤの遺跡の中でもトップクラスの重要な都市であり遺跡です。どちらも密林の中にあって見ごたえは十分です。またパレンケは他の二つの国境の町よりメキシコシティからの距離が少し近いのです。しかしパレンケまではADOのバスが一日一本しかなかった、、メキシコは世界でも有数のバス王国でバス網が発達しており、辺境の地までメキシコシティから直通バスが出ているのですが、タパチュラまでは18時間くらいかかるところ、18時発のバスは翌朝7時にパレンケに着きました。13時間で878ペソ、5600円〜5700円?でした(余談ですがメキシコシティからグアテマラシティまで行く直行バスもあります、値段は150ドルくらいです)。パレンケからはシャトルバスがあってフローレスまでのチケットを旅行会社やホテル、インフォメーションセンターなどで入手できます。朝の6時にパレンケを発ったシャトルバス(大型のワゴン車)は、12年前に通ったときはまだ未舗装だったジャングルを切り開いた弾丸道路を今では完全舗装されているので100km近いスピードで飛ばすのですが、途中途中に開拓村ができていて人口も増えている、したがって折々交差点はあるは人通りはあるはで、パトカーの誘導で未舗装路をほとんどノンストップで走りきった12年前と時間的にはそう変わらずに国境の村Echeverriaに着きました。おりしも通勤通学の時間帯で学生や勤め人を乗せるコレクティボがしきりに走っていて、新しい村や新しい商店ができているので当然庶民の足としての重要性が増しているのもわかりました。ということは、それはパレンケの街から国境まで行くコレクティボもあるのではないか、という可能性を物語っていました。それについては後述、、

で、6時に出たシャトルバスは朝食休憩で30分費やし、9時半ころ国境の村につき、そこで出国手続き、そしてボートに乗り換えて国境となっているウスマシンタ川を渡ります。かの著名なガイドブックには4〜50分ウスマシンタ川を遡行するとありました。それはおそらくわれわれだけでなくこのルートを選択したものすべてのものにとって大いに楽しみであったと思います(いや、われわれだけ最新情報を持っていなかっただけかもしれない)。ウスマシンタ川Rio Usumacintaもマヤ史の上では非常に重要な川で昔の交易路・交通路でした。いまでもこの川はグアテマラとメキシコの長い国境線の一部となっており、またパレンケと並んで有名なヤシュチランの遺跡には、同じくここからボートで行くことになります。その船旅は1時間くらいですが、両岸はジャングル以外何もなく、時々野生の動物が見られたり、水鳥がしきりに往来していて、それ自体がとても興味深いジャングルツアー・エコツアーといった感じです。グアテマラの国境の村まで、それと同じような体験ができるのなら、このルートはますます魅力のあるものになるはずでした。ところが、どうしたことでしょう、われわれが乗ったボートは5分か10分もしないうちに対岸に着きそこで降ろされてしまったのです。どうなっているんだ!?とそのとき怒りに近い、無念さがこみ上げてきました。

そこはラ テクニカ La Tecnicaというグアテマラ側の村でした。グアテマラ側のバスが待っていて、そこで国境を越えた10人近い旅行者(われわれ以外は欧米人の若者)をフローレスまで届けるバスでした。そしてグアテマラ側のイミグレーションのあるべセルBethelの村までわれわれを運んでくれたのですが、そこまでかれこれ1時間くらいの道のりで、それはまた大変な悪路でもありました。そこでわたしは以下のように想いをめぐらしたのですが、それがどこまで当たっているかはなんともいえません。いずれにしろ最新版のガイドブックでも、そこに掲載されているデータは3〜4年くらい前のもので、当然その間に現地は変化しています。おそらくグアテマラ側に新しく村ができたか、前からあった対岸の村に新しくバスが通れる道ができたか(たぶんこちらの可能性が高い)のどちらかであろうと、それはガイドブックの記述にグアテマラ側のイミグレーションのあるベセルの近くのまでボートで4,50分と書かれていたことからも可能性としては十分に考えられることでした。それはとりもなおさず、このルートの魅力が半減したということでもありました。誰だって快適な船旅と、ひどい悪路のバス旅の選択ならば答えは決まってきます。が、わからないのはどうしてそうする必要があったのか?まぁ、単純にコストの問題かもしれませんが、これは明らかに旅行者にとっては旅をつまらなくするものに他ならないと思いました(旅人のエゴですが)。そのとき昔を思い出しました。かつてタイ北部のノンカイから渡し舟に乗ってビェンチャン入りをしたことがあります。今ではそこに立派な橋がかかり、あの昔の風情は失われてしまったと聞いています。いつの日かこのルートにも橋がかかってしまうのでしょうか‥??

さて、無事グアテマラ入国の手続きを終えたわれわれは(このとき手数料だかなんだかわからないが一人5ドルまたは40Q徴収された、よくわからないのはほかのグアテマラ国境ではそんなものは取られなかったり10Qだったりしたことである、場所によって違う??)、その後も少しだけましになった未舗装路を約1時間走ってようやく舗装路に出、さらに1時間半ほど走ってフローレスにはメキシコ時間の15時<グアテマラ時間14時>に到着しました。約9時間の長旅でした。その費用はガイドブックには350ペソとありましたが当然値上がりしていて400〜500ペソの間ではないかと思われます。それが定かでないのは、ひとつには旅行社や売り手によって価格がまちまちであること、朝食抜きのticketもあったり、われわれは最初480ペソといってきたのを450ペソ(3000円くらい?)に負けろといったら負けてくれたりしたのだから、本当のところはよくわからないのです。それよりも先に述べたようにパレンケから国境までは旅行社のシャトルバスでなく地元の人が乗るコレクティボが走っていたようだったから、それを使って国境まで来て、渡し舟もすぐ対岸なのでたいしたことはないだろうしグアテマラ側はラテクニカ〜フローレス間はバスがあって40ケツァル(ケツァルはグアテマラの通貨単位、以後Qと表記、1Qは約10円くらいです)だったから、どうやってもシャトルバスの半値くらいでパレンケ〜フローレスは移動できそうだということがわかりました。それともうひとつ、実はパレンケ〜フローレス間には別ルートというか別の行き方があるのです。といってもそのルートをわたしは通っていないので詳しいことはわかりませんが、パレンケからみると川向こうに当たるところにテノシケTenosiqueという小さな街があって(そこまではローカルバスで1時間くらいだと思う)そこからグアテマラ国境の村エルセイボEl Ceiboまでコレクティボで行く、国境を越えたら今度はグアテマラ側のコレクティボで近くの街ナランホNaranjoまで出、そこからはバスでフローレスまで4時間・40Q、どうもこちらのルートのほうがボートでの1時間の船旅の楽しみがなくなったのなら、はるかに安くて早くて快適なルートの可能性がでてきました。が、先に申し上げたようにこのルートを実際通っていないので確かなデータがわかりません。どなたか経験のある方、教えていただけると有難く思います。

フローレスの街はティカルへのベースということだけでなく、ペテンイッツァ湖 Lago Peten Itzaの畔にあって大変美しく気持ちのよいところです。半島のように突き出たフローレス島からボートに乗って対岸に渡ると実はそこにもマヤ先住民とスペイン征服者との間で死闘が繰りひろげられたタヤサル城址跡という重要な史跡があったりして興味の尽きないところです。ここに長期滞在してティカルだけでなく周辺に散在する、まだあまり観光化されていない数多くの遺跡を巡り歩くのも面白いかと思われます。今回わたしはそんな遺跡のひとつヤシャYaxha遺跡を訪れましたが、観光客はわたし一人の静かな、それでいてティカルに負けない威容を誇る見ごたえ十分な遺跡でした。その報告やタヤサルのこと、またフローレスの街やグアテマラシティまでのルートなどについてはまたの機会に報告できたらと思っております。こうしてわれわれは今月の一日にグアテマラ入りを果たしたのでした、、ではまた‥

(写真説明/その都度説明を付しているのだけれどどうやったら表示されるのだろうか??)タイトル画像はメキシコ;サテリテタワー Torres de Satelite ,記事挿入画像はパレンケ遺跡と、国境の渡し)

パレンケ遺跡
ウスマシンタ川 Rio Usumacin

<この項の若干の修正と補足を2/11,12のグアテマラへの道 追記 1,2,に記してます、そちらも参照してください、2013,02,25 記>
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