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中米トライアングル??

~中米トライアングル;メキシコ、グアテマラ、キューバの魅力を探る~

プロフィール

ニックネーム:
ますお めのす
居住地:
中南米>グアテマラ>グアテマラその他の都市
性別:
男性
年代:
70代
自己紹介:
あまりとりえのない人間ですが、唯一のよりどころとしてこれまで旅にその人生(生きがい?)を託してきました。その経験が少しでもお役に立つのなら、と思って登録いたしました(20年ほど前に一般旅行業務取扱主任試験(?)に合格したのですが結局それをいかす機会に恵まれなかったことを悔いている人生です。旅暦は45年約70ヶ国くらい?といったところです。)

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メキシコ側国境2
メキシコ(Carmen Xhan)→グアテマラ(Gracias a Dios) 新ルートの紹介
エリア:
  • 中南米>グアテマラ>グアテマラその他の都市
  • 中南米>メキシコ>メキシコその他の都市
テーマ:旅行準備 その他 
投稿日:2019/03/19 05:56
コメント(0)
2年ぶりの更新です、一週間ほど前に2年ぶりの中南米から戻りました。今回は恐らくこれまでに誰も紹介したことのないと思われる、非常に魅力的なルートと街(村?)を紹介させていただきます。もしそれが本邦初公開(紹介)ならこれに勝る喜びはありません、、
ご承知のようにわたしはこのトラベルコブログでグアテマラへの道、といったタイトルでメキシコからのルートとグアテマラという国の魅力を拙いながらも紹介してきましたが(それでもけっこう閲覧いただきまして誠にありがとうございます)実は当初より気になっていたルートがあったのです。そこを今回通過することができたのと、ほとんど旅行者の通らないその道は、が故に誠に魅力あふれたものであったので、自分のブログよりもまずここに投稿しようと思った次第です、、以下写真も合わせて載せておきますので是非参考にしてみてください、、
これまでに紹介してきたように一応旅行者に公開されているメキシコ→グアテマラの国境は以下の5ヶ所が一般的でした。南から行くとCiudad Hidalgo(M)/Tecun Uman(G),Talisman(M)/El Carmen(G),Ciudad Cuauhtemoc(M)/La Mesia(G),Frontera Corozal(M)/Bethel(G),Tenosique(M)/El Ceibo(G)、いずれも一度は通過している国境でたぶんここ(トラベルコブログ)に書いてきたのではないかと思ってます(すみません確認してません)。他にも国境、あるいは地元民が自由に行き来できる場所は多々あるかと思いますが、恐らく両国のイミグレがあって旅行者が行き来できるところとしては上記5ヶ所とこれから申し上げるところの計6ヶ所のはずです(そのほかグアテマラは東にBelize/2ヶ所とHonduras/3ヶ所、南東にEl Salvador/5ヶ所と国境を接しているがホンデュラスの1ヶ所とエルサルバドル4ヶ所は未通過)。
さて、このメキシコ/グアテマラの残す1ヶ所の国境が、最初にグアテマラにきた時から(そろそろ10年?)ずっと気になってしょうがなかった、グアテマラ側の地名はわかってたが、メキシコ側がわからずそこへのアプローチの仕方がわからなかった、そう、そこは完全に旅行者ルートからは外れていたからです。グアテマラ側の地名はGracias a Diosというところでした。それはどの辺かというと、以下で紹介するPA(パンアメリカンハイウェー)一号線、上に挙げたクアウテモック/ラ・メシア国境から直線で引かれたメキシコ・グアテマラの国境線を北北東に50数キロいった辺りになるが普通の地図にはでてないと思う。で、ともかく今回の旅はそこからグアテマラinすることが一つの目的となったのでした。ま、結果的には難なくそこを通過できたのだけれど、その報告が以下となります(今回の旅模様についてはまだ書き始めてませんが拙ブログに書く予定、この記事もコピーしてそこへ載せさせていただくことをお断りしておきます)。
ここでは、話はメキシコ/チアパス州コミタン(Comitan De Domingez)から始めさせていただきます。コミタンまでの行き方はたぶんブログに書くのでそれを参照していただくとして、その位置関係だけ述べておきます。一番わかりやすくいうとメキシコの東端のグアテマラと国境を接しているチアパス州にあって、その中でももっとも著名な観光都市となっているSan Cristbal de Las Casasと国境の街Ciudad Cuautemocを結ぶパンアメリカンハイウェー1号線(MEX190メキシカンハイウェー190号線)上、ちょうどその中間点あたりに位置する大きな街(サンクリから90km 乗り合いタクシーで1時間半、70ペソ=400円くらい?だった)ということになります。このPA1号線が前にも紹介したと思いますが、陸路旅行者のグアテマラ入国のmain rootで、たいていはサンクリから直通・直行のシャトルを利用してXela、Pana 、San Pedro 、Antiguaに向かうので、このコミタンという街に寄ることはほとんどありません。わたしも過去2回ここは素通りしていました。で、今回はまずここを拠点とし、ここからもう一つのグアテマラ国境へ行くコレクティボ(乗り合いワゴン車)を探したのでした。まず、メキシコ側の国境の街名を知らなかったので、それを聞きだしそこへいく会社をParque Central(中央公園)にあったインフォメーション他で訊ね回り、その街がCarmen Xhan(カルメンシアン)という街であることを知ったのですが、どうしてもそこへいく乗り合いの会社・場所が聞きだせなかった、相手はちゃんと教えてくれたと思うがわたしのスペイン語力では聞きだせなかったということです。で、街中歩き回っていたら、灯台下暗しでなんとわたしの滞在していたホテルの隣の隣がコレクティボの会社で、そこで聞いてみると、Carmen Xhanへは行かないがその途中までなら自社のワゴン車がいっているとのことでした。そこで乗り換えればCarmen Xhanへ行けるという情報をつかめたのだが、あとから思えば実はこれが失敗だったのだ。漸くその地へ行く見通しが立てて翌朝そこのコレクティボで10時ころコミタンを発った。わたしが乗ったコレクティポはAutobuses Lagunas de Montebello社でPN Lagunas de Montebello モンテベリョ国立公園へ行く乗り合いワゴンの会社だったが、途中1時間くらい走ったところ、右への支道の分岐点で降ろされ、ここで待っていればCarmen Xhanまで行くコレクティボが通る、と教えてくれた。そこまで1時間距離で50ペソ(約300円)待つこと15分でやってきた別の会社のコレクティボを見て失敗に気づく、つまりそのコレクティボもコミタンからきているのが明らかだったからで(車体に表示されていた)そこから30分で着いた国境の村Carmen Xhanまで30ペソ、もしコミタンでこの会社を見つけていたら、そこまで50ペソで来られたことがわかったからだった(30ペソの損、高々200円くらいの損失に目くじら立てるのが貧乏旅行の特徴?あるいはわたしの器の小ささである)。
コミタン1コミタンパルケセントラル
iglesia de Santo Domパルケセントラルに面して建つサントドミンゴ教会
コミタン2サントドミンゴ教会に並んで建つCasa de la Cultula
コミタン3サンホセ教会は特に目を引く建物だった
コミタン4コミタン全景、というかサンホセ教会遠景
autobuses Montebelloホテルの隣の隣にあったautobuses Lagunas de Montebello社
PA1号線(MEX190)コミタンをほぼ南北に貫くPA1号(MEX190号線)
MEX190号から307号への分岐コレクティボはMEX190号をグアテマラ国境に向かって20分ほど走り左折、307号に入った(その分岐あたり)
307号本線307号を3,40分東方向に走って、とある支道で降ろされる
Carmen Xhanへ行く支道Carmen Xhanに行く支道
comitan-Xhan1その支道をCarmen Xhanからやってきたコレクティボ、Carmen Xhanに行くこの社のコレクティボをそこで待つ

しかし、それでも何とか国境の村Carmen Xhanに到着したのだ、まず場所を聞いて向かったのはメキシコ側イミグレ、誰もいない、大声で呼んだらセニョリータ?若いお嬢さんが出てきて、何やら書類を書いてタイプしてスタンプを押してくれた。そして国境はどこと聞くと、この道を10分くらい歩いていくとある、トゥクトゥクでいけば楽だと教えてくれた。およそ旅行者の行き来はほとんどなさそう、ということは明らかだった。確かにそこからは坂道になっていて(峠が国境のようだった)炎天下の登りはきつかったが、あいにく客の乗ってないトゥクトゥクは通らなかったのだ。12時過ぎにグアテマラ側イミグレの建物に入った。そこは係官がおらず(昼食中だった?)、待っているとそこの所長さんのような方が出てきてくれて手続きをしてくれた、が、普段は係官がやる仕事を仰せつかってしまっててんやわんやで、相当の時間を要した。もっともこの年配のおじさんがいうには、実際ここも旅行者なんかまったく通らない、とのことで、ほとんどパスポートチェックなんかしたことないのだろうと思った。そう、ここは現地の人はメキシコ人もグアテマラ人も行き来は自由で、どこでも国境としてのゲートがあったり橋があったりするのだけれど、そんなものは何もなくただの峠道でしかなかったのである。こうして何年来か念願だった国境をさしたる苦労もなく通過し、2月の16日昼の12時半ころ、わたしはグアテマラ入国Gracias a Diosの街に入ったのであった。
(途中から“です・ます”が、”だ、だった”に変調して見苦しくなってしまいました、そのお詫びと少し長くなったので2回に分けることにしグアテマラ側の話は次回にさせていただくことのお許しを ! またしばらく更新してなかったので画像のアップロードの仕方を忘れてて画像位置に齟齬をきたしております、、できたらおいおい修正していきます、悪しからずです、、)
Carmen Xhanの営業所15分くらいでやってきた車で、そこから約30分Carmen Xhanの営業所に着いた
メキシコイミグレ場所を聞いて、少し戻る形でメキシコ側イミグレへ(正面の建物)
国境に向かう国境への道は坂道だった、、炎天下10分くらいのところ15分くらいかかったのでは?
グアテマライミグレグアテ側イミグレーション(右側の建物)
国境ライン2その手前でメキシコ側を振り返る
国境ライン1このポールあたりが国境ラインか?グアテ側からメキシコ側を見ている
国境線からグアテマラ側同じあたり、つまり国境線上(ちょうど峠のピーク辺り)からグアテ側を見てる

カンクンのADOターミナル
- 検証 カンクン〜ベリーズシティ〜フローレス- その1 ADOカンクン〜ベリーズシティ直行バス
エリア:
  • 中南米>グアテマラ>フローレス
  • 中南米>ベリーズ>ベリーズシティ
  • 中南米>メキシコ>カンクン
テーマ:鉄道・乗り物 その他 
投稿日:2017/03/20 10:37
コメント(0)
ちょうど一か月前にタイトルのルートを更新・検証のために通ってきました。実は確か2年前にこのルートのことを紹介したら、意外にも多くの方のアクセスを得、その前から数年かかって書いてきたどの記事よりも閲覧数が上回ってしまったのです。それはたいへんな驚きであったのと、こういう記事を書いてる身としては最高の喜びを感じておりました。と同時に自責の念も少なからず生じていました。なぜならその記事は、単なる紹介記事で自分の実体験に基づくものではなかったからです。なので去年あたりからずっと、早めに検証にいかなくてはと思っていたのですが、なかなか機会に恵まれず2年がたってしまったというわけです。ということで、今まで閲覧していただいたことの感謝と更新・検証が遅れてしまったことのお詫びを申し上げ、最新のカンクン〜ベリーズシティ〜フローレスルートの検証結果をお伝えしようと思ってます。なお、この記事は自分のブログからの転載であることも、お許しを乞う次第です、、

<<今回のGuate y Mexicoの旅は、一つだけ大義名分があった。2年前に書いたCancun〜Belize city〜 Flores〜Guatemala cityの交通手段という記事が、思いのほか閲覧があって、その後renewalしてなかったから、とても責任を感じていた。その再確認<検証>というのが、実は今回の旅に課した重要なテーマだったのだが、そのためにはCancun 〜Belize cityの夜行バスにどうしても乗る必要があったのだ。(以下多少余計なことが書かれてて、お見苦しいかもしれないがそのまま載せておきます)それこそ、メキシコ、キューバ、グアテマラへの玄関口でもあったカンクンにはこれまで何回くらい滞在したか?いずれにしろ、カリブ海のカリビアンブルーも純白の砂浜も、日本のカップルも多いと聞く豪華ホテル群にも一度も縁のなかったわたしは、それでもカンクンはもういいや、と思うほど魅力は感じておらず、早々に退散すべき街と思っていた。だからマイアミに寄り道してから降りたったカンクン空港では、その時ペソを持ってなかったから、とりあえずバスターミナルまで行く分だけあればと持っていた20ユーロだけ両替する。案の定どこの空港もそうであるように、空港での両替率は極めて悪かった(しかし唯一の例外として、メキシコシティBenito Juarez 国際空港の両替は、ご存知の方も多いと思うが、あの両替屋の数はおそらく世界一と思われるが、それが故に決して悪くない、いやむしろもっとも両替率の良い場所とさえいえる例外と覚えておいて損はない)。カンクンセントロのADOターミナルまでは72ペソだった、、わたしの記憶では48ペソだったころからこの区間を利用しているが、乗るたびに値上がりしているように感じるのだ。しかし今は本数も増えたから、早朝以外は利用価値はありそうだった。第3から、第1によって、第2ターミナルを出るころにはほとんど満席になっていた。そしてADOのターミナルでATMで多額のペソをおろしたが、いつもながらこのやり方がよくわからなくて、メキシカンの若いカップルに教えてもらいながら無事に引き出すことができた。このよくわからないことの一つとしては、手数料の問題でATMの場合はその都度手数料がかかるから、できるなら何回かに分けるよりいっぺんに多額に降ろそうとすると、画面に希望額が表示されずに、自分で希望額を打ち込まなければならなくなる、その辺がわかりずらく、グアテマラでは失敗していたこと、また、隣にもATMの機械が設置してあったが、そちらは利用する人がいなかったから、機械(あるいは銀行)によっても手数料は違ってくるのか、そういう意味ではATMなら空港利用でも、それほど差が生ずることはないのか、等々わからないことだらけなのである。だからあまり利用したくないのだけれど、それでもDebitカードのキャッシングかCCのキャッシングが有利と聞いているので、その機会は多くなっているのだが、この両替術に関しては本当のところはどうなのだろうか?、達人に聞いてみたいところではある‥??、、

それにしても、まさかBelice city行きのバスがそれほど混んでるいるとは知らず、ちょっとした油断であった。両替にもたもたして窓口でベリーズシティのその夜の席はあるかと聞いたとき、まさか残席があと2席しかないとは思ってもいないことだった。危うくセーフだった、、これを逃すとそのあとの予定が滅茶苦茶になるのでこのバスはわたしにしとって極めて重要であったが、その割にはまさかそんなことはあるまいと油断してしまっていたのだった。もう座席の選択の余地はなく、残っていた二つの内のひとつを指定するしかなかった。金額は840ペソだった(因みに、空港での両替、ATMでの引き出し等から、その時のペソを計算してみたところ1ペソ=約6円だった、ということでベリーズシティまで、8.5h<これはADOのいっている時間、実際は10.5hかかった>5000円はやはり少々高く感じられた)。ticketを購入してようやく3時間ほどの余裕ができ、それではと食事に出かける。ここでは前回もそれを利用していたが、中華のコンボが食べられたからマイアミでも食事をとらずにいたのだ - 余談だが、今回の旅でわたしは、飲まず・食わず・寝ずでかなり持つことがわかってきていたから、一日一食くらいの時が多かった- 。なので、その日の最初の食事はターミナル近くに何件かあった中華屋の一つでコンボメニュウ(コンボメニュウというのは、50ペソで2種、70ペソで3種好きなものを選べるといったメニュウのこと)と隣のOXXOで仕入れたビール、ということになった。その時のわたしの選択は48ペソでチャーハンともう一品、OXXOで18ペソの缶ビールだったが、その、これは珍しそうと思って飲んだみたビールが最悪で、筆舌尽くしがたいとはこういうことをいうのかと思えるようなビールだった。よくあんなものが商品化されるものだと思って逆に感心したのだけれど、ま、銘柄は伏せておこうと思う、、

さて、腹を満たして、あとはバスで寝るだけと、それでもまだ2時間ほど、することもなくバス待ちを覚悟しなければならなかった。が、それは2時間では済まなかったのである。その辺のところは少し詳しく書いておく必要がありそうだ。実は2年前にわたしが書いた記事は、こういうバスがありますよ、といった紹介で実際に乗ったわけではなかったから(その時はむしろローカルバスでベリーズシティにいく方法を実体験に基づいて紹介したのだけれど、逆にそれはほとんど読まれなかった)、それこそ無責任極まりないと思ってて、今回はそのバスについては詳細に書かなければと思っていた矢先、これがどうもよく解せないことが起こったのであった。そのベリーズシティ行きの直行バスは22:15発のはずだった、、カンクンはADOの始発ターミナルであるから、ほとんどのバスは時刻表通り運行していて、出発が遅れることはまずなかった。それなのにベリーズシティ行きは、定刻になってもバスは到着しなかったのだ。それも15分待っても、30分待っても、、ほとんどの乗客はおかしいではないかとドアマン(出発口にでるドアを管理している男)に何度も確認していたが、もう少ししたら来るの一点張り、わたしも気になって問い合わせた一人になってしまった。その間正式なアナウンスは一度もなかった(と思う、スペイン語なので聞き逃している可能性もなくはないが)。おかしいとは思いつつ、出てしまったわけではないのと同じバスを待つ乗客はすでにそのころ固まっていたので、一緒に待つしかなかったのだが、かっちり一時間後、つまりカンクン時間の23:15にそのバスは到着したのだった。そしてあとは何事もなかったように、10分後には全員乗車し荷物も積みこんでバスは出発したのだった。まるで、初めから決まっていたような、ちょうど1時間の遅れの出発だった。そして、そのバスが出発した後で、もしかしたらと気づかされたことがあったのだ。何と、乗り込んだベリーズシティ行きのバスに設置されていた時計の時刻が22:25(発車時の時間)になっていたのだった!? 、なーんだこれ? えっ、そういうこと ? しかし、そうだとして、なぜ最初からそう説明しないのだろうか ?、といくつか疑問符の付くことばかりだったが、ともあれバスは(もしかしたら)ベリーズタイムにのっとって発車したのかもしれなかったのであった、、そのとき確認したわけではないが、どうやらベリーズとカンクンは時差が1時間あるようだった。その後ドライバーからは時差が一時間あるような話はなく、その時計のままバスは走り続けたのであった。で、その時刻に従うと、カンクン〜チェトマル間はやはり6時間くらいかかって早朝4:20にメキシコ側国境に到着、全員が起こされバスから降ろされたのだった。

たぶんこのイミグレ(メキシコ、ベリーズとも)は24hオープンのようで、手続きとしては何ら問題はなかったのだが、よく訳が分からないこと、その2として、ここでも出国税?500ペソ(またはUS25ドル)をとられてしまったことであった。この件は2年前も同じことを記しているのだけれど、もちろん納得いってないのでもう一度書かせていただく。それはto mexico or from mexicoの国境を陸路で越える場合に支払わされるわけのわからないtaxのことである。一応入国税とか出国税と呼ばれる類のtaxのようだが、これが一律でないことの疑問である。額はこれまでの経験からたいたい25ドル相当額だったが、早い話、支払わされる場合と場所が一定でなかったことがその(疑問の)発端といっていい(1999年以来数度の陸路越えをしているが払ってないケースもあり)。つまり取られたり、取られなかったりがあったのは、1,イミグレの担当官(あるいは国境の場所)によるのか、2,入国か出国かによるのか、3,それまでの滞在日数によるのか、といったことで旅行者によってそれぞれ状況は違うのかもしれないが、今回もわたしは無条件に(何ら説明なく)ペソかドルかと聞かれたから、ペソで払ってしまったのだ。実は2年前のここでも出国時にきっちり取られてはいた。あとから、せめて拙いスペイン語ながら、どうして払わなければならないのか問いただしてみるべきだったと悔やんだ。それでなくとも今回はたった数時間のメキシコ滞在であったのだから、すくなくとも3,の理由なら該当しなかったはずだった。そう思うと余計悔しかったのだ。ま、それでもこのADOの直行バスが、それなりに価値ありと思ったのは、やはりこの深夜(早朝か?)にイミグレに横つけしてくれて、全員が終了するまで待っててくれ、そのあと数キロ離れたベリーズ側のイミグレまで連れてって、同じように手続きが終わるまで待っててくれるありがたさ、といってよかった。ことのほかここの国境越えは、メキシコ側とベリーズ側が離れすぎていて歩ける距離ではなかったからだ。で、メキシコ側は出国だったから約30分、ベリーズ側は少々手際も悪く、入国審査で全員終了するまで1時間ほどかかって、結局ベリーズ国境を出発したときは、すでに東の空が明るくなり始めた朝の6時ころになっていたのだった。

ベリーズ国境から、ベリーズシティまでは、前回の一度通っていたから2.5h〜3.0hくらいかかるのはわかっていた。コロサルまでは15分、そこからオレンジウォークが1時間で7:15着、オレンジウォーク〜ベリーズシティが1.5hで、ベリーズシティ着は結局8:45だった。だからカンクンからだと10時間半、ADOの時刻表によると8.5hとなっていたが、もとよりそれはイミグレの時間を除いていっているとしか思えなかった。あるいはとぼけて23:15→8:45に基づいていってることとしか解せなかったが、いずれにしろカンクン→ベリーズシティ8.5hというのは現実的な数字ではなかったのである。また、乗車時に満席だった直行バスも結構途中で降りる客がいて、ベリーズシティまで乗車していたのは2/3、そのうち外国人旅行者が1/2くらいだったから、せいぜい15〜6人というところだったか?、このあと45分待って普通のバスでグアテマラ国境に向かうことになるが、少々長くなりすぎたので、ベリーズ〜グアテマラ国境〜フローレスは次回にさせていただきます、、>>

写真とタイトルの説明;まずタイトルの選択に交通といった項目がなく、鉄道・乗り物もいまいちしっくりこなかったが、ま、乗り物の扱いになるかと思ってこのタイトルを選択、またタイトルの写真も相応しいものがなく、仕方なくADOの待合室になってしまった。が、この写真に時差についての案内が出ていたのである。内容は定かでないが、そもそも今回の時差1時間というのはカンクンのあるQuintana Rooが特例だったのか、あるいはもしかしたら夏時間ということだったのか?実は未だよくわかってないのである、、

以下の写真は上からメキシコ側のイミグレ 4:30〜5:00頃
メキシコ側イミグレ
次がベリーズ側イミグレ 5:30ころ
ベリーズ側イミグ<br />
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その下はベリーズの車窓から 3枚
ベリーズ車窓1
オレンジウォークを過ぎて渡ったこの河は前回ラマナイ遺跡にいくときに船に乗ったところだった
ベリーズ車窓2
ベリーズ車窓3

ベリーズのバスターミナル着はベリーズタイム8:45だった
ベリーズバスターミナル

カンクンビーチ
カンクン空港泊
エリア:
  • 中南米>メキシコ>カンクン
テーマ:その他 
投稿日:2015/09/29 16:48
コメント(0)
前回、ベリーズ経由グアテマラinというタイトルで3回にわたって旅録を掲載してから、早、半年になろうとしています。その間特に新情報が入ってないのでネタ切れとなってて、非常に肩身が狭くなってます。そこで、またしても窮余の策で別のところで書いた情報を勝手に転載してしまうことにしました。しかし、それはわたしとしては、それほど反応はないだろうと思っていた記事だったのですが、意外とアクセスがあったので、もしかしたらここでも役に立つかもしれないと思ってのことです。そういう意味では前回の3回シリーズの続きの話だったので、初めからここにあわせて書き直して載せればよかったものをそこまで頭が回りませんでした。で、今回も横着してどうでもいい部分だけをカットして転載することにしました。ただ、文の流れがあるので多少それが残ってしまっていることはお許しください。タイトルは<カンクン空港泊について>でした、、


<< last dayはチェトマル〜カンクンだった。ほぼ予定通りきていた。ただ問題がひとつあって、そのための作戦は練っていた。それはカンクン発のフライトが早朝少し早すぎたことだった。これはわたしの便に限ったことではなく、大方のフライトの、特にアメリカ系の航空会社の便にその傾向があったのと、逆の視点でいうと格安ticketというのは、そういう条件が悪い便が故に安くなるという傾向もあった。なのでそれは承知の上でのことだったが、以前カンクン発の早朝便を利用したときは、ホテルからタクシーを使わざるを得なくて、それだとホテル一泊で3〜4時間しか寝られないのとタクシー代がバカにならなかった。例えばグアテマラシティ発着も早朝便が多かったのだけれど、その場合はシャトルがあってそれはそれほど負担にはならなかったし、カンクンの場合でも4:30発のADOのバスで間にあえば問題はなかった。7時台の離陸なら、そのバスが利用できたし、それを使ったこともあった。が、今回のAA便は6:00のフライトだったから、もしホテルに泊まるとすればタクシー利用しか手はなかった。そこで考えついたのが空港泊だった。最近、成田でもLCC専用ターミナルができ、空港泊の客のことも考えたつくりになっているというようなニュースを耳にしたことがあったが、今やわたしのような貧乏旅行者にとって、空港泊が可能かどうかの情報はたいへん重要になっている。もちろん可能でなくてもやってしまう、そういう経験を何度か積んでいたわたしだが、カンクンでそれが可能かどうかの情報はもっていなかった。しかし、そうするしかなかったのだ。いくら安宿でもカンクンの場合最低200ペソは下らなかったし(空港近くのホテルだとその10倍?)、タクシー代は今や350ペソくらいになっていた。それを空港泊にすれば、前日の夜のADO(最終22:00)が使えるので64ペソですむ、つまり少なくとも500ペソ以上の差は明白だったのだから、貧乏旅行者たるものに迷いはなかった。で、そのための対策としては1,カンクンに早く着きすぎても逆に時間が潰せなくなるので、できるだけ遅く(空港リムジンのある時間までに)到着すること。2,空港泊の場合、ほとんど睡眠は取れないから、前日は夜行バスなんかの利用はせず、どこかのホテルでゆっくり休んでおくこと。ということで前日の宿泊地としてはチェトマルがベストだったし、チェトマルを昼ころ発ってカンクンに夜着いて、そのまま空港行きのバスに乗れば一番よいのではないか?というプランを立てていた。ほぼ予定通りだった、といったのはそういう意味だったのである。


<途中省略>


それでも、やはり早く着きすぎてしまったのだった。カンクンのバスターミナルには待合室ともいえるスペースがかなり広くとってあったから、そこでどうするかを思案、まず、昼飯?(ほとんど一日何も口にしていなかった)、食事はその残金(省略部分に書かれているのだけれど残金がわずかになっていた)で何とかとれそうだった。安く食事のできるところは知っていた。が、荷を担いでそこまで行く気にはなれなかった。カンクンのターミナルには荷物預かり所があったので、いくらか聞きに行く。わたしの荷物だと1時間12ペソ(このとき1ペソ10円くらいか?)とのことだった。荷物を預けることは予定していたから問題は何時間預けられるかだった。1時間にするか2時間可能か?ともかく後払いだったから、荷を預けて以前にいったことのある中華屋へ。そこでは一品+チャーハンがセット料金で35ペソで食事ができた。帰りに7-11で飲み物が7ペソ、それでおおむね1時間は経過して、とりあえず荷物を引き取り、再び待合室の椅子でしばらく過ごす。空港行きバスは30分おきに出ており最終バスは22:00だった。最終バスでよかったのだけれど、あと4時間をどこでどう?、と考えると無銭で暇つぶしのできる場所なんてまったく思い浮かばなかった。そうなるとこの場と空港とどっちがbetterか?ということになって、なら、空港に行ってしまうか、となった。20時発のバスのticket(64ペソ)を購入すると残りは25ペソ(約250円?)となった。空港にいったら25ペソでは何も買えないことがわかっていたから、残された1時間半で、もっとも有効に25ペソを使い切るにはどうすればよいかを考える、そこの売店ですら、ほとんどその金額では何も購入することはできなかったからだ。飲み物でもアイスクリームでも何か一品は買えてもそれで終わりだった。ギリギリの有効活用?まず、明日の朝までの夜食と飲み物があればなんとかなるであろう‥、それが25ペソで可能か?しかし、それを物色に行こうにも大荷物で動けない。奥の手を出さざるを得なかった。そう、プンタ・ゴルダで使った手、そのためにわざわざ鎖と鍵を持ってきたのだった。こんな重いものは誰も持っていかないのはわかっていても、また持っていかれたとしてもたいしたものは入っていなかったから、そのまま放っておいてもよかったのだけれど、前にもいったが戻ってきたときの証明のようなものとして、一応鍵と鎖で椅子に縛り付けその場を離れた。向かった先は前にもいったことのあった、歩いて5分のところの公園Parque las Palapasだった。そこは土・日には公園内に設置されている舞台で催し物などが開催されてものすごい人となる庶民的な公園だったが、そこには数軒の屋台、といっても仮小屋風の店舗が常設されていて、何回か利用したことがあった。そこは最初の晩に泊まった安宿からも、以前に滞在したCasa Yoshidaからも近かった。思ったとおり、その日はウィークエンドではなかったが、数軒ある露店(常設屋台?)は全て営業しており、そこで販売されているものはどれも廉価でおいしそうだったが、そのなかの一軒の店で15ペソのトルタス(tortas;わかりやすくいうとタコスの具-牛・ブタ・鶏の選択ができる-をパンに挟んだもの)をテイクアウトにしてもらった。ま、他の場所だと20ペソはしたから、これを15ペソで手に入れられたのは大きかった。残りが10ペソになる。10ペソあれば7-11でもOXXOでも飲み物は手に入れられたから楽勝の気分だった。しかしADOターミナルの手前で寄ったOXXOで最後の10ペソで買ったjugo de naranja(オレンジジュース)は失敗だった。てっきり100%のオレンジジュースかと思ったのだが(よく見なかった)炭酸系のオレンジジュースだった。何故失敗だったかというと、結局それは飲みきれず、次の朝セキュリティチェックの手前で飲み残しを捨てざるを得なかったからだが、たったそれだけのことで有終の美を飾れなかったことに気を悪くするのだった。それでもそのときはメキシカンペソをすべて使い切っことで気分は上々、20時のバスで空港に向かったのだった。

今回は写真が少ないので、タイトル画像は昔撮ったカンクンビーチを使用、この写真もその当時(4年前ころ)のターミナル1だったか、2だったか?
ターミナル1?

カンクンのエアポートはターミナルが1,2,3とあってその順にバスは停まっていった。最後のターミナル3までいった乗客はわたしともう一人だけで、十数人いたそのバスの乗客は全て1,か2,で降りていた。どういうことかと訝しげに思いながらターミナル3で降りたのだけれどその訳はすぐにわかった。当然空港だからガードマンのような警備が何人もいて、一応のチェックを受ける。どこに行く?何時のどこの便?といったことを聞かれるのだけれど、その都度正直に答えてチェックポイントを通過、空港ロビーに入った。そのとき、そういうことだったのかとわかったのである。そこはほとんど無人の空間だったのだ。つまりその日の発着便は全て終了していたらしく、空港職員も航空会社職員も、当然チェックイン待ちの乗客も、従って売店の店員も誰もいない空間だったのである。ほとんど無人のエアポートターミナルというものをこのときはじめてみたような気がする。と同時にわたしの空港泊の計画が無残にも失敗だった可能性を見ていた。これはもっともやりにくい状況といってよかった。わたしの空港泊のイメージはそれまでの経験から以下のようなものだった。空港泊そのものは、24時間オープンのところでは暗黙の了解のようなものがあった。夜間の発着便、早朝の発着便はどこでも少なからずあったから、その利用客のためにオープンせざるを得なかったし、だから24時間オープンが普通だと思っていた。もちろん夜間・早朝の発着を禁じていて(あるいは制限していて)、その間は入場できないところも知っていたが、まさかカンクンがそうだとは思っていなかった。で、24時間オープンのところでは、普通にチェックイン待ちの乗客、あるいは座席で寝ながら朝を迎える乗客は少なからずいて(それを空港泊というのだが)わたしもその一人になるつもりだった。ところが、ここにはその他大勢がいなかったのである。で、まず思ったのは、ここは空港泊そのものが禁止なのか?、あるいは何時から何時の間は入場が禁止されるのか?、結論からいうとそのどちらでもなかった。だから結果的に空港泊はできたのだけれども、もちろんほとんど寝れなかったし、満足のゆく空港泊はできなかったのであった。では、何がどう、どこがどう、イメージと違ったのか。まず暗黙の公認(たとえ横になっていたとしても)とされる場所がなかったこと。同じ空港泊仲間が、- それでも真夜中になって他に2〜3人いたことを知るが - ほとんど見つけることができず共犯者のいない心細さがあったこと。夜半に空港職員から、わたしが見つけた隠れ場所<そういう場所を見つけていた>は一応禁止区域になっていると移動を命じられたこと。夜半中何かのアナウンスが途切れず、うるさくて結局眠れなかったこと。メキシコの夜行バスよろしく誰もいないターミナルなのに冷房が効きすぎ、旅行中一度も使わなかったダウンジャケットと何かのときのために持っていた銀マットが役に立ったという珍事などが挙げられる。で、ほとんど眠れなかったのであるが、それでも誰もいない空港ターミナルで心細くも一夜を過ごすことはできたのであった。


カンクン空港ターミナル3の誰もいない空港ロビー。そこで見つけた隠れ場所のようなところに篭り、その日の夕方最後の25ペソで仕入れたtortasとjugo de naranjaを撮る
カンクン空港ターミナル3


最後の30分はどうやら眠りに落ちたようで、気づいたときはすでに人だかりがあってチェックインは始まっていた。3時を過ぎていた。この人たちはいったいどこから、どうやって来たのかちょっと興味深かったが、それよりも逆に先を越されてしまって少し慌ててしまった。で、そのあとわたしも彼らの後に並んでチェックインしようと思ったとき、その夜半中<よなかじゅう>止まることのなかった安眠妨害のアナウンスの意味がわかったのであった。すべてのパセンジャーpassengerは自動チェックインを行ってくださいといっていたのである。そういえばなにやら訳のわからないものがズラーと立ち並んでいたのはもちろん見ていた。それがなんだかもわからずに‥、、どうやらそれが自動チェックインなるものらしかったが、いざそこで手続きをしようと思ったら、非常に簡単な英語またはスペイン語?いや、日本語もあったが、どうやったらいいのかがよくわからなかったのである。恥かしながら係りの人の説明でなんとかそこをクリア、その機械からボーディングパスが出てきたのであった(座席の変更も可能のようであったが、未だにその仕組みはわかっておらず、年寄りには機械よりも直接のマンツーマンのサポートのほうがよほど安心できると思わされた)。その後カウンターで荷物を預けることになったのだから、年寄りとしてはこういった機械化は反対で、今までどおりにしてくれないかと思ったものである。ま、そのあとは、おおむね順調で何事もなくダラスまで飛んだのだけれど、ダラスに着くと今度はイミグレが自動化されていたのに驚かされる。こちらのほうはおかげでほとんど並ぶことがなく、ま、そういう様々なところでの日進月歩は目覚しく、世界は確実に進化しているということを数時間の間に2回も経験させられたのであった。いつの世でもそうであるように、しかし年寄りにとっては、それほどありがたい進歩でないものも多く、逆に確実にとり残されていく実感を味わうばかりである。ともあれ帰国したその日は荒れ模様の天気で着陸に相当難儀したようで、ちょうどわれわれの前の便に、ちょっとしたアクシデントがあったようなニュースを帰宅した夜に見た。この荒天のため桜も散ってしまったと税関の職員が話してくれたのを、そのとき思い出していた‥、、>>


ま、余計な部分が気になるかもしれませんが、これがわたしのブログ‘last in Guatemala’<本年5月の記事>の最後で、そこから転載しましたした‥、、

Corozalパルケセントラル
ベリーズ経由Guatemala in ; 実践編 その1, メキシコ〜ベリーズの国境越え
エリア:
  • 中南米>ベリーズ>ベリーズその他の都市
  • 中南米>メキシコ>チェトゥマル
テーマ:その他 
投稿日:2015/04/06 03:51
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前回の投稿から早、一ヶ月がたってしまいました。今回は5週間の旅で数日前に帰国したのですが、今回はこれまで数回グアテマラを訪れていたにもかかわらずVISA代が高くて寄ってこなかったベリーズに、もしかしたら最後の旅になるかもしれなかったのでVISAをとってでも行かねば、と去年からずっと思っていてのことでした。それが前回も記したように今年から突然VISA不要になったのは誠に朗報だったのですが、今回はなかなか安い航空券を見つけらず、だいぶ出遅れてしまったというのが実情でした。で、ようやく日本を発てたのが2月の末でトータル5週間のうちGuatemalaに中3週間滞在し、前後の一週間ずつをカンクン〜ベリーズ〜グアテ市(アンティグア)の往復陸路移動にあてた旅となりました。

これは個人的な好み・スタイルの問題になりますが、今までベリーズが無縁だったもうひとつの理由に、わたしはあまり海に興味がなかったという点があり、それは今回の報告にもベリーズの海情報が欠けてしまっていることを予めお断りしておかなければならないと思っております。それともうひとつ、わたしは超貧乏旅ヤさんである、ということも付け加えておかなかければならないと思っています。なので、前回紹介した弾丸編の直通バスやシャトルバスを実際は一度も使ってないし、その結果として交通費においては少なくともADOのダイレクトバスやシャトルバスを使った場合の半分くらいの費用でその間を移動してきたこともあわせて申し上げておかなければならないでしょう。

そこで、まずはカンクン〜ベリーズinについてのバス情報ということになりますが、確かに一日一本のADOダイレクトバスは国境越えのわずらわしさを思えば、それなりの価値があることも認めざるを得ないかと思います。その理由は単純にカンクンCancun〜チェトマルChetumal間はわたしが利用したMayaBの2等バスならADO<354ペソ>の2/3<235ペソ>で移動できるのですが、チェトマル→ボーダー(国境)→ベリーズinがちょっと面倒?少々難しかったことにあります。それはベリーズシティまで行くチェトマルからの直通バスの乗り場が、チェトマルに二つあるバスターミナルのどちらとも直結していないということがあげられます。わたし自身それを知らずにいたので、けっこうこの国境越えは難儀いたしました。で、メキシコ(チェトマル)→ベリーズ(コロサル)の国境越え実践編は以下のようになるかと思います。

<写真説明>タイトル画像はコロサルのパルケセントラル(中央公園)、下はチェトマルのパルケセントラル(そこには立派なマヤの博物館Museo de la Culturaがあった)
チェトマルパルケセントラル

1,ベリーズシティ直行バスはMercado Nuevo(メルカドが二つとあるというのも紛らわしくてわかりづらいところ)から毎朝10時から数本(1時間か1時間半に1本、最終は夕方5時か6時ころ?、ベリーズシティまではUS$5ドル)でているようで、これがもっとも安く面倒なくベリーズinできる方法と思われますが、その乗り場まではADOの長距離バスターミナルに着いたとしても、セントロのバスターミナルに着いたとしても、そこからはタクシー(15〜20ペソ、1ペソおよそ8.5円)を使うのが賢明かと思われます(コレクティボを見つけられればその方がもっと安い)。

パルケセントラル前のADOターミナル、この写真の左端辺りにSanta Elenaに行くバス乗り場がある
パルケセントラルにあるADOターミナル

上の写真に見えるコレクティボ(乗り合いワゴン車)で下のMercado Nuevoまで4ペソ、ベリーズ行きバス乗り場は下の写真の右手、塔の下辺り
Mercado Nuevo

2,わたしは上記1の方法を知らなかったのでMayaBできて、着いたターミナル(ADOの長距離バスターミナル)から結局国境までタクシーを使わざるをえませんでした。最初200ペソと吹っかけられ、交渉したら100ペソまで下がったのでそれで承知しメキシコ国境のイミグレまで行きましたが、後で二つの失敗が明らかになりました。その1-メキシコ側の国境までは地元の人なら7〜80ペソとのこと。その2-100ペソといわれたら、少なくともメキシコ側のイミグレで手続きを終えるまで待っててもらって、それからベリーズ側のイミグレまで行ってもらうこと(これは後述するが重要)。

メキシコ側のイミグレーション
メキシコ側イミグレーション

3,これも少々わかりにくいが、メキシコ側国境の街サンタエレナ(Santa Elena)までADOセントロバスターミナル前のパルケセントラルからバスあります。

サンタエレナに停まっていたチェトマル、メルカドセントラル(パルケセントラル)行きバス
チェトマルメルカド行きバス

4,メキシコ・ベリーズ間は両国のタクシー等(バスも)の行き来がかなり自由なようで、チェトマルのタクシーはコロサルまで行くといっていました。US20ドルで行くといっていたが、たぶん交渉次第ですがUS15ドルくらいまで下がると思います。なのでここであらためてチェトマルからタクシーを使ったときの料金を以下にまとめてみました。メキシコ側イミグレまで70〜80ペソ、ベリーズイミグレまで100ペソ(タクシーを使った場合のベスト)、コロサルまで200ペソ(US15ドルくらい)といったところでしょうか??

以上が、メキシコ側国境までの行き方、あるいは越え方になりますが、歩いて国境になっている川Rio Hondoを越えた場合、次の問題があって、これもわたしは知らなかったので、そこで失敗というか、けっこうな損失を蒙ることになりました。以下はその詳細、、

‥普通、国境になっている川を渡れば入った国のイミグレはすぐにあるものと思っていたら、ベリーズのイミグレはそこから数キロ先にあるとのことでした。それは歩ける距離ではなかった(もちろん歩けないこともないだろうが)。で、そこまでどう行くかが問題となるのですが(これが上記2で述べたこと、その点を考えるとやはり1がベストとなる)、そこに(歩いて橋を渡ったあたり-下の写真)わたしのようなカモを待っている(たぶんベリーズ側の)タクシーないし業者がいるのです。いや、それを利用するしかないのですが、その相場を知らないとカモにされるということで、わたしはまんまとその手口に乗せられ余計な出費を嫌う貧乏旅行者として恥ずべき敗北を喫したのでした。なのでそこからの通常の料金は覚えておいて損はないと思います(もちろんその場でベリーズシティ行きのバスに遭遇すればその場からも乗れると思うし、そのほうがベター)。

写真前方の橋を渡って国境を越えてきたあたり、普通ならこの辺にベリーズのイミグレがあってしかるべきと思われるが、それは遥か彼方にあって、この辺にはタクシー?業者?手配師?がカモを待っている??要注意!!
国境の川Rio Hondo渡ったあたり


まず、ベリーズ国境からコロサルの街までは通常タクシーでBZ$2ドル(2BZ$ベリーズドルがUS$1ドル<固定>)、バスだと1BZ$、これは国境の川からベリーズのイミグレまでの区間も含みイミグレ手続き中は待機していてくれます。だからチェトマルでベリーズシティ行きのバスに乗れなかったとしても、最安値でチェトマルからコロサルまでいく方法は、パルケセントラルからバスでサンタエレナまでいって(せいぜい10ペソ?)、歩いて国境を越えタクシー代US$1ドルでコロサルまで行けるということです(だから、かかっても合計2〜3USドル)。これはあとでわかったことなので、当初知らなかったわたしはチェトマル〜国境にタクシー100ぺソ、国境〜コロサルにカモられてUS10ドル、つまり計16〜7ドルもとられて悔しいベリーズ初日になったのでした。

国境〜コロサルCorozalは20分くらい、下の写真はコロサルのバスターミナル
Corozalのバスターミナル

そのバスターミナルには下の写真のポスターが貼ってあった。それによるとパス(陸路)だけでなくボートでもBelize inできるることがわかる。
water taxi?

いくつか書き忘れたことがあるので補足いたします。
1,<見所について>これは重要な点かと思われますが、チェトマル、コロサルは見所があって、宿泊する価値があるところかということですが、もちろん興味の焦点は人それぞれですが、少なくとも一般的な視点(?あるいはわたしの感想)でいえば、両街ともどうしても寄りたいところとはいい難い?、ま、遺跡派のわたしはコロサルのSanta Risa遺跡にはいってみたが(Cerros遺跡はアクセスが大変そうだったのでパスした)ほとんど感動はなかったので、素通りしてもそれほど惜しくはないところといえそう、、
2,<宿情報>チェトマルのパルケセントラル付近に中級400ペソ〜、安宿200ペソ〜、数軒あり、コロサルはバスターミナル近辺に2軒の安宿を見つけたが、いずれもUS25ドル〜で中身は安宿だが料金は安宿とはいえない、つまり適当な宿がなかったということなる、つまりその意味からも、この両街は飛ばしたほうが賢明かもしれない、、
3,<注意点>上記の理由からも、ADOのダイレクト夜行バス(カンクン22:15発、616ペソ:US44ドル、ベリーズシティ朝6〜7時着、時差1時間あり)は利用価値ありに思われますが(このバスはコロサル、オレンジウォークで下車できると思います。というのも帰りの便はオレンジウォーク、コロサルからも乗れるからです)カンクンからこの両街素通りで安く早くベリーズシティに行くには、次の点を注意すれば可能となります。それはADO(354ペソ、約6時間)MayaB(235ペソ、約7時間)いずれを利用するにしてもカンクンを朝9時発までのチェトマル行きのバス(または夜行バスという手もあり)に乗ることです。そうすればチェトマルのどちらのターミナルについても、タクシーでベリーズシティ行きのバス乗り場にいってもらえば(20ペソくらい?)ベリーズ行き最終バスに間にあう、ということです。ベリーズシティまでは約4時間US5ドルですから、それだとトータルUS22〜23ドル(MayaB利用の場合)なので、ま、ADOの直通バスの半額ということになります。
4,<入出国税>実は、わたしはこれがよくわかってないのです。特にメキシコとグァテマラの場合。その点今回通過したベリーズはいずれも出国時US18.75ドル(BZ$37.5)と明確でしたが、メキシコの場合これまで陸路で何回出入りしたか覚えていないほどですが、その都度払わされたり不要だったり‥??いくつか明らかに点があります。まず、飛行機で出国する場合は予めticket購入時にその分が含まれますから、まず請求されることはありません。問題は陸路の場合ですが、では、それは入国税なのか出国税なのか?ということ(一度の滞在で入出国時に両方払わされたことはない)と、たぶん場所によることはないと思うのですが、滞在日数が関係するのではないか?という点です。しかし、実はそれもあいまいで、はっきり説明されたことがない。で、払わされたこともあれば払わされなかったこともあるのです。その額はほぼ一定でドル換算で22ドル前後?(為替変動があるのか21〜23ドルといった印象あり)そして今回ここでもメキシコ滞在2日にもかかわらず(これまで短期の場合不要だった記憶もあったので一応問いただしたが受け付けてくれなかった)320ペソ徴収されたのでした(もしかしたら係官のポケットに消えたかもしれないが‥??)。
<グアテマラの場合については後日記します>

ベリーズの遺跡Xunantunich
グァテマラへの道 - ベリーズ(VISA不要)経由Guatemala in ; 弾丸編
エリア:
  • 中南米>メキシコ>カンクン
  • 中南米>ベリーズ>ベリーズシティ
  • 中南米>グアテマラ>フローレス
テーマ:その他 
投稿日:2015/03/08 08:08
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一年ぶりのグアテマラですが、今回はどうしてもカンクン(メキシコ)〜ベリーズ〜グアテマラルートを紹介するつもりでVISAをとらねばと思っていたところ、何と今年から日本人はVISA不要になって、ならば早々に旅立とうとしたのだけれど、私用が重なって出発が2月末になってしまい、昨日(現地3月7日)カンクンから一週間かけてあちこち寄り道しながらやっとグアテマラAntiguaに到着、一息ついているところです。

旅模様については、このサイトの旨とするところではないと思われますので、それは宣伝になってしまいますが、わたしのホームページをみていただくとして(たぶん一ヶ月くらい先になると思われます。逆にこの記事をそちらに転載させていただくことになるかもしれないことをお断りしておきます)、ここではこれまでの流れの延長としてカンクン〜ベリーズシティ〜フローレス〜グアテマラシティ間の交通事情なるものを、わたしが知りえた範囲で記しておこうと思います。

まずは最速、最短(&最も簡単 - いわゆる弾丸 - ただし少し高くつくということですが)でグアテマラに入る方法を以下に述べますが、これは駆け足過ぎてお勧めするものではありません。途中見所はたくさんありますし、結構高くついたりするので、安い交通機関やお勧めスポット等については次回に紹介できればと思ってます。ただシャトルバス・直通バスもそれなりに面倒が省けますので利用価値は十分ありと思われます。

1,カンクンCancun〜ベリーズシティBelize City
ADOの夜行バスが一日一便22:15発でカンクンのADOバスターミナルから出ています。バス代616MX$(メキシカンペソ、今だいたい1US$が13MX$なので約47ドル(US$)、時間は約8時間かかるので朝6時ころベリーズ着になります。<注>としてベリーズの入国VISAは不要になりましたが、メキシコ出国税が320MX$(たぶんこれは25ドル相当だと思う)かかります。また、この逆便はベリーズシティ19:30発で料金は96BZ$(ベリーズドル、2BZ$=1US$)なので48ドル(US$)ということになります。ただしベリーズ出国税が37.5BZ$かかります。これがカンクン〜ベリーズシティ間の最も便利な交通手段かと思われます。

<写真説明>
タイトル画像はグアテマラ国境近くにあるベリーズのシュナントニッチ遺跡、以下は上からカンクンのADOバスターミナル、メキシコベリーズ国境付近3枚、最初はメキシコ側から、次は国境となっている川Rio Hondo、3枚目は川を越えたあたりから、、
カンクンADOバスターミナル
メキシコ・ベリーズ国境(メキシコ側から)
国境の川Rio Hondo
国境にかかる橋(ベリーズ側から)

2,ベリーズシティBelize City〜フローレスFlores
朝6時ころべリーズシティに着くとフローレス直行のバス9:30AM発に乗れます(ADOバスはベリーズシティのバスターミナルに着きますが、その場から乗れるはず)。料金は25US$、時間は5時間とのこと。なお、このシャトルは1:00PM発もあります(この間はどうやら2社の運行があるようで、同時刻発のバスはグアテマラシティまで行くバスで、グアテマラシティまでは60US$とのことでした。逆便はグアテマラシティ21:00発、300Q〜)。ベリーズシティからのローカルバスについてはその2に記すつもりですが、1,で記したようにこの区間ベリーズ出国時に出国税37.5BZ$(18.75US$)がかかることは直通バスもローカルバスも変わりがありません。

<写真説明>上からベリーズシティのバスターミナル、2枚目はCaye Cauker、San Pedroへ行くボート乗り場の売店、そこでメキシコ方面、グアテマラ方面行き直通バスのticketを扱っていた。3枚目がそのターミナル(写真左手)とその付近(写真のSwing橋辺りがベリーズの中心地のようだった)、、
ベリーズシティのバスターミナル
ticketを扱う売店
ベリーズシティの中心部にあるSwing橋


3,フローレスFlores〜グアテマラシティGuatemala City
ま、いくら急ぎ旅でもカンクン〜ベリーズシティ〜フローレスの乗り継ぎ乗り継ぎでグアテマラシティまで行くのはいかにもきつい行程なので、やはりせめてフローレスで一泊ないし二泊の余裕をもって、Tikalまで足を延ばされることをお勧めします。で、フローレス〜グアテマラシティのバス事情は以下となります(アンティグアまでのシャトルバス乗り継ぎサービスもありますが、ここでは省略)
朝の6:30から夜行バスの最終23:00発まで、相当本数は出ていて、バス会社もLinea Dorada 190Q(Qはグアテマラの貨幣単位ケツァルの略、1US$=7.5Q、1Q=0.133US$=16円?)を筆頭にADN,Fuente del Noeteが180Q、Rapidos del Sur社が130Qと、この間はある意味グアテマラの中でもドル箱路線なので各社最新のバスを投入して覇を競っているといった状況にあります。ただしいずれもSanta Elenaのバスターミナル発で(フローレス島からはLinea DoradaとADNの夜行バスがありますが要確認、またベリーズシティからの乗り継ぎは同場所から)、フローレス島からサンタエレナのターミナルまではトゥクトゥクで5Qです。FDN社はほとんど1時間おきに便があるので、まずいついっても乗れそうですが、わたしの利用した他社と比べると2/3の価格のRapid del Surは本数が少ないので早めに予約しておいたほうがよいと思われます。時間はだいたい8時間くらい、となってますが、新しいCentral de Transbordo Norteのターミナルまでは7時間くらいで着くのですが、そこからの市内中心までは渋滞が激しくて時間予測ができない、ということのようです。

<写真説明>フローレス Peten Itza湖2枚とわたしの利用したRapidos del Sur社のバス、このバスはアメリカのGrey Hound Busのお下がりのようで馬力があって社名どおり速かった、、
フローレス Peten Itza湖 1
フローレス Peten Itza湖 2
Rapidos del Sur社のバス

以上がカンクン〜ベリーズ経由グアテマラinの弾丸状況ですが、どこにも寄らずに乗り継いだとしてもカンクン〜グアテマラシティは急いでも24〜30時間はかかり、それでもバス代としては100ドル前後で何とかなりそう(ただしベリーズシティ〜グアテマラシティ間の直通を使わない場合、また出国税等は含みません)ということでした。帰路に急ぎの場合、アンティグア、またはグアテマラシティからの夜行バス(またはシャトルバス)に乗り、次の日のベリーズシティ19:30のADOのバスに乗れれば、2日目の早朝カンクン着なので、早朝便の多いカンクンからのフライトに、もしかしたら間にあうかもしれません(すみません、それは確かめてないので要確認です)。

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