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エリア:
- アジア > インド > コヴァラム
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テーマ:
- 観光地
- / 街中・建物・景色
- / ビーチ・島
2011/10/11
コヴァラムにいると時間が水のようにさらさらと流れていく。
何もしない怠惰な毎日。ぬるま湯につかりながら、目に映るのは、青い海とインド人男。
退屈だけど退屈ではなく、忙しくないけど時間は音もなく過ぎていく。
いかん、これでは。
そもそも今回はコヴァラムに長逗留するのはやめようと決めていた。
前回はアーユルヴェーダを学ぶという目的があり、毎日せっせとスクールに通っていたので、コヴァラムに滞在する理由があった。が、今回は特に目的がない。だからまだ見ていないインドの部分をまわろうと計画していたはず。
このままだらだらしていると、すぐに帰国する日になってしまう。
ビーチ沿いのカフェで海を眺めながら、のんびりネットなんかしてると、ハッと我に返り危機感を覚える。
そういうわけで相棒とミーティング。
彼女もコヴァラムが大好きなので、離れることに難色を示した。が、インドへ来る前に彼女自身も他に行きたい場所を挙げていたので、やはりこのままここにいるのはしょうがないという気持ちも強かった。
私も同じだ。移動すべき。でも、やはりここを離れたくない。
どうしようか。
行こうと思っている場所はいろいろある。
プーナ、ムンバイ、エローラ、アジャンタ、ゴア。そして北。
私の最大の目的はバンダウガルでトラを見ること……。
二人で意見が一致する一番の場所はエローラ&アジャンタだった。
そこにはムンバイを経由して行く必要がある。
けれどエローラ、アジャンタに滞在するのはせいぜい四日もあればいい。そのためにスーツケースを持って動くのはなんとも難儀だ。
私たちは地図を広げる。
地図の上ではコヴァラム〜TRV〜エローラ・アジャンタは10cmほど。
「ねぇ」私は突然閃いた。
「エローラ・アジャンタに行って、またコヴァラムに戻ってくるってのはどう?」
スーツケースは置いていけばいい。ホテルに頼めばきっと預かってくれるだろう。3泊か4泊分の荷物をバックパックに詰め込んで、出かけるのだ。身軽になれば移動もラク。
「ショートトリップできそうじゃない? 飛行機と汽車をうまく使えば」
相棒はそれを聞くと、すぐにラップトップを開け、エローラ・アジャンタへの道を調べ始めた。
「行けるよ、ユミ。TRVからムンバイに飛んで、そこからアウランガーバードまで汽車で行けば。行きは朝出れば、夜にはアウランガーバードに着ける」
アウランガーバードはエローラ・アジャンタ観光の拠点になる町だ。
「帰りは?」
「帰りは……」彼女はキーボードをタップする。
帰りはムンバイまで夜行列車で戻り、そこから飛行機でTRVへ。すると午後にはコヴァラムへ戻れる旅程があった。
「そうしようよ」
「そうだね、これで行こう、4泊ぐらいで」
相棒はインドのトラベルサイト、cleartripにアクセスし、さっそくブッキングにとりかかった。
ウィークエンドトリップならず、ウィークデートリップ。
コヴァラムに戻ってこられるとわかった途端、私たちは俄然やる気がでてきた。
これでまた埃と喧騒のインドの町へ出かけていける……。
コヴァラムにいると時間が水のようにさらさらと流れていく。
何もしない怠惰な毎日。ぬるま湯につかりながら、目に映るのは、青い海とインド人男。
退屈だけど退屈ではなく、忙しくないけど時間は音もなく過ぎていく。
いかん、これでは。
そもそも今回はコヴァラムに長逗留するのはやめようと決めていた。
前回はアーユルヴェーダを学ぶという目的があり、毎日せっせとスクールに通っていたので、コヴァラムに滞在する理由があった。が、今回は特に目的がない。だからまだ見ていないインドの部分をまわろうと計画していたはず。
このままだらだらしていると、すぐに帰国する日になってしまう。
ビーチ沿いのカフェで海を眺めながら、のんびりネットなんかしてると、ハッと我に返り危機感を覚える。
そういうわけで相棒とミーティング。
彼女もコヴァラムが大好きなので、離れることに難色を示した。が、インドへ来る前に彼女自身も他に行きたい場所を挙げていたので、やはりこのままここにいるのはしょうがないという気持ちも強かった。
私も同じだ。移動すべき。でも、やはりここを離れたくない。
どうしようか。
行こうと思っている場所はいろいろある。
プーナ、ムンバイ、エローラ、アジャンタ、ゴア。そして北。
私の最大の目的はバンダウガルでトラを見ること……。
二人で意見が一致する一番の場所はエローラ&アジャンタだった。
そこにはムンバイを経由して行く必要がある。
けれどエローラ、アジャンタに滞在するのはせいぜい四日もあればいい。そのためにスーツケースを持って動くのはなんとも難儀だ。
私たちは地図を広げる。
地図の上ではコヴァラム〜TRV〜エローラ・アジャンタは10cmほど。
「ねぇ」私は突然閃いた。
「エローラ・アジャンタに行って、またコヴァラムに戻ってくるってのはどう?」
スーツケースは置いていけばいい。ホテルに頼めばきっと預かってくれるだろう。3泊か4泊分の荷物をバックパックに詰め込んで、出かけるのだ。身軽になれば移動もラク。
「ショートトリップできそうじゃない? 飛行機と汽車をうまく使えば」
相棒はそれを聞くと、すぐにラップトップを開け、エローラ・アジャンタへの道を調べ始めた。
「行けるよ、ユミ。TRVからムンバイに飛んで、そこからアウランガーバードまで汽車で行けば。行きは朝出れば、夜にはアウランガーバードに着ける」
アウランガーバードはエローラ・アジャンタ観光の拠点になる町だ。
「帰りは?」
「帰りは……」彼女はキーボードをタップする。
帰りはムンバイまで夜行列車で戻り、そこから飛行機でTRVへ。すると午後にはコヴァラムへ戻れる旅程があった。
「そうしようよ」
「そうだね、これで行こう、4泊ぐらいで」
相棒はインドのトラベルサイト、cleartripにアクセスし、さっそくブッキングにとりかかった。
ウィークエンドトリップならず、ウィークデートリップ。
コヴァラムに戻ってこられるとわかった途端、私たちは俄然やる気がでてきた。
これでまた埃と喧騒のインドの町へ出かけていける……。