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- 【イタリア】イタリア人の朝食拝見!
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エリア:
- ヨーロッパ>イタリア
- テーマ:グルメ
- 投稿日:2022/04/18 00:00
- コメント(0)
皆さ〜ん、おはようございま〜す!
今日は、イタリアはローマからイタリア人の朝食をご紹介したいと思います。
日本では朝食にパンと目玉焼き、ウインナー、ヨーグルトを召し上がる方もいらっしゃれば、白いご飯と納豆、前の日の夕食の残りを召し上がる方もいらっしゃいますよね。
しかしここイタリアはほとんどの人が基本的にコーヒー又はカプチーノと甘いものを食べ、朝から塩辛いものを召し上がる人はほとんどいません。。
コーヒーやカプチーノにもたっぷりお砂糖を入れて、コルネット(北イタリアではブリオッシュと言うそうですが、いわゆる甘いクロワッサン。)など甘いパンを食べて、体内に充分な糖分を取り込み、「よし!今日も1日頑張るぞ!」と活力を付けるようです。
以前は、朝食を家の近くや会社の近くのBAR で摂ると言う人も多くいたようですが、最近では家で済ませると言う人も増えてきました。
では、家ではどんなものを食べているかと言いますと、ラスクみたいなFETTE BISCOTTATEと言われるものにお気に入りのジャムやチョコレートクリーム(日本でもNUTELLAが有名ですよね?)を塗ったり、
お気に入りの甘いビスケットをカプチーノにちょっと浸して柔らかくなったところをガブリっと食べる人や、コーンフレークやシリアルを牛乳に浸して食べる人が多いですね。

コーヒーは、最近では電動のエスプレッソマシーンを利用する家庭も増えてきましたが、
こちらのエスプレッソマシーンを火にかけて作る家庭もまだまだ沢山あります。
いずれにしても、家庭でも「甘いもの」で目を覚ますイタリア人がほとんど。
私のイタリア人の友達は、日本に滞在した時に、宿泊した旅館で和朝食にどうしても手が付けられなかった人がいました。。
普段、朝食は家でササっと済ます人も多いのですが、週末は家の近くのお気に入りのBARで家族揃って遅めの朝食を摂ったり、仲の良いお友達と待ち合わせて、お喋りをしながら朝食を摂る人もいます。

人気のBARの外の席はそんな人達でいっぱい。
そんなBARの甘いパンが並ぶウインドーを拝見してみました。
こちらがコルネット。
中にクリームやあんずのジャム、チョコレートクリームが入ったものもあります。シチリアに行くと、甘いリコッタチーズのクリームや、ピスタチオクリームが入ったコルネットも見かけます。
他、コルネットと同じ様な生地で出来たパンの上にクリームやレーズンを乗せて焼いたものや、


こちら!巨大なドーナッツ(イタリアではチャンベッレと言います。)やクリーム入りドーナツ(ローマではボンバ、その名の通りイタリア語で「爆弾」と言う意味。)
さすがにクリーム入りのドーナツを食べる人は少ないので、大抵のBARでは、朝一番に行かないとこれにありつけません。
私は何を注文したかと言うと・・・一応甘い物好きですが、健康に気をつけない歳でもあるので・・


豆乳を使ったカプチーノとビーガンのコルネット。最近、週末は結構これにはまっています。。


今週末はイースターだったので、イースターの代表的なお菓子が並んでいました。
イタリアにいらしたら、是非イタリア風の朝食をお試しくださいね!

- 【イタリア】世界中で有名なカンパリ
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エリア:
- ヨーロッパ>イタリア>ミラノ
- テーマ:観光地 グルメ 歴史・文化・芸術
- 投稿日:2022/04/12 00:00
- コメント(0)

日本でもおなじみのリキュール「カンパリ」。
ミラノ県のセスト サン ジョバンニにある「ガレリア カンパリ」は、1904年から2007年までカンパリが製造されていた場所にある、カンパリ博物館です。
★ガレリア カンパリの歴史と特徴
ガレリア カンパリはカンパリ誕生150年にあたる2010年にオープンしました。
ガレリア カンパリの歴史は当然「カンパリ」の歴史なしには語れません。
「カンパリ」は創設者の苗字です。
ガスパレ カンパリは1828年、ロンバルディア州パヴィア県で生まれ、トリノの有名なカフェで修行したことで、有名店の秘密を学ぶこととができました。
1860年ごろ、1864年に解体された現在のドゥオモ広場にあったコペルト デイ フィジーニにミラノでの初めての店舗をオープン!
ガスパレ カンパリは美しい赤い色の「BITTER CAMAPRI」をハーブやエッセンスの知識をもとに開発!
現在でもこの「ビッテルカンパリ」のレシピはシークレット。
1867年にミラノのアーケードがオープン(ガスパレ カンパリの息子であるダヴィデ カンパリの誕生した年)。アーケード内に「カフェ リストランテ カンパリ」が誕生しました!
現在のドゥオモ広場からアーケードに入って右側部分ですが、現在は別の飲食関係のお店が入っていて、「カフェ リストランテ カンパリ」の面影はまったくありません。
ガスパレ カンパリの時代は、アーケード内でリキュールを製造していたなんて、今の日本だったら銀座のど真ん中でリキュール製造しているようなものなので、びっくりです!
カンパリを作ってミラノの中心地で商売を始めたお父さん(ガスパレ カンパリ)もすごいけど、息子(ダヴィデ カンパリ)がさらにすごかった!

1867年にヴィットリオ エマニュエル II世アーケードで初めて誕生したミラネーゼのダヴィデ カンパリ。
自分たちの店舗分の製造から、大量生産、海外輸出まで生産量を増やしました!
ダヴィデ カンパリは1915年に「カフェ リストランテ カンパリ」の向かい側に「バール カンパリーノ」をオープン。
ここではビッテル カンパリ(日本でも販売されている瓶のリキュール「カンパリ」)にフォーカスし、「カンパリ セルツ」(ビッテル カンパリとソーダ)がこのモダンなバールの多くのお客様に支持されることとなりました。
1932年に、カンパリ ソーダが、初めてすぐに飲める形のアペリティーボとして販売され、このボトルはイタリアンデザインのシンボルともなる美しいもので、ダヴィデ カンパリのマーケティング力がいかにすごかったかがわかりますね!
デザインもアールヌーボーからイタリアの未来派に移行していきました。
上品でモダンだけどクラシック、製品を通してブランド力をアップすることを成功させる!という、偉業を成し遂げたと言っていいでしょう。
ミラノの記念墓地のカンパリ家のお墓(最後の晩餐の彫刻!)にも「DAVIDE CAMPARI」と大きく刻まれています。

1904年から、製造はミラノ県のセスト サン ジョバンニにダヴィデ カンパリによって移されましたが、時代が進むにつれ、セスト サン ジョバンニも大きな町になったため、現在ではノビ リグレに製造拠点が移動しています。
製造場所の移転がなければ、現在の予約すれば一般人でも見学できる「ガレリア カンパリ」、カンパリ博物館は存在しなかったことでしょう。
★ガレリア カンパリでのお勧め
ガイドつきツアーでの見学(約90分)であまり勝手な行動はできませんが写真撮影もできるし、参加者が自分のSNSにアップすることにも好意的!
私が確認したところ、「どんどんアップしてくれてかまいませんよ〜。アップしてくれたらうれしいです。」という回答でした。
3フロアーにわたってされている展示なので、自分の興味のあるところは説明を聞いて、それほどでもないところでは写真を撮ったりすることに時間を使うといいと思います。

カンパリにはオレンジが使われているのがよくわかるし、カンパリの美しい赤色や、ビン詰めで販売されるカンパリソーダがお洒落に使われていて、さすがイタリアと納得させられます。


ミラノのトラム(路面電車)のつり革で、下に引っ張ると広告が変わるすぐれものも!

今のようにスマホがない時代、トラムに乗っている時間にできることは、新聞を読むとかだと思いますが、立っていたら揺れるからなかなかそれもできなかったから、これはすごい宣伝効果だったのでは?
見学の最後にショップもあります。

そんなにたくさんのものはないですが、個人的にはランチョンマットはお洒落で、カンパリをある程度知っている人にはすごく喜ばれると思うし、知らなくてもお洒落なので喜ばれるんじゃないかな?
お洒落なポスターなども購入できるので、キッチンやリビングに飾るとお洒落だと思います。
同じツアーに参加していた人(私以外すべてイタリア人)もけっこう購入したいました!
★その他のおすすめ
残念ながら、ガレリア カンパリ内では試飲もないしバールもないので、カンパリは飲めません(笑)
せっかくなので、見学の後、ミラノのドゥオモ広場に戻って、ヴィットリオ エマニュエルII世アーケド入り口にある1915年にダヴィデ カンパリがオープンした「カンパリーノ」でぜひアペリティーボ(食前酒)を!


ミラネーゼっぽくアペリティーボを楽しみたいなら、席にすわらず、カウンターでさくっと♪(カウンターでさくっと飲むのと席について飲むのとでは料金が違います)

カンパリ セルツ(カンパリ1ソーダ3の割合)はカンパリーノのアイコンと呼んでもいいものなので、なにを注文していいかわからない場合は、迷わずこちらをどうぞ。
カンパリソーダと言ってしまうと、日本でも販売されているビン詰めの「カンパリソーダ」が出てきてしまうのでご注意ください。
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