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みゅうローマ発信 現地情報

プロフィール
ニックネーム:
みゅうローマ
居住地:
ヨーロッパ>イタリア>ローマ
会社名:
みゅうローマ
会社英字名:
Myu Rome
会社所在地:
ヨーロッパ>イタリア>ローマ
会社電話番号:
+39-335-750-1984
業種:
旅行業
自己紹介:
イタリア国内の旅行関連手配をしています。オリジナル定期観光バス・みゅうバス、レストラン、通訳、ガイド、アシスタント、送迎サービスなどを手配しています。何なりとご相談下さい。

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マグロの季節です
【イタリア】シチリア島はマグロの季節です!
エリア:
  • ヨーロッパ>イタリア>パレルモ
テーマ:グルメ 
投稿日:2021/07/05 00:00
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皆様こんにちは。パレルモのガイド河村です。

 

イタリアは猛暑到来ですっかり夏ですね。

この時期、シチリア島にいてよかったなあ と思うことがひとつ。

 

それは「マグロ」、イタリア語では「TONNO(トンノ)」です。

 

皆さんもご存じのようにシチリア島はマグロ漁で有名ですが、5月の終わりから7月中旬くらいまでがマグロがシチリア海域にやってくる時期。大きなマグロが  デーン と市場に並ぶのを見ることができます。

 

 

現地の人からも人気があるマグロですが、こちらの人達は赤身をステーキのようにして食べるのが主流なので、いわゆるトロの部分は人気ありません。

 

と、いうことでシチリア島ではこの時期、トロ食べ放題できるくらいに沢山手に入れることができます。

 

ただ、生食用とし扱われていないので、ちょっと注意が必要。

私は朝、暑くならないうちに市場で購入したものを柵にして、冷凍します。そして必要な時に取り出し炙りで頂くのが大好きです。お醤油とショウガがマイソースです。

 

ちなみに、パレルモでは「トンノ ア ムットゥナート」という煮込みもポピュラーです。

 

「ムットゥナート」とはシチリア方言で「押し込む」とか「詰め込む」という意味。新鮮なマグロのブロックにナイフであちこちに切り身を入れ、そこにニンニク、ペコリーノチーズ、バジルをつめこみフライパンで表面を焼いた後、大鍋に入れかえてトマトソースで煮たお料理です。

 

パレルモの家庭料理ですが、この時期は大衆食堂でも出されることがあります。冷めてもおいしいので、暑い夏にも美味しく食べられます。

このムットゥナートという煮込み料理はマグロの代わりに茄子で料理してもおいしいです。材料も量もアバウトなとっても簡単なトマトソースの煮込み料理ですので、是非皆様もご家庭でお試しください。

 

 

 

 


アイリス庭園の色々なアイリス1
【フィレンツェ市のシンボルは実は百合じゃない!?】 ミケランジェロ広場近くのアイリス庭園に行って見ました♪
エリア:
  • ヨーロッパ>イタリア>フィレンツェ
テーマ:観光地 鑑賞・観戦 自然・植物 
投稿日:2021/07/02 00:00
コメント(0)

少し前になりますが、5月の2日から20日までミケランジェロ広場近くのアイリス庭園(あやめ庭園)が無料で開放されていました。

 

私はあやめと言ったら紫色だと思っていたのですが、実は沢山の色、種類があるんですね。

 

 

この庭は1954年に生まれた団体、イタリアアイリス協会によって運営されていて、この種の物では世界で唯一だそうです。

ここでアイリスの色々な種類を作り出す為にアイリスの国際コンクールも開かれています。

 

場所はフィレンツェ市によって提供されました。

1957年にアイリスの庭が出来ると、アイリスは外国の栽培者から寄付され、アメリカのニュージャージーのPresby Memorial Iris Gardensからも多くのコレクションが贈られています。

 

また庭の下の方には池があり、ここには日本やルイジアナのアイリスも植えられています。

 

さて、皆さんご存知のように、フィレンツェ市のシンボルは11世紀から百合になっています。

 

 

しかし実は正確には百合ではなくて、アイリスでトスカーナの田舎に沢山見られるアヤメ科の花になります。

 

その起源ははっきりしていませんが、起源前59年にローマ人によりフィレンツェの街がつくられたという出来事と関係があるのではないかと思われています。

 

丁度この時期が春で、花の女神フローラを称えるお祭りがあり、このアイリスの花がちょうど咲き乱れる時期だったから。とも言われています。

 

しかしいつの間にかアイリスから百合に変わってしまったようですが、百合は純潔のシンボルでもあるので、「マリアの花」である。

 

マリアの信仰の表れではないかとも言われています。

 

最初は色が逆で赤地に白い百合の花でしたが、1251年くらいを境に現在の白地に赤い百合の色に変わります。

 

この頃フィレンツェはギベリン派とグエルフ派という2つの政党の間で戦っていましたが、ギベリン派が負けてしまい、フィレンツェの街を追放されてしまいます。

 

負けたにも拘わらずギベリン派の人達は自分達のシンボルとしてこの赤地に白い百合の花のシンボルを使い続けました。

 

そこで、勝ったグエルフ派の人達が敵と区別する為に色を逆にしたと言われています。

 

丁度この頃、街の新しい通貨を作ることになります。

 

その名もFiorino。

 

このフィオリーノにもこの百合が刻まれています。

 

そこからずっとこの紋章は変わらずに今日に至ります。

 

もしこの時期にフィレンツェを訪れる機会がありましたら、是非ミケランジェロ広場に行ったついでにこちらのアイリス庭園も行ってみてくださいね。

 

 


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