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みゅうローマ発信 現地情報

プロフィール
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みゅうローマ
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ヨーロッパ>イタリア>ローマ
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みゅうローマ
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Myu Rome
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ヨーロッパ>イタリア>ローマ
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+39-335-750-1984
業種:
旅行業
自己紹介:
イタリア国内の旅行関連手配をしています。オリジナル定期観光バス・みゅうバス、レストラン、通訳、ガイド、アシスタント、送迎サービスなどを手配しています。何なりとご相談下さい。

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エルボリステリア
【現地生活】リーベス・ニグルムRibes Nigrum 〜天然の抗ヒスタミン剤、春の花粉症予防と対策〜
エリア:
  • ヨーロッパ>イタリア>ローマ
テーマ:スパ・エステ 留学・長期滞在 自然・植物 
投稿日:2022/01/31 00:00
コメント(0)

リーベス・ニグルムRibes Nigrum

〜天然の抗ヒスタミン剤、春の花粉症予防と対策〜

 

ローマより発信、カシワタニです。

もうすぐ2月、暦の上では春が始まります。

花粉症でお悩みの皆さん、対策はどのようにされていますか?

 

私は数年前に突然発症してしまい、春がとても辛い季節になってしまいました。

長年花粉症で悩まれている方々の大変さが、ここ数年でようやくわかるようになったのです・・・

 

イタリアには医薬品を取り扱う薬局のほかに、“エルボリステリアErboristeria”と呼ばれるハーブ専門店もたくさんあることをご存知でしたか?

日本でいうところの「漢方薬局」に近いものがありますが、エルボリスタと呼ばれるハーブ専門家が常時し、お悩みの症状に合わせてハーブを調合してくれたり、自然のものだけで作られたサプリメントや自然派化粧品などを売っている、明るい雰囲気のお店です。

 

 

 

このハーブ専門店で手に入るもので本日紹介するのが、花粉症対策に期待できる「リーベス・ニグルムRibes Nigrum」という植物エッセンスです。

「リーベス・ニグルム」という名前はラテン語の学名ですが、植物“カシス”のことです。

和名は“クロスグリ”ですが、“カシス”のほうが聞きなれていますよね。

そのカシスの木のフレッシュな蕾から抽出したエキスが含まれた液体が、リーベス・ニグルムです。

1年ほど前にハーブ学の講座を受講したのがきっかけで、初めてこのエッセンスの存在を知りました。

このエッセンスはハーブ専門家に言わせると「天然の抗ヒスタミン剤、アレルギーにはリーベス・ニグルム!」だそうで、常識中の常識のようです。

花粉症対策の場合、人それぞれ発症する時期が微妙に違うと思いますが、飲み始めて効果がでるのに通常2か月近くかかるので、発症する時期の2か月前、遅くても1か月前から飲み始めると予防効果が期待できます。

また消炎効果もあるので、発症してからの辛い症状も緩和でき、シーズンを通して大活躍してくれるお助けエッセンスなのです。

 

 

飲み方はとても簡単、症状や体型に合わせて1日1回〜3回、少量の水を入れたグラスにエッセンス30〜50滴を落として飲むだけです。

味はほんのり甘いシロップという感じで、全く癖はありません。

 

 

実際どこまで効くのか?

ということで、友人二人も巻き込んで、昨年実験をしてみました。

 

私の症状が始まると予測される約2か月前の2月初旬から飲み始めました。

その結果・・・

なんとビックリ、私と一人の友人は、昨春はまったく花粉症に悩まされなかったのです!

しかし残念ながら別の友人には効きませんでした。

彼女は私たちのレベルとは比べ物にならない重度の花粉症のうえ、飲み始めるのも少し遅かったこともあったかもしれません。

もちろん私もシーズン中たまにくしゃみが止まらなくて辛いときもありましたが、そんな時にリーベス・ニグルムを飲むと、鼻のムズムズがマシになるのです。

一昨年まで薬局で購入した抗ヒスタミン剤を毎日服用していた私が、昨年は全くお世話にならずに済んだのでした!

これはすごい!

ただ100%自然のもの、つまり効果が緩やかです。

体質や花粉症の程度によって、決してすべての人に効くとは限りません。

 

このように、樹木の新芽や蕾に含まれる植物幹細胞から抽出されたエキス(ジェンモデリヴァートGemmoderivatoといいます)を服用する植物幹療法は、「ジェモセラピー」と呼ばれ、体の不調改善、健康維持や美容に役立ち、人間本来の持つ自浄機能や自己治癒力を取り戻すことで心身に働きかける、というものです。

自然療法としての歴史はインドのアーユルヴェーダや中国の漢方に比べると浅いのですが、1950年代にフランスで誕生し、ヨーロッパで発展していきました。

日本で症状によっては漢方薬を勧めるお医者様も多いのと同様、こちらヨーロッパのお医者様も、ジェモセラピーに限らず自然療法には大変理解があり、医薬品ではない自然のハーブ薬を勧めてくることもよくあります。

なんといっても植物は薬の原料にもなりますからね!



リーベス・ニグルムは各ハーブ専門店によって取り扱いメーカーも異なり、値段も若干変わってきますが、50MLサイズで10ユーロ前後100MLサイズで18ユーロ前後といったところです。

日本でもヨーロッパから輸入されたものがオンライン等で手に入るようですが、ご旅行でこちらにいらした際にErboristeriaの看板を見かけて、もしご興味あれば覗いてみてエルボリスタ(ハーブ専門家)にお尋ねくださいね。

ハーブティーや石鹸、自然派化粧品等もたくさんありますので、覗いてみるだけでもおもしろいですよ。

 


ロ-マ戦争博物館
【2022年イタリア観光】ロ-マ戦争博物館に行ってみた!続編!
エリア:
  • ヨーロッパ>イタリア>ローマ
テーマ:観光地 旅行準備 歴史・文化・芸術 
投稿日:2022/01/24 00:00
コメント(0)

Buongiorno

イタリア政府公認旅サポ-ト、マジカ?イタリアのケイティです。

先日のロ-マ戦争博物館に行ってみた(07/11/21の記事)の続編です。

 

現在博物館となっているこの建物はドイツ支配下でのロ-マではナチスSS管理下の監獄として使用され、反ファシスト、スパイ、ユダヤ人、パルチザン、政治犯が収容され拷問が行われていました。

ここからも1944年3月24日の*アルデアティーナの大虐殺*に罪のない彼ら(男性のみ)が連行され洞窟の中で335人が銃殺されています。

 

実はこの*アルデアティーナの大虐殺*が行われた前日の23日にトレビの泉の近くラセッラ通り(観光バスでトレビの泉に行く為にバスを下車した所、記憶にありますか?降りた直ぐの右の通り)にて昼食時の人通りの少ない頃パルチザンによるドイツ兵への爆弾による襲撃が行われました。今でも爆破による戦跡が残っています。

 

 

ムッソリーニが拘束され国王、首相もいない無政府状態のローマを支配していたドイツ兵は毎日の巡回でスペイン広場からそのラセッラ通りに入りました。

市の清掃人を装ったパルチザンが仕掛けた清掃用のごみバケツの置いてある手押し車の近くにさしかかった時、彼らの仕掛けた爆薬に点火。

 

 

33人のドイツ兵が死亡。

仕掛けたパルチザンは群衆に紛れて全員無事逃走。

このラセッラ通りには爆破の後は残りますがあのような時期ゆえヒーローに成れるかとも思われるドイツ兵を狙ったパルチザンの記録を残す記念碑など一切ありません。

身内を殺された家族からすれば何も関係のない者が翌日の*アルデアティーナの大虐殺*の犠牲者になるわけで非常に微妙な問題があるからだと思われます。

 

ヒットラーからは24時間以内に報復せよ、との命令。

ロ-マSS長官のカプラーは殺されたドイツ兵1名に対しイタリア人10名+偶然の犠牲者5名合計335人をアルデアティーナ洞窟にて銃殺、の指令を実際に指揮を執ったプリーブケに依頼。

ロ-マの刑務所や現博物館等から連行された罪の無いイタリア人、ユダヤ人は肉運搬用の車にて洞窟に運ばれ5名づつのグループとなり後ろ手で縛られひざまずかされ頭を後ろから撃たれました。

次々に銃殺が行われ殺された人の上にひざまずかされ1つの洞窟がいっぱいになれば次の洞窟へと移ってのおぞましい行為が続きました。

銃殺の経験が無かったドイツ兵にはカプラーはコニャックを飲ませてまでも続行させました。

 

 

 

 

このカプラー、バラ作りが趣味の当時37歳の独身ですが映画のようなドイツ軍によるムッソリーニ救出劇にも関与、ユダヤ人から50kgの金の要求、1000人のユダヤ人をアウシュビッツへ送った人物でした。

 

その後虐殺行為を隠蔽する為にその死体の重なった洞窟に爆弾を仕掛け爆破。

それを隠れて見ていた農民が連合軍に伝えて明るみに出ます。

 

前回のブログで紹介した地下に隠れて活動をしていたジュセッペモンテゼーモロ大佐(フェラーリ社、アリタリアの元会長のルカモンテゼーモロとは近い親戚)を含む335人は現在洞窟のすぐ隣に眠っています。

 

 

 

このモンテゼーモロ大佐は銃殺される前日(ラセッラ事件のあった日)も拷問を受けており、両目は腫れあがり唇からは血が流れていました。

連日の拷問であごの骨を折り発熱していたにもかかわらず冷静で威厳を失わなかったそうです。

現在この事件を忘れない為モニュメントが広場にできています。

そして資料館も併設され毎年この日24日には大統領も参加して追悼式が行われます。

場所はサンカリストのカタコンべの近くです。

 

 

この事件を映像で確認するには「裂けた鉤十字、ローマの虐殺」マルチェッロマストロヤンニ、若きモリコーネの音楽でご覧いただけます

 

 

 

 

罪の無い人々が銃殺されたこの日から3か月後にローマは連合軍により解放されました。

 

このカプラーは戦後終身刑にてガエータ刑務所に収容、しかし、70年にがんの為ロ-マのチェリオ陸軍病院へ。

そして彼の逃亡劇に一役かう事になる看護婦のアンネリーゼと結婚します。

76年末期胃がんで体重47kgになったカプラーを01:00-08:00までのチェックの無い時間帯を見計らって彼女が支えてゆっくりと階段を降りスーツケ-スの中に隠れさせドイツへ逃亡。

6か月後死亡。

別の説では病院の3階からロープで降ろして脱出させたとも。

 

 

ここからはて、ロープで降りられるのか?

実はみなさんは市内観光中にこの病院もご覧になっていますので次回検討してみてください。(コロッセオ観光が終わりバスに戻って動き出してすぐの左に見えます)

 

 

 

この病院を過ぎて今度は直ぐ右に古代ローマを囲んでいたセルビウスの壁の一部、ネロ皇帝が引いた水道橋の支えとして使ったドラベッラのアーチ、ほぼ今度は同位置左にその古代ローマへ上水を供給していたクラウデウス水道支流のネロ水道の穴も見えます。

 

左右、忙しいけれど見どころいっぱいのローマです。

これで観光がぞくぞくしてきましたね。

A presto!


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