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フランス紀行

~フランスの社会・生活・文化に関する情報や日本社会との比較分析、世界各地を旅して発見した面白い情報をお届けします。~

プロフィール

ニックネーム:
Neomars
居住地:
ヨーロッパ>フランス>マルセイユ
性別:
女性
会社名:
Tabet International en France
会社英字名:
Tabet International en France
会社所在地:
ヨーロッパ>フランス>マルセイユ
業種:
現地ツアー企画・現地ガイドなど
自己紹介:
単なるスポット紹介やグルメを堪能することだけに飽き足らない旅慣れた日本人が欲している情報とは何か・・・。それは、「現地とコネクトすること」ことができる情報提供ではないかと思っています。表層に現れる現象の根拠を歴史的、文化的、社会的価値観の観点から探り、ついでに辛口ジョークや捻りの利いたブラックジョークも交えながら、「なるほど・・」と納得しながらクックックゥと笑って楽しんで頂ける情報提供をお約束します!

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マルセイユ3
マルセイユの港2017
エリア:
  • ヨーロッパ>フランス>マルセイユ
テーマ:観光地 街中・建物・景色 歴史・文化・芸術 
投稿日:2017/01/30 18:10
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フランスでは2017年の春には大統領を控え、各党派での選抜が続いている。

現政権である社会党のオーランド大統領は2017年度の大統領選挙には出馬しないとの決定を公にした。彼が大統領になってから下した決断のなかで、これほどの英断があろうか。第五共和制始まって以来、最低の支持率が続き、過去5年間、何の成果もないまま幕を閉じようとしている。次も出馬すると言っても、誰一人として本気になどしないだろう。

唯一の成果といえば、サルコジによって2000万円まで引き上げられた大統領の年俸を、こんなに高給なことでは国民に申し開きができないと、律儀にも基の1000万円まで減額したことぐらいであろうか。減額は賢い決断だった。1000万円の働きをしたのか?という疑問はぬぐえないが、少なくとも2000万円の働きをしなかったことは確かだ。

サルコジで思い出したが、彼は党派の選抜では勝ち進むことができず、フイヨンに道を譲ってしまった。フイヨンは、討論を聞くだけでは好ましいことこの上ない。彼のスピーチにはキャピタリズムのビートに溢れ、落ちぶれる一方のフランスに明日への希望を見せてくれるようだ。

マルセイユ3

しかし他にも期待の星が登場しつつあり、フランス政界の行方は予断を許さない。オーランド政権の重鎮の一人である経済大臣のエマニュエル・マクロンが、無党派で立候補しているということだ。身内に裏切られる社会党はどれだけポンコツ・・・と思うが、オーランドと一緒にされてイメージが失墜することを恐れるが故の決断だと思う。また、社会党が打ち出す政策では、フランスを救うことは不可能だという当たり前の事実に気がついたからでもあるだろう。

私は実は、バルス首相とマクロン経済大臣の両方に会ったことがある。会ったことがあるなどと書くと、さも親しい中のようだが、残念ながらそんなことは全くない。一昨年、彼らがお台場のみらい館を訪問した際に、そこで彼らの目の前、1メートルもしない至近距離で仁王立ちの姿勢でバチバチとスマホで写真を撮ったことから、お互い「顔見知りになった」というだけだ。もっとも、彼らは私のことなどとおの昔に忘れているだろうが。もしかしたら、みらい館で一番うっとおしい背の高いハイヒール日本人ぐらいは覚えているかもしれない・・・。

マルセイユ2

バルスとマクロンはかなり背が低い。オーランドも高くないので、同じぐらいかそこらで高くはないと知ってはいたが、それでも、マクロンなど170センチあるかどうかで、私より背が低いかんじだ。

しかし、しかしである。男の価値は背の高さじゃないというのを実感させてくれるのがマクロンなのだ。彼は、オーランドなど貧乏・一般ピープルを装うなんちゃってではなく、正真正銘の小市民出身で、自身の頭脳と器量でフランス政界をのし上がってきた。年齢は忘れたが、確かまだ40代の前半だったと記憶している。若くして、オーランドの右腕だ。

奥さんは、舞台女優の美人・・・といいたいところだが、これがまた「どうして?」というぐらい整形に失敗した年増のようなちょっと気持ちの悪い相貌。しかし、マクロンと何十年以来のおしどり夫婦で、彼が大統領に当選すれば、列記としたフランス共和国のプレミエ・ダムになる。こんなところからも、表面的な要素にながされないマクロンの人間の厚みが伺われると思うのは私だろうか。

とまあ、2012年から5年。フランス政界のランドスケープは大きく変わった。他にも、極右はますます元気付いて、大躍進が予想されている。マリヌ・ルペンもホクホクだ。

私は極右を支持する人たちの気持ちが良くわかる。いわゆる「純粋」なフランスを望んで何が悪いのか。確かに人種差別だし、彼女のロジックを通せば、アジア人の私やミックスの私の娘など居場所もなくなるのだろう。それでもいい。

マルセイユ1

なぜなら、フランス、特にパリがない世界はあまりにも味気ないから。パリの美しさは比類ない。この世でパリぐらい美しい街があるだろうか?私はミクロの世界を言っているのではない(よく見るとゴミや犬のフンがているので)。マクロに見た場合、パリを凌ぐ街はほかにない。全てが絵になる。この状態を守りたいという思いを私は否定できない。

実は先々週から2週間マルセーユにいたので、マルセーユについて書きたかっただが、なぜかフランスの政界の話になってしまった。いつもそうだ。アメリカに行くと、その土地のことについて書きたいので、ともするとホテルの部屋にこもってテレビに釘付けになり、アメリカの政治・世論を追う。マルセーユでも同じでした・・・(涙)。寒いので、夏とちがってカフェに行くのも億劫になり、娘や夫と連れ立って散歩に行ったり、友人宅に及ばれに行く以外は、ひたすら家でテレビ番組の鑑賞。

子供面倒を嬉々としてみてくださった義理の両親や近所の知人に感謝、感謝!お陰で多くの自由時間を満喫することができました!
タグ:
フランス パリ マルセイユ 観光 地中海 

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素敵な旅のご紹介!
サクレクール
パリへの祈り
エリア:
  • ヨーロッパ>フランス>パリ
テーマ:観光地 街中・建物・景色 歴史・文化・芸術 
投稿日:2015/12/07 16:47
コメント(0)
サクレクール

2016年11月13日のテロ事件はフランスの歴史に刻まれる惨事となった。

日本時間の早朝にパリにいる夫から電話で、無差別テロについて連絡を受け、ニュースフィードを見てあまりの恐ろしさにショックを受けた。夫が無事で、パリの我が家も被害を受けていないことを確認し、一息ついたのも束の間、フィードを見ながら、怒りが込み上げてきた。

「What did we do to deserve all the attacks?」

私を含む多くのパリ市民が抱いている想いだ。

1月のシャルリー・エブド事件では、正しいか間違っているかは別にして、ターゲットは明確だった。アンチ・イスラムのデシネが(あまりにも鋭く的を突いているので・・・)頭に来たけど、ペンの力では太刀打ちできないので暴力で封じ込めようとした。I got it.

しかしながら、今回は異なる。無辜の市民を狙った無差別テロ。たまたま「そこにいた」だけの理由で、命を落とすなどということは断じて許されない。少なくとも、文明社会ではあるまじきことだ。

パリ郊外のスタジアムで対ドイツのサッカー試合を見物していたオーランド大統領は、テロ発生の情報を受け、すぐさま会場を後にし、23時頃にはエリゼ宮よりen directで大統領声明を発表した。

「フランスは今、戦争状態に突入した」

日本政府は、このような非常事態、例えば、北朝鮮の支離滅裂政権から無差別テロを仕掛けられたら、このような毅然とした態度で対抗できるだろうか。

今や、イスラム国の謀略であることが分かり、国家として承認されていないまでも、戦う対象が明らかになった。もちろん、このイスラム国を倒せば全てことが片付くかというと、国際政治はそんなに単純なものではないのは十分に承知だ。イスラム国を潰してパリに平和が訪れるのなら、人類の歴史がここまで血に塗られたものになることはなかっただろう。

しかしそれでも、show of forceは、複雑な国際政治において数ある外交手段の1つとして正式の使用が認められている。自然の法則ほど普遍性がないものの、明らかに効力を発揮しているケースも多々ある。もっとも、後付の検証であることも確かだが・・・。

国連憲章に則った手続きを経た上での行使が必要となるとか、ルールを守る日本人はまず手続きの正当性について指摘するのだろうが、今回のテロを見て、必要とあらばイスラム国に対する武力行使を反対する国はないだろう。米国をはじめ多数の国が、フランスと共にテロとの戦いに応じる構えを見せている。

日本の参加うんぬをここで論じたくないが、国際社会では、軍事力が事の結果を左右すること、またそれが現実だということを日本人はもっと理解するべきだ。

乱暴な言い方になるが、簡単に言うと、「やられたら、やり返す」もしくは、「やられないように、準備しておく」ことが重要だということだ。

そんなことをしたら世の中は戦争だらけになってしまうという人がいる。心配するまでもなく、既に戦争だらけだ。先程も述べたが、世界史の紐を解けば、人類はこの4000年という長い歴史を通じて微塵も成長することなく、争いを繰り返してきた。今でも、冷戦が終わってようやく核戦争による人類滅亡の危機を脱したかとホッとする間も無く、民族紛争だの、宗教戦争などが各地で火を噴いている。

このような現状を前にして、日本が武力を放棄することで、この人類の普遍的な現象が変わるとでも本気で思っているのだろうか?

もう1つ質問させてもらえば、武力フリーの世界平和を達成するために、日本はどのように国際社会に働きかけてきたのか?結果を出した例があれば、是非とも見せてもらいたいものだ。極東の一角でひとりで静かに武力を放棄しても、何の意味もないのではないか。結局は米国の軍事力があってできる贅沢でしかない。もし米国にそっぽを向かれたら(幸運にも、現時点では米国のアジアにおける権益が絡むので絶対にないが・・・)、どのようにしてならず者が気炎を上げる東アジアで祖国の安全を保障するのか?

「またあのならず者がバカやっているのよ。相手にするのはやめよう」と相手にせず、正義は必ず理解されるという根拠のないナイーブな思い込みで孤高の貴人を決め込めば、瞬時にして亡国の憂き目を見ることになる。

日本人は以下のことを覚えておくべきだ。

国際社会に正義はない。

国際社会の正義は、「強者」の詭弁の他のなんでもない。

まさしく、暴れっこ、世に蔓延るのだ。黙っていたら、何も解決しないばかりか、むしろますますやられるだけ。「無政府状態」にある国際社会において、国際法なんて武力の前には何の拘束力もないのだから。自分の身は自分で身を守らなければ。

とまあ、このような状況を熟知している先進国の猛者であるフランスは、テロとの戦いを宣言した。成熟した国家として当たり前の行動である。

しかし、一点だけ気になることがある。

第二次大戦以来の大参事となるテロをどうして事前に予測できなかったのか・・・。サルコジの息子のルイは「オーランドの腑抜け政府の下でパリ市民が犠牲になった」とツイートし、「国家の非常事態に政局を気にする発言は不謹慎」とのお叱りを受けて、すぐさま削除したようだが、実際に、ここまでのwell-coordinatedかつ大規模なテロの謀略を見抜けなかったなんて、フランスのインテリジェンスはどんだけ腰抜け?!と叫びたい。

世界に誇るエリート校で鍛えられたエリートが国家の舵取りをしている(はず)なので、もっと気合いを入れて取り組んでほしいと思う。

かなり気炎を巻いた口調になったが、私は、私たち家族にとって祖国となるフランスが、故郷であるパリが攻撃され、信じられない数の無辜の命が一瞬にして無駄にされたことが許せない。

パリが攻撃されることで、私たちの心が攻撃されたような衝撃を感じる。大切な人達が、大切な想い出が一瞬にして粉砕されるなんて、誰にそんな権利があるのか。

フランスのシリアへの介入が気に入らないというのが理由だとも聞いた。一市民としてはっきり言いたい。

「じゃあ、お家騒動を国境の外に持ち出さないでほしい。誰が嬉しくてシリアに介入していると思うのか?難民などを通じて内戦が国境の外に波及してきているから仕方なしに関与しているだけ。そうでなければ、ほっときますよ。」

このようなことを言うと、彼らはかならず、数世紀前の植民地支配の負の遺産だの、揚句の果てには10世紀も15世紀も遡った恨み辛みを連呼する。

バカバカしい限りだが、これが国際社会の現実なのだ。しかしこれを放置しておくことは得策ではない。日中関係で憂き目を見ている日本は、まさにこの教訓から学びたい。

つまり、「あり得ない!」と思われることが、何度も厚顔無恥で繰り返されるうちに、いつの間にか「史実」になってしまう。そう、声を大きくした人が勝つのが国際社会の現実。正しいとか間違っているとかじゃなくて、間違っていることも正しくなるのだ。

大抵の場合に、武力を介して。

別にイスラム国に仕返しをしたいわけじゃない。もちろん、仕返しをすることに躊躇などしないが、それ以上に、「ここは見せ場」だから、かならず見せる、つまりshow of forceをしなければならないから。

国際社会が一丸となって、イスラム国の暴挙を絶対に許さないという断固たる意志を行動に移すことで、それが国際社会の現実となり、ひいては、国際法となり、そして、普遍の原理として国際社会の文化として根付いてくるよう働きかけなければならない。

イスラム国にすれば別のロジックがあるだろう。でもWho cares? 私と私の家族、愛する人々を含むパリ市民が安心して暮らしていくことができるパリにするためにも、私たちのロジックと価値観を何がなんでも通さねばならない。絶対に負けられないのだ。

そう、まさしく、戦争なのだ。
タグ:
パリ クリスマス パリのテロ 

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フランスの情報が満載です!
アクス
ラ・マルセイエーズを高らかに!
エリア:
  • ヨーロッパ>フランス>パリ
テーマ:街中・建物・景色 留学・長期滞在 歴史・文化・芸術 
投稿日:2015/01/16 14:08
コメント(0)
先週パリの出版社で起きたテロに対して100万人を超える人々が反対を表明する連帯デモをパリで展開。世界に先駆けて人権の重要性を世界に訴え、その権利保障を実現してきたフランスにおいて、今回のように言論の自由がある特定の宗教的信条により侵されるということは断じて許されることではない。

フランスでは革命を境に、ライシテと呼ばれる公共の場における宗教の禁止という、厳しい政教分離の制度が導入された。宗教は個々人のプライベートで行われるものであり、政治に限らず公共の場での宗教的言動は一切慎むというのが鉄則だ。

この鉄則を知ってか知らないでか堂々と違反しているのが、公共の場でスカーフやブルカを被って神秘なオーラをムンムン漂わせているイスラムの女性達・・。学校で被るのを許すかどうかで一時、国民的な議論を呼び、最終的に違法の判決が最高裁から下された。


アクス

この判決は、当たり前と言えば、当たり前。一つにして不可分の共和国であり続けるためには、個別の宗教の勝手気ままなmanifestationを許すわけにはいかない。フランスを含む欧州の国々は恐ろしい宗教戦争を経験し、政治と宗教を分離させることこそが地域の平和を確約するものだという原理を発見した。近代国家フランスの土台は、この原理に忠実であるわけだ。

とまあ、このような背景があることを理解しないと、なぜCharlie Hebdoがあそこまで辛辣な宗教風刺を連載し、脅迫を受けながらも編集長をはじめ体を張って言論の自由を追及する理由を理解できないと思う。

Charlie Hebdoの編集長は、以前のTIME誌の取材で「イスラムの脅威に屈するぐらいないなら、死んだ方がましだ。自分は死ぬまで戦う」と明言していたという。彼はその言葉通り最後の時を迎えた。共和国は、そして世界は、類い稀な人財を失ってしまった・・・。フランスの出版業界は連帯の精神を発揮し、協力してCharlie Hebdoの継続を図ったが、失った才能はあまりにも巨大で、その穴埋めは簡単ではないという・・・。

彼らは、まさしく、共和国とイスラムの最前線で戦いを続けていたのだ。共和国の土台を成す精神を冒涜する言動をためらいなく繰り返すイスラムに対し、風刺を通じて警告し続けたのだ。

これを個人の宗教の自由を無視する人権侵害だと考える人は、現代社会に生きる資格はないと思う。よそから勝手に国にやってきて、その国のルールを無視して自分の好き嫌いを主張し続け、注意すると反撃し、果ては殺人まで犯して平然としている人々をあなたは何と思うだろう?そんな人間も許し、その人権を尊重し、果ては、自分の働いたお金で養わねばならないのか?もし、日本が同じ状況に置かれたら、あなたは黙って受け入れるか?

フランスが置かれている状況はまさにこのような状況なのだ。フランスをこのような状況から救うために第一線で闘ってきたのが、このCharlie Hebdoなのだ。

私は最後に一言言いたい。イスラムよ、ペンにはペンで対抗しろと。

思想には思想で返し、勝負すべきではないのか。武器を持ち出した時点で、その教義の限界が明らかになる。イスラムに対する風刺にペンで対抗できないということは、その教義に限界があるのか、若しくは現代社会において通用性がないということになるのではないか。

今回の事件で短い生涯を終えた自由の戦士に永遠のオマージュを捧げ、ご家族や愛する方々に心からのお悔やみを申し上げる。
タグ:
移民問題 社会問題 フランスの現代史 フランス社会 パリのイスラム 

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サンタ2
サンタが街にやってきた!
エリア:
  • ヨーロッパ>フランス>マルセイユ
テーマ:街中・建物・景色 お祭り・イベント 歴史・文化・芸術 
投稿日:2014/12/09 16:21
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サンタ1

クリスマスシーズンになるとフランスで見かけるのが、「自殺するサンタ」・・・というのは冗談で、サンタの到来を知らせる人形です。写真のように窓からぶら下げられ、窓からサンタが入ってくる様子が演出されています。

全ての家に必ずしも煙突があるわけではない昨今においては、サンタは窓から入ってくることになっているようです。時代の変化に応じて、エピソードも柔軟にリバイズされます。

また、フランスの子供たちにとって、サンタのおじいさんはとても身近な存在で、シーズンが近付くと、街中にも馬車で登場してくれます。子供たち大喜びで、順番に馬車に乗せてもらい、握手やハグをしてもらいながら、24日の真夜中の再開を約束します。

サンタ2

我が家の娘もサンタさんに夢中で、今や、「サンタさんが来ないわよ!」という一言はマジックワード。この一言で全ての問題が解決されます。

因みに彼女がお願いしているのは「リボン」。幼稚園でお誕生日になると胸元に付けてもらえるリボンに魅せられている娘は、ピンクのリボンが欲しいのだそう。彼女は今年の4月から入れていただき、5月が誕生日だったので、自分に付けてもらった記憶がないみたい。可哀そう・・・(うるうる)。

「他には何もいらないの?」と何度尋ねても「リボンだけでいいの」と言い張る娘を見て、ああ、なんて純粋・・・という顔で私を睨みつける夫・・・(汗)。私だって、リボンだけで全くもって満足・・・gemmed with pink diamonds….customized by chez Cartier… やっぱり、純粋じゃなかったか・・(涙)。

いずれにせよ、サンタクロースは子供たちの夢とかきたて(ついでに大人の購買欲もかきたてる・・・)、一年の最後を華やかに締め括ってくれる素敵な存在。

我が家でもこのサンタさんマジックはいつまで続くか分かりませんが、素敵な思い出を沢山作っていきたいと思います。
タグ:
フランスのクリスマス ノエル サンタクロース 南フランスのノエル 南仏の冬 

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パリの夕暮れ
トワイライトパリ
エリア:
  • ヨーロッパ>フランス>パリ
テーマ:観光地 街中・建物・景色 歴史・文化・芸術 
投稿日:2014/12/09 16:10
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パリの夕暮れ

あっと言う間に2014年が終わろうとしています。この間2014年になったばかりだというのに、もうクリスマスを目前に控え、年の瀬も数週間後。

いよいよ12月に入り、パリもシャンゼリゼをはじめ街全体が美しくライトアップされて、クリスマスムード全開です。

クリスマスシーズンになると、日常生活全般における憤懣やるかたない非効率と時間の無駄、果てしなく続く税金のリストなど全て綺麗に忘れて、「ああ、やっぱりヨーロッパ、そしてパリこそが美の発祥・・」と、その美しさの前にただただひれ伏すばかりです。

先週末もイルミネーションに包まれるパリの街を車で走りながら、この類い稀なる美しさに一人酔いしれ、感動していました。

でも、イルミネーションのない夕暮れのパリも、これまた格別の趣を呈します。サンジェルマン・デ・プレから国会議事堂のあたりまで散歩し、アレクサンドル3世橋とエッフェル塔を撮ってみました。個人的に最も好きなアングルで、いわゆる「私のパリ」の一枚というやつです。

温かい間接照明がアパルトマンにまた一つと灯りはじめ、一日の疲れを癒す家族の団らんが始まる時間。ダウンタウンにもイルミネーションで溢れはじめ、大切な人と一緒に過ごすディナーや憩いのひと時が始まる時間でもあります。

社交好きなパリの人達の12月の予定は、一言で「クレイジー」・・・。大切な人々に贈るプレゼントを探したり、クリスマスのバカンスの予定を立てたり、立て続けに予定されるディナーの調整をしたりと、てんてこ舞い。

私は基本的に物に全く興味がないので、プレゼントされることは正直言って、キライです。別に拘りがあるわけではないのですが、「必要なものは自分で買うから勝手に買わないで」という可愛げのないタイプ・・・でも、これは私を含むほんのマイノリティであって、多くの人達は贈って贈られるのが大好き。このマジョリティの嗜好をリスペクトして、私も毎年、プレゼント確保に奔走しています!

でも、人のためにプレゼントを選ぶのは大好きです。贈る相手がプレゼントを手にして喜ぶ顔を予想しながらあれこれ考えるのは本当に楽しい。もう見ているだけで、お返しをしてもらったような気分になります。

こんな私たちのけなげな気持ちを察し、そして個人とビジネスの相互利益のために日本でよくある「クリスマス商戦」なるものはフフランスに存在しません。なぜなら、フランスでは政府が決めた時期にsold1(セール)を開催せねばならず、それ以外で実施する場合には事前に申請する必要があるようです。今年は景気が悪いから早めにsold開始というわけにはいかず、全国一斉に年明けに開始と相成るわけです。これは夏場も同じこと。

Soldはもう少し先のことだけど、このクリスマスシーズンの華やかさ、活気、そして、そこかしこで展開される慈善活動の数々を見るにつけ、パリのクリスマスは人の心を温かくしてくれるものがあるような気がします。

大陸特有のクリスピー(乾燥した・・)な冷気のなかで、この温かい気持ちを感じる時、ヨーロッパで迎えるクリスマスを実感します。
タグ:
パリ 冬のパリ フランス観光 エッフェル塔 セーヌ川 

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