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- フランスで必要ないおしゃれ・・・
-
エリア:
- ヨーロッパ>フランス>マルセイユ
- テーマ:街中・建物・景色 留学・長期滞在 旅行準備
- 投稿日:2012/09/18 19:08
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昨日テレビドキュメンタリーで、マルセイユの繁華街をはじめ、市内の各地でゴールドのアクセサリーがひったくられ、持ち主が大怪我を追う事件が相次いでいることが報道されていました。
15-8歳ぐらいの少年3人がグルになって襲うというのが相場らしく、ナオイユ地区などダウンタウンの中心部をうろついて、獲物に狙いをつけて尾行し、人通りが少なくなった場所に来たら、タック!と襲いかかって奪い取るとのことです。
被害を受けた14歳の少女、70歳にもなろうかというおじいさん、女性など、いわゆる社会の弱者といわれる人々に狙っているようです。
70歳ぐらいのおじいさんは、顔面をひどく殴られ血まみれで、手の骨なども折れたとか・・・。
でも、血まみれになって終わるのはまだマシなほうで、ひどいのになると、骨折、指を切り取られる、果ては殺されたりするケースも多々あるとのこと。
因みに、そこまでして獲得したお宝はといえば、1万円も払えば購入できる薄っぺらな金のブレスレット、5000円ぐらいのゴールド・イヤリング・・・・・などです・・。
我々日本人の感覚からすれば、人を傷つけ、窃盗行為を働き、果ては殺人を犯してまで入手すべきものか??・・・と理解に苦しむところですが、多発しているところをみると、価値あるものとみなされているようです。
マルセイユの繁華街には、いたるところに「金買取」の店があります。貴金属ではなくて、「Or」と限定しているところからも、金に限定して買取をしているようです。
盗品は直ちに金買取ショップに持っていかれ、換金されます。昨今の金相場の高騰を繁栄して良い値で取引されているようではありますが、薄っぺらなゴールド・アクセサリーを売って、どれだけの現金を期待できるのだろう・・・と思ってしまいます。
このようなひったくり犯罪の裏には、マルセイユに限らず、フランス全土に広がる貧困があることは確かです。
地下鉄などに乗ると、日本では見かけない、明らかに貧しい身なりの人々が多数乗車しているのに気がつきます。乞食とまではいかずとも、極度の貧困状態にあることは明らかです。
夏場になると、道端でも、犬と一緒に座り込んで物乞いするヒッピーもどきの若者やホームレスを至るところでみかけます。
また、これもテレビ報道で知ったことですが、閉店間近になるとスーパーの前に人々が待ち構え、賞味期限の品物が店先のゴミ箱に捨てられるのを群れを成して待ち構えていいます。捨てられるがいなや、目当ての商品を獲得しようと先を争ってゴミ箱にたかります。
もっとも、集団にならずとも、ゴミ箱を漁っている人は各地で見かけるので、もはや珍しい光景ではなく、フランスの一般的な原風景になりつつありますが・・・・。
ゴミ箱に限らずとも、貧困層向けに無料で配布されている品物を売り買いするマーケットが存在するのも、今では市民の知るところです。
なんでも、無料で配布される品物が大量であることから使いきれず、残ったものを一般市民に安価で売りつけ、小銭を稼いでいるようです。無駄なものがハンドアウトされ、しかもそれが売り買いされているだなんて、日々まじめに働き税金を納めている人間としては腹立たしい限りです・・・。
因みに、テレビ関連に勤めている友人から聞いたところによると、この件が報道されて以来、マーケットの規模が拡大したらしいです。より多くの一般市民の知るところとなり、そこに買い付けに行く人が増え、商売繁盛だとのことでした・・・。
そして、貧困地域では麻薬が蔓延していることから、問題が更に複雑化しています。
麻薬の蔓延は、貧困の常態化を約束するもので、同時に犯罪の頻発を促します。麻薬中毒になれば教育を受けることはおろか、定職に就くこともままならず、その上、麻薬を求めて犯罪に走るからです。
しかし、ひとえには、麻薬の摘発をあえてしないことが政府の方針としてあるとも言われています。
貧困地域の失業率は把握されているだけでも60%を超えているらしく、そうなると、実質的にほぼ全ての住人が無職ということになります。彼らの状況が改善する見込みはまずなく、そうであれば、麻薬で「眠った状態」にしておくのがベストだと判断されているとのことです。下手に「目覚めて」問題に気付き、大規模な暴動を起こされるよりましだということです。
しかしながら、そうもいえない状況が出てきました。
先日、マルセイユの危険地区とみなされている14区に軍隊が投入され、犯罪撲滅と治安維持に乗り出す旨が発表されました。警察の力では多発する犯罪と蔓延る無秩序についてどうすることもできず、ついに軍隊が投入されることになったのです!
マルセイユの14区は、いわばパリのバンリュー(郊外)のようなもので、住民の間では「危険・立ち入り禁止」地区として認識されています。
ルーマニアなどの東欧地域がEUに加盟した頃から小銃が容易に入手可能となり、今では、ほぼ毎日のようにカラシニコフによる殺人事件が起きています。国境の廃止により、人のみならず武器の移動も容易になりました。
そのため、以前は、銃撃事件といえばマフィア間の銃撃戦であったのが、マフィアが去って以来(なぜ去ったのかは、ちょっと分かりません・・・)、一般住民同士の小競り合いで頻繁に登場するようになりました。望めば二束三文で入手できるらしく、マルセイユでは、予想を遥かに上回る数の小銃が一般の人々の手に渡っています。
メディアに大々的に取り上げられた事件としては、マルセイユの旧港地区にある有名なレストランのオーナーが小競り合いに巻き込まれたとかで、カラシニコフの流れ弾に当って亡くなったことが挙げられます。良く知っているレストランだけに、私もショックを受けました。
マルセイユに長く暮らす人々は、このような状況を目にして、とても残念がっています。14区もひと昔前までは、安全な住みやすい地域だったのに、80年代頃から移民が激増し、貧困が状態化して、今では地上の地獄と化した・・・と嘆いています。
とまあ、貧困から始まって、これが元で麻薬が蔓延り、犯罪が多発し、ついには小銃まで氾濫し始めたことから、ついに軍隊が投入されることになったわけです。マルセイユが犯罪都市として世界に名を馳せるようになる前に手を打とうということでしょうか。
来年2013年には、欧州の文化都市となるマルセイユですが、それまでになんとか街を一掃して、その役割に相応しい都市へと変貌を遂げてもらいたいものです。
冒頭で述べたゴールドのひったくりですが、マルセイユをはじめフランスに来れれる日本人の方々は、十分に気をつけてください。できれば、貴金属類は全て取り外して来られるのがベストだと思います。
おしゃれをしてパリをはじめフランスを楽しみたい方は、車を貸しきるかタクシーを利用してください。おしゃれな身なりでフランスを訪れ、この国が提供するルクスを堪能する観光客の間ではマストです。
ファッションの国フランスでは、なぜかおしゃれは必要どころか命取りになる可能性があるからです・・・あまりにも皮肉なことに・・・・。
15-8歳ぐらいの少年3人がグルになって襲うというのが相場らしく、ナオイユ地区などダウンタウンの中心部をうろついて、獲物に狙いをつけて尾行し、人通りが少なくなった場所に来たら、タック!と襲いかかって奪い取るとのことです。
被害を受けた14歳の少女、70歳にもなろうかというおじいさん、女性など、いわゆる社会の弱者といわれる人々に狙っているようです。
70歳ぐらいのおじいさんは、顔面をひどく殴られ血まみれで、手の骨なども折れたとか・・・。
でも、血まみれになって終わるのはまだマシなほうで、ひどいのになると、骨折、指を切り取られる、果ては殺されたりするケースも多々あるとのこと。
因みに、そこまでして獲得したお宝はといえば、1万円も払えば購入できる薄っぺらな金のブレスレット、5000円ぐらいのゴールド・イヤリング・・・・・などです・・。
我々日本人の感覚からすれば、人を傷つけ、窃盗行為を働き、果ては殺人を犯してまで入手すべきものか??・・・と理解に苦しむところですが、多発しているところをみると、価値あるものとみなされているようです。
マルセイユの繁華街には、いたるところに「金買取」の店があります。貴金属ではなくて、「Or」と限定しているところからも、金に限定して買取をしているようです。
盗品は直ちに金買取ショップに持っていかれ、換金されます。昨今の金相場の高騰を繁栄して良い値で取引されているようではありますが、薄っぺらなゴールド・アクセサリーを売って、どれだけの現金を期待できるのだろう・・・と思ってしまいます。
このようなひったくり犯罪の裏には、マルセイユに限らず、フランス全土に広がる貧困があることは確かです。
地下鉄などに乗ると、日本では見かけない、明らかに貧しい身なりの人々が多数乗車しているのに気がつきます。乞食とまではいかずとも、極度の貧困状態にあることは明らかです。
夏場になると、道端でも、犬と一緒に座り込んで物乞いするヒッピーもどきの若者やホームレスを至るところでみかけます。
また、これもテレビ報道で知ったことですが、閉店間近になるとスーパーの前に人々が待ち構え、賞味期限の品物が店先のゴミ箱に捨てられるのを群れを成して待ち構えていいます。捨てられるがいなや、目当ての商品を獲得しようと先を争ってゴミ箱にたかります。
もっとも、集団にならずとも、ゴミ箱を漁っている人は各地で見かけるので、もはや珍しい光景ではなく、フランスの一般的な原風景になりつつありますが・・・・。
ゴミ箱に限らずとも、貧困層向けに無料で配布されている品物を売り買いするマーケットが存在するのも、今では市民の知るところです。
なんでも、無料で配布される品物が大量であることから使いきれず、残ったものを一般市民に安価で売りつけ、小銭を稼いでいるようです。無駄なものがハンドアウトされ、しかもそれが売り買いされているだなんて、日々まじめに働き税金を納めている人間としては腹立たしい限りです・・・。
因みに、テレビ関連に勤めている友人から聞いたところによると、この件が報道されて以来、マーケットの規模が拡大したらしいです。より多くの一般市民の知るところとなり、そこに買い付けに行く人が増え、商売繁盛だとのことでした・・・。
そして、貧困地域では麻薬が蔓延していることから、問題が更に複雑化しています。
麻薬の蔓延は、貧困の常態化を約束するもので、同時に犯罪の頻発を促します。麻薬中毒になれば教育を受けることはおろか、定職に就くこともままならず、その上、麻薬を求めて犯罪に走るからです。
しかし、ひとえには、麻薬の摘発をあえてしないことが政府の方針としてあるとも言われています。
貧困地域の失業率は把握されているだけでも60%を超えているらしく、そうなると、実質的にほぼ全ての住人が無職ということになります。彼らの状況が改善する見込みはまずなく、そうであれば、麻薬で「眠った状態」にしておくのがベストだと判断されているとのことです。下手に「目覚めて」問題に気付き、大規模な暴動を起こされるよりましだということです。
しかしながら、そうもいえない状況が出てきました。
先日、マルセイユの危険地区とみなされている14区に軍隊が投入され、犯罪撲滅と治安維持に乗り出す旨が発表されました。警察の力では多発する犯罪と蔓延る無秩序についてどうすることもできず、ついに軍隊が投入されることになったのです!
マルセイユの14区は、いわばパリのバンリュー(郊外)のようなもので、住民の間では「危険・立ち入り禁止」地区として認識されています。
ルーマニアなどの東欧地域がEUに加盟した頃から小銃が容易に入手可能となり、今では、ほぼ毎日のようにカラシニコフによる殺人事件が起きています。国境の廃止により、人のみならず武器の移動も容易になりました。
そのため、以前は、銃撃事件といえばマフィア間の銃撃戦であったのが、マフィアが去って以来(なぜ去ったのかは、ちょっと分かりません・・・)、一般住民同士の小競り合いで頻繁に登場するようになりました。望めば二束三文で入手できるらしく、マルセイユでは、予想を遥かに上回る数の小銃が一般の人々の手に渡っています。
メディアに大々的に取り上げられた事件としては、マルセイユの旧港地区にある有名なレストランのオーナーが小競り合いに巻き込まれたとかで、カラシニコフの流れ弾に当って亡くなったことが挙げられます。良く知っているレストランだけに、私もショックを受けました。
マルセイユに長く暮らす人々は、このような状況を目にして、とても残念がっています。14区もひと昔前までは、安全な住みやすい地域だったのに、80年代頃から移民が激増し、貧困が状態化して、今では地上の地獄と化した・・・と嘆いています。
とまあ、貧困から始まって、これが元で麻薬が蔓延り、犯罪が多発し、ついには小銃まで氾濫し始めたことから、ついに軍隊が投入されることになったわけです。マルセイユが犯罪都市として世界に名を馳せるようになる前に手を打とうということでしょうか。
来年2013年には、欧州の文化都市となるマルセイユですが、それまでになんとか街を一掃して、その役割に相応しい都市へと変貌を遂げてもらいたいものです。
冒頭で述べたゴールドのひったくりですが、マルセイユをはじめフランスに来れれる日本人の方々は、十分に気をつけてください。できれば、貴金属類は全て取り外して来られるのがベストだと思います。
おしゃれをしてパリをはじめフランスを楽しみたい方は、車を貸しきるかタクシーを利用してください。おしゃれな身なりでフランスを訪れ、この国が提供するルクスを堪能する観光客の間ではマストです。
ファッションの国フランスでは、なぜかおしゃれは必要どころか命取りになる可能性があるからです・・・あまりにも皮肉なことに・・・・。
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蜩の 鳴きごえ閑ずむ 夕空に 名残惜しげな かすれ雲かな
夏場のフランスで夕暮れ時となるのは、場所によっても若干の違いがありますが、ほぼ夜の9時過ぎになります。
6月が最も日が長いようで、南フランスでは夜の10時ぐらいになってようやく薄暗くなり、日の入りの始まりとなります。
8月末の現在では、日は確実に短くなっており、8時半ぐらいになると薄暗くなります。日本で夜8時過ぎといえば真っ暗ですが、ここでは、暮れなずむ時間となります。
しかし、ここでは、夕暮れがあまりにもあっけなく終わるような気がします。
日本人は、夕焼け小焼けなど夕暮れを形容する様々な言葉があることからも、、夕暮れという現象に関心を払い、「果てゆく」一日を感傷でもって捉えていたような気がします。
実際に、日本の夕暮れは気候のせいか、一日の他のどの時間にも見られない面持ちを呈します。
日が傾き、青かった空が徐々に茜に染まり、なうらびれた鈍色の陽光と混じりながら闇と化していくのを見ていると、なんとも言えない切ない気持ちになります。
「ああ、一日が終わってしまう・・・・」という、愁いを帯びた思いは、多くの日本人が感じる気持ちだと思います。
朽ちゆくものに対して「もののあはれ」を感じる日本人の心に、夕暮れはジーンと響いてくるようです。
この日本の夕暮れと対照的なのが、ここ南仏の夕暮れのような気がするのです。
先にも書きましたが、晴天に陰りが見えたかと思いきや、いきなり夜の帳がドーンと下り、あたりを漆喰の闇に包み込んでしまうのが南フランスの夕暮れです。
南フランスの気候と同様に、一日も明るいか暗いかどちらかの両極端で動きます。
日中、これでもかとボルテージ最高の状態で燦々と照りつけたため、一日が終わる頃には疲労困憊し、太陽も取るもの取らずそそくさと家路に着いてしまう・・・という感じです。
で、夕暮れもそこそこ、あっけなく日が暮れる・・・という現象になるような気がします。
そのため、ここに住んでいると、若干ウエットな感傷に浸ることのできる日本の夕焼けが恋しくなります。
ただ、紺碧の空が深いブルーに染まっていく過程はとても美しいと思います。乾いた気候でないと、このような空の色は出ないのではないかと私は勝手に理解していますが・・・。
ということで、ここで夕暮れ時が来たのを知る唯一の手段は公園の賑わいになります。
子供の笑い声に満ち溢れていた公園は、午後の7時を過ぎるから静かになり、8時には閑散とします。
夏休みが終わって学校が始まる9月になると、もっと早く静かになります。
南フランスにも爽やかな秋の訪れが予感されます。
夏場のフランスで夕暮れ時となるのは、場所によっても若干の違いがありますが、ほぼ夜の9時過ぎになります。
6月が最も日が長いようで、南フランスでは夜の10時ぐらいになってようやく薄暗くなり、日の入りの始まりとなります。
8月末の現在では、日は確実に短くなっており、8時半ぐらいになると薄暗くなります。日本で夜8時過ぎといえば真っ暗ですが、ここでは、暮れなずむ時間となります。
しかし、ここでは、夕暮れがあまりにもあっけなく終わるような気がします。
日本人は、夕焼け小焼けなど夕暮れを形容する様々な言葉があることからも、、夕暮れという現象に関心を払い、「果てゆく」一日を感傷でもって捉えていたような気がします。
実際に、日本の夕暮れは気候のせいか、一日の他のどの時間にも見られない面持ちを呈します。
日が傾き、青かった空が徐々に茜に染まり、なうらびれた鈍色の陽光と混じりながら闇と化していくのを見ていると、なんとも言えない切ない気持ちになります。
「ああ、一日が終わってしまう・・・・」という、愁いを帯びた思いは、多くの日本人が感じる気持ちだと思います。
朽ちゆくものに対して「もののあはれ」を感じる日本人の心に、夕暮れはジーンと響いてくるようです。
この日本の夕暮れと対照的なのが、ここ南仏の夕暮れのような気がするのです。
先にも書きましたが、晴天に陰りが見えたかと思いきや、いきなり夜の帳がドーンと下り、あたりを漆喰の闇に包み込んでしまうのが南フランスの夕暮れです。
南フランスの気候と同様に、一日も明るいか暗いかどちらかの両極端で動きます。
日中、これでもかとボルテージ最高の状態で燦々と照りつけたため、一日が終わる頃には疲労困憊し、太陽も取るもの取らずそそくさと家路に着いてしまう・・・という感じです。
で、夕暮れもそこそこ、あっけなく日が暮れる・・・という現象になるような気がします。
そのため、ここに住んでいると、若干ウエットな感傷に浸ることのできる日本の夕焼けが恋しくなります。
ただ、紺碧の空が深いブルーに染まっていく過程はとても美しいと思います。乾いた気候でないと、このような空の色は出ないのではないかと私は勝手に理解していますが・・・。
ということで、ここで夕暮れ時が来たのを知る唯一の手段は公園の賑わいになります。
子供の笑い声に満ち溢れていた公園は、午後の7時を過ぎるから静かになり、8時には閑散とします。
夏休みが終わって学校が始まる9月になると、もっと早く静かになります。
南フランスにも爽やかな秋の訪れが予感されます。
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目が合えば にっこり笑って ボンジュール さらりと過ぎる やさしい時間
フランスに住み始めた外国人が最初に驚くのが、フランス人は知らない人に対しても「ボンジュール」と笑顔で挨拶をするということ。
個人主義、無愛想、神経質などなど、親しげな言動とはかけ離れたイメージが定着しているフランス人ですが、挨拶に関しては別のようです。
もしかしたら、個人主義で、無愛想で、神経質だからこそできることかもしれませんが・・・。それぞれが自分可愛さのために、公共の場を少しでも心地よい空間にしようという各自の努力の表れということでしょうか。
お店でも、入る時には「ボンジュール」、出る時には「オボワール:さようなら」を欠かしません。店員や店主と知り合いでもなんでもないのに、既に知り合いであるかのように、目を見て笑顔で挨拶をします。
道を歩いている時でも、目が合えば、にっこり笑って挨拶を交わします。もちろん、知り合いでない人にでも。
交差点で信号待ちの時には、ボンジュール以上の会話に発展することもよくあります。私のようにベビーカーを押している者であれば、赤ちゃんの話題で盛り上がったりします。
そして信号が青に変われば、「オボワール:さようなら」「ヴー・パッセ・ラ・ボンジュルネ:よい一日でありますように」など、ありきたりの別れの挨拶をさらりと交わして、それぞれの道を急いでいきます。
何でもないちょっとしたことですが、気持ちが和らぎ、優しい気持ちで心が満たされるのが感じられます。
みなさんも、フランスに来られた時には、目が合えば、微笑みを湛えて「ボンジュール」と言ってみてください。相手も同じように、控えめだけど温かみのある笑顔で「ボンジュール・マダム/ムッシュー」と返してくれるはずです。
心と心がさらりと触れ合う優しい時間。ボンジュールの魔法というところでしょうか。
フランスに住み始めた外国人が最初に驚くのが、フランス人は知らない人に対しても「ボンジュール」と笑顔で挨拶をするということ。
個人主義、無愛想、神経質などなど、親しげな言動とはかけ離れたイメージが定着しているフランス人ですが、挨拶に関しては別のようです。
もしかしたら、個人主義で、無愛想で、神経質だからこそできることかもしれませんが・・・。それぞれが自分可愛さのために、公共の場を少しでも心地よい空間にしようという各自の努力の表れということでしょうか。
お店でも、入る時には「ボンジュール」、出る時には「オボワール:さようなら」を欠かしません。店員や店主と知り合いでもなんでもないのに、既に知り合いであるかのように、目を見て笑顔で挨拶をします。
道を歩いている時でも、目が合えば、にっこり笑って挨拶を交わします。もちろん、知り合いでない人にでも。
交差点で信号待ちの時には、ボンジュール以上の会話に発展することもよくあります。私のようにベビーカーを押している者であれば、赤ちゃんの話題で盛り上がったりします。
そして信号が青に変われば、「オボワール:さようなら」「ヴー・パッセ・ラ・ボンジュルネ:よい一日でありますように」など、ありきたりの別れの挨拶をさらりと交わして、それぞれの道を急いでいきます。
何でもないちょっとしたことですが、気持ちが和らぎ、優しい気持ちで心が満たされるのが感じられます。
みなさんも、フランスに来られた時には、目が合えば、微笑みを湛えて「ボンジュール」と言ってみてください。相手も同じように、控えめだけど温かみのある笑顔で「ボンジュール・マダム/ムッシュー」と返してくれるはずです。
心と心がさらりと触れ合う優しい時間。ボンジュールの魔法というところでしょうか。
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満天の 蒼がまぶしき 夏空に ゆったり輪を描く 一羽のかもめ
青空をキャンバスにかもめがゆっくりを白い輪を描いては飛び去っていく・・・地中海の原風景です。
空と地中海が一体化し、静かな蒼の世界が目の前に広がり、そのなかで唯一動いているものは自分とかもめだけです。
南フランスの海岸沿いに都市が興ったのはギリシャ時代に遡りますが、それ以前ののどかな時代には、まさに、海と空とかもめとそれを見ている自分以外は何もない世界だったのだろうと想像します。
この写真はマルセイユの高台にあるノートルダム・ド・ラ・ギャルドから写したものです。地上の喧騒から離れ、海と空の神秘を堪能するには格好の場所だといえます。
ぜひ一度訪れて、地中海のパノラマ・ビューを堪能してみてください。
自然がこんなにも美しいものだったのか・・・と生きることの喜びを心の底から感じることができますよ。
青空をキャンバスにかもめがゆっくりを白い輪を描いては飛び去っていく・・・地中海の原風景です。
空と地中海が一体化し、静かな蒼の世界が目の前に広がり、そのなかで唯一動いているものは自分とかもめだけです。
南フランスの海岸沿いに都市が興ったのはギリシャ時代に遡りますが、それ以前ののどかな時代には、まさに、海と空とかもめとそれを見ている自分以外は何もない世界だったのだろうと想像します。
この写真はマルセイユの高台にあるノートルダム・ド・ラ・ギャルドから写したものです。地上の喧騒から離れ、海と空の神秘を堪能するには格好の場所だといえます。
ぜひ一度訪れて、地中海のパノラマ・ビューを堪能してみてください。
自然がこんなにも美しいものだったのか・・・と生きることの喜びを心の底から感じることができますよ。
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- 南フランス プロヴァンス フランス観光 世界遺産 リゾート
涼やかな 潮風たどりて 見下ろせば 蒼さが揺らぐ 夏の夕暮れ
抜けるように真っ青な空と海がどこまでも続く南フランスの海岸。夕暮れ時が近づくにつれて、ゆっくりと色褪せ、やがて一日のフィナーレを飾るかのごとく、あたり一面が黄金に輝く瞬間が訪れます。その後、ようやく夕闇が地中海を覆いつくします。
夏の地中海が暮れなずむのは、夜の9時半頃です。10時を過ぎてようやく夕闇のなかに落ち着きます。
それまでは、太陽を楽しもうと海へ繰り出す人々でごった返し、辺りは喧騒の波に飲み込まれます。
因みに、今年は、オーランド大統領もヴァレリーさんと一緒に南フランスで一週間ほどヴァカンスを楽しむとのことです。あ、現在とっているのかな。
なんでも、「ヴァカンス・ノーマル」だそうです・・・・。リッチなお友達の豪華ヨットで地中海をクルージングし、マヨルカあたりのにある別荘で過ごす前大統領のヴァカンスとは違うとのこと。地中海沿岸の小さな村でひっそりとるのでしょうか。。。。プレジデント・ノーマルがとるヴァカンスですから・・・。
さて、マルセイユのビュー・ポートもご他聞に漏れずで、シャトー・ディフを訪れる観光客やヨットでクルージングに出かける人々で大いに賑わっています。
しかし、夜の帳が下りる頃には、日中の喧騒がうそのように静かになります。
人々はオレンジの暖かい光が灯るレストランやカフェへと吸い寄せられ、海岸沿いには黄昏のなかで散歩する人々がちらほら散見されるばかりとなります。
海岸に打ち寄せるさざ波の音だけが聞こえるのみで、夜の闇に包まれていきます。
黄金色から朱色に変わり、やがて濃い蒼色に包まれ、暗闇へと沈んでいく地中海。
その移り変わりは、人間の歴史の興亡を映し出しているようです。
抜けるように真っ青な空と海がどこまでも続く南フランスの海岸。夕暮れ時が近づくにつれて、ゆっくりと色褪せ、やがて一日のフィナーレを飾るかのごとく、あたり一面が黄金に輝く瞬間が訪れます。その後、ようやく夕闇が地中海を覆いつくします。
夏の地中海が暮れなずむのは、夜の9時半頃です。10時を過ぎてようやく夕闇のなかに落ち着きます。
それまでは、太陽を楽しもうと海へ繰り出す人々でごった返し、辺りは喧騒の波に飲み込まれます。
因みに、今年は、オーランド大統領もヴァレリーさんと一緒に南フランスで一週間ほどヴァカンスを楽しむとのことです。あ、現在とっているのかな。
なんでも、「ヴァカンス・ノーマル」だそうです・・・・。リッチなお友達の豪華ヨットで地中海をクルージングし、マヨルカあたりのにある別荘で過ごす前大統領のヴァカンスとは違うとのこと。地中海沿岸の小さな村でひっそりとるのでしょうか。。。。プレジデント・ノーマルがとるヴァカンスですから・・・。
さて、マルセイユのビュー・ポートもご他聞に漏れずで、シャトー・ディフを訪れる観光客やヨットでクルージングに出かける人々で大いに賑わっています。
しかし、夜の帳が下りる頃には、日中の喧騒がうそのように静かになります。
人々はオレンジの暖かい光が灯るレストランやカフェへと吸い寄せられ、海岸沿いには黄昏のなかで散歩する人々がちらほら散見されるばかりとなります。
海岸に打ち寄せるさざ波の音だけが聞こえるのみで、夜の闇に包まれていきます。
黄金色から朱色に変わり、やがて濃い蒼色に包まれ、暗闇へと沈んでいく地中海。
その移り変わりは、人間の歴史の興亡を映し出しているようです。
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